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味わって欲しい
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雅和は、考えていた。なぜ、ここに? たしかに連絡はあった。『仕事が終わったら、彼女と来なさい』と。会長であり、自分の父親から。久しぶりの電話だった。
彼女にも、一緒に来て欲しいというと二言返事で了解してくれた。
「おっきなお家ですね?」
「んっ」
久し振りの本家に、見事に口調は「んっ」状態に戻った。彼女の小さな手を握り立派な門構えの入り口に立つと、「お入りください」と声がし迎えが来ていた。
「お久しぶりです、雅和様」
「んっ」
「そちらが……お初にお目にかかります。坂口家に仕える山井と申します。気軽に、山ちゃんと呼んでくさい」
「……やま、ちゃん?」
「あぁ、なんと愛らしいお方でしょう!! 旦那さま方も喜びます!!」
「んんーーー」
「失礼しました。では、ご案内いたします」
山ちゃんこと、山井は軽いスキップを踏みながら屋敷へと案内していく。軽いステップすら……踏んでいる。
理人といい、朝といい……なんで自分の周りには、こうもへんてこな人間が多いんだろう? と、雅和は思っている。しかし、彼も充分そうなのだが……。
「旦那さまぁーー!! 奥様ーー!! 山ちゃん戻りましたぁ!!」
「おーっ、大役ご苦労だぞ。山ちゃん!!」
「あらあら、どうしたの? 悦びの舞だなんて?」
「初めまして、沢絵里です」
「「「っっっ!!!!」」」
小さな女性が挨拶をすると、応接間に居た山ちゃんはじめ、旦那さまと奥様はきゃっきゃっと悦び始める。奥様は、絵里の手を握り涙を流し、「嬉しいわぁ」「雅ちゃんと一緒に居てね」と言う。
山ちゃんは……涙しながら、優雅にくるくると回りつつステップを軽やかに踏み悦びの舞。
旦那さま=父は、大泣きして「雅くんがぁ」と言っている。
コレが、自分の両親だっただろうか? と、男は見てボンヤリする。絵里は戸惑いつつも、彼の母と手を握って「私も一緒に居たいです」と。
悦びの対面をした両親達と改めて食事を一緒にした。週末という事もあり、「泊まっていきなさい」と話しは進み。部屋が既に用意されており一緒に泊まることになった。
なにか、既に決まっている感がひしひしと伝わっていたが。そこは考えないようにした。雅和は。
綺麗に手入れされている部屋は、誰か来ても快適に過ごせるようにとなっている。華美すぎない調度品に、大きなベッド。座り心地の良さそうなソファ。窓際には、テーブルと椅子が2脚。 部屋の中にバスルームもトイレもあった。
ベッド横のチェストの引き出しを引くと……雅和は、少しひいた。色んな意味で、ひいた。
自分の使い勝手の良いコンドームがあったからだ。
ーーコレは……使って……いいよな? ーー
パタンと引き出しをゆっくり押し戻した。
「雅和さん、着替えもありました」
「んっ」
「お風呂……先に入ります?」
「んんっ」
「えっ、一緒? ですか……」
「んっ?」
「いや、じゃない……です」
会話が不思議と成り立つ2人。雅和は、彼女を抱きかかえて一緒にバスルームへと脚を運ぶ。既に湯は張られている。
彼女は耳を紅くしながら背を向けて、着ていたワンピースを脱ぎ始めた。小さな背に、綺麗な曲線の身体。長めの髪の毛は纏めていたのを、ゆっくりと解く。流れるようにおりていく髪の毛が、愛おしく感じ優しく一房つかみ口づける。
ビクリと身体を震わせ、男に後ろから抱き締められる。すでに昂ぶっている雄が感じられ、下腹部の中心が疼く。
「入る」
「あっ、はい」
彼に誘われ、一緒にバスルームで身体を洗い湯に浸かる。程よい温度で、心地よく彼に背を預けている。とても安心する、と絵里は思った。
とても大きい身体で逞しい彼は、彼女の首筋をゆっくりとキスをしながら可愛がる。
ーー風呂ではしないようにしないとーー
そう考え、身体を温め湯冷めしないようにと彼女の身体を綺麗に拭き一緒にベッドに向かった。
ベッドにいる彼女は綺麗だった。用意されたネグリジェを身に纏い、小さな胸の頂きを尖らせている。頬を染め、少し身体を寄せて来ている愛らしい行為に彼は激しく胸を鳴らす。
ドクドクと雄に全て血が集まっていく。彼女の唇にキスをし、舌を滑り込ませて愛撫するように……。小さな舌が彼に応えていく。腕を彼の大きな背中にまわして、離さないで欲しいと云う。
雅和は、キスをしながら彼女の柔らかい胸を揉みしだき刺激する。小さな唇から甘い声が漏れ啼いている。もっと啼いている声を聴きたいと、愛撫をし続ける。
秘部を潤い蜜が溢れるのを感じている絵里は、彼の優しく激しい愛撫に翻弄されている。
「っあ、んぅ……んぁ、ぁあ……雅和さん」
「絵里、可愛い……もっと、喰べたい……んんっ」
喰べて良い? 可愛いなどと、繰り返して絵里の全てを食べ尽くし始める。蹂躙するのではなく、愛おしく優しく、激しく……彼女を求めていく。
絵里の中で、なにかを感じ始めているように彼も感じ始めていた。ただ、彼女を抱いて満たされたいだけでなく、心も満たされたいと……。それは、絵里も同じだった。初めてのキスに、全ての行為も雅和が初めてで、女としてでなく……初恋というものを、彼に対して持っていることに気づき始めた。
一緒に居たい、居て欲しい。傍に……彼の傍に。ずっとずっと、身も心も……全てを味わい尽くされながら……。
「……って欲しいです……」
「んっ? 今……なんて?」
「味わって欲しいです。たくさん……」
「っっっっ!!!!!!!!!」
「雅和さんに……たくさん……んっんんっ!!」
「んっぅ……ダメだよ? そんなに煽ったら……本当の本当に……もぅ、ダメだ……我慢、無理!!」
無理!! と、言いながら。今まで何を我慢していたのか……というか……雅和の愛撫の激しさや濃度がいっそうましていく。翻弄される以上に、呑まれて呑み込まれ、堕とされていく。
絵里は、囚われた状態から逃れることもせず、彼を受け容れていく。抗うそぶりもなく、堕ちていく姿が色香を増し彼を刺激していく。
全て残さず、雅和は彼女を味わい尽くし始める。自分の番としてだけでなく、なにか、もっと深い繋がりを求めるように彼女に……。
下腹部の熱い疼きに彼女は刺激され、彼の昂ぶりを受け容れた瞬間に、達して喘ぎ啼き咽ぶ。そのまま、彼は激しく、優しく。緩急をつけながら、彼女を刺激しながら唇を味わう。
キスをされながら、全身を大きな手で包み込まれながら愛撫され、下腹部すらも……どこも逃げることも出来ない、彼に食べ尽くされ続ける状態が続く。
「っあ、はぁ、あぁ!! んぅ、雅和さぁん!! もぅ、あっ、あぁあぁあぁ!!」
「ぅくっ、はぁはぁ、絵里!! もっと、もっと味わいたい!! あぁ、絵里!!」
「ひぁ、あぁん!! もっ、あぁ、らめぇ!!」
「可愛い……あぁ、絵里……くぅ、イクっ!! 一緒に、イこう? また、一緒に……」
「あっあぁぁあぁ!!」
絵里の絶頂の声を挙げると、雅和も一緒に達する。何度目のラウンドだか、絵里は分からない。初めての第○ラウンドは、超えた……。
その夜、というより……夜明け近くになっていたようで、絵里は気絶するように雅和に抱かれて眠った。
彼は、初めて味わい尽くせた彼女をいたわりながら抱き締め眠った。
翌朝、遅くの朝食を部屋に運んで貰うと……山ちゃんこと、山井は。とぉーーーーっても、喜んで柔やかな。柔やか過ぎて恐いくらいの笑顔で扉をしめた。
「連休はまだありますので、ごゆっくりしてください」
と、去り際に言い残して……。
雅和は、その言葉に……存分に、甘えた。連休明け前の最後の休みは、絵里の身体を労って控えめにシタ。彼にしては、の控えめ。絵里にとっては、味合われた方……味わい尽くされてはいなかったが……味合われました。
彼に存分喰われないと、寂しく感じ始めている気持ちが彼女の中で少しでてきていた。
ーー雅和さんに……もっと、喰べられたいーー
彼の実家から一緒に住む絵里のマンションで、一緒に夕飯を食べながら……ふと、そう頭の中に過ぎった。小さくかぶりをふりながらも、彼を見つめてしまう。
あの、獣のようになる彼の瞳。どう猛さを孕んでいるけど、優しい瞳。もっと、もっと……そう思うほど、身体が粟立って彼を胡乱だ瞳で見つめていた。
早鐘を打つ心臓の鼓動が、彼に伝わっているかのように彼は彼女の好きな瞳で見つめていた……。
彼女にも、一緒に来て欲しいというと二言返事で了解してくれた。
「おっきなお家ですね?」
「んっ」
久し振りの本家に、見事に口調は「んっ」状態に戻った。彼女の小さな手を握り立派な門構えの入り口に立つと、「お入りください」と声がし迎えが来ていた。
「お久しぶりです、雅和様」
「んっ」
「そちらが……お初にお目にかかります。坂口家に仕える山井と申します。気軽に、山ちゃんと呼んでくさい」
「……やま、ちゃん?」
「あぁ、なんと愛らしいお方でしょう!! 旦那さま方も喜びます!!」
「んんーーー」
「失礼しました。では、ご案内いたします」
山ちゃんこと、山井は軽いスキップを踏みながら屋敷へと案内していく。軽いステップすら……踏んでいる。
理人といい、朝といい……なんで自分の周りには、こうもへんてこな人間が多いんだろう? と、雅和は思っている。しかし、彼も充分そうなのだが……。
「旦那さまぁーー!! 奥様ーー!! 山ちゃん戻りましたぁ!!」
「おーっ、大役ご苦労だぞ。山ちゃん!!」
「あらあら、どうしたの? 悦びの舞だなんて?」
「初めまして、沢絵里です」
「「「っっっ!!!!」」」
小さな女性が挨拶をすると、応接間に居た山ちゃんはじめ、旦那さまと奥様はきゃっきゃっと悦び始める。奥様は、絵里の手を握り涙を流し、「嬉しいわぁ」「雅ちゃんと一緒に居てね」と言う。
山ちゃんは……涙しながら、優雅にくるくると回りつつステップを軽やかに踏み悦びの舞。
旦那さま=父は、大泣きして「雅くんがぁ」と言っている。
コレが、自分の両親だっただろうか? と、男は見てボンヤリする。絵里は戸惑いつつも、彼の母と手を握って「私も一緒に居たいです」と。
悦びの対面をした両親達と改めて食事を一緒にした。週末という事もあり、「泊まっていきなさい」と話しは進み。部屋が既に用意されており一緒に泊まることになった。
なにか、既に決まっている感がひしひしと伝わっていたが。そこは考えないようにした。雅和は。
綺麗に手入れされている部屋は、誰か来ても快適に過ごせるようにとなっている。華美すぎない調度品に、大きなベッド。座り心地の良さそうなソファ。窓際には、テーブルと椅子が2脚。 部屋の中にバスルームもトイレもあった。
ベッド横のチェストの引き出しを引くと……雅和は、少しひいた。色んな意味で、ひいた。
自分の使い勝手の良いコンドームがあったからだ。
ーーコレは……使って……いいよな? ーー
パタンと引き出しをゆっくり押し戻した。
「雅和さん、着替えもありました」
「んっ」
「お風呂……先に入ります?」
「んんっ」
「えっ、一緒? ですか……」
「んっ?」
「いや、じゃない……です」
会話が不思議と成り立つ2人。雅和は、彼女を抱きかかえて一緒にバスルームへと脚を運ぶ。既に湯は張られている。
彼女は耳を紅くしながら背を向けて、着ていたワンピースを脱ぎ始めた。小さな背に、綺麗な曲線の身体。長めの髪の毛は纏めていたのを、ゆっくりと解く。流れるようにおりていく髪の毛が、愛おしく感じ優しく一房つかみ口づける。
ビクリと身体を震わせ、男に後ろから抱き締められる。すでに昂ぶっている雄が感じられ、下腹部の中心が疼く。
「入る」
「あっ、はい」
彼に誘われ、一緒にバスルームで身体を洗い湯に浸かる。程よい温度で、心地よく彼に背を預けている。とても安心する、と絵里は思った。
とても大きい身体で逞しい彼は、彼女の首筋をゆっくりとキスをしながら可愛がる。
ーー風呂ではしないようにしないとーー
そう考え、身体を温め湯冷めしないようにと彼女の身体を綺麗に拭き一緒にベッドに向かった。
ベッドにいる彼女は綺麗だった。用意されたネグリジェを身に纏い、小さな胸の頂きを尖らせている。頬を染め、少し身体を寄せて来ている愛らしい行為に彼は激しく胸を鳴らす。
ドクドクと雄に全て血が集まっていく。彼女の唇にキスをし、舌を滑り込ませて愛撫するように……。小さな舌が彼に応えていく。腕を彼の大きな背中にまわして、離さないで欲しいと云う。
雅和は、キスをしながら彼女の柔らかい胸を揉みしだき刺激する。小さな唇から甘い声が漏れ啼いている。もっと啼いている声を聴きたいと、愛撫をし続ける。
秘部を潤い蜜が溢れるのを感じている絵里は、彼の優しく激しい愛撫に翻弄されている。
「っあ、んぅ……んぁ、ぁあ……雅和さん」
「絵里、可愛い……もっと、喰べたい……んんっ」
喰べて良い? 可愛いなどと、繰り返して絵里の全てを食べ尽くし始める。蹂躙するのではなく、愛おしく優しく、激しく……彼女を求めていく。
絵里の中で、なにかを感じ始めているように彼も感じ始めていた。ただ、彼女を抱いて満たされたいだけでなく、心も満たされたいと……。それは、絵里も同じだった。初めてのキスに、全ての行為も雅和が初めてで、女としてでなく……初恋というものを、彼に対して持っていることに気づき始めた。
一緒に居たい、居て欲しい。傍に……彼の傍に。ずっとずっと、身も心も……全てを味わい尽くされながら……。
「……って欲しいです……」
「んっ? 今……なんて?」
「味わって欲しいです。たくさん……」
「っっっっ!!!!!!!!!」
「雅和さんに……たくさん……んっんんっ!!」
「んっぅ……ダメだよ? そんなに煽ったら……本当の本当に……もぅ、ダメだ……我慢、無理!!」
無理!! と、言いながら。今まで何を我慢していたのか……というか……雅和の愛撫の激しさや濃度がいっそうましていく。翻弄される以上に、呑まれて呑み込まれ、堕とされていく。
絵里は、囚われた状態から逃れることもせず、彼を受け容れていく。抗うそぶりもなく、堕ちていく姿が色香を増し彼を刺激していく。
全て残さず、雅和は彼女を味わい尽くし始める。自分の番としてだけでなく、なにか、もっと深い繋がりを求めるように彼女に……。
下腹部の熱い疼きに彼女は刺激され、彼の昂ぶりを受け容れた瞬間に、達して喘ぎ啼き咽ぶ。そのまま、彼は激しく、優しく。緩急をつけながら、彼女を刺激しながら唇を味わう。
キスをされながら、全身を大きな手で包み込まれながら愛撫され、下腹部すらも……どこも逃げることも出来ない、彼に食べ尽くされ続ける状態が続く。
「っあ、はぁ、あぁ!! んぅ、雅和さぁん!! もぅ、あっ、あぁあぁあぁ!!」
「ぅくっ、はぁはぁ、絵里!! もっと、もっと味わいたい!! あぁ、絵里!!」
「ひぁ、あぁん!! もっ、あぁ、らめぇ!!」
「可愛い……あぁ、絵里……くぅ、イクっ!! 一緒に、イこう? また、一緒に……」
「あっあぁぁあぁ!!」
絵里の絶頂の声を挙げると、雅和も一緒に達する。何度目のラウンドだか、絵里は分からない。初めての第○ラウンドは、超えた……。
その夜、というより……夜明け近くになっていたようで、絵里は気絶するように雅和に抱かれて眠った。
彼は、初めて味わい尽くせた彼女をいたわりながら抱き締め眠った。
翌朝、遅くの朝食を部屋に運んで貰うと……山ちゃんこと、山井は。とぉーーーーっても、喜んで柔やかな。柔やか過ぎて恐いくらいの笑顔で扉をしめた。
「連休はまだありますので、ごゆっくりしてください」
と、去り際に言い残して……。
雅和は、その言葉に……存分に、甘えた。連休明け前の最後の休みは、絵里の身体を労って控えめにシタ。彼にしては、の控えめ。絵里にとっては、味合われた方……味わい尽くされてはいなかったが……味合われました。
彼に存分喰われないと、寂しく感じ始めている気持ちが彼女の中で少しでてきていた。
ーー雅和さんに……もっと、喰べられたいーー
彼の実家から一緒に住む絵里のマンションで、一緒に夕飯を食べながら……ふと、そう頭の中に過ぎった。小さくかぶりをふりながらも、彼を見つめてしまう。
あの、獣のようになる彼の瞳。どう猛さを孕んでいるけど、優しい瞳。もっと、もっと……そう思うほど、身体が粟立って彼を胡乱だ瞳で見つめていた。
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