異世界でオトコを手玉にとります~前世の職業が異世界でスキルになったので有効活用します!~

さくらもち

文字の大きさ
5 / 18
幼少期

まさかの完済

しおりを挟む
デビューの日まで残り約半年
まさかの完済してしまいました……
手元に金貨50枚残したままで。
だからと言って今更辞める気は無いけどね!

オーナーにはせめて3年!出来れば5年は働いてくれと泣きつかれたのには笑っちゃった。
そのおかげで取り分6.5割が私に入るって交渉が成立したからラッキー♪
もちろん予約が途切れるまで1晩貸切のみで3倍の金貨15枚設定でお客様取ることも出来るようにしたし。
3年~5年も働けばかなり稼げて片田舎の少し大きめの街で商売しながらのんびり生活出来るだけ稼げそうだよね。

金貨1000枚目標で頑張ってみますか!


「なぁリリィ俺がお前を身請けするから誰のものにもならないでくれよぉ」
この人は伯爵家嫡男のバカ息子である。
「ふふ、アーサー様ったらまたそんなこと仰って」
「俺は本気なんだ、オーナーもリリィの身請けは本人が望むならと言ってくれたしさぁ」
オーナーには身請けは私はしないと最初に契約してるからねぇー
「私は結構この仕事を楽しみにしてるんですよ?だから今は誰かだけのモノになるつもりは無いのです。」
てかこんなバカ息子に身請けされた未来は飽きるまで監禁の飽きたらポイ捨て無いしは腰ぎんちゃくに押し付けてとかありそうじゃない?
コレでも前世で仕事の待機中の暇つぶしとしてネット小説はそこそこ読んでたしさ。
現実は小説よりもっとエグい事になるなんておおいにありえそうじゃない。
とりあえずこのバカ息子はナイ!

のらりくらりと1時間耐え抜いてやっと解放された時には気疲れが半端なかったけど、キャバクラよろしく次のご指名が入っている。
「リリィ、おいで。」
「おじ様!」
本日最後のお客様は私が一番最初にお相手したあの紳士。
おじ様の指名していた姐さんは去年引退して知らない人のいる街に行って生活すると言ってふたつ先の街で酒屋の給仕として雇ってもらえたと手紙が届いている。
姐さんは元々商家に務める親がそれなりの地位で読み書きを習ってたらしくてこの娼館でも珍しく読み書き出来る人だった。
そのおかげで教えてもらえることが出来たので今手紙のやりとりもする事が出来るし、商売するならやっぱり読み書き計算は出来ないとね!
「またあの小僧に付きまとわれてるのかい?」
「うん、ねぇさんたちを指名しないしさぁ本当は出入り禁止にしたいところなんだけど大騒ぎしたわけじゃ無いし……」
「ふむ、どうしたものか。」
「そろそろ我慢の限界かもしれないんですよね……むこうが、」
そろそろ誘拐されたりしそうでちょっと怖い。
「リリィがじゃないんだな。」
私のセリフに一瞬キョトンとしてから大笑いのおじ様
「私はめんどくさいけどこの仕事してたら勘違い男が現れるのは何度も見てるし。」
なんなら前世はそれで殺されてますから……
「デビュー前から随分と冷めてるなぁ」
ひとしきり笑ったあとに呆れられちゃった。
「10歳からここにいるのおじ様は知ってるでしょ?5年もねぇーさんたち見てたらわかるよ。」
「まぁそうなっても仕方がないだろうな」
「その前に素でお話出来るお客様はおじ様だけだからね♡」
5年もお酌してれば打ち解けるしおじ様は気さくな紳士だからって言うのと、
「また叔父上はリリィの所にきてたのか……」
私たちのいる半個室ブースにひょっこり顔を出したのはオーナーだ。

オーナーの叔父様だったので最初から多少は私の事情も聞いていたらしいの。
「またとはなんだ、お前の店の売上に貢献しているのだから文句言うな。」
「それは感謝してるさ」
「私はリリィとのおしゃべりをたのしんでるんだから邪魔するな。用があるなら後で家に来い。」
「はぁ、今日は行けないけど明日の昼間に顔出すよ。」
「分かったならさっさと向こういけ。」
しっしと追い払うおじ様はちょっと子供みたいで可愛い。
「わかったわかった」
この2人なんだかんだ仲良いのよね。
おじ様も可愛がっている甥っ子のお店って事で来てるけど本当は多分身分の高い人な気がする。(めんどくさいから聞く気は無いけど)
「リリィ、邪魔者は居なくなったしワインのおかわりをいいかな?」
「ふふ、どーぞ♡」
「早くリリィも飲めるようになるといいんだが」
「あと少しですからねーそしたら初めてのお酒は一緒に飲んでくれますか?」
「こちらからお願いしたいくらいだ、娘が居たらこんな感じなのかもな、お嫁に出したくない……」
「お嫁って、こんな仕事してる私にはお嫁に行けることなんてどっかの田舎に行かないとありませんよ。」
「うむむ、だがなぁ」
「そ、れ、に、私のスキルだと1人だと満足出来ないと思うのでココで働けるのはちょうどいいんです。」
「別名・性欲魔人って言われるスキルだったな。」
そうなんだよねぇ、【床上手】って性欲魔人と言われるほどらしい。
確かにここ数年は隙あらば1人でしていないと頭おかしくなりそうなくらい悶々とし続けてるから納得な別名だと聞いた時は思っちゃった。
「なんなら私の初めてはおじ様に貰って欲しいと思ってるんですよ?」
これはホント、紳士だしやっぱり最初の思い出って素敵な人としたいし、楽しかったって思い出したいもん。

前世では周りに勧められた男の子と付き合って好きでもないのに何となくヤッて裏で悪口言われたの知ってソッコーで別れたとか最悪な初体験だったしねー
ちなみに後で思ったことは小さすぎてたいして痛くなかったって事、それのせいで私が本当は初めてじゃなかったとか言いふらされたのは今思い出してもムカつくわ。
「うーん、もっと若い顔のいい男の方がいいんじゃないのか?」
「顔だけ男に興味ないです!」
「……、リリィらしいな」
「むしろ初体験から演技とかしたくないのでおじ様とならそういうことならないかなって」
最初はがめつくオークションしようと思ってたけど、よく良く考えれば初体験になるし気心知れたおじ様がいいなって。
「よし!明日アイツにリリィのデビューから1週間貸し切ると言っておく」
「え?そんなにいいの?」
「もちろん初モノ祝い金もたんまり載せるから周りから文句が言われないようにな。」
うぉ、やっぱり太っ腹だよぉー
「ふふ、おじ様だぁーい好き♡♡」

これでデビューは安心!
その後の予約はどうしようかな……
後でオーナーと相談しないと!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。

カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。 今年のメインイベントは受験、 あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。 だがそんな彼は飛行機が苦手だった。 電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?! あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな? 急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。 さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?! 変なレアスキルや神具、 八百万(やおよろず)の神の加護。 レアチート盛りだくさん?! 半ばあたりシリアス 後半ざまぁ。 訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前 お腹がすいた時に食べたい食べ物など 思いついた名前とかをもじり、 なんとか、名前決めてます。     *** お名前使用してもいいよ💕っていう 心優しい方、教えて下さい🥺 悪役には使わないようにします、たぶん。 ちょっとオネェだったり、 アレ…だったりする程度です😁 すでに、使用オッケーしてくださった心優しい 皆様ありがとうございます😘 読んでくださる方や応援してくださる全てに めっちゃ感謝を込めて💕 ありがとうございます💞

『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』

透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。 「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」 そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが! 突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!? 気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態! けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で―― 「なんて可憐な子なんだ……!」 ……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!? これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!? ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆

転生先は男女比50:1の世界!?

4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。 「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」 デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・ どうなる!?学園生活!!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話

よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。 「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

処理中です...