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胸糞話でした
寮の部屋では伯爵家の次女さんこと、サリナ様はお隣の部屋でした。
後で挨拶に行かないととは思っていたけど彼女が隣で良かった。
実は貞操帯を付けて鍵は王宮に預けている者ならば従者として1名だけ連れて行ける制度があり、お茶会中は自室の用意をしていてくれたのは護衛君。
「お隣の方をお招きしたのでお茶の用意をお願いね。」
お茶会用のドレスから室内用のワンピースに着替えセリナ様をお待ちする。
しばらくして来たセリナ様の姿に愕然としてしまったのは仕方の無いことだと思うわ。
元々小柄で、私と背丈も近い方は珍しいなとは思っていたけど、似合ってはいなかったけどドレスの質は良かったのでそのうち似合うドレスをプロデュースさせてもらえないかしらと呑気に思っていたのよ。
「アリサリオ様、すみません……」
「セリナ様、どうぞおはいりになって。」
行けない行けない、考え事してる場合じゃない。
「あら?従者の方は?」
いくら女性の部屋に行くとはいえ従者はいるのだからお目付け役が付いてくるはずなのに部屋の前にいたのは彼女だけ。
「その……」
「こんな所でお話するのは失礼でしたわ。中に入ってくださいな。」
正直はらわた煮え繰り返るほどの衝撃だわ。彼女の服が明らかに古いのだから。
貴族のしかも女性が着るにはみすぼらしいともいえるレベルでヨレヨレのワンピースで、しかも従者は付いてこないとなれば伯爵家からの冷遇と考えるのが妥当だろう。
これだとまともな婚約者は用意してもらえずにどこぞの成金の後妻にとなりそうだわ。
「セリナ様は甘いものはお好き?」
「えっと……はい。」
この世界の女性で大切にしない家があるのは想定外だわ。
平民でも大事にしているというのに。
これは早急に手を打つ必要がありそうね。
「では伯爵家では自分の事は自分でされていたの?」
「ええ、さすがにお茶会のドレスはお姉様のを借りて着せてもらうことはあったのだけれども。」
話を聞く前から分かってたけど、思った以上の胸糞悪い話で速攻でパパたちに手紙を書こう。
「ちなみに婚約者との交流は?」
「まだ婚約者が居なくて……」
幸か不幸かまだ婚約者はいないようなので変な男の嫁になることは無さそうなのだけは安心したけど。
自分の物と呼べるのは今着ている服など極めて僅かでドレスはお姉様の12歳頃のがちょうどサイズが合うので少し子供っぽいのはそのせいだったし、似合わないのは派手好きなお姉様の趣味だからね。
最初はパパに頼んで、パパの奥さんとして保護してもらう事も考えたんだけど、それじゃ生ぬるいわね。
そのへんの事はルク様が得意だから相談してみるとして、
「ねぇセリナ様、ちょっとお着替えしてみません?」
サイズは私と同じだけど私が可愛い美少女なら彼女は儚げな美人系ね。
大人っぽいワンピースを作ったものの私には似合わないのがあるから彼女に着せてみたくて。
「え?」
「作ってもらったものの私には似合わないデザインのワンピースがセリナ様にとても似合いそうで、着ているところをぜひ見てみたいのです。」
「で、でも。」
「どうせクローゼットの中にしまい込んだままになるものですし、私の見てみたいという我がままですが、ダメでしょうか?」
セリナ様にも上目遣いのお願いは効果ありそうよね。
「わ、わかりました。」
「ありがとうございます。」
私の言葉を聞いてさっとお目当てのワンピースを持ってきてくれた護衛君、優秀なのでほんと頼りになるわ。
隣のバスルームで着替えてもらう。
「お嬢様」
「パパとルク様、セル様に急ぎ面会に来てもらうように手配して。」
「かしこまりました。」
「それと、今夜は私の部屋で彼女と夕食を取るので、そちらの手配もお願いね。」
彼女の小柄な体は元々ではなく栄養不足によるものだろうからしばらく私と一緒に生活させるべきね。
彼女の従者がそこまでの手配をしてくれるかも疑わしいから。
話に聞く彼女のお姉様は豊満な肉体を持つお色気系だそうなので彼女ももしかしたらと思うけど、清楚系のグラビア体型とか萌えそうだよね!
ワクワクしながらセリナ様を着せ替えしたのだった。
後で挨拶に行かないととは思っていたけど彼女が隣で良かった。
実は貞操帯を付けて鍵は王宮に預けている者ならば従者として1名だけ連れて行ける制度があり、お茶会中は自室の用意をしていてくれたのは護衛君。
「お隣の方をお招きしたのでお茶の用意をお願いね。」
お茶会用のドレスから室内用のワンピースに着替えセリナ様をお待ちする。
しばらくして来たセリナ様の姿に愕然としてしまったのは仕方の無いことだと思うわ。
元々小柄で、私と背丈も近い方は珍しいなとは思っていたけど、似合ってはいなかったけどドレスの質は良かったのでそのうち似合うドレスをプロデュースさせてもらえないかしらと呑気に思っていたのよ。
「アリサリオ様、すみません……」
「セリナ様、どうぞおはいりになって。」
行けない行けない、考え事してる場合じゃない。
「あら?従者の方は?」
いくら女性の部屋に行くとはいえ従者はいるのだからお目付け役が付いてくるはずなのに部屋の前にいたのは彼女だけ。
「その……」
「こんな所でお話するのは失礼でしたわ。中に入ってくださいな。」
正直はらわた煮え繰り返るほどの衝撃だわ。彼女の服が明らかに古いのだから。
貴族のしかも女性が着るにはみすぼらしいともいえるレベルでヨレヨレのワンピースで、しかも従者は付いてこないとなれば伯爵家からの冷遇と考えるのが妥当だろう。
これだとまともな婚約者は用意してもらえずにどこぞの成金の後妻にとなりそうだわ。
「セリナ様は甘いものはお好き?」
「えっと……はい。」
この世界の女性で大切にしない家があるのは想定外だわ。
平民でも大事にしているというのに。
これは早急に手を打つ必要がありそうね。
「では伯爵家では自分の事は自分でされていたの?」
「ええ、さすがにお茶会のドレスはお姉様のを借りて着せてもらうことはあったのだけれども。」
話を聞く前から分かってたけど、思った以上の胸糞悪い話で速攻でパパたちに手紙を書こう。
「ちなみに婚約者との交流は?」
「まだ婚約者が居なくて……」
幸か不幸かまだ婚約者はいないようなので変な男の嫁になることは無さそうなのだけは安心したけど。
自分の物と呼べるのは今着ている服など極めて僅かでドレスはお姉様の12歳頃のがちょうどサイズが合うので少し子供っぽいのはそのせいだったし、似合わないのは派手好きなお姉様の趣味だからね。
最初はパパに頼んで、パパの奥さんとして保護してもらう事も考えたんだけど、それじゃ生ぬるいわね。
そのへんの事はルク様が得意だから相談してみるとして、
「ねぇセリナ様、ちょっとお着替えしてみません?」
サイズは私と同じだけど私が可愛い美少女なら彼女は儚げな美人系ね。
大人っぽいワンピースを作ったものの私には似合わないのがあるから彼女に着せてみたくて。
「え?」
「作ってもらったものの私には似合わないデザインのワンピースがセリナ様にとても似合いそうで、着ているところをぜひ見てみたいのです。」
「で、でも。」
「どうせクローゼットの中にしまい込んだままになるものですし、私の見てみたいという我がままですが、ダメでしょうか?」
セリナ様にも上目遣いのお願いは効果ありそうよね。
「わ、わかりました。」
「ありがとうございます。」
私の言葉を聞いてさっとお目当てのワンピースを持ってきてくれた護衛君、優秀なのでほんと頼りになるわ。
隣のバスルームで着替えてもらう。
「お嬢様」
「パパとルク様、セル様に急ぎ面会に来てもらうように手配して。」
「かしこまりました。」
「それと、今夜は私の部屋で彼女と夕食を取るので、そちらの手配もお願いね。」
彼女の小柄な体は元々ではなく栄養不足によるものだろうからしばらく私と一緒に生活させるべきね。
彼女の従者がそこまでの手配をしてくれるかも疑わしいから。
話に聞く彼女のお姉様は豊満な肉体を持つお色気系だそうなので彼女ももしかしたらと思うけど、清楚系のグラビア体型とか萌えそうだよね!
ワクワクしながらセリナ様を着せ替えしたのだった。
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