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プライドが高いって……
プライドって目標高く自分の能力に自信がある人は素敵に見えるけど、能力がなく私は偉い、凄い、一番な子ばかりなのがこの世界の常識なのか?
とにかく女同士の付き合いはないわけではなかったけれども派閥とかカーストとかそういうのはほぼなくひたすら自分至上主義な訳。
そんな中に異質な私とセリナさんは格好の攻撃の的になる為ひたすら空気になろうと存在感を出さないようにする事に集中しているけど、それでも目敏い人はいるもんで、
「あーら?成金さんにはこのお茶の良さなんて分かりませんよね。」
「こちらのお菓子も高貴な私たちにしか売っていないものですから、今のうちに一生分堪能なさったら?」
とかねー
ちなみにお茶は私の希望で作ってもらった緑茶、お菓子も私がレシピを渡して作ってもらったミルクレープ。
どちらもしばらく要らないと思うほど味わっていますとは言わないよ。
開発者が私なのはいまだに秘密でパパの商会ではなく孫請けくらいの商会として売り出してもらっているので他人に興味のないお嬢様たちはうちの商会と縁があるとは知らないようね。
「ありがとうございますわ。せっかくオススメして頂けましたので食べてみますね。」
にこやかに返答すると、何故か睨まれた。
ん?!
「あー、コレ偽物かぁ……」
ボソッと呟いてしまうが、幸い彼女たちには聞こえていなかったようだ。
お茶とミルクレープを口に入れるとどちらも模造品だった。
お茶は渋みのみで甘みがなく、ミルクレープは生クリームではなく甘いだけの謎のクリームで怖いのでそれ以上食べたくないわ。
「こちらは、どなたがご用意してくださったお茶ですか?」
「ワタクシよ!お父様が今一番流行っているお茶を下さったのよ。」
ふむ、某侯爵家ね……
「あら?私の用意したケーキもいかがでした?」
おっとケーキは某伯爵家がねぇ……
「申し訳ございません。私には高貴な方とは味覚が違うようで美味しくいただく事が出来そうにありません。」
内心は貴女たちこそ本物を知らないのねと、本物を知っている人にはこう聞こえるように返事をすると、ルク様とは違う公爵家の令嬢がクスクス笑っていたので彼女だけには通じたようだわ。
「そうでしょうとも、所詮貴女には分からない世界、分不相応な婚約を破棄されて意地汚い商人と結婚なさればよろしいわ。」
お?矛先そっちなんだ。
ルク様とセル様は系統は違うけどイケメンだし、伯爵家当主と子爵家嫡男だから狙っていた人もいたのかもしれない。
うーん、反論するのめんどくさいなぁ。
「貴女方?先程から何を言っていらっしゃるの?」
お?この公爵令嬢首突っ込んで来たけど引っ掻き回さないよね?
「なによ!貴女、口を挟まないでくださる?」
「口を慎む方が賢明だと言うことも知らないとは情けない。」
公爵令嬢の婚約者は王家の皆さんだよね?まさか、彼女たち知らないのか?
いくら女性は上の身分の人はあまり気にしないで交流(バトル)してるみたいだけど、流石に王家を敵に回すのはねぇ……
「ねぇ」
公爵令嬢が私の方に向き直り声をかけてくださる。
「はい」
「私は本物が食べたいわ。今度用立ててくださる?」
「大変光栄でございます。」
「本物ってなにを言っていらっしゃるのよ!」
某侯爵令嬢と某伯爵令嬢の2人とも顔が真っ赤でせっかくの美人さんが台無しだわ。
「ケーキもお茶も会員制での販売だけれどもこの方に限ってはいつでも手に入るから頼んでますのよ。」
流石に未来の王妃様は勤勉だわ。
流行の発信は我が家にあると知っている人は意外と少ないとはルク様に聞いていたけれども、高位貴族は大抵知っているというのにね。
「この成金にそんなことが出来るはずがないわ!」
成金だろうがなんだろうがコネがあれば関係ないのに。
「いつ、お幾つご用意いたしますか?」
小物は放置でいい、今は公爵令嬢の方が優先。
「そうね、5日後に今日いらした方ともう一度私の主催の茶会で振る舞うというのはいかがかしら?」
「かしこまりました。後ほど細かいお話をさせていただけますでしょうか?」
「ええ、かまわないわ。」
「ありがとうございます。」
めんどくさい、でもこの人は敵に回してもいい事はない。
急ぎ商会を呼び寄せないとね。
ちなみに偽物の2人はあの後も騒いでいたけれども私たちは無視をしてその場から退出したんだけど、逆恨みしていそうだわ。
とにかく女同士の付き合いはないわけではなかったけれども派閥とかカーストとかそういうのはほぼなくひたすら自分至上主義な訳。
そんな中に異質な私とセリナさんは格好の攻撃の的になる為ひたすら空気になろうと存在感を出さないようにする事に集中しているけど、それでも目敏い人はいるもんで、
「あーら?成金さんにはこのお茶の良さなんて分かりませんよね。」
「こちらのお菓子も高貴な私たちにしか売っていないものですから、今のうちに一生分堪能なさったら?」
とかねー
ちなみにお茶は私の希望で作ってもらった緑茶、お菓子も私がレシピを渡して作ってもらったミルクレープ。
どちらもしばらく要らないと思うほど味わっていますとは言わないよ。
開発者が私なのはいまだに秘密でパパの商会ではなく孫請けくらいの商会として売り出してもらっているので他人に興味のないお嬢様たちはうちの商会と縁があるとは知らないようね。
「ありがとうございますわ。せっかくオススメして頂けましたので食べてみますね。」
にこやかに返答すると、何故か睨まれた。
ん?!
「あー、コレ偽物かぁ……」
ボソッと呟いてしまうが、幸い彼女たちには聞こえていなかったようだ。
お茶とミルクレープを口に入れるとどちらも模造品だった。
お茶は渋みのみで甘みがなく、ミルクレープは生クリームではなく甘いだけの謎のクリームで怖いのでそれ以上食べたくないわ。
「こちらは、どなたがご用意してくださったお茶ですか?」
「ワタクシよ!お父様が今一番流行っているお茶を下さったのよ。」
ふむ、某侯爵家ね……
「あら?私の用意したケーキもいかがでした?」
おっとケーキは某伯爵家がねぇ……
「申し訳ございません。私には高貴な方とは味覚が違うようで美味しくいただく事が出来そうにありません。」
内心は貴女たちこそ本物を知らないのねと、本物を知っている人にはこう聞こえるように返事をすると、ルク様とは違う公爵家の令嬢がクスクス笑っていたので彼女だけには通じたようだわ。
「そうでしょうとも、所詮貴女には分からない世界、分不相応な婚約を破棄されて意地汚い商人と結婚なさればよろしいわ。」
お?矛先そっちなんだ。
ルク様とセル様は系統は違うけどイケメンだし、伯爵家当主と子爵家嫡男だから狙っていた人もいたのかもしれない。
うーん、反論するのめんどくさいなぁ。
「貴女方?先程から何を言っていらっしゃるの?」
お?この公爵令嬢首突っ込んで来たけど引っ掻き回さないよね?
「なによ!貴女、口を挟まないでくださる?」
「口を慎む方が賢明だと言うことも知らないとは情けない。」
公爵令嬢の婚約者は王家の皆さんだよね?まさか、彼女たち知らないのか?
いくら女性は上の身分の人はあまり気にしないで交流(バトル)してるみたいだけど、流石に王家を敵に回すのはねぇ……
「ねぇ」
公爵令嬢が私の方に向き直り声をかけてくださる。
「はい」
「私は本物が食べたいわ。今度用立ててくださる?」
「大変光栄でございます。」
「本物ってなにを言っていらっしゃるのよ!」
某侯爵令嬢と某伯爵令嬢の2人とも顔が真っ赤でせっかくの美人さんが台無しだわ。
「ケーキもお茶も会員制での販売だけれどもこの方に限ってはいつでも手に入るから頼んでますのよ。」
流石に未来の王妃様は勤勉だわ。
流行の発信は我が家にあると知っている人は意外と少ないとはルク様に聞いていたけれども、高位貴族は大抵知っているというのにね。
「この成金にそんなことが出来るはずがないわ!」
成金だろうがなんだろうがコネがあれば関係ないのに。
「いつ、お幾つご用意いたしますか?」
小物は放置でいい、今は公爵令嬢の方が優先。
「そうね、5日後に今日いらした方ともう一度私の主催の茶会で振る舞うというのはいかがかしら?」
「かしこまりました。後ほど細かいお話をさせていただけますでしょうか?」
「ええ、かまわないわ。」
「ありがとうございます。」
めんどくさい、でもこの人は敵に回してもいい事はない。
急ぎ商会を呼び寄せないとね。
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