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第9章 外交の本番をしよう
未知の国に到着。
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あれから、それはもうヤバイくらいな情報の押し売りをモルンタスさんから食らった。
いいのそれって?そんな自分の国の情報を垂れ流しどころか、グイグイオレみたいなヤツに教えちゃうの?
モルンタスさんのあまりの押しの強さに、主人公はタジタジになりながら自室に逃げてしまいました。
モルンタスさんを司令室に残したまま。全く持って礼儀に欠く行為としか言いようがありません。
はぁ~、モルンタスさんの情報を軽くまとめると。
一、この国の名前はクアチフ王国。
二、この星域の名前はタナンサ星域。
三、フィーセド星域の三大国は神扱い。
四、どうやら歓迎されている。
クアチフ王国や周辺の情報も欲しかったけど、モルンタスさんに聞くとなにもかも教えられそうで怖かったからやめた。
なるほど、オレにこんなに下手に出ていたのは王国の力を知っているからか。う~ん、オレも戦意がない国と戦うのは気がひけるから、こことは戦争しない。
ただ蹂躙してしていくだけじゃつまらないから。
そこを言えば、クアチフは相当、自分の身の程を知っている賢者だな。
あぁ~、どこかに愚者、もしくはオレたちと同じくらいの武者がいないかな。
ゲーム時代は三日と開けずに小競り合いが発生していて、欲求不満に陥らずに済んだけど。血が滾る戦いがしたい。どっかの狂ったヤツをひっ捕まえて殺し……
コンコン。
主人公がまた戦争狂の世界に旅立つことを阻止したのは伝令官様でした。
これからも、どうかどうか、この悪の権化の悪行を阻んでください。
「どうぞ、お入りください。」
「失礼します。ナポリタン様、もうすぐクアチフ王国の王城に着きます。お支度をなさってください。」
「分かりました。オレは特に支度することはないので、このままで行きます。」
「かしこまりました。」
自室から出ようとしたが、ちょっと戸惑いを感じる。ここから出ることはモルンタスさんにまた会わなければならないことを意味する。
モルンタスさんは間違いなくいいヤツだ。少なくとも、オレは今、いいヤツだと考えている。
でも、オレはそういうヤツが苦手なんだ。どうしようもなく。
相手がオレより強引な手に出た時、それをどうにかひっくり返し、強者に勝つのは好きだ。
相手がオレと同等の力を持っているなら、ギリギリの戦いをして、勝利の美酒に酔うのも好きだ。
だが、自分より遥かに脆弱な存在に下手に出られまくるのはどうも対処の仕方がイマイチ分からない。
まぁ、どうせクアチフ王国に着いたら会うだろうし、今避けたって時間の問題だよね。
よし!覚悟を決めて行こう!
モルンタスさんに案内されるがまま進んでいく。艦隊は指定された場所に駐めてもらった。結構面積とるのに、わざわざ場所を作って貰うのは申し訳なかったが、好意を無駄にする訳にもいかない。
主人公、厚がましいと言われたことはありませんか?
降りてすぐに王城が見えた。
うちの国の王都は専ら戦闘の為だけに建設されたから実用に富んでいる。
建築物には一定のリソースがあって、装飾を施せば、その分の建築物リソースを割けなければならない。
即ち、装飾の分の戦闘能力が失われることを意味する。
だから、そんなものはうちの王都には一切ない。
それに比べてクアチフの王城は凄かった。
外見はうちの王都のほうがもっと荘厳な造りをしているが、あれはただとんでもなく大きいからであって、芸術性に富んでいる訳じゃない。
外見はまたうちのほうが辛うじて、財力をのお陰で勝ってはいるが、中に入ると比較する気をなくす。
一言でまとめると、ここはオレのような庶民が入っていいところではなかった。
鏡の代わりに使える程、磨かれた大理石?のような床に、目を釘づけにする調和がとれている模様の絨毯。
両側にはオレの理解を超越した、なんか分からないけど高そうな彫刻がずらりと並んでいる。
口元がピクピクするのを抑えながら、視線を天井だけに向ける。
しかしそれも罠だった。
豪華絢爛な絵画が、天井を埋め尽くしている。遠くから見ればその計算された構図に驚き、視覚系スキルを使って細かいところまで観るとその技巧に驚く。
オレは初めて上京したような田舎者のように目をキョロキョロしていた。
もういっそう目を閉じて、『気配探知』と『周辺調査』で前に進んでいく。
けれども、クアチフのほうがオレよりも一枚どころか百万上だった。
さっきまで視覚に衝撃が走り過ぎたからそこまで気にしなかったけど。音楽が流れていた。
主張性が強い音楽じゃない。むしろ他を目立たせ、自分は土台になる系だった。不思議と心を落ち着かせ、オレも の焦りも少し消える。
おい、クアチフ!
どこが落伍している国だ!どこが王国の足元にも及ばないない国だ!オレをここまで嵌めるとはなかなかやるな!
いいのそれって?そんな自分の国の情報を垂れ流しどころか、グイグイオレみたいなヤツに教えちゃうの?
モルンタスさんのあまりの押しの強さに、主人公はタジタジになりながら自室に逃げてしまいました。
モルンタスさんを司令室に残したまま。全く持って礼儀に欠く行為としか言いようがありません。
はぁ~、モルンタスさんの情報を軽くまとめると。
一、この国の名前はクアチフ王国。
二、この星域の名前はタナンサ星域。
三、フィーセド星域の三大国は神扱い。
四、どうやら歓迎されている。
クアチフ王国や周辺の情報も欲しかったけど、モルンタスさんに聞くとなにもかも教えられそうで怖かったからやめた。
なるほど、オレにこんなに下手に出ていたのは王国の力を知っているからか。う~ん、オレも戦意がない国と戦うのは気がひけるから、こことは戦争しない。
ただ蹂躙してしていくだけじゃつまらないから。
そこを言えば、クアチフは相当、自分の身の程を知っている賢者だな。
あぁ~、どこかに愚者、もしくはオレたちと同じくらいの武者がいないかな。
ゲーム時代は三日と開けずに小競り合いが発生していて、欲求不満に陥らずに済んだけど。血が滾る戦いがしたい。どっかの狂ったヤツをひっ捕まえて殺し……
コンコン。
主人公がまた戦争狂の世界に旅立つことを阻止したのは伝令官様でした。
これからも、どうかどうか、この悪の権化の悪行を阻んでください。
「どうぞ、お入りください。」
「失礼します。ナポリタン様、もうすぐクアチフ王国の王城に着きます。お支度をなさってください。」
「分かりました。オレは特に支度することはないので、このままで行きます。」
「かしこまりました。」
自室から出ようとしたが、ちょっと戸惑いを感じる。ここから出ることはモルンタスさんにまた会わなければならないことを意味する。
モルンタスさんは間違いなくいいヤツだ。少なくとも、オレは今、いいヤツだと考えている。
でも、オレはそういうヤツが苦手なんだ。どうしようもなく。
相手がオレより強引な手に出た時、それをどうにかひっくり返し、強者に勝つのは好きだ。
相手がオレと同等の力を持っているなら、ギリギリの戦いをして、勝利の美酒に酔うのも好きだ。
だが、自分より遥かに脆弱な存在に下手に出られまくるのはどうも対処の仕方がイマイチ分からない。
まぁ、どうせクアチフ王国に着いたら会うだろうし、今避けたって時間の問題だよね。
よし!覚悟を決めて行こう!
モルンタスさんに案内されるがまま進んでいく。艦隊は指定された場所に駐めてもらった。結構面積とるのに、わざわざ場所を作って貰うのは申し訳なかったが、好意を無駄にする訳にもいかない。
主人公、厚がましいと言われたことはありませんか?
降りてすぐに王城が見えた。
うちの国の王都は専ら戦闘の為だけに建設されたから実用に富んでいる。
建築物には一定のリソースがあって、装飾を施せば、その分の建築物リソースを割けなければならない。
即ち、装飾の分の戦闘能力が失われることを意味する。
だから、そんなものはうちの王都には一切ない。
それに比べてクアチフの王城は凄かった。
外見はうちの王都のほうがもっと荘厳な造りをしているが、あれはただとんでもなく大きいからであって、芸術性に富んでいる訳じゃない。
外見はまたうちのほうが辛うじて、財力をのお陰で勝ってはいるが、中に入ると比較する気をなくす。
一言でまとめると、ここはオレのような庶民が入っていいところではなかった。
鏡の代わりに使える程、磨かれた大理石?のような床に、目を釘づけにする調和がとれている模様の絨毯。
両側にはオレの理解を超越した、なんか分からないけど高そうな彫刻がずらりと並んでいる。
口元がピクピクするのを抑えながら、視線を天井だけに向ける。
しかしそれも罠だった。
豪華絢爛な絵画が、天井を埋め尽くしている。遠くから見ればその計算された構図に驚き、視覚系スキルを使って細かいところまで観るとその技巧に驚く。
オレは初めて上京したような田舎者のように目をキョロキョロしていた。
もういっそう目を閉じて、『気配探知』と『周辺調査』で前に進んでいく。
けれども、クアチフのほうがオレよりも一枚どころか百万上だった。
さっきまで視覚に衝撃が走り過ぎたからそこまで気にしなかったけど。音楽が流れていた。
主張性が強い音楽じゃない。むしろ他を目立たせ、自分は土台になる系だった。不思議と心を落ち着かせ、オレも の焦りも少し消える。
おい、クアチフ!
どこが落伍している国だ!どこが王国の足元にも及ばないない国だ!オレをここまで嵌めるとはなかなかやるな!
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