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旧友のブルース
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少し昔の話──。まだ年が明けて間もない、一月の出来事だった。
私が、当時付き合っていた彼女とのデートに出掛けようと玄関へと向かった時、突然、家の黒電話がジリリリリンと鳴り響いた。よくある日常の光景である。何も問題はない。だが私は、その電話を取ろうかどうか迷っていた。なぜならば、デートに遅刻しそうだったからである。
その時の彼女は、非常に気難しい性格で、わずか一分でも遅刻しようもなら「もう帰る!」もしくは「テメー死にてえか?」と言うくらいの、気性の持ち主だった。
家には私しか居ない。だが私には、電話に出ている暇はない。
私は鳴り響く黒電話を“無い物として”靴を履きはじめのであった。
いや、ちょっと待て。もしかしたら、この電話の内容は、非常に緊急事態な内容かもしれない。
「もしかしたら、田舎のおばあちゃんの身に何かあったのでは……」と思った、非常に心優しいレン太郎青年は、やはり電話を無視するなんて出来ないのであった。
私は、黒電話の受話器に手を掛けた。ずっしりと重い。当たり前だ。こんな年代物を置いてる家なんて、このご時世、うちくらいだろう。そして受話器を耳にあて「どうか悪い知らせではありませんように」と、今どき稀にしか見ない、好青年のような心境で、第一声を発したのである。
「も、もしもし」
「あ、私、O崎と言いますが、レン太郎くんはご在宅でしょうか?」
低い男の声が、私の耳に不快感を与えた。熱心な読者であるアナタならご存知だと思うが、レン太郎とはこの私のことである。
ていうか、O崎って誰だ? 私は、低いIQの頭をフルに活動させて、私の友人知人にO崎という人物がいないか検索した。
……知らない。私の知り合いで、O崎という人物は、存在しなかったのである。
知らないものはしょうがない。私はとりあえず、このO崎という人物が、どこの誰なのかを探るために、名乗ることにした。
「レン太郎は、私ですが……」
するとO崎は、こんな返事を返してきてしまったのである。
「あ、レンちゃん久しぶりー! 元気してた?」
な、な、何いーっ! ヤバイ。どうしよう。O崎は、私のことを知っている。しかも「レンちゃん」なんて、ちょっとフレンドリーではないかっ!
その当時、私のことを「レンちゃん」と呼ぶ人間は限られていた。私が、小学校から中学校の頃は、頻繁にそう呼ばれていた。頼んでもいないのに、そう呼ばれていたのである。
おそらく、あまりに私が可愛いかったが故の“愛称”だったのだろう。なので、その頃の友達であることは間違いない。
私は再び、脳みそに“喝”を入れ、O崎という人物を必死で思い出した。だが、ダメだった。私の安物のメモリーカードには、O崎という名は、記録されてはいなかったのである。
仕方ない……。私は、今から腹をかっ捌く侍のような心構えで、O崎にこう言い放った。
「誰だっけ?」
シンプルだ。実にシンプルである。回りくどく「あ、ああー、O崎くんね。はいはい。えーと……」なんて言うことも考えたが、この状態でさらに話を進められたのでは、すぐにボロが出ることは明白。ここは素直に「アナタのこと知りません」と言うのが、妥当である。するとO崎は、こう返してきてしまったのだ。
「中学んときのO崎だよ」
だから、知らんって言ってんだろうがー!
ちくしょう、O崎。なかなか食えない野郎だぜ。中学んときって言われても、私はO崎なんて名前は知らない。ていうか、私の貴重な時間を奪ってまでの用件っていうのは、いったい何なんだ。私はそれとなく、O崎に尋ねた。
「で、何の用?」
「久しぶりに電話をくれた友人に対し、何て口のきき方だ!」と、お怒りの意見もあるだろうが、まあ落ち着け。そして聞いてくれ。アナタはもうお忘れかもしれないが、この時の私は、一分一秒を争う大切な事態に直面していたのだ。
そう、早く電話を切って、彼女の元へ行かなければ、私の命が危ういのである。自分の身の危険をかえりみず、この古い友人だと名乗る、O崎の相手をしてやっているのだから、むしろ誉めていただきたいものだ。
話がそれたので、元に戻すことにしよう。私の「何の用?」という質問に対し、なんとO崎は、意味不明な発言をしたのである。
「十二月に、忘年会を兼ねて同窓会するんだけど、来ない?」
「は?」
O崎よ。今、何月だと思ってんだ。話の冒頭で言ったと思うが、まだ一月である。新年会ならまだしも忘年会なんて……。そんな先の話などわかるわけないし、今からそんな誘いに乗って「行く行くー」なんて言う奴が、果たしているのであろうか。
そう、誰もいないであろう。と私が思っていると、O崎はぶったまげる発言をしたのである。
「K田とM本は来るってよ」
行く奴おったんかいっ!
しかも、K田とM本って誰だよっ!
知らない。O崎をはじめK田とM本なんて、聞いたこともない。同じ中学だったかもしれないが、生徒全員と面識があったわけではない。O崎よ。お前はいったい何者なのだ。謎は深まる一方であった。
しかし、私にはそんな謎など、どうでもいい。早くこの、わけのわからない電話を切って、彼女の元へ向かわねば、私は「打ち首獄門の刑」もしくは「市中引き回しの刑」にも匹敵するくらいの刑罰を、彼女より言い渡されるであろう。それだけは、避けねばならない。
今、私がするべきことは、とっとと受話器を置いて猛ダッシュという、単純な作業をおいて、外ならないのだ。私は申し訳なさそうに、O崎にこう言った。
「急いでるから、また今度、電話してくれるかな?」
これもまた、実にシンプルである。言いたいことを単純明解に、相手に伝える。「たて前なんてクソ食らえ」と言わんばかりの台詞である。
言葉というのはキャッチボールだ。時にはカーブやチェンジアップやシンカーといった変化球も必要だが、やはりストレートでズバンと投げる事も必要なのだ。
O崎は、私の中学校ん時の友達だと名乗っているわけだから、旧友である私の都合も考えねばならない。なので、このくらいのストレートは、軽く受け止めてくれるであろう。するとO崎は、最後にこんなことを言いやがったのである。
「今度の選挙、G田M夫に投票してもらえるかな?」
この台詞を聞いた時、私は哀しかった。アナタは、おわかりだろうか?
結局O崎は、そのためだけに私に電話をしてきたのである。同じ中学だの同窓会だの、いろいろとボケをかましてくれたO崎は、単に、選挙活動の一貫として、私の所へ電話をしてきたにすぎないのだ。
たしかに同じ中学だったかもしれない。同窓会の話も本当なのかもしれない。だが、選挙の話を聞いた途端に、私がO崎に対し思ったことは「うさん臭い」の一言である。
私は、テキトーに話を合わせて、電話を切った。そして、O崎の言っていた「G田M夫」にも投票しない。同窓会にも行かないだろう。なぜならば、私はこういう手段で人に付け込む行為が、大嫌いだからである。
本当に投票してもらいたいのならば、こう言うべきである。
「同じ中学校に通っていたO崎だけど、今度の選挙、投票する人が決まってないなら、俺の応援している人に投票してもらえるかな?」
これならば、私も考えなくはない。実に正直で、謙虚だからである。話したこともないのに“愛称”で呼び、そして同窓会にまで誘い、うぶな私の心を乱したO崎には、残念ながら協力できない。
もしアナタが、O崎のような手段で選挙活動を行っているならば、忠告しよう。逆効果だ。きっとアナタの応援している人は、落選するであろう。
そして電話を切った私は、猛ダッシュで彼女の元へと向かったのであった。
彼女との待ち合わせ場所は、駅前だった。駅前へと近づいた私は、すでにイラついた態度で、般若のような形相の彼女を確認した。
時計を見ると、約束の時間より10分もオーバーしていた。私の死刑は確定である。そして彼女までの距離は、約百メートル。私は、彼女が私に気づく前に、逃げることを考えた。
だが、それではいけない。私はさっきのO崎との電話で、正直さと謙虚さの重要性を再認識したばかりなのだ。
そう、遅れた理由を正直に話せば、きっとわかってくれるに違いない。私はぎこちない笑顔で彼女に近づくと、なぜ遅刻したのかを、正直に話した。
するとどうだろう。彼女はニッコリと微笑み「それじゃしょうがないわね」と私を許してくれたのだ。
嬉しかった──。私の誠実さが、彼女に伝わった瞬間である。
もし私がO崎のように、回りくどい言い方で、言い訳をしてしまったら、彼女は許してくれただろうか。きっと、許してはくれなかったであろう。やはり人間は、正直に生きるべきである。そして、それに気づかせてくれたO崎に、ある意味、感謝しなければならない。
私は彼女の手を取り「速攻ラブホコース」を提案しようと、彼女の目をじっと見つめた。
すると、彼女は私に、こんなことを言ってしまったのである。
「その人、私も応援してるから、投票してあげてね」
訂正しよう。正直すぎるのも、考えものだ。
私が、当時付き合っていた彼女とのデートに出掛けようと玄関へと向かった時、突然、家の黒電話がジリリリリンと鳴り響いた。よくある日常の光景である。何も問題はない。だが私は、その電話を取ろうかどうか迷っていた。なぜならば、デートに遅刻しそうだったからである。
その時の彼女は、非常に気難しい性格で、わずか一分でも遅刻しようもなら「もう帰る!」もしくは「テメー死にてえか?」と言うくらいの、気性の持ち主だった。
家には私しか居ない。だが私には、電話に出ている暇はない。
私は鳴り響く黒電話を“無い物として”靴を履きはじめのであった。
いや、ちょっと待て。もしかしたら、この電話の内容は、非常に緊急事態な内容かもしれない。
「もしかしたら、田舎のおばあちゃんの身に何かあったのでは……」と思った、非常に心優しいレン太郎青年は、やはり電話を無視するなんて出来ないのであった。
私は、黒電話の受話器に手を掛けた。ずっしりと重い。当たり前だ。こんな年代物を置いてる家なんて、このご時世、うちくらいだろう。そして受話器を耳にあて「どうか悪い知らせではありませんように」と、今どき稀にしか見ない、好青年のような心境で、第一声を発したのである。
「も、もしもし」
「あ、私、O崎と言いますが、レン太郎くんはご在宅でしょうか?」
低い男の声が、私の耳に不快感を与えた。熱心な読者であるアナタならご存知だと思うが、レン太郎とはこの私のことである。
ていうか、O崎って誰だ? 私は、低いIQの頭をフルに活動させて、私の友人知人にO崎という人物がいないか検索した。
……知らない。私の知り合いで、O崎という人物は、存在しなかったのである。
知らないものはしょうがない。私はとりあえず、このO崎という人物が、どこの誰なのかを探るために、名乗ることにした。
「レン太郎は、私ですが……」
するとO崎は、こんな返事を返してきてしまったのである。
「あ、レンちゃん久しぶりー! 元気してた?」
な、な、何いーっ! ヤバイ。どうしよう。O崎は、私のことを知っている。しかも「レンちゃん」なんて、ちょっとフレンドリーではないかっ!
その当時、私のことを「レンちゃん」と呼ぶ人間は限られていた。私が、小学校から中学校の頃は、頻繁にそう呼ばれていた。頼んでもいないのに、そう呼ばれていたのである。
おそらく、あまりに私が可愛いかったが故の“愛称”だったのだろう。なので、その頃の友達であることは間違いない。
私は再び、脳みそに“喝”を入れ、O崎という人物を必死で思い出した。だが、ダメだった。私の安物のメモリーカードには、O崎という名は、記録されてはいなかったのである。
仕方ない……。私は、今から腹をかっ捌く侍のような心構えで、O崎にこう言い放った。
「誰だっけ?」
シンプルだ。実にシンプルである。回りくどく「あ、ああー、O崎くんね。はいはい。えーと……」なんて言うことも考えたが、この状態でさらに話を進められたのでは、すぐにボロが出ることは明白。ここは素直に「アナタのこと知りません」と言うのが、妥当である。するとO崎は、こう返してきてしまったのだ。
「中学んときのO崎だよ」
だから、知らんって言ってんだろうがー!
ちくしょう、O崎。なかなか食えない野郎だぜ。中学んときって言われても、私はO崎なんて名前は知らない。ていうか、私の貴重な時間を奪ってまでの用件っていうのは、いったい何なんだ。私はそれとなく、O崎に尋ねた。
「で、何の用?」
「久しぶりに電話をくれた友人に対し、何て口のきき方だ!」と、お怒りの意見もあるだろうが、まあ落ち着け。そして聞いてくれ。アナタはもうお忘れかもしれないが、この時の私は、一分一秒を争う大切な事態に直面していたのだ。
そう、早く電話を切って、彼女の元へ行かなければ、私の命が危ういのである。自分の身の危険をかえりみず、この古い友人だと名乗る、O崎の相手をしてやっているのだから、むしろ誉めていただきたいものだ。
話がそれたので、元に戻すことにしよう。私の「何の用?」という質問に対し、なんとO崎は、意味不明な発言をしたのである。
「十二月に、忘年会を兼ねて同窓会するんだけど、来ない?」
「は?」
O崎よ。今、何月だと思ってんだ。話の冒頭で言ったと思うが、まだ一月である。新年会ならまだしも忘年会なんて……。そんな先の話などわかるわけないし、今からそんな誘いに乗って「行く行くー」なんて言う奴が、果たしているのであろうか。
そう、誰もいないであろう。と私が思っていると、O崎はぶったまげる発言をしたのである。
「K田とM本は来るってよ」
行く奴おったんかいっ!
しかも、K田とM本って誰だよっ!
知らない。O崎をはじめK田とM本なんて、聞いたこともない。同じ中学だったかもしれないが、生徒全員と面識があったわけではない。O崎よ。お前はいったい何者なのだ。謎は深まる一方であった。
しかし、私にはそんな謎など、どうでもいい。早くこの、わけのわからない電話を切って、彼女の元へ向かわねば、私は「打ち首獄門の刑」もしくは「市中引き回しの刑」にも匹敵するくらいの刑罰を、彼女より言い渡されるであろう。それだけは、避けねばならない。
今、私がするべきことは、とっとと受話器を置いて猛ダッシュという、単純な作業をおいて、外ならないのだ。私は申し訳なさそうに、O崎にこう言った。
「急いでるから、また今度、電話してくれるかな?」
これもまた、実にシンプルである。言いたいことを単純明解に、相手に伝える。「たて前なんてクソ食らえ」と言わんばかりの台詞である。
言葉というのはキャッチボールだ。時にはカーブやチェンジアップやシンカーといった変化球も必要だが、やはりストレートでズバンと投げる事も必要なのだ。
O崎は、私の中学校ん時の友達だと名乗っているわけだから、旧友である私の都合も考えねばならない。なので、このくらいのストレートは、軽く受け止めてくれるであろう。するとO崎は、最後にこんなことを言いやがったのである。
「今度の選挙、G田M夫に投票してもらえるかな?」
この台詞を聞いた時、私は哀しかった。アナタは、おわかりだろうか?
結局O崎は、そのためだけに私に電話をしてきたのである。同じ中学だの同窓会だの、いろいろとボケをかましてくれたO崎は、単に、選挙活動の一貫として、私の所へ電話をしてきたにすぎないのだ。
たしかに同じ中学だったかもしれない。同窓会の話も本当なのかもしれない。だが、選挙の話を聞いた途端に、私がO崎に対し思ったことは「うさん臭い」の一言である。
私は、テキトーに話を合わせて、電話を切った。そして、O崎の言っていた「G田M夫」にも投票しない。同窓会にも行かないだろう。なぜならば、私はこういう手段で人に付け込む行為が、大嫌いだからである。
本当に投票してもらいたいのならば、こう言うべきである。
「同じ中学校に通っていたO崎だけど、今度の選挙、投票する人が決まってないなら、俺の応援している人に投票してもらえるかな?」
これならば、私も考えなくはない。実に正直で、謙虚だからである。話したこともないのに“愛称”で呼び、そして同窓会にまで誘い、うぶな私の心を乱したO崎には、残念ながら協力できない。
もしアナタが、O崎のような手段で選挙活動を行っているならば、忠告しよう。逆効果だ。きっとアナタの応援している人は、落選するであろう。
そして電話を切った私は、猛ダッシュで彼女の元へと向かったのであった。
彼女との待ち合わせ場所は、駅前だった。駅前へと近づいた私は、すでにイラついた態度で、般若のような形相の彼女を確認した。
時計を見ると、約束の時間より10分もオーバーしていた。私の死刑は確定である。そして彼女までの距離は、約百メートル。私は、彼女が私に気づく前に、逃げることを考えた。
だが、それではいけない。私はさっきのO崎との電話で、正直さと謙虚さの重要性を再認識したばかりなのだ。
そう、遅れた理由を正直に話せば、きっとわかってくれるに違いない。私はぎこちない笑顔で彼女に近づくと、なぜ遅刻したのかを、正直に話した。
するとどうだろう。彼女はニッコリと微笑み「それじゃしょうがないわね」と私を許してくれたのだ。
嬉しかった──。私の誠実さが、彼女に伝わった瞬間である。
もし私がO崎のように、回りくどい言い方で、言い訳をしてしまったら、彼女は許してくれただろうか。きっと、許してはくれなかったであろう。やはり人間は、正直に生きるべきである。そして、それに気づかせてくれたO崎に、ある意味、感謝しなければならない。
私は彼女の手を取り「速攻ラブホコース」を提案しようと、彼女の目をじっと見つめた。
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