無題

枕返し

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無題

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私には理想の自分像がある。
それに向かって日々努力している。大変だって思うこともあるけど、絶対に諦めない。
将来は好きなことを仕事にするんだ。
それで皆に好きになってもらって、嫌いって思う人のいないような人間になりたい。
だから他人の悪口や不満を人に言いふらすような人間には、絶対ならない。
いつも笑顔で、物腰柔らかで親しみやすくって。
そんな私の隣には素敵な人がいて。
仕事も家庭も両立する。
輝いてる。
そんな自分に、私は・・・・・・。


















ふと、気が付くと。
眼前に広がるのはいつもの見慣れた景色。
眼の辺りに少し突っ張った感じがある。
ああ、そうか。
きっと悲しい夢を見ていたんだ。
眼を擦り、温かな思い出という布団の中でのぼせた頭を冷まし、目を覚ます
そして夢から醒めた私は、今日もこの、褪めた私を生きていく。
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