【完結】契約結婚ですが、心を開いてみたら、素敵な恋になりました。

朝日みらい

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(16)甘いピクニック

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次の日、エリスはロバートと一緒に散歩しているときに、ふと思った。

「ねえ、ロバート。あなた、子供の頃はどんな感じだったの?」

ロバートは少し考えた後、懐かしそうに笑った。

「子供の頃?ああ、あまり面白くない子供だったな。母さんがよく、‘もう少しおとなしくしてなさい’って言ってた。」

「それ、ちょっと意外だね。」

エリスは笑いながら言った。

「だって、ロバートっていつもアクティブで元気だもん。」

「うーん、それは今だからだよ。」

ロバートは肩をすくめた。

「子供の頃はむしろ、引っ込み思案だったんだ。」

「本当に?」

エリスは驚いた顔をして、ロバートをじっと見つめた。

「じゃあ、どうして今はそんなに魅力的で、自信満々なんだろう?」

ロバートは少し照れくさそうに笑った。

「それはお前のおかげだよ。お前に出会ってから、俺は変わった気がする。」

その言葉に、エリスは嬉しそうに顔を赤くした。

「私も、ロバートに出会えて本当に良かった。私の毎日が、すごく楽しくなった。」

二人はお互いに微笑みながら、そのまま歩き続けた。心の中で、お互いの気持ちがますます深まっているのを感じながら。


ある晴れた日の午後、エリスとロバートは城の近くの小道を散歩し、ふと思いついてピクニックをすることにした。

「ピクニックかぁ、久しぶりだね。」

エリスは、ちょっと嬉しそうに言った。

「お前が楽しそうにしてる顔が見たくて。」

ロバートはにっこりと笑いながら、手を差し出した。

「さあ、どこで食べる?」

「うーん、あの大きな木の下がいいかも。」

エリスは指さしながら、少し考えた。

「そこで、のんびりと。」

「決まりだな。」

ロバートはエリスの手を取って引っ張り、二人で向かっていった。

木陰に到着すると、ロバートはすぐに座り込んで、エリスを隣に誘った。

「ここでゆっくりしよう。お前とこうやって一緒に過ごす時間が、ほんとに幸せだ。」

「私もだよ。」

エリスは笑顔を浮かべて、ロバートに寄り添う。

「こうして静かな時間を共有するのって、すごく贅沢だね。」

ロバートはエリスを見つめると、顔を少し近づけて低い声で言った。

「エリス、俺、ほんとにお前のこと好きだよ。」

その言葉に、エリスの胸はドキッとした。顔が赤くなるのを感じながらも、嬉しそうに微笑んだ。

「私も、ロバート。あなたといると、心が温かくなるんだ。」

「なら、もっと一緒にいような。」

ロバートはしっかりとエリスの手を握り返し、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべた。

「今日はお前だけを見てるからな。」

エリスはその言葉にドキッとし、顔が真っ赤になった。思わず肩をすくめながら、笑いをこらえて言った。

「ほんとに…なんでそんなに照れることなく言うのよ?」

「だって、照れたら負けだろ?」

ロバートは肩をすくめると、笑顔でエリスに近づいた。

「お前が可愛いから、つい…。」

その瞬間、エリスの頬にロバートの唇が軽く触れた。エリスは目を見開き、その温かさに驚きながらも、心の中で幸せを感じた。

「え、ええ?」

エリスは顔を赤くしながら、何とも言えない表情を浮かべた。

「今のはほんの挨拶さ。」

ロバートはまたニヤリと笑いながら言った。

「お前にそんなに可愛い顔を見せられると、我慢できなくなるから。」

「もー!ロバート、ほんとに…」

エリスは照れくさく、でも嬉しそうに笑いながら、彼を軽く押し返した。

「少しは気を使いなさいよ!」

「でも、お前が可愛いんだから仕方ないだろ?」

ロバートはエリスの肩を優しく抱き寄せると、もう一度唇を触れさせた。

「だって、お前と一緒にいると、ついついこうなるんだ。」

「もー、ロバートったら…。」

エリスは顔を隠すようにして手で口を覆った。だけど、心の中ではすごく幸せだって感じている自分に気づいて、また少し顔を赤らめた。
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