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弁当屋のお姉さんにはお世話になっています

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 圭吾は千草の乱れた短い髪に手を置いた。

 千草の口内の心地よい温かさに、再びあそこが産声を上げ始めた。 

「あらあら、またひとり立ちしてきた。かわいいやつね」

 アイスキャンデーのように、赤く充血した陰茎を、千草は口にくわえて、ペロペロとなめ始める。

(ああっ。はやく、あの女子高生がエロ原稿をばらまく前に行かないと…くくくうっ)

 圭吾は後ろ手で、ドアノブにつかまりながら、噴火しそうな火山口を何とか鎮めようとしていた。

 しかし、千草の口内で愛撫された一本の茶色のバナナはうまそうに熟れて硬直している。

 千草はあそこを口から出すと、自分のジャングルの下のおまんこにそろそろと挿入していく。

 膣内はすでにラブジュースの湿地帯となっている。
向かい入れた肉襞がぎゅっとペニスをしめつけてきた。

 千草はヒップをリズミカルに動かしながら、肉棒をこすりあげ、

「ああ、ああん」とときおり、甘い喘ぎ声を発しながら、天を仰いで舌を出す。

「ち、千草、もう…出ちまう…」

「だ、だめ。まだ、ガマンして。奥には出しちゃだめだって…」

「うううえっ」

 圭吾の、ドアノブを握る手に汗がにじんでいる。

 千草は、腰を激しく前後に振り、こめかみからしっとり玉の汗をたらしながら、頂に向かってのぼっている。

 千草が絶頂に達するまでは、圭吾は放出をガマンしなければならないのである。

 このチキンレースを離脱したいが、圭吾のタイムリミットも限界に近づきつつある。

「いやだ…あっあううん」

 千草の声がうわずった。

 千草の乳房に圭吾ののばした指先が伸びて、パン生地をこねるようにもみしだいていたのである。

 思いがけない圭吾の責めに、千草の絶頂時刻は狭まった。

「あううううん」

 千草がよだれを垂らしながら、ぐったりと床に倒れ込むと同時に、圭吾はあそこを引き抜き、そのままズボンを引き上げて外に飛び出した。

 加熱した逸物が収まりきらず、チャックから飛び出している。

 エレベーターに乗り合わせた清掃婦が、興味深く、圭吾の赤面したそれを眺めていた。
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