【完結】身代わりに病弱だった令嬢が隣国の冷酷王子と政略結婚したら、薬師の知識が役に立ちました。

朝日みらい

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第18章:二人の約束 

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あの日から少しずつ、私の心の中で変化が起きていた。エドアルドが私を守ろうとしてくれる気持ちはとても嬉しいし、心強い。

でも、同時に、私も自分の力でしっかりと道を切り開きたくて。

その思いを、どうしてもエドアルドに伝えたかった。


あの日、私が眠る前にエドアルドが言ってくれた言葉が、ずっと頭から離れない。

「何があっても俺が守る。」

その言葉に、心の中が温かくなった。

でも、それと同時に私は心の奥でこう思っていた。

「私は、自分でやってみたい。」


「リリス。」

エドアルドが突然私を呼んだ。

その声に振り向くと、彼は私の前に立っていて、少し真剣な表情をしている。

ああ、何か大事なことを言おうとしているに違いない。

「何?」

私は少し緊張しながら答える。

「お前がやろうとしていることを、俺は全面的に支援するから。」

彼はまっすぐに私の目を見て、はっきりと言った。

その言葉に、私の胸は少しドキドキしてしまった。

あの優しさを、やっぱり私は感じずにはいられない。

でも、どうしても言いたくて…。

「エドアルド。」

私は少し声を詰まらせながら続けた。

「ありがとう。でも、私自身の力で、道を切り開きたいこともあるし。あなたの支えがあることは本当にありがたいけど…。」

彼は黙って私を見つめて、少しだけ眉をひそめた。

私は心の中でちょっと焦った。

彼が怒るのではないか、反対するのではないかって。

でも、そんな心配は無用だった。

「分かっている。」

エドアルドは優しく笑った。

「お前の気持ちはよく分かる。でも、だからといって、俺が君を守らないということにはならないぞ。」

彼は私の手を取って、そっと握った。あたたかい手のひらが、私の心を穏やかにしてくれる。

「ありがとう、エドアルド。」

私は素直にその言葉を返した。

でも、やっぱり少し照れくさい。

こうして目の前で笑っている彼を見ていると、ついつい胸がドキドキしてしまう。

「俺が守るのは当然だろ。」

エドアルドは少し照れくさそうに頭をかきながら言った。

「でも、俺もお前が望むようにお前のそばで支えていく。それが、俺にできることだから。」

その言葉が、なんだか私の心にしっかりと響いてきた。

エドアルドは、自分の力を過信せず、私を尊重してくれているのね。

私がやりたいことを、きっと一緒に応援してくれる。

それを感じると、また胸が熱くなった。

「エドアルド…」

私は少し照れくさいけど、彼の目を見て言った。

「あなたの支えがあるからこそ、私はやりたいことができるんだと思う。あなたがいてくれるから、私も怖くないの。」

エドアルドは、少しニヤリと笑って、私の手をギュッと握った。

「そうだろ? それなら、俺がいないとダメってことだな。」

その笑顔に、私は思わず頬を赤らめた。

「そ、そんな…。」

私は恥ずかしさで少し目をそらしながら言った。

「あなたがいてくれると安心する。」

彼は嬉しそうに私の顔を見つめながら、さらに手を握る力を強くした。

その力強さが、私にとっては何よりの安心感だ。

「それなら、これからもずっと、お前のそばにいるよ。」

エドアルドはやさしく言った。

その言葉に、私の心はすぐにほっこりと温かくなった。

「約束よ、エドアルド。」

私は少し真面目な顔をして言った。

「お互いのこと、尊重し合って、協力して、どんな困難にも立ち向かおうね。」

「もちろんだ。」

エドアルドは力強く頷き、少し照れくさい顔をして笑った。

「お前と一緒に、どんなことでも乗り越えていけると思うから。」


その後、私たちはしばらく黙ってお互いの目を見つめ合った。

言葉にしなくても、今、私たちの間には確かな信頼と愛が存在しているのが分かる。

それが、何よりも大切だと感じた。

「これからも、ずっと一緒にいようね。」

私は小さな声で呟いた。

「もちろんだ。」

エドアルドは優しく微笑んで、私の手を引いて歩き出した。
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