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第2話
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友だちの早苗の家は、近所の丘の上にあります。
家の前の道路から、五十段も石の階段があるけれど、亜里砂は息ぎれしないで、スタスタとのぼります。
「亜里砂、どうぞ、なか、入って」
早苗が、キラキラのビーズとフリルをいっぱいつけた、白黒のシマシマのブラウスを着て、にこりとしました。
早苗のパパは、小さなアパレルショップのデザイナーです。壁のいたるところに、大人や子どものモデルの着たポスターが飾られています。
『大胆で、カラフルに!』というキャッチコピーで、一部のお客さんから、たいへん人気があるみたいです。
二階の早苗の部屋には、すでに同じクラスの雫と楓も座っていました。
部屋一面に、早苗のパパがつくった、ド派手で、きばつな子ども服が、ズラリとなべられています。
「わあ、すごい。これ全部、早苗のパパの服なのね?」
亜里砂は、目をパチクリさせながら、広げられた服をながめました。
「早苗がね。好きなだけ、着てみていいんですって」
雫が、真っ赤なドレスを手にして、うっとりして言いました。
「それに、下の写真室で、早苗のパパが写真をとってくれるんですって」
楓は、亜里砂がこれまで見たこともないようなレインボーカラーのワンピースに着がえながら、言いました。
早苗は、なんともいえない、はにかんだ顔で、三人を見ていました。
亜里砂も、大きなカバの柄がプリントされている、真っ青のブラウスと、ピンク色のアジサイがさいたパンツを着替えてみました。
雫と楓も、本物のプロのモデルのように、現実ばなれしたド派手な服をきて、キラキラしたメルヘンの女の子の気分になっています。
「亜里砂、すっごく、かわいいね!」
三人に言われて、亜里砂は飛びはねたいほど、うれしくなりました。
家の前の道路から、五十段も石の階段があるけれど、亜里砂は息ぎれしないで、スタスタとのぼります。
「亜里砂、どうぞ、なか、入って」
早苗が、キラキラのビーズとフリルをいっぱいつけた、白黒のシマシマのブラウスを着て、にこりとしました。
早苗のパパは、小さなアパレルショップのデザイナーです。壁のいたるところに、大人や子どものモデルの着たポスターが飾られています。
『大胆で、カラフルに!』というキャッチコピーで、一部のお客さんから、たいへん人気があるみたいです。
二階の早苗の部屋には、すでに同じクラスの雫と楓も座っていました。
部屋一面に、早苗のパパがつくった、ド派手で、きばつな子ども服が、ズラリとなべられています。
「わあ、すごい。これ全部、早苗のパパの服なのね?」
亜里砂は、目をパチクリさせながら、広げられた服をながめました。
「早苗がね。好きなだけ、着てみていいんですって」
雫が、真っ赤なドレスを手にして、うっとりして言いました。
「それに、下の写真室で、早苗のパパが写真をとってくれるんですって」
楓は、亜里砂がこれまで見たこともないようなレインボーカラーのワンピースに着がえながら、言いました。
早苗は、なんともいえない、はにかんだ顔で、三人を見ていました。
亜里砂も、大きなカバの柄がプリントされている、真っ青のブラウスと、ピンク色のアジサイがさいたパンツを着替えてみました。
雫と楓も、本物のプロのモデルのように、現実ばなれしたド派手な服をきて、キラキラしたメルヘンの女の子の気分になっています。
「亜里砂、すっごく、かわいいね!」
三人に言われて、亜里砂は飛びはねたいほど、うれしくなりました。
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