ブラックホールをふき飛ばせ

朝日みらい

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「あいつ、ミノワっちをおこらせるから、ああなっちゃうんだ。ウソでもお姉さんと呼ばないとさ。学校の友だちだって同じだけど」

 あたしは、おもわずコクンとうなづく。

「そうそう。学校では本音の話なんかできないよね。変なうわさが立ってもイヤだよね」
「だよね。気をつかうよね」

 パロパロちゃんが、こめかみをいじりながら言った。それから、あたしの方に向きなおった。

「あらためまして、私、パロパロ。あなたは?」
「林ナオ」
「ちがう。もう一つの本当の名前」
「あ、ハク、ハクです」
「ハクちゃんね。良い名前じゃんね」
「ありがとう。あの、ねえ、ミノワさんって、意外にこわいんだね」

 パロパロちゃんは、鼻の下を指でこすった。

「ぜんぜん。むしろ、めちゃくちゃやさしいよ。ミノワっちは、あたしたちのお姉さんって感じ。いつもみんなのそばにいてくれる。あれだって、ふざけてるだけだよ」
「あの、なぎさ先生とか、カザマさんとかは?」
「もちろん、すごくいい人。ただなぎさ先生は診察で忙しいし、カザマさんだって、ここの運営とか大変そう。だから、ミノワっちはみんなのお姉さんなんだ」
「へえ、そうなのね」

 あたしは目でうなづく。
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