【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない

朝日みらい

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「まず、敵を攻撃する際に使います。敵が攻撃してくる前に大砲に爆弾を詰めて爆破することで、敵を全滅させることができます。ひとつの都市ごと、まるごと消滅できる」

 グレゴリーは誇らしげに語りました。

 ヴィクトールはしばらく考え込んだ後、彼に言いました。

「なるほど。もしこのような兵器を手にしたら、何万、何千万という人間が死ぬことになる。それが他の国が持って戦争に使ったら、世界中はどうなると思いますか?」

「劇的に変化しますよ。大きな力を手にした者が、世界を支配できるようになりますよ」

とグレゴリーは自信を持って答えました。

 ヴィクトールは考え込んだまま、しばらく沈黙しました。

「グレゴリーさん、この兵器は開発されるべきものではない。それを手にした悪人が一度でも使ったら、どうなる?」

とヴィクトールは静かに言いました。


「いいえ、他の国が先に開発して戦争に使われる前に、わが国がこの兵器を手に入れ、支配すればいいんですよ」

 グレゴリーは熱く語り続けました。

「そうすれば私の発明が世界中を救うことになるのです」

 ヴィクトールはため息をつきました。

「グレゴリーさん、私はあなたの発明には賛成できません」

と彼は静かに告げました。

「その爆発する物質は兵器としてはあまりにも危険すぎる」

 グレゴリーは反論しました。

「しかし、これは戦争において非常に有益なものです。この魔鉱石さえ手に入れれば、莫大な力を得ることができます。あなたに頼めば、この魔法石を入手できるはずです」

 彼は興奮気味に言いました。

「ヴィクトール様、私はこの国を守るために最善の努力を尽くしています。私は世界一、頭がいい人間なんです。私たちが世界を救うんですよ」

 ヴィクトールはため息をつきました。

「グレゴリーさん、あなたの発明は人々を不幸にするだけです」

「私は正しいことをしているんですよ!」

とグレゴリーは叫びました。

 彼は怒りで顔が真っ赤になっていました。

「なぜ理解してくれないんですか? わたしはエリーナみたいな凡庸な人間ではない。私は天才なのです。私は世界を救うために生まれてきたのです」

 ヴィクトールは彼を見つめて言いました。

「グレゴリーさん。確かにあなたは天才なのかもしれない。しかしあなたは間違っている。使い方を間違えれば、愚かな人間に成り下がる」

 グレゴリーは立ち上がって怒鳴った。

「黙れ!おまえに何がわかるんだ!」

 彼は興奮して叫んだが、ヴィクトールの表情は変わりませんでした。

 彼は静かな口調で続けました。

「私があなたを説得することはできないようだ」

とヴィクトールは言い捨てました。

 そして静かに立ち上がりました。

「エリーナ、行こう」

「さようなら、グレゴリーお兄様」

 エリーナは、ヴィクトールに続いて部屋から出て行きました。
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