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第1章 名探偵シャロン・ホームズ Ⅱ
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制圧した強盗から取り上げた拳銃をクルクルと弄びながら、ホームズは隣の車両へ向かい、その後にワトソンが続いた。
乗客の不安と縋るような視線を背中に浴びて、ワトソンはプレッシャーに圧し潰されそうだったが、前を歩くホームズは全く気にしていないらしい。
「ホームズ、君の心臓には毛でも生えているんじゃないのか」
「心外だねぇ、私のような繊細な乙女に向かって」
「本当に繊細な人間は、あんな大胆な宣言や口上をしないんだよ」
「大胆さと繊細さは時に両立するものさ」
車両の連結部を抜け、隣の車両の扉を開ける時にはホームズは急に押し黙り、音がしないように慎重に扉を開ける。なるほど、確かに繊細な動きではある。
この列車は八両編成。前三両が貨物車両で、後ろの五つが客車という構成になっている。ワトソンたちは客車の一番前の車両、先頭から見て四番目の車両に乗っていた。その前方から強盗たちがやってきた。
という事は──
「(この先の貨物車両に強盗たちは潜んでいたんだろう。油断しないように)」
「(了解)」
小声で耳打ちするホームズにワトソンは頷き、二人は猫のような忍び足でそっと隣の車両に踏み入れた。
貨物車両は高い位置に明り取りの小さな窓がついているだけで薄暗かった。座席はなく、大小幾つもの木箱が無造作に積まれている。その向こうに列車強盗の一味と思わしき男たち三人が、煙草を吹かしながらダベッていた。
ワトソンとホームズは目配せをし、荷物の物陰に隠れながら男たちに近付く。すると男たちの話し声が聞こえてきた。
「もう無線で身代金のことは言ってあんだろ?」
「ああ……思ったよりも簡単な仕事だったな。割の良い仕事にありつけてラッキーだったぜ」
「それなりに割は良いけどよ。もし鉄道会社が100万ポンド払ったらどうする? それならこのまま人質明け渡してもいいんだけどよ」
「馬鹿言え、払うわけねぇだろ」
「もしもの話だって」
「そうだな……もし要求通り金が払われたとしても、結局アイツらは殺すことになるんじゃねぇのか。俺らの今後が掛かってる」
「違げぇねぇ──けけっ、巻き込まれた他の乗客もツイてねぇな。あのオッサンと仲良く鉄の棺桶でお陀仏か」
「ぎゃははははははははっ!」
(どういう事だ……?)
男たちの会話を聞いて、ワトソンは首を捻る。
通常、列車強盗といえば乗客の金品や積荷を巻き上げるものなのだが、どうもこの列車強盗たちにそのつもりはないらしく、鉄道会社に身代金を要求しているようである。
しかしその身代金が目的という訳でもなく、そもそもこの列車の乗客を皆殺しにする事が目的であるかのような口ぶりだ。
一体どんな狙いがあるのか──ワトソンには見当も付かない。しかしホームズは違ったようで、
「(……なるほどね)」
とボソリと呟いた。
ダベッていた男たちのうちの一人が、客車の方を見やる。
「しかし遅っせぇなアイツら」
「中々戻らねぇな……ちょっと見てくるか」
「ったくアイツらオッサン一人確認するのに何やってんだよ」
ぞろぞろと男たちが客車の方へ向かって歩き出す。ワトソンとホームズは無言でうなずき合った──やるしかない。
目配せだけでタイミングを合わせ、二人は同時に物陰から飛び出す。
飛び出すと同時にワトソンは一人をハイキックで倒し、ホームズは近場にいた男の顎を持っていた拳銃のグリップで殴りつけて失神させる。
一瞬で仲間二人が倒され、残る一人は青くなった。
「な、何だお前らっ⁉」
「──動くな」
男が持っていた銃を構えるより先に、ホームズが銃口を向ける。男は蛇に睨まれた蛙のように動きを止めた。その隙にワトソンが思い切り股間を蹴り上げる。
急所を蹴り上げられた男は声にならない悲鳴を上げ、前のめりに倒れて泡を吹いた。
「これでこの車両も制圧完了か。ホームズ、先に進もうか」
「いやちょっと待ってくれ」
言いながらホームズは男たちが持っていた拳銃を取り上げ、ポケットや懐を探る。何をやっているのだろうとワトソンが首を傾げると、ホームズは一人の男のポケットから紙片を取り出した。
「あった」
その紙片にはとある中年男性の顔写真とその身元、外見的特徴等についての情報が小さくまとめられている。
「ジョセフ・アドキンス……英国空軍の大佐?」
紙片の情報を読み上げ、ワトソンは怪訝な顔をした。
「何だって列車強盗が空軍大佐の調書を持っているんだ?」
「この人、さっきの客車にいたね。顔を見た覚えがある」
「……ちょっと見ただけの乗客全員の顔を覚えているのか?」
「お忍びでロンドンに用があったのかな。服装は普通の格好をしていたけど、軍人らしい鍛えられたがっちり目の体格をしていたからね、間違いないよ」
ホームズはウィンク。ワトソンはホームズの記憶力に舌を巻いた。
「探偵は記憶力も大切だからね……これで事件の全容が分かったよ」
「本当か? それじゃ一体この列車強盗は──」
「待ってくれ」
まくし立てるワトソンを遮り、ホームズは懐から取り出した懐中時計を確認する。
「この事件の真相について語りたいのは山々だが、生憎と時間がなくてね。少し急いだ方が良さそうだ」
「どういうことだ?」
「さっきコイツらが話してただろ、乗客全員、鉄の棺桶でお陀仏だって。恐らくこの強盗たちは列車を暴走させて脱輪させる気だろうねぇ。この先にカーブする橋があったから、もし列車を脱輪させるつもりなら橋に差し掛かったところを狙うだろう。そして私の計算が正しければ──もう少しでその橋に差し掛かる」
「何だって⁉」
その時になってワトソンはハッとした。
客車から貨物車両に移動する際に、外の景色を見た。いつもの運行よりずっと景色の流れが速かった気がする。
もし列車が暴走し、想定されている以上のスピードでカーブに突入すれば、列車が脱輪するのは明白だ。
「という訳で、君は列車の上を通って機関室の奪還を頼む。機関室を奪い返して列車の速度を正常に戻さない限り、我々はこのまま列車ごと入水自殺するはめになる──頼めるかい」
「もちろんだ。僕には医者になるって夢があるんだ、こんな所で死ぬつもりはない」
「頼んだよ」
ワトソンは早速連結部に戻り、外壁をよじ登り始める。
「ホームズはどうするんだ」
「君が気付かれないよう、派手に暴れ回るさ」
そう言ってホームズは列車強盗から奪った拳銃とは別に、懐から自分の愛銃を取り出す。両手に拳銃を持つ二丁拳銃スタイルで、ホームズは不敵に笑いながら次の車両へ向かった。
機関車のすぐ後ろの貨物車両。貨物が雑多に積まれたそこに、列車強盗たちの親玉が居座っていた。
弾帯をベルトのように肩から斜め掛けしており、オーバーサイズの薄いコートを羽織っている。身長は190センチ以上あるだろう。非常に大柄かつ筋肉質であり、まるで熊のような男である。
親玉の男は隣の車両から漏れ聞こえてくる銃声と悲鳴や怒号に、ピクリと片眉を上げる。
すぐに子分の一人が大慌てで親玉に駆け寄ってきた。
「──何があった?」
「大変だ! 銃を持った金髪の変な女がひとり、大暴れしてる‼」
「何? 女?」
思いがけない報告に親玉の男は耳を疑った。呆れたように被り振る。
「はぁ……ったく、女なんぞに何を手こずってやがんだお前ら」
「ただの女じゃねぇんだ! スゲェ腕利きだ、ろくに撃ち合う前にみんなやられっちまう‼ もうすぐそこまで来てやがんだ!」
「なんだと⁉」
たった一人でこの車両までの子分を制圧して来たというのか。それが本当なら暴れている女というのは、化け物じみた強さの銃の腕をしている事になる。
「しかもただ強いってぇだけじゃねぇ! あの女、俺たちと撃ち合いながらヘラヘラ笑ってやがる……! 絶対まともじゃねぇ‼ マジでイカレてやがる──」
そこまで言ったところで、親玉に助けを求めに来た男も倒れた。後ろから撃たれたからである。
親玉の男は立ち上がり、車両の入口を見やる。
そこに立っていたのは、硝煙をくゆらせた拳銃を弄ぶ金髪の美女──シャロン・ホームズだった。
「ご機嫌よう」
ホームズはにっこりと笑った。
乗客の不安と縋るような視線を背中に浴びて、ワトソンはプレッシャーに圧し潰されそうだったが、前を歩くホームズは全く気にしていないらしい。
「ホームズ、君の心臓には毛でも生えているんじゃないのか」
「心外だねぇ、私のような繊細な乙女に向かって」
「本当に繊細な人間は、あんな大胆な宣言や口上をしないんだよ」
「大胆さと繊細さは時に両立するものさ」
車両の連結部を抜け、隣の車両の扉を開ける時にはホームズは急に押し黙り、音がしないように慎重に扉を開ける。なるほど、確かに繊細な動きではある。
この列車は八両編成。前三両が貨物車両で、後ろの五つが客車という構成になっている。ワトソンたちは客車の一番前の車両、先頭から見て四番目の車両に乗っていた。その前方から強盗たちがやってきた。
という事は──
「(この先の貨物車両に強盗たちは潜んでいたんだろう。油断しないように)」
「(了解)」
小声で耳打ちするホームズにワトソンは頷き、二人は猫のような忍び足でそっと隣の車両に踏み入れた。
貨物車両は高い位置に明り取りの小さな窓がついているだけで薄暗かった。座席はなく、大小幾つもの木箱が無造作に積まれている。その向こうに列車強盗の一味と思わしき男たち三人が、煙草を吹かしながらダベッていた。
ワトソンとホームズは目配せをし、荷物の物陰に隠れながら男たちに近付く。すると男たちの話し声が聞こえてきた。
「もう無線で身代金のことは言ってあんだろ?」
「ああ……思ったよりも簡単な仕事だったな。割の良い仕事にありつけてラッキーだったぜ」
「それなりに割は良いけどよ。もし鉄道会社が100万ポンド払ったらどうする? それならこのまま人質明け渡してもいいんだけどよ」
「馬鹿言え、払うわけねぇだろ」
「もしもの話だって」
「そうだな……もし要求通り金が払われたとしても、結局アイツらは殺すことになるんじゃねぇのか。俺らの今後が掛かってる」
「違げぇねぇ──けけっ、巻き込まれた他の乗客もツイてねぇな。あのオッサンと仲良く鉄の棺桶でお陀仏か」
「ぎゃははははははははっ!」
(どういう事だ……?)
男たちの会話を聞いて、ワトソンは首を捻る。
通常、列車強盗といえば乗客の金品や積荷を巻き上げるものなのだが、どうもこの列車強盗たちにそのつもりはないらしく、鉄道会社に身代金を要求しているようである。
しかしその身代金が目的という訳でもなく、そもそもこの列車の乗客を皆殺しにする事が目的であるかのような口ぶりだ。
一体どんな狙いがあるのか──ワトソンには見当も付かない。しかしホームズは違ったようで、
「(……なるほどね)」
とボソリと呟いた。
ダベッていた男たちのうちの一人が、客車の方を見やる。
「しかし遅っせぇなアイツら」
「中々戻らねぇな……ちょっと見てくるか」
「ったくアイツらオッサン一人確認するのに何やってんだよ」
ぞろぞろと男たちが客車の方へ向かって歩き出す。ワトソンとホームズは無言でうなずき合った──やるしかない。
目配せだけでタイミングを合わせ、二人は同時に物陰から飛び出す。
飛び出すと同時にワトソンは一人をハイキックで倒し、ホームズは近場にいた男の顎を持っていた拳銃のグリップで殴りつけて失神させる。
一瞬で仲間二人が倒され、残る一人は青くなった。
「な、何だお前らっ⁉」
「──動くな」
男が持っていた銃を構えるより先に、ホームズが銃口を向ける。男は蛇に睨まれた蛙のように動きを止めた。その隙にワトソンが思い切り股間を蹴り上げる。
急所を蹴り上げられた男は声にならない悲鳴を上げ、前のめりに倒れて泡を吹いた。
「これでこの車両も制圧完了か。ホームズ、先に進もうか」
「いやちょっと待ってくれ」
言いながらホームズは男たちが持っていた拳銃を取り上げ、ポケットや懐を探る。何をやっているのだろうとワトソンが首を傾げると、ホームズは一人の男のポケットから紙片を取り出した。
「あった」
その紙片にはとある中年男性の顔写真とその身元、外見的特徴等についての情報が小さくまとめられている。
「ジョセフ・アドキンス……英国空軍の大佐?」
紙片の情報を読み上げ、ワトソンは怪訝な顔をした。
「何だって列車強盗が空軍大佐の調書を持っているんだ?」
「この人、さっきの客車にいたね。顔を見た覚えがある」
「……ちょっと見ただけの乗客全員の顔を覚えているのか?」
「お忍びでロンドンに用があったのかな。服装は普通の格好をしていたけど、軍人らしい鍛えられたがっちり目の体格をしていたからね、間違いないよ」
ホームズはウィンク。ワトソンはホームズの記憶力に舌を巻いた。
「探偵は記憶力も大切だからね……これで事件の全容が分かったよ」
「本当か? それじゃ一体この列車強盗は──」
「待ってくれ」
まくし立てるワトソンを遮り、ホームズは懐から取り出した懐中時計を確認する。
「この事件の真相について語りたいのは山々だが、生憎と時間がなくてね。少し急いだ方が良さそうだ」
「どういうことだ?」
「さっきコイツらが話してただろ、乗客全員、鉄の棺桶でお陀仏だって。恐らくこの強盗たちは列車を暴走させて脱輪させる気だろうねぇ。この先にカーブする橋があったから、もし列車を脱輪させるつもりなら橋に差し掛かったところを狙うだろう。そして私の計算が正しければ──もう少しでその橋に差し掛かる」
「何だって⁉」
その時になってワトソンはハッとした。
客車から貨物車両に移動する際に、外の景色を見た。いつもの運行よりずっと景色の流れが速かった気がする。
もし列車が暴走し、想定されている以上のスピードでカーブに突入すれば、列車が脱輪するのは明白だ。
「という訳で、君は列車の上を通って機関室の奪還を頼む。機関室を奪い返して列車の速度を正常に戻さない限り、我々はこのまま列車ごと入水自殺するはめになる──頼めるかい」
「もちろんだ。僕には医者になるって夢があるんだ、こんな所で死ぬつもりはない」
「頼んだよ」
ワトソンは早速連結部に戻り、外壁をよじ登り始める。
「ホームズはどうするんだ」
「君が気付かれないよう、派手に暴れ回るさ」
そう言ってホームズは列車強盗から奪った拳銃とは別に、懐から自分の愛銃を取り出す。両手に拳銃を持つ二丁拳銃スタイルで、ホームズは不敵に笑いながら次の車両へ向かった。
機関車のすぐ後ろの貨物車両。貨物が雑多に積まれたそこに、列車強盗たちの親玉が居座っていた。
弾帯をベルトのように肩から斜め掛けしており、オーバーサイズの薄いコートを羽織っている。身長は190センチ以上あるだろう。非常に大柄かつ筋肉質であり、まるで熊のような男である。
親玉の男は隣の車両から漏れ聞こえてくる銃声と悲鳴や怒号に、ピクリと片眉を上げる。
すぐに子分の一人が大慌てで親玉に駆け寄ってきた。
「──何があった?」
「大変だ! 銃を持った金髪の変な女がひとり、大暴れしてる‼」
「何? 女?」
思いがけない報告に親玉の男は耳を疑った。呆れたように被り振る。
「はぁ……ったく、女なんぞに何を手こずってやがんだお前ら」
「ただの女じゃねぇんだ! スゲェ腕利きだ、ろくに撃ち合う前にみんなやられっちまう‼ もうすぐそこまで来てやがんだ!」
「なんだと⁉」
たった一人でこの車両までの子分を制圧して来たというのか。それが本当なら暴れている女というのは、化け物じみた強さの銃の腕をしている事になる。
「しかもただ強いってぇだけじゃねぇ! あの女、俺たちと撃ち合いながらヘラヘラ笑ってやがる……! 絶対まともじゃねぇ‼ マジでイカレてやがる──」
そこまで言ったところで、親玉に助けを求めに来た男も倒れた。後ろから撃たれたからである。
親玉の男は立ち上がり、車両の入口を見やる。
そこに立っていたのは、硝煙をくゆらせた拳銃を弄ぶ金髪の美女──シャロン・ホームズだった。
「ご機嫌よう」
ホームズはにっこりと笑った。
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