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恋の葛藤
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「そんな…どうしてそんな条件。明君と別れてって、私が言ったらどうするの?」
泉ちゃんを問いただした。
一体泉ちゃんは、何を考えてるの?
絶対明君にお断りの返事すると思ったのに、OKの返事をするなんて。
頭に何度も何故と言う言葉が浮かんだ。
「私と付き合うつもりもない癖に、別れてって、無責任だねって言います。実際私孤独なんです。明君と別れて、明君が紬ちゃんと付き合う事になったら、何するかわからない。」
なるほど、ヤキモチか。私と明君が付き合わない様に、それで無理して、付き合ってるのか、ははーん。
そう私は軽く考えた。
「この事私が、明君に告げ口するかもしれないのに? それで何するかわからないって脅し?」
そんな脅しには屈しないから。それにもちろん、告げ口はしない。惨めたらしい事をするほど、私は嫌な子じゃない。
でもそう言わないと、脅しに屈してしまう。そう考えた。
「紬ちゃんが告げ口なんてする訳ない。そんな人を好きになんてならないです。絶対にしません。命掛けていいです。」
私の事…理解してるんだ。それならなんで、私の好きな人と付き合うの?
私にもっとアプローチすれば良い…けど、それに冷たく断ったのは、私だ。
それでも、私達の仲で明君は、関係ない。彼を巻き込まないで。
「…そんなに私のこと思ってる癖に、私の好きな人と付き合うなんて! おかしいよ、明君も可哀想だよ。そんな利用する真似。」
ヤバい…この状況。正直穴があったら入りたい。逃げだしたい。
けど…聞かなきゃ…これは聞いておかなきゃ、いけない事。
明君を奪われた怒りで言ってると思うと、彼女に八つ当たりしてるのでは?
そう思うと惨めで恥ずかしい。
「利用じゃないです。助け合いです。私の寂しさを明君が埋める見返りに、私が笑顔で答える。紬ちゃんがしてくれないから。」
恋は人を強くするって言葉があった。1ヶ月前の泉ちゃんとは、別人だ。ドジなところがあって天然で、賢くはなかった。
けど今の泉ちゃんは賢くて、私の言い分に対して、言い返して来た。
実際彼女の言い分は、間違ってない。私と付き合う為に、明君を利用する訳じゃないなら…ね。
「分かった。でも好きな人を…明君を取ったんだから、私はもう泉ちゃんと仲良くは出来ない。それで良いよね?」
情けない。自分がまるでいじめっ子の様に駄々を捏ねてる。
そう思っても口から出るのは、彼女を責める様なことばかりだ。
「取ってないですよ。向こうから好きって言われたんで。それに紬ちゃんそれって、無視するとか?」
泉ちゃんの意見は尤もだ。彼が先に告白した。
泉ちゃんからじゃない。
これは、彼女を責めあぐねる最大の、理由だ。
「私それでも紬ちゃんに話しかけるよ? 紬ちゃんが私を無視する姿をみんなに見せたら、紬ちゃんが、酷い人って見られると思う。」
泉ちゃんが更に言葉を重ねる。
私を見る目が恋してる乙女だ。残酷だ。私も泉ちゃんを好きになれれば、楽なんだけどな。
「それでも構わない。無理。それとさ、私が付き合うから、明君と別れてって言ったらどうするの?」
少し怒りの感情を込めて言った。
「落ち着いて、紬ちゃん。そんな事、紬ちゃんは、絶対に言わない。だから明君の返事に答えたの。紬ちゃんなら、明君にも話しつけるって言うもん。」
「正直そうして欲しい。明君から私を奪って欲しい。でも…そんな事あるはずないよね。」
泉ちゃんが悲しそうに言う。
悲しいのは、こっちだよ。
どうしよう…これから。
映画館の静かな雰囲気で私はこれからの事、そしてどう答えるかを深く悩んだ。
泉ちゃんを問いただした。
一体泉ちゃんは、何を考えてるの?
絶対明君にお断りの返事すると思ったのに、OKの返事をするなんて。
頭に何度も何故と言う言葉が浮かんだ。
「私と付き合うつもりもない癖に、別れてって、無責任だねって言います。実際私孤独なんです。明君と別れて、明君が紬ちゃんと付き合う事になったら、何するかわからない。」
なるほど、ヤキモチか。私と明君が付き合わない様に、それで無理して、付き合ってるのか、ははーん。
そう私は軽く考えた。
「この事私が、明君に告げ口するかもしれないのに? それで何するかわからないって脅し?」
そんな脅しには屈しないから。それにもちろん、告げ口はしない。惨めたらしい事をするほど、私は嫌な子じゃない。
でもそう言わないと、脅しに屈してしまう。そう考えた。
「紬ちゃんが告げ口なんてする訳ない。そんな人を好きになんてならないです。絶対にしません。命掛けていいです。」
私の事…理解してるんだ。それならなんで、私の好きな人と付き合うの?
私にもっとアプローチすれば良い…けど、それに冷たく断ったのは、私だ。
それでも、私達の仲で明君は、関係ない。彼を巻き込まないで。
「…そんなに私のこと思ってる癖に、私の好きな人と付き合うなんて! おかしいよ、明君も可哀想だよ。そんな利用する真似。」
ヤバい…この状況。正直穴があったら入りたい。逃げだしたい。
けど…聞かなきゃ…これは聞いておかなきゃ、いけない事。
明君を奪われた怒りで言ってると思うと、彼女に八つ当たりしてるのでは?
そう思うと惨めで恥ずかしい。
「利用じゃないです。助け合いです。私の寂しさを明君が埋める見返りに、私が笑顔で答える。紬ちゃんがしてくれないから。」
恋は人を強くするって言葉があった。1ヶ月前の泉ちゃんとは、別人だ。ドジなところがあって天然で、賢くはなかった。
けど今の泉ちゃんは賢くて、私の言い分に対して、言い返して来た。
実際彼女の言い分は、間違ってない。私と付き合う為に、明君を利用する訳じゃないなら…ね。
「分かった。でも好きな人を…明君を取ったんだから、私はもう泉ちゃんと仲良くは出来ない。それで良いよね?」
情けない。自分がまるでいじめっ子の様に駄々を捏ねてる。
そう思っても口から出るのは、彼女を責める様なことばかりだ。
「取ってないですよ。向こうから好きって言われたんで。それに紬ちゃんそれって、無視するとか?」
泉ちゃんの意見は尤もだ。彼が先に告白した。
泉ちゃんからじゃない。
これは、彼女を責めあぐねる最大の、理由だ。
「私それでも紬ちゃんに話しかけるよ? 紬ちゃんが私を無視する姿をみんなに見せたら、紬ちゃんが、酷い人って見られると思う。」
泉ちゃんが更に言葉を重ねる。
私を見る目が恋してる乙女だ。残酷だ。私も泉ちゃんを好きになれれば、楽なんだけどな。
「それでも構わない。無理。それとさ、私が付き合うから、明君と別れてって言ったらどうするの?」
少し怒りの感情を込めて言った。
「落ち着いて、紬ちゃん。そんな事、紬ちゃんは、絶対に言わない。だから明君の返事に答えたの。紬ちゃんなら、明君にも話しつけるって言うもん。」
「正直そうして欲しい。明君から私を奪って欲しい。でも…そんな事あるはずないよね。」
泉ちゃんが悲しそうに言う。
悲しいのは、こっちだよ。
どうしよう…これから。
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