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3話ー③ 神界の最高神『十神柱』
しおりを挟む「ルーク様、エリー様。35番受付にお越しください。お部屋に案内させていただきます。」
僕たちは呼ばれた受付へと向かった。
「これよりお部屋に案内します。私の許可があるまでは、会話や魔術の使用はいかなる理由でもお控えください。」
神界のギルドは、他に類を見ないセキュリティの高さを誇っている。
侵入防止のため、役員の職務部屋や重要な会話を行う面会室、またそれに通ずる通路には、次元遮断という超高次元の魔法が施されている。
「............」
「............」
めっちゃ話したい!!!!!
この魔法は異なる次元間の干渉さえ完全に遮断し、物理的にも非物理的にも通過を不可能にする。
通路を通過するためには、事前に特別な許可を得るだけでは足りず、魂に刻まれた認証コードが必要となる。
ギルドのセキュリティは徹底しており、侵入者を一切許さない厳格な体制が整えられている。
「職員番号*******。狂化ベヒモス報告の件です。通過許可をお願いします。」
条件が揃った事務員でも、AIによる判断と内部役員の8割の認可が必要となる。
さらに、中の部屋は瞬間転移魔法で度々移動する、という都市伝説もある。
「次元通路の通過を確認しました。これより会話のみを許可します。いかなる魔術であっても使用した場合には、即刻取り押さえられますのでご注意を。」
ギルド職員は、複雑な迷路のような通路を歩きながら案内してくれた。
その間、転移ゲートや幻術などによる景色の偽装を幾度も通過した……と感じたが、実際に偽装があったのかさえ、僕たちは分からない。
「とんでもないセキュリティだ......」
「おにぃ。これだけ違う。多分、もっとある。」
そして荘厳な扉の前にたどり着いた。
この扉の先には、かなり位の高い人物がいるに違いない。
扉は重厚で、豪華な装飾が施されており、その存在感は圧倒的だ。
ちなみに、冒険者ギルドのトップが誰なのかは長年謎に包まれている。
その正体は天界七不思議の一つとして語り継がれているほどだ。
そして僕は深呼吸をした後、扉をノックした。
響く音は静かな廊下に反響し、とてつもなく位の高い誰かがいる事を予感させる。
「どうぞ、お入りください。」
「ご許可をいただきありがとうございます。冒険者ランクA、上位神序列13位ルーク・ゼレトルス並びに、」
「ランクA、上位神序列35位。エリー・ゼレトルス。入室……し、ます。」
おい!?させていただきますだろうが……と心の中で妹に叫びつつ、部屋に足を踏み入れた。
しかしそこに佇んでいたのは、僕のよく知っている女神様であった。
美しい茶髪に圧倒的なスタイルと美貌、そして想像を超えるほどの膨大な魔力……。
この方は、天界でも屈指の強者であり、その名を知らぬ者はいない存在。
天翼王アファルティア。天界の最高戦力にして最高権力者、十神柱序列8位の女神だ。
天翼王の能力については、わずかだが情報が出回っている。
その力は、時空を自在に操るという何ともチートじみた神法だ。
神法とは、魔法よりも遥かに高度で上位の力であり、扱うには圧倒的な才能が前提条件と言われている。
アファルティア様の神法の正式名称は時空操作神法。通称は時操神式。
その力の前には、どんな魔法理論も無力だとさえ言われる程の力だ。
「アファルティア様。お久しぶりにございます。この度は」
「もう少し崩してもいいですよ?私とあなた達との仲ですから。」
「ありがとうございます。少し口調を崩します。」
「あ……あぅぁ」
エリーは隣で緊張のあまりパニックになっている。少し愛らしい......
そして天上神界の最高神である、十神柱『天翼王』との事後報告が始まるのであった。
「十神柱序列8位:天翼王アファルティアのイメージイラスト」
https://kakuyomu.jp/users/nagisakgp/news/16818093077911678065
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