3 / 116
在学編
第二話 本気
しおりを挟む
―――キーンコーンカーンコーン
2限目が終わった。
さて、3限目の授業は……あーあれか。
「ほむら、次の授業なんだっけ?」
龍二があほそうな面で聞いてくる。
「体育だよ、体育」
「あ、そうだったな。で、今日は何をするんだ?」
俺はため息をつきながら答える。
「サッカーだ」
「げっ、まじかよ!」
「はあ」
同時にため息がでた。
それとは裏腹に女子たちはキャッキャ騒いでいる。
まーだいたい察しがつくだろ。
―――重い足取りでグラウンドに向かった。
男子はグラウンドでサッカー。
女子は体育館でバスケだ。
体育館はグラウンドの真横にあるから、いつも女子たちに見られる。
ま、女子が見てるやつはたった一人だけどな。
体育は2クラス合同で行う。
グラウンドに入ると、運動神経高い系のやつらがサッカーで遊んでいる。
当然あいつもいる。
「さ、俺らは並んどこーぜ、ほむら」
「ああ」
―――「今日はクラスでチームを組んで、試合をしてもらう。5分間それぞれのチームでフォーメーショを決めてから、すぐに試合を始める。幸運にもそれぞれのチームにはサッカー部がいるからな。仕切ってやってくれ。じゃ、かいさーん」
チームで集まると早速、誰かさんがふてぶてしい態度で口を開いた。
「俺と健司と巧人で攻めるから、後は適当に守ってて」
おいおい、サッカー部のエースとあろうものが、なんじゃその作戦は?
言いたい気持ちグッとこらえた。
俺もどうせろくな作戦しか立てられないからな。
「おい、蓮、ゴールキーパーはどうするよ」
健司が蓮に聞いた。
「あー……そうだな~」
下を向いて、口に手を当て、にやけ顔を隠している。
なんか嫌な感じがするな。
そんなことを考えていると、蓮が満を持して口を開いた。
「ゴールキーパーは……ほむらだ」
予感的中だな。
「は? 何でほむらなんだよ」
「そうだよ! ほむらには悪いがゴールを守るには小っちゃすぎるよ」
ごもっともな意見だし、俺もそう思う。
「だからいいんだよ! 抜けられたら、絶対ゴールを決められる。この緊張感がいいんだよ! そしたら皆必死にボール追いかけるだろ。それにここにはエースがいるんだ。そう簡単にゴールには行かないねーよ」
屁理屈ばかり言いやがって。
けっこうカチンときたな。
「ああ、俺がゴールキーパーで良いよ」
「決まりだな」
―――5分が経って、おのおの自分の位置につく。
一応ゴールキーパーには手袋が渡される。
気持ち悪い感触だ。
手袋をはめてると、龍二が寄ってきた。
龍二は背は高いほうだが、少々太っているから、だいぶ後ろのほうを守らされている。
「しかし、本当に蓮には腹が立つな! おい焔、絶対にあいつの思い通りにさせるなよ!」
「了解」
―――「あれ? 綾香、ゴールキーパーほむら君じゃない?」
「あ、ほんとだ。焔だ」
「えー。ほむら君絶対守れる気しないんだけど。体育とかで、良いところ見たことないし。あと、小さいし」
綾香はまっすぐ焔を見つめながら呟いた。
「うーん、案外適任だと思うんだけどなー」
「えっ? 綾香何か言った?」
「ん? 何でもないよ」
―――「よし、じゃーそろそろ始めるからなー」
そう言って、先生は首から下げたホイッスルを鳴らした。
蓮を筆頭にどんどんと敵陣に攻めていく。
さすがはエースなだけはあるな。
ほぼ一人でゴール前まで行ってしまった。
だが、こうなることもあちらのサッカー部さんはわかっていたのだろう。
がっちりとゴール前を固めている。
これではいくらエースでも、一旦パスするしか方法はない。
しかし、あちらのサッカー部さんはよくわかっているな。
健司と巧人にはしっかりマークがしてある。
まー、ほとんど中学から一緒のやつらだ。
だいたい誰が上手くて、誰が下手かなんてわかりきっているだろう。
「ちっ、くそったれ!」
そう言いながら、敵に囲まれながらシュートを打つ。
当然入るわけない。
シュートは大きく外れた。
「ピピーッ」
ホイッスルと同時に女子たちの残念そうな声が聞こえてきた。
ちゃんと授業しろよ。
「くそ!」
いやー、怒ってるねー。
見ていて、にやけちまいそうだ。
ま、こっちを見て、腹抱えて笑ってるやつが一名いるがな。
「いーひっひっひっひ、あー腹痛て」
「おい! お前ら! 攻めてるときは上がって来いよ! どうせ守ったって意味ねーんだからよ!」
おいおい、さっきと言ってたこと矛盾してんじゃねーか。
「ピーッ」
ホイッスルが鳴り、ゴールキーパーが遠くにボールを蹴る。
サッカー部くんがボールを受け取り、どんどん攻めてくる。
しかし、これには蓮が追いつき、ボールを奪う。
後はさっきと同じ要領だ。
だが、さっきと違うことはこちらの守備が全員敵陣に乗り込んでいるということだ。
ただ一人を除いて。
「おい龍二、行かなくていいのかよ」
「いいの、いいの。どうせ俺が行ったって、どんくさいって言われるだけだからな」
相変わらず、こいつはとことん俺の味方だな。
本当に良い友達を持ったよ。
あっちはもう……ほとんど乱打戦だな。
ボールを取られ、取り返し、シュートを打っては外れと。
ほとんどあっちの陣地でボールの取り合いをしている。
―――「さすがはエース様だな。俺たちのところにまったくボールがこねーな」
「ま、俺にとっちゃ願ったり叶ったりだけどな」
「いーんや、お前は本来すごいやつなんだよ……本気をだせばな」
「何年前の話をしてんだよ」
「小学生のときだよ」
「あの時は皆同じぐらいの身長だっただろ……でも、今はちがう」
「焔、お前いつから本気出さなくなった?」
「何の話だよ」
「いいから答えろよ」
「……中学の11月頃からだ」
「何で本気出すの止めたんだよ」
「そんなもんだいたい察しがつくだろ」
「お前はでかいやつと対等に戦おうとするからだめなんだよ。お前は小さいんだよ。それを認めろ。小さいやつには、小さいやつなりの戦い方があるだろ。お前にはそれができる武器があるだろ」
「今はその『武器』が健在かわかんないけどな」
「まだまだ健在だよ」
「そりゃどーも」
「だから今日ぐらいは本気出してもいいんじゃねーか」
「ああ、今日はだいぶ腹が立ったからな。あいつの驚いた顔を拝ませて貰おうか」
「そいつはいいや」
こんな話をしていると、例のサッカー部くんがボールを奪い、こちらに向かってきた。
スキを突かれたみたいで、誰も追いつけない。
まだまだ『武器』は健在……か。
本気……出してみるか。
2限目が終わった。
さて、3限目の授業は……あーあれか。
「ほむら、次の授業なんだっけ?」
龍二があほそうな面で聞いてくる。
「体育だよ、体育」
「あ、そうだったな。で、今日は何をするんだ?」
俺はため息をつきながら答える。
「サッカーだ」
「げっ、まじかよ!」
「はあ」
同時にため息がでた。
それとは裏腹に女子たちはキャッキャ騒いでいる。
まーだいたい察しがつくだろ。
―――重い足取りでグラウンドに向かった。
男子はグラウンドでサッカー。
女子は体育館でバスケだ。
体育館はグラウンドの真横にあるから、いつも女子たちに見られる。
ま、女子が見てるやつはたった一人だけどな。
体育は2クラス合同で行う。
グラウンドに入ると、運動神経高い系のやつらがサッカーで遊んでいる。
当然あいつもいる。
「さ、俺らは並んどこーぜ、ほむら」
「ああ」
―――「今日はクラスでチームを組んで、試合をしてもらう。5分間それぞれのチームでフォーメーショを決めてから、すぐに試合を始める。幸運にもそれぞれのチームにはサッカー部がいるからな。仕切ってやってくれ。じゃ、かいさーん」
チームで集まると早速、誰かさんがふてぶてしい態度で口を開いた。
「俺と健司と巧人で攻めるから、後は適当に守ってて」
おいおい、サッカー部のエースとあろうものが、なんじゃその作戦は?
言いたい気持ちグッとこらえた。
俺もどうせろくな作戦しか立てられないからな。
「おい、蓮、ゴールキーパーはどうするよ」
健司が蓮に聞いた。
「あー……そうだな~」
下を向いて、口に手を当て、にやけ顔を隠している。
なんか嫌な感じがするな。
そんなことを考えていると、蓮が満を持して口を開いた。
「ゴールキーパーは……ほむらだ」
予感的中だな。
「は? 何でほむらなんだよ」
「そうだよ! ほむらには悪いがゴールを守るには小っちゃすぎるよ」
ごもっともな意見だし、俺もそう思う。
「だからいいんだよ! 抜けられたら、絶対ゴールを決められる。この緊張感がいいんだよ! そしたら皆必死にボール追いかけるだろ。それにここにはエースがいるんだ。そう簡単にゴールには行かないねーよ」
屁理屈ばかり言いやがって。
けっこうカチンときたな。
「ああ、俺がゴールキーパーで良いよ」
「決まりだな」
―――5分が経って、おのおの自分の位置につく。
一応ゴールキーパーには手袋が渡される。
気持ち悪い感触だ。
手袋をはめてると、龍二が寄ってきた。
龍二は背は高いほうだが、少々太っているから、だいぶ後ろのほうを守らされている。
「しかし、本当に蓮には腹が立つな! おい焔、絶対にあいつの思い通りにさせるなよ!」
「了解」
―――「あれ? 綾香、ゴールキーパーほむら君じゃない?」
「あ、ほんとだ。焔だ」
「えー。ほむら君絶対守れる気しないんだけど。体育とかで、良いところ見たことないし。あと、小さいし」
綾香はまっすぐ焔を見つめながら呟いた。
「うーん、案外適任だと思うんだけどなー」
「えっ? 綾香何か言った?」
「ん? 何でもないよ」
―――「よし、じゃーそろそろ始めるからなー」
そう言って、先生は首から下げたホイッスルを鳴らした。
蓮を筆頭にどんどんと敵陣に攻めていく。
さすがはエースなだけはあるな。
ほぼ一人でゴール前まで行ってしまった。
だが、こうなることもあちらのサッカー部さんはわかっていたのだろう。
がっちりとゴール前を固めている。
これではいくらエースでも、一旦パスするしか方法はない。
しかし、あちらのサッカー部さんはよくわかっているな。
健司と巧人にはしっかりマークがしてある。
まー、ほとんど中学から一緒のやつらだ。
だいたい誰が上手くて、誰が下手かなんてわかりきっているだろう。
「ちっ、くそったれ!」
そう言いながら、敵に囲まれながらシュートを打つ。
当然入るわけない。
シュートは大きく外れた。
「ピピーッ」
ホイッスルと同時に女子たちの残念そうな声が聞こえてきた。
ちゃんと授業しろよ。
「くそ!」
いやー、怒ってるねー。
見ていて、にやけちまいそうだ。
ま、こっちを見て、腹抱えて笑ってるやつが一名いるがな。
「いーひっひっひっひ、あー腹痛て」
「おい! お前ら! 攻めてるときは上がって来いよ! どうせ守ったって意味ねーんだからよ!」
おいおい、さっきと言ってたこと矛盾してんじゃねーか。
「ピーッ」
ホイッスルが鳴り、ゴールキーパーが遠くにボールを蹴る。
サッカー部くんがボールを受け取り、どんどん攻めてくる。
しかし、これには蓮が追いつき、ボールを奪う。
後はさっきと同じ要領だ。
だが、さっきと違うことはこちらの守備が全員敵陣に乗り込んでいるということだ。
ただ一人を除いて。
「おい龍二、行かなくていいのかよ」
「いいの、いいの。どうせ俺が行ったって、どんくさいって言われるだけだからな」
相変わらず、こいつはとことん俺の味方だな。
本当に良い友達を持ったよ。
あっちはもう……ほとんど乱打戦だな。
ボールを取られ、取り返し、シュートを打っては外れと。
ほとんどあっちの陣地でボールの取り合いをしている。
―――「さすがはエース様だな。俺たちのところにまったくボールがこねーな」
「ま、俺にとっちゃ願ったり叶ったりだけどな」
「いーんや、お前は本来すごいやつなんだよ……本気をだせばな」
「何年前の話をしてんだよ」
「小学生のときだよ」
「あの時は皆同じぐらいの身長だっただろ……でも、今はちがう」
「焔、お前いつから本気出さなくなった?」
「何の話だよ」
「いいから答えろよ」
「……中学の11月頃からだ」
「何で本気出すの止めたんだよ」
「そんなもんだいたい察しがつくだろ」
「お前はでかいやつと対等に戦おうとするからだめなんだよ。お前は小さいんだよ。それを認めろ。小さいやつには、小さいやつなりの戦い方があるだろ。お前にはそれができる武器があるだろ」
「今はその『武器』が健在かわかんないけどな」
「まだまだ健在だよ」
「そりゃどーも」
「だから今日ぐらいは本気出してもいいんじゃねーか」
「ああ、今日はだいぶ腹が立ったからな。あいつの驚いた顔を拝ませて貰おうか」
「そいつはいいや」
こんな話をしていると、例のサッカー部くんがボールを奪い、こちらに向かってきた。
スキを突かれたみたいで、誰も追いつけない。
まだまだ『武器』は健在……か。
本気……出してみるか。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最弱弓術士、全距離支配で最強へ
Y.
ファンタジー
「弓術士? ああ、あの器用貧乏な最弱職のことか」
剣と魔法が全てを決める世界において、弓は「射程は魔法に及ばず、威力は剣に劣る」不遇の武器と蔑まれていた。
若き冒険者リアンは、亡き叔父から譲り受けた一振りの弓「ストーム・ウィスパー」を手に、冒険者の門を叩く。周囲の嘲笑を余所に、彼が秘めていたのは、世界をナノ単位で解析する「化け物じみた集中力」だった。
リアンの放つ一矢は、もはや単なる遠距離攻撃ではない。
風を読み、空間を計算し、敵の急所をミリ単位で射抜く精密射撃。
弓本体に仕込まれたブレードを操り、剣士を圧倒する近接弓術。
そして、魔力の波長を読み取り、呪文そのものを撃ち落とす対魔法技術。
「近距離、中距離、遠距離……俺の射程に逃げ場はない」
孤独な修行の末に辿り着いた「全距離対応型弓術」は、次第に王道パーティやエリート冒険者たちの常識を塗り替えていく。
しかし、その弓には叔父が命を懸けて守り抜いた**「世界の理(ことわり)」を揺るがす秘密**が隠されていた――。
最弱と笑われた少年が、一張の弓で最強へと駆け上がる、至高の異世界アクションファンタジー、開幕!
合成師
盾乃あに
ファンタジー
里見瑠夏32歳は仕事をクビになって、やけ酒を飲んでいた。ビールが切れるとコンビニに買いに行く、帰り道でゴブリンを倒して覚醒に気付くとギルドで登録し、夢の探索者になる。自分の合成師というレアジョブは生産職だろうと初心者ダンジョンに向かう。
そのうち合成師の本領発揮し、うまいこと立ち回ったり、パーティーメンバーなどとともに成長していく物語だ。
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる