焔の軌跡

文字の大きさ
87 / 116
信頼編

第八十六話 宇宙連合と宇宙連盟

しおりを挟む
 焔たちは部屋に置いてきた荷物をまとめると、ある場所に集められた。そこはどこか教室に似た雰囲気の場所であった。前にある黒板のようなものには『席に座って待て』とだけ書かれていた。

「いやー、懐かしいなー。再び学校に舞い戻ったような感じだな」

 サイモンはあたりを見回しながら、過去のことを思い出していた。

「あたしは学校とか行ったことなかったから、何かすごくドキドキするネ」

「え!? リンリンちゃん学校行ってなかったの?」

「うん。でも、必要なこととかは全部お師匠から教わってたから、特に不便なことはなかったネ」

 思わぬ過去を知ったサイモンはそのままリンリンと話し込む。一方、その横ではコーネリアがソラに向かって恥ずかしそうな顔を向け、声を荒げていた。

「な、何をしているの、ソラちゃん!!」

「座っている」

「いや、そうじゃなくて! 何で焔の膝の上に座ってるの!?」

 ソラは椅子に座っている焔の上に座っていたのだ。

「そこに焔がいたから」

 なぜか、ソラはキメ顔で言った。

「そ、ソラちゃん何を言って……焔! あんたもあんたよ! 何でソラちゃんをそんなところに座らせてんのよ!」

 ソラに説得は無理だと悟ったコーネリアは今度は焔に向かって声を上げる。

「いやいや、座らせてなんかないって。勝手にソラが座ってきたんだろ。それに、どかすって言ったって……」

 焔はそう言いながら、どこを持ってどかせばいいのかと、手をソラの体の横に持っていき、上下に動かす。その様子を見ていたコーネリアは再び罵声を浴びせる。

「ちょ、あんたどこ触ろうとしてんのよ!」

「お前、理不尽すぎるだろ!」

 一方、その騒がしさとは対照的に、静かに後ろの席に座っている茜音はコーネリアの豹変っぷりをまじまじと見ていた。

(嫉妬……ではないよね。コーネリアちゃん、男の子のことどんな風に思ってるんだろ?)

 茜音は未だ熱が冷めぬコーネリアに苦笑いを浮かべた。


 ウィーン


 前のドアが開くと、総督が入ってきた。総督は教壇の前に立つと、咳払いを一回して、

「御機嫌よう諸君! 改めて入隊試験突破おめでとう。今後、君たちの活躍には期待している……とまあ、挨拶はこんなところでそろそろここでのことについて説明したいのだが……ソラ、ちゃんと席に座ってくれないか?」

 流石に総督もソラのことが目についたのか、諭すようにソラに問いかける。ソラは少し不満そうな顔をするが、焔にもどくように言われ、隣の席へと移動した。それを確認したコーネリアはホッと胸をなでおろす。

「ハハ、ソラは焔にぞっこんだね」

 急に茶化すような声が後ろから聞こえてきた。前の方に固まって座っていた焔たちはすぐにその声の正体を確かめるべく、後ろへ振り返る。すると、そこには見慣れた顔と見覚えのない顔があった。

「シンさん!? いつの間に。それにレオさんも」

 焔たちの後ろには何食わぬ顔で教官たち5人が座っていた。
 
「やあ」

「フッ」

 シンは笑顔で小さく手を振り、レオは手を組み、相変わらずの仏頂面だったが、焔に声を掛けられ、少し笑って見せた。

「後ろに座っているやつらは教官たちだ。皆もこの中で1人ずつ面識があると思う。こいつらについても後々話をしておこうと思ったので、今日は呼ばせてもらった」

 教官たちが呼ばれたわけを話した総督は早速、本題に取り掛かる。

「教官たちからここの組織についての説明は受けたと思うが、一応、簡単に話させてもらう。うちの組織、アースは主に地球に入り込んだ危険生物を討伐することが目的だ。もちろん、もうすでに住み着いている者たちもいるが、そういうやつらの大半はすでに把握しているし、うまく地球に適応できている。海底人なんかとは互いにコンタクトを取り合い、何か異変が起きれば、すぐに連絡してくれる」

 サラっと海底人の存在を暴露した総督に、声には出さないが、明らかに焔たちは動揺する。

(え? けっこうサラっと言っちゃったよ、この人? 海底人はシンさんの話からいるとは思ってたけど、まさか連携してるなんて……すげえ)

 地球の大きさを垣間見た焔。総督はすぐに話を続けた。

「まあ、この地球について、我々は全容を理解しているつもりだが、実際の所、我々の知らないうちに地球に入り込み、悪さをするやつも多々見られる」

 そこで、何か疑問に思ったのか、茜音はスッと手を伸ばす。

「どうした茜音。何か聞き取れなかったところでもあったか?」

「いえ、ただちょっと気になったので」

「何がだ?」

「その地球外生物ってどうやって地球に来るんですか?」

(確かにー)

 焔たちは茜音の質問に心の中で共感していた。だが、そのことに疑問を持ったのは茜音だけだった。総督は少しクスっと笑うと、

「そうだな……まずは、お前らが最もよく知っている宇宙船というやつだろうな」

「宇宙船って……つまるところUFOってことですよね」

「ああ、そうだな」

 焔の問いに総督はうなずく。だが、まだ話には続きがあった。

「まあ、地球に来るUFOすべてが悪いやつらではないんだけどな」

「ほお、それはどういうことだい?」

 サイモンはどう考えても目上の人に対しての言葉づかいではない物言いで、総督に疑問をぶつける。だが、総督はそんなことには気にも留めず、

「昨日言ったと思うが、我々は宇宙連合という組織に所属している」

「それネ! とっても気になってたやつだヨ」

 リンリンが興奮気味に食いつく。だが、それはリンリンだけではなく、皆が気になっていたことだった。

「宇宙連合……この宇宙の2大勢力のうちの1つだ」

「2大勢力……」

 このコーネリアの呟きに総督は更に説明を付けたす。

「ああ、2大勢力だ。宇宙連合、そして宇宙連盟。この2つの組織は宇宙の平和を、秩序を守るために発足されたと言われている。まあ、私たちが生まれる遥か前の前に作られたそうだから、実際のところは知らんが……まあ、私たちの知りうる宇宙では、この2つの組織が主に宇宙においてのトップ勢力だろう」

「あのー……目的が同じなら、どうして2つに分かれているんですか?」

「良い質問だ、茜音」

 素直に褒められた茜音は照れ臭そうに頭を掻く。

「さて、宇宙の平和を守るという目的、理念は一緒なのになぜ2つの勢力に分かれているのか……それは、組織の在り方が異なるからだ……宇宙連合、宇宙連盟では加入している惑星数は圧倒的に連合の方が多い。それはなぜか? 理由は2つある」

 そう言って、総督は2本の指を立てた。

「1つ、宇宙連合は加入した惑星にあまり介入しない。お前たちは宇宙人が地球にやってきて、そいつらが我が物顔で町にはびこっていたらどう思う? 嫌じゃないか?」

「うーん、確かに怖いネ」

「あまりいい光景ではないわね」

 リンリン、コーネリアはその様子を想像し、苦言を呈した。それは他の者たちも同様の意見だった。

「だろう……だから、宇宙連合は例え加入したとしても、その惑星にあまり介入しない。それが連合に入りやすいメリットの1つだ。まあ、加入した惑星は定期的に視察に来られるんだが、それぐらいは許容しないとな。後、介入しないとは言っても、その惑星が許可を出せば、他の惑星から宇宙人がやってくることはできるし、逆に他の惑星に行くこともできる。言うなれば、宇宙旅行といった感じか。後は、貿易もすることが出来る。私たちも地球では取ることが出来ない資材なども多いから、よく頼っている」

「へえ」

 皆が感嘆の意を示している中、茜音だけは疑問が解けたかのように笑う。

「ということは、地球にも宇宙連合に所属している宇宙人が来るから、地球に来るUFOすべてが悪いやつばかりではないという事なんですね」

「あ、ああ(よく聞いている)。地球、正確には我々の組織を通して、地球は宇宙連合に所属していることになっているからな。我々が許可を出せば、他の惑星からの旅行者が来ることもある。もちろん、我々の監視下でだがな」

 一区切りついたのか、総督は控え目に咳ばらいをする。そして、少しの間を置くと、もう一度口を開いた。

「続いては2つ目、これは宇宙連盟の方の話なんだが、連盟は加入した惑星は自身の管轄下に置く。つまりは、ほぼ支配状態にすると言っていい。自分たちが培ってきた技術、持っている資源などを提供、汚く言えば、奪われてしまう」

「えー、それは皆入りたがらないネ」

「ああ……だが、悪いことばかりではない。加入した惑星は外部からの攻撃を受けても連盟の軍が各惑星を守っているため、侵略などをされる恐れがないらしい」

 その曖昧な表現に焔は引っかかる。

「らしい……というのはどういうことですか?」

「……らしい、この表現を使ったのは連盟はそう主張しているが、実際に連合はこれを確認したことがないからだ。宇宙連盟所属の惑星は警備が厳重でな。少しでも近づこうものなら、容赦なく攻撃してくる。だから、所属した惑星が今どうなっているかは我々にもわからない。だから、『らしい』という言葉を使わせてもらった」

「なるほど……何か胡散臭い組織ですね。まるで、中を覗かれるのを嫌がっているようにしか見えませんね」

「まあ、そうなんだが、実際に戦果を挙げているから、あまり口答えはできんのだよ」

「戦果?」

「宇宙は広い。ゆえに我々のような正義の組織だけでなく、悪の組織も当然存在する。その中でも最も危険視されているのが、『風来坊』という組織だ」

「風来坊? なんか弱そうですね」

「何だ、焔? そんなに私のネーミングセンスは悪かったか?」

「風来坊……何とも言えない威圧感がありますね」

 さっきまでの適当そうな口調とは一変、焔は真剣な目つきで総督の話に相槌を打つ。すると、後ろから複数の忍び笑いが聞こえてきた。その中にはシンの笑い声も入っており、焔は少しいらだった。

「フッ、まあいい。で、この風来坊という組織は名前の通り、どこからともなく現れる。そして、突然現れたかと思うと、あたり見境なく星を攻撃し、侵略を図る。そして、この侵略の手を最も多く防いでいるのが、宇宙連盟だ。こうして、宇宙連盟は確かに戦果を挙げ、宇宙の平穏を守っているため、私たちもあちらのやり方にはあまり口答えはできんのだよ」

 宇宙連盟、組織の在り方には少々疑問を感じる節があるが、実際に平和を守っているため、焔たちも納得せざるを得なかった。

「簡単に言えば、宇宙連合は横のつながりで組織の輪を広げ、宇宙連盟は縦のつながりで組織を縛り上げ、宇宙の平穏をそれぞれのやり方で保っているということだ。まあ、この先2つの組織がどうなるかはわからんが、そのころには私たちはもうあの世だからな。考えるだけ時間の無駄だ」

 ここで、総督の話は一区切りついたのだろうか、少しの間が開く。その間にコーネリアが質問を投げかける。

「総督、少しいいでしょうか?」

「かまわん」

「宇宙連合は宇宙連盟よりも強いのでしょうか?」

「……なるほど。確かに、今の話だけを聞いていれば、宇宙連合よりも宇宙連盟の方が軍事力はあるように聞こえるな。だが、宇宙連合も宇宙連盟には負けないぐらいの武力はある……そして、そのトップには、お前らの後ろにいる5人も入っているんだぞ」


 は? お前らの後ろ? 5人? おいおいまじかよ……


 焔たち6人は恐る恐る後ろを振り向く。当然ながら、そこにはさっき見た光景と同じ光景があった。そう、後ろにいたのはシンを含めた教官たち5人だけだった。

「……マジすか?」

「……ああ、大マジ」

 宇宙連合という、いかにも規模がでかい組織の中のトップに、まさか人間が……それも自身を育ててくれた身近な人が入っていることに焔は驚き、引きつり気味の笑顔を見せる。だが、それとは対照的に師はいつも通りの変わらぬ笑顔を見せるのだった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった

ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。 学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。 だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。 暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。 よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!? ……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい! そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。 赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。 「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」 そう、他人事のように見送った俺だったが……。 直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。 「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」 ――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。

ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜

平明神
ファンタジー
 ユーゴ・タカトー。  それは、女神の「推し」になった男。  見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。  彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。  彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。  その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!  女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!  さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?  英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───  なんでもありの異世界アベンジャーズ!  女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕! ※不定期更新。 ※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。

軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います

こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!=== ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。 でも別に最強なんて目指さない。 それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。 フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。 これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。

九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

最弱弓術士、全距離支配で最強へ

Y.
ファンタジー
「弓術士? ああ、あの器用貧乏な最弱職のことか」 剣と魔法が全てを決める世界において、弓は「射程は魔法に及ばず、威力は剣に劣る」不遇の武器と蔑まれていた。 若き冒険者リアンは、亡き叔父から譲り受けた一振りの弓「ストーム・ウィスパー」を手に、冒険者の門を叩く。周囲の嘲笑を余所に、彼が秘めていたのは、世界をナノ単位で解析する「化け物じみた集中力」だった。 リアンの放つ一矢は、もはや単なる遠距離攻撃ではない。 風を読み、空間を計算し、敵の急所をミリ単位で射抜く精密射撃。 弓本体に仕込まれたブレードを操り、剣士を圧倒する近接弓術。 そして、魔力の波長を読み取り、呪文そのものを撃ち落とす対魔法技術。 「近距離、中距離、遠距離……俺の射程に逃げ場はない」 孤独な修行の末に辿り着いた「全距離対応型弓術」は、次第に王道パーティやエリート冒険者たちの常識を塗り替えていく。 しかし、その弓には叔父が命を懸けて守り抜いた**「世界の理(ことわり)」を揺るがす秘密**が隠されていた――。 最弱と笑われた少年が、一張の弓で最強へと駆け上がる、至高の異世界アクションファンタジー、開幕!

チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記

ノン・タロー
ファンタジー
 ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。  これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。 設定 この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。 その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。

処理中です...