花と十字架の想い

瑠璃✧*̣̩⋆̩☽⋆゜

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旅立ち

花と十字架の想い 3話

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シオンとアイリスが王都に向かっているころ…

魔族たちが住んでいる島にあるヘルクロス城では…

???「では…そのペンダントはそのシオンという青年が…?」

紫の髪のフードをかぶった女性が話す。



ジェイド「ああ、かなり大事みたいだったから、持っているはずだ」

クロム「ルシファーのことも、今はシオンが関わっているわね。

あの子のこと、助けてたから」

???「そちらもシオンですか…

もし両方ともシオンの側にとなれば、探す手間も多少は省けますね」

 薄い青色の髪をしたマントを付けた男性が続ける。



???「…私が、次は出ましょうか…」

ジェイド「カイヤ…? お前は今シオンがどのあたりにいるのか心当たりあるのか?」

カイヤ「はい…」

頭のいいカイヤのこと。当てはちゃんとあると判断してみんな納得した。

カイヤ「皆さんはここで待機。

もしくは…「あのお方」の身体が封じられている箱の捜索を」

クロム「了解よ。じゃあアメシス。あのお方への報告はよろしくね」

フードをかぶった女性の方を見て言う。

アメシス「はい。わかりました」


シオン「やっと着いたっ。ここが王都か…」

幸い魔物は少なく、あのあとは危険もあまりなく来れた。

アイリス「どうするの…?」

シオン「とりあえずあいつらの情報収集。街の人から聞けるだけ聞こ…」

アイリス「シオン…?」

シオン「と、とりあえずなんか食べないか? 腹減った…」

苦笑いしながらシオンが答えると

アイリス「ふふっ、良いよ、じゃあ食べにいこう?」

アイリスが微笑む。シオンは少し、嬉しかった。


とりあえず酒場に行って、テーブルに着く。綺麗な歌も聴こえる。

歌手を雇っているみたいだった。

シオン「考えてみれば色々あり過ぎて何も食べてなかった…」

アイリス「今のうちに食べておかないとね」

シオン「ああ。情報収集はこの後だな…」

他愛なく会話をしながら食事をとる。

するとカウンターの方から…

???「この、アテナの森は…ここからどっちの方…?」

マスター「それなら東の方だよ。

そんなに遠くないから普通は迷わないけど…森の中は広いからなぁ…」

???「ありがとうございます~っ」

マスター「君は迷うかも…って、ちょっと、迷わないでくださいね!?」

大急ぎで赤いマントを付けた少女が飛び出していった。



シオン「なんであんなに慌ててるんだ…?」

すると周りがざわつき始めている。

「アテナの森って、魔族が出るとか最近魔物が多いとか占いで記された場所だよな?」

「そんな場所にひとりで行くなんて…」

「自分で危険だって占ったのに、これじゃあ死ににいくようなものじゃないか」

恐らくさっきの少女のことだろう。そして、アテナの森…魔族…

アイリス「シオン!」

シオン「ああ…あの子を追おう。

魔族がいるなら何か手がかりがあるかもしれないし、それに…」

アイリス「あの子を放っておけない、でしょ?」

シオンの胸中を察したように、アイリスが問う。

シオン「方向音痴みたいだしな…それに、危険だ…」

2人は酒場を出て、東の方へ向かう。


その頃、森に向かった少女は…

???「よ~し、頑張ってお兄ちゃんの手がかり探すよ?」

足元にいる生き物に話しかける。

???(占いでも現れなかったお兄ちゃんの現状…でも、魔族が関わっているのはわかってる)

「これぐらいなら迷わないもんっ。行くよ、カルビ」

カルビ「行くルビー♪」

1人と「1匹」は森の方へまっすぐ進んでいった。

あとから遅れて、シオンとアイリスも…
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