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旅立ち
花と十字架の想い 17話
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間一髪で塔から脱出したシオンたちは、とりあえず町に戻った。
そこの酒場に向かって、これからのことを話し合うことに。
最初、天使と一緒で驚かれないか心配したが、
町の人は誰1人気にせずに接してくれたので助かった。
席に着いて、シオンが切り出す。
シオン「っと…フクシア。君のことなんだけど、
その剣を見てアスターが堕天使化のことを気にしたっていうことは…
君の堕天使化はもう…」
フクシア「うん…少し始まってるってことだね…早く天使の輝石、見つけないと…」
とは言っても、今は全く在り処がわからない。
アイリス「もしも、堕天使になったらどうなるの?」
フクシア「私は天使界から追放。悪魔になったわけでもないから悪魔界にも行けない。
この下界に留まる事になるかな」
シュロ「それは…天使にとっては辛いよな…その悪魔の輝石は何に使うんだ?」
悪魔の輝石にフクシアが目を落とす。
フクシア「今の天使界、悪魔界では…生粋でない天使や悪魔が生まれているの。
怒ると悪魔になったり、笑うと天使になってしまうっていう子が…
その子たちはハーフ体で、不幸な運命しか待っていない。だから、掟で殺されてしまうの」
その言葉に空気が凍りつく。悪魔界はともかく、
輝かしいイメージのあった天使界の掟までそんな厳しいものだったことに驚いた。
フクシア「ハーフ体は、悪魔と天使が結婚したことで生まれる。
だから、天使と悪魔の恋は禁じられている。
私は…そんな悲しい掟が嫌で、掟もハーフ体の子も何とかしたくて、この下界に来たの。天使の輝石と悪魔の輝石を見つけるために」
天使の輝石を怒ると悪魔になってしまう天使に使えば生粋の天使に。
悪魔の輝石を笑うと天使になってしまう悪魔に使えば生粋の悪魔にすることができる。
それを探しに来たらしい。
フクシア「アスターも…あれは、多分ハーフ体…髪の色が、悪魔なのに銀髪だったから…」
ブローディア「ハーフ体なら、殺されてしまうんじゃ…」
フクシア「ハーフ体なのにあの年まで生きている…となると、
大悪魔様の兄弟…そう考えるのが妥当だと思う。でも、大悪魔様は生粋の悪魔。
きっと、同族同士で結婚してもまれに産まれてしまうハーフ体…
それがアスターだったんだと思う」
きっと、その悪魔の輝石をどうしても手に入れたかったのは、
アスターのこともあったのだろう。
初めて知り合ったばかりで、しかも翼を折った相手のことまで想えるなんて…優しい子だ。
フクシア(私は…アスターのことを知ってるはずなのに…なんで思い出せないの…?
私を堕天使にしようとした理由…それはきっと……)
シオン「…ブローディア、天使の輝石の在り処、なんとなくわからないか?」
こうなるともう占い頼みだ。
ブローディア「…ちょっとやってみるね?」
杖を掲げる。
ブローディア「彼の者の名はフクシア。彼女の探しているものの在り処を示せ」
黙って、ブローディアの答えを待つ。
ブローディア「う、うーん…変な魔力が邪魔してハッキリと天使の輝石か分からないけど、
今示された場所というと…これは、船に乗った先…エルフたちの住む森だね」
エルフの森…完全にシュロにとっては禁句である。
アイリス「船!? 船乗っていくの?」
シオン「あ、アイリスは船は初めて?」
アイリス「あっ…た、多分…記憶がないだけかもしれないけど…」
少しはしゃいだ自分に恥ずかしそうにしながらアイリスが答える。
シュロ「……え…エルフの森なんかに行って、エルフが話聞いてくれるか!?
あいつらは人間嫌いばかりだっていうじゃないか…!」
シュロが言うことはもっともだ。エルフが話を聞いてくれる確率は低い…。
シオン「酷い行動を起こさなければ少しは話してくれるかもしれない。
もし行くのが嫌なら、シュロは無理にとは…」
シュロ「…いや…大丈夫だ。シオンたちについて行くって決めたからな」
苦笑いしているシュロにブローディアが声をかける。
ブローディア「大丈夫だよ。こっちに居るのは人間だけじゃないし」
シュロ「……って言っても、フクシアが天使ってだけであとはみんな人間じゃないか…」
ブローディア「えっ、あ、あああ…うん、そうだねっ」
どこかブローディアが焦った気がするのは気のせいか? とにもかくにも次は船だ。
幸いここは港町。船着場まで向かって船長に話に行く。
船長「エルフの森…それはきっとヘリオスの森だな…そこまで行きたいのか?」
シオン「ああ。どうしても俺たちは行かないといけないんだ」
船長が少し考え込む。
船長「この海域には最近、強い魔物が居ると噂されていてな…
いや、これは噂ではない。実際に船がいくつも壊され沈んでいる」
シオン「それでも頼めないか? 魔物なら俺たちが倒す!」
ふと船長がフクシアのことを見た。
船長「その天使…もしかしてハデスの塔に捕えられていると噂されていた天使か…?」
アイリス「はい…私たちが助けてきたんです」
魔族の大勢居たハデスの塔から帰還している。実力はあると判断されたらしい。
船長が頷いた。
船長「わかった。乗せよう」
ブローディア「ありがとうございます~!」
これでエルフのいる森…ヘリオスの森に行くことができる。
約1名気乗りしてないようだが。
そこの酒場に向かって、これからのことを話し合うことに。
最初、天使と一緒で驚かれないか心配したが、
町の人は誰1人気にせずに接してくれたので助かった。
席に着いて、シオンが切り出す。
シオン「っと…フクシア。君のことなんだけど、
その剣を見てアスターが堕天使化のことを気にしたっていうことは…
君の堕天使化はもう…」
フクシア「うん…少し始まってるってことだね…早く天使の輝石、見つけないと…」
とは言っても、今は全く在り処がわからない。
アイリス「もしも、堕天使になったらどうなるの?」
フクシア「私は天使界から追放。悪魔になったわけでもないから悪魔界にも行けない。
この下界に留まる事になるかな」
シュロ「それは…天使にとっては辛いよな…その悪魔の輝石は何に使うんだ?」
悪魔の輝石にフクシアが目を落とす。
フクシア「今の天使界、悪魔界では…生粋でない天使や悪魔が生まれているの。
怒ると悪魔になったり、笑うと天使になってしまうっていう子が…
その子たちはハーフ体で、不幸な運命しか待っていない。だから、掟で殺されてしまうの」
その言葉に空気が凍りつく。悪魔界はともかく、
輝かしいイメージのあった天使界の掟までそんな厳しいものだったことに驚いた。
フクシア「ハーフ体は、悪魔と天使が結婚したことで生まれる。
だから、天使と悪魔の恋は禁じられている。
私は…そんな悲しい掟が嫌で、掟もハーフ体の子も何とかしたくて、この下界に来たの。天使の輝石と悪魔の輝石を見つけるために」
天使の輝石を怒ると悪魔になってしまう天使に使えば生粋の天使に。
悪魔の輝石を笑うと天使になってしまう悪魔に使えば生粋の悪魔にすることができる。
それを探しに来たらしい。
フクシア「アスターも…あれは、多分ハーフ体…髪の色が、悪魔なのに銀髪だったから…」
ブローディア「ハーフ体なら、殺されてしまうんじゃ…」
フクシア「ハーフ体なのにあの年まで生きている…となると、
大悪魔様の兄弟…そう考えるのが妥当だと思う。でも、大悪魔様は生粋の悪魔。
きっと、同族同士で結婚してもまれに産まれてしまうハーフ体…
それがアスターだったんだと思う」
きっと、その悪魔の輝石をどうしても手に入れたかったのは、
アスターのこともあったのだろう。
初めて知り合ったばかりで、しかも翼を折った相手のことまで想えるなんて…優しい子だ。
フクシア(私は…アスターのことを知ってるはずなのに…なんで思い出せないの…?
私を堕天使にしようとした理由…それはきっと……)
シオン「…ブローディア、天使の輝石の在り処、なんとなくわからないか?」
こうなるともう占い頼みだ。
ブローディア「…ちょっとやってみるね?」
杖を掲げる。
ブローディア「彼の者の名はフクシア。彼女の探しているものの在り処を示せ」
黙って、ブローディアの答えを待つ。
ブローディア「う、うーん…変な魔力が邪魔してハッキリと天使の輝石か分からないけど、
今示された場所というと…これは、船に乗った先…エルフたちの住む森だね」
エルフの森…完全にシュロにとっては禁句である。
アイリス「船!? 船乗っていくの?」
シオン「あ、アイリスは船は初めて?」
アイリス「あっ…た、多分…記憶がないだけかもしれないけど…」
少しはしゃいだ自分に恥ずかしそうにしながらアイリスが答える。
シュロ「……え…エルフの森なんかに行って、エルフが話聞いてくれるか!?
あいつらは人間嫌いばかりだっていうじゃないか…!」
シュロが言うことはもっともだ。エルフが話を聞いてくれる確率は低い…。
シオン「酷い行動を起こさなければ少しは話してくれるかもしれない。
もし行くのが嫌なら、シュロは無理にとは…」
シュロ「…いや…大丈夫だ。シオンたちについて行くって決めたからな」
苦笑いしているシュロにブローディアが声をかける。
ブローディア「大丈夫だよ。こっちに居るのは人間だけじゃないし」
シュロ「……って言っても、フクシアが天使ってだけであとはみんな人間じゃないか…」
ブローディア「えっ、あ、あああ…うん、そうだねっ」
どこかブローディアが焦った気がするのは気のせいか? とにもかくにも次は船だ。
幸いここは港町。船着場まで向かって船長に話に行く。
船長「エルフの森…それはきっとヘリオスの森だな…そこまで行きたいのか?」
シオン「ああ。どうしても俺たちは行かないといけないんだ」
船長が少し考え込む。
船長「この海域には最近、強い魔物が居ると噂されていてな…
いや、これは噂ではない。実際に船がいくつも壊され沈んでいる」
シオン「それでも頼めないか? 魔物なら俺たちが倒す!」
ふと船長がフクシアのことを見た。
船長「その天使…もしかしてハデスの塔に捕えられていると噂されていた天使か…?」
アイリス「はい…私たちが助けてきたんです」
魔族の大勢居たハデスの塔から帰還している。実力はあると判断されたらしい。
船長が頷いた。
船長「わかった。乗せよう」
ブローディア「ありがとうございます~!」
これでエルフのいる森…ヘリオスの森に行くことができる。
約1名気乗りしてないようだが。
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