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聖武器
花と十字架の想い 36話
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リナリアの話を聞いて、次の日の朝…。
シスル「…う……ん…?」
リナリア「シスル!!」
先に起き上がれるようになったたリナリアが声をかけた。
シスル「……何があった…?」
リナリア「ここの宿に泊まってたシオンたちが助けてくれたの。
魔王の城から、誰かに転移させられて…」
シスル「……っ…彼奴の肉体は…!?」
リナリア「大丈夫! 奪われてないから…」
と、ドアが開いた。シオンたちだ。
シオン「あ、気がついたか。よかった」
シスル「……あんたらか。この部屋まで運んだの」
シオン「ああ。シスルはまだ起き上がれそうにないから、もう少し休んでたほうがいい」
そういうシオンの言うことを無視して、強引に起き上がろうとする…
が、体が持ち上がらない。
シュロ「無理だ! 今は大人しくしてた方が…」
シスル「俺には…時間がない…早く…いかないと…」
リナリア「駄目! ちゃんと動けるようになってから!」
リナリアが無理やりに押さえる。
リナリア「それから…これからはこの人たちと一緒に行動した方がいいと思う。
この人たちも、魔王を討とうと思ってるんだって」
シスル「な…なに勝手に話を…っていうか、多い」
リナリア「魔王と戦うのは、もう私達だけじゃ無理だよ…この前のでわかったでしょ?」
シスルが少し黙り込む。
シスル「巫女様だけついて行けばいいだろ。俺は1人でも平気だ。
本来はずっと1人で魔王を追うはずだったんだしな」
リナリア「私にとって、あなたはもう大事な仲間なの。貴方を死なせたくない」
シスルが黙ってそっぽを向いてしまった。
シオン(んー…結構、仲間に引き入れるのは骨が折れるかもなぁ…)
そう思っていた時、部屋に街の人が入ってきた。慌てた様子で。
「大変ですっ。星氷山…シヴァの山から魔物が現れて、
登っていた人たちがみんなケガをして運ばれてきて…!」
アイリス「そんなに、強い魔物が…!?」
レオノティス「…大きさは?」
「聞いた話だと、かなり大きい…と」
大きくて強い…あり得る可能性は…
シオン「…魔獣か…? でも、この辺りには結界があって魔物は入れないはずじゃ…」
女性が俯く。
「実は…そこの山だけは結界がなぜかかけられずに、魔物は入ってくるのです…
でも、打撃を与えるか剣できるかすればすぐに倒せるものだったので…
気にしていなかったのですが…」
結界がかけられない…結界を凌ぐほどの魔力でもあるのか…?
シオン「…分かりました。俺たちで何とかしてきます」
「い、良いんですか!?」
シオン「ああ。その山には行くつもりだったし、構わないです。
ただ、アスターもシスルもいるし何人かはここに残った方が…」
フクシア「じゃあ、私は残ってるね」
フクシアが先に言い出した。
シュロ「僕も残る。リナリア、君は…」
リナリア「私は、みんなと一緒に行くよ。お世話になったせめてもの恩返しで」
レオノティス「俺も残る。魔物がもしここに来たりしたらいろいろ不安だからな。」
シュロのほうを見て言う。
シュロ「な、何で僕のほうを見るんだ! 僕の戦闘技術に不安でもあるのか!」
レオノティス「無いとは言い切れないな」
シュロ「ぅ…君ってやつは…」
…まあ、喧嘩するほど仲が良い…んだろう。
結局、シオンとアイリスとブローディアとリナリアで行くことになった。
魔獣と思われる魔物の討伐と、聖武器探しも兼ねて。
その頃、星氷山では…
ジェイド「…じっとしてるのも暇で聖武器を探しに来たのはいいが、どこにあるんだ…
ここに来るやつも今のところ町のやつらだけか。
念のため魔獣も連れてきたが、弱くて話にならないな」
ジェイドの隣にはサソリ型の魔獣。素早い動きと毒を持っている魔獣だ。
ジェイド「…もし、あいつらがアルテミスの町にいるなら来るかもしれないが……」
丁度ここは中腹辺り。あるとしたら山頂か、それともどこかに隠し洞窟でもあるのか…
ジェイド「お前はここであいつらが来た時に相手をしろ。俺は探してくるからな」
魔獣に声をかけて、山頂のほうへと向かっていった。
シオンたちも、山に到着した。
シオン「……山か…さすがに寒いな…」
アイリス「見た感じ、魔物もいなくなってる…その魔獣に恐れをなして逃げてるのかな」
辺りを見回しても、魔物1匹見当たらない。
リナリア「シオン。私の武器、片手刀だから、接近戦のお手伝いするねっ」
シオン「分かった。助かる」
ブローディア「うぅ…寒いったらないけど、頑張って行ってさっさと魔獣倒して
さっさと聖武器見つけて帰ろう!!」
聖武器はあるかわからないが…用心していくことにした。魔獣は人を普通は襲わない。
もし魔獣が人を襲ったのだとしたら、それは…
魔獣使い(ジェイド)が絡んでいる可能性が大きい。
シスル「…う……ん…?」
リナリア「シスル!!」
先に起き上がれるようになったたリナリアが声をかけた。
シスル「……何があった…?」
リナリア「ここの宿に泊まってたシオンたちが助けてくれたの。
魔王の城から、誰かに転移させられて…」
シスル「……っ…彼奴の肉体は…!?」
リナリア「大丈夫! 奪われてないから…」
と、ドアが開いた。シオンたちだ。
シオン「あ、気がついたか。よかった」
シスル「……あんたらか。この部屋まで運んだの」
シオン「ああ。シスルはまだ起き上がれそうにないから、もう少し休んでたほうがいい」
そういうシオンの言うことを無視して、強引に起き上がろうとする…
が、体が持ち上がらない。
シュロ「無理だ! 今は大人しくしてた方が…」
シスル「俺には…時間がない…早く…いかないと…」
リナリア「駄目! ちゃんと動けるようになってから!」
リナリアが無理やりに押さえる。
リナリア「それから…これからはこの人たちと一緒に行動した方がいいと思う。
この人たちも、魔王を討とうと思ってるんだって」
シスル「な…なに勝手に話を…っていうか、多い」
リナリア「魔王と戦うのは、もう私達だけじゃ無理だよ…この前のでわかったでしょ?」
シスルが少し黙り込む。
シスル「巫女様だけついて行けばいいだろ。俺は1人でも平気だ。
本来はずっと1人で魔王を追うはずだったんだしな」
リナリア「私にとって、あなたはもう大事な仲間なの。貴方を死なせたくない」
シスルが黙ってそっぽを向いてしまった。
シオン(んー…結構、仲間に引き入れるのは骨が折れるかもなぁ…)
そう思っていた時、部屋に街の人が入ってきた。慌てた様子で。
「大変ですっ。星氷山…シヴァの山から魔物が現れて、
登っていた人たちがみんなケガをして運ばれてきて…!」
アイリス「そんなに、強い魔物が…!?」
レオノティス「…大きさは?」
「聞いた話だと、かなり大きい…と」
大きくて強い…あり得る可能性は…
シオン「…魔獣か…? でも、この辺りには結界があって魔物は入れないはずじゃ…」
女性が俯く。
「実は…そこの山だけは結界がなぜかかけられずに、魔物は入ってくるのです…
でも、打撃を与えるか剣できるかすればすぐに倒せるものだったので…
気にしていなかったのですが…」
結界がかけられない…結界を凌ぐほどの魔力でもあるのか…?
シオン「…分かりました。俺たちで何とかしてきます」
「い、良いんですか!?」
シオン「ああ。その山には行くつもりだったし、構わないです。
ただ、アスターもシスルもいるし何人かはここに残った方が…」
フクシア「じゃあ、私は残ってるね」
フクシアが先に言い出した。
シュロ「僕も残る。リナリア、君は…」
リナリア「私は、みんなと一緒に行くよ。お世話になったせめてもの恩返しで」
レオノティス「俺も残る。魔物がもしここに来たりしたらいろいろ不安だからな。」
シュロのほうを見て言う。
シュロ「な、何で僕のほうを見るんだ! 僕の戦闘技術に不安でもあるのか!」
レオノティス「無いとは言い切れないな」
シュロ「ぅ…君ってやつは…」
…まあ、喧嘩するほど仲が良い…んだろう。
結局、シオンとアイリスとブローディアとリナリアで行くことになった。
魔獣と思われる魔物の討伐と、聖武器探しも兼ねて。
その頃、星氷山では…
ジェイド「…じっとしてるのも暇で聖武器を探しに来たのはいいが、どこにあるんだ…
ここに来るやつも今のところ町のやつらだけか。
念のため魔獣も連れてきたが、弱くて話にならないな」
ジェイドの隣にはサソリ型の魔獣。素早い動きと毒を持っている魔獣だ。
ジェイド「…もし、あいつらがアルテミスの町にいるなら来るかもしれないが……」
丁度ここは中腹辺り。あるとしたら山頂か、それともどこかに隠し洞窟でもあるのか…
ジェイド「お前はここであいつらが来た時に相手をしろ。俺は探してくるからな」
魔獣に声をかけて、山頂のほうへと向かっていった。
シオンたちも、山に到着した。
シオン「……山か…さすがに寒いな…」
アイリス「見た感じ、魔物もいなくなってる…その魔獣に恐れをなして逃げてるのかな」
辺りを見回しても、魔物1匹見当たらない。
リナリア「シオン。私の武器、片手刀だから、接近戦のお手伝いするねっ」
シオン「分かった。助かる」
ブローディア「うぅ…寒いったらないけど、頑張って行ってさっさと魔獣倒して
さっさと聖武器見つけて帰ろう!!」
聖武器はあるかわからないが…用心していくことにした。魔獣は人を普通は襲わない。
もし魔獣が人を襲ったのだとしたら、それは…
魔獣使い(ジェイド)が絡んでいる可能性が大きい。
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