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奪われた時・救われた今
~未来(イマ)に至るためのプレリュード~ 30話
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現在。天馬内。
ゼファ「で、後は知っての通り。
蘇った彼らはゼファの魂の記憶を消し、魔力を変え、現在に放った。
魔力が弱まったゼファは姿まで変わってしまったようで、彼らも気づくのが遅れた。と。
そして色々あって、君達に救われた我らは、
今こうしてギルドで働かせてもらっているというわけだ」
ゼニス「………」
ソレイユ「………」
サルファー「………」
パリス「………」
ビオレ「………」
ロココ「………」
バレヌ「………」
あれ、反応が。
フロスティ「どうしたのじゃ?」
バレヌ「どうしたもこうしたもないだろう!?」
ロココ「ひどすぎない!?」
パリス「辛すぎますよ……」
あ、やっぱりそういう…。
セピア「すこーし重すぎましたかしら?」
プリムローズ「私達はもう振り切れたから平気だよ」
サルファー「いえ…少しというレベルでは…」
ソレイユ「何で、壊れないの?」
サラテリ「壊れたよ? だから、この時代の人達を殺そうとしてしまった」
フェズ「俺達も荒れてたしなー」
エピナール「事実、貴方方にもひどい事をしてしまいましたしね」
グラファイト「一万年前の事だし、もう気にしなくていいから」
いや…うん…みんながいいんならいいんだけども。
エルブ「僕達は今、幸せなんです」
ゼファ「そうそう。だから、気にしないでくれ」
ゼニス「……話を聞いていて、細かい所まで思い出した。
僕は、ゼファでありながら…みんなの事を否定して…」
それに対してゼファが首を横に振った。
ゼファ「それは違う。我がしようとした事は、間違っていた。
君が止めてくれたおかげで、世界を巻き込む大惨事を招かずに済んだんだ」
フロスティ「我は兄を止めてくれる人が欲しかった。
ゼニスが兄と違う思考を持ってくれて、嬉しかったのじゃ。
ゼルシェード様も、兄の考えには否定的じゃったしの」
…だから。
ゼファ「ありがとう。みんな。君達のおかげで、我らは正しく未来を生きる事ができている」
…………
ゼニス「どういたしまして…なのかな?」
ソレイユ「うん、そうだね」
ゼファ「さてと、じゃあ我はセリディアス大陸に行ってこようかな。
……ゼニスも来るかい?」
フロスティ「ソレイユも来ると良いのじゃ。我も行くからの」
ソレイユ「いいの?」
二人とも頷いてくれた。
ゼニス「じゃあ…お言葉に甘えて行こうかな」
フェズ「やーっぱ、時々似てるよなー」
サラテリ「うんうん、口調とかね!!」
そりゃ…同一人物だし;;;
グラファイト「僕達は依頼でも探してこようか」
プリムローズ「そうだね、マスターのところ行こ」
エピナール「私は図書室にでも行きますかね…
他にいる絶望種の討伐を頼まれていましたので、情報収集に」
セピア「あら、討伐行く時は誘ってくださいな」
エルブ「……二人が手を組むと怖いんですが;;;」
……もはや絶望種が可愛そうなぐらいだ。
パリス「私は明日、学校なので今日は帰りますね」
サルファー「ああ、でしたら送りますよ」
サルファーは送ったら、また戻ってくるらしい。
ビオレ「私も暇だし、依頼でも聞いてこようかな」
と、まあ、色々思い思いの事をする事になったので、
ゼニス、ソレイユ、ゼファ、フロスティはそのままセリディアス大陸へ。
向かった先はフィレイド城跡地の近くにある場所。
ゼファが言うには、元々サクラが咲いていた所らしい。
ゼファ「いつ頃咲くかな…サクラ」
今、サクラは育てている最中だ。元のように咲き誇るのも時間の問題だろう。
ちなみに、クレセディア再建も順調だ。
土属性の人の協力もあって、建物を建てるのは簡単らしい。
ゼニス「ここに何の用?」
ソレイユ「サクラの様子を見に来たってわけじゃないでしょ?」
フロスティ「あれじゃよ」
フロスティが指さした先にあったのは、何かの置物…?
いや、お墓…?
ゼニス「………もしかして」
ゼファ「……そう、オペラの墓だ」
!!!
ソレイユ「これが……」
ゼファ「彼女が死んでしまったのは…我がこの作戦を考え付く前だったし、
何より、肉体が残らなかったからね…思い付いていても無理だった」
フロスティ「よくよく考えれば、オペラがこんな事望むはずがないのじゃ。」
ゼファ「ご、ごめん;;」
………
ゼニス「大事にしなよ、オペラが守ってくれたその命」
ソレイユ「長生きさせてやるから、覚悟しておいてよね!!」
ゼファ「ああ、わかってるさ」
フロスティ「……兄、何か降って来たぞ」
上から?? 空しか無いけれど…確かに何か降ってきた。
ゼファ「これは……」
……白いリボン??
フロスティ「オペラの服についていたリボンではないか??」
ゼファ「…そうだ、確かに…でも、なんで…」
ゼニス「……消えても」
ソレイユ「見守ってくれてるんじゃないかな。「生きて」って」
………
ゼファ「そうかも、しれないね。これは大事にとっておこう。
彼女のためにも、クレセディアは必ず復興させよう。真っ当なやり方で」
その場にいた全員が頷く。
ゼファ「さ、そろそろ帰ろうか。みんなもやる事があるだろう」
ソレイユ「そーだ、アイス買ってって頼まれてたんだった!!」
ゼニス「僕も付き合うよ」
フロスティ「我には三本頼む!!」
先にあるくゼニス達を少し見てから、再度墓を振り返る。
ゼファ「……オペラ。「僕」は今、幸せだよ。
……どうか、見守っていてくれ」
…………傍にいてくれて、ありがとう。
ゼファ「で、後は知っての通り。
蘇った彼らはゼファの魂の記憶を消し、魔力を変え、現在に放った。
魔力が弱まったゼファは姿まで変わってしまったようで、彼らも気づくのが遅れた。と。
そして色々あって、君達に救われた我らは、
今こうしてギルドで働かせてもらっているというわけだ」
ゼニス「………」
ソレイユ「………」
サルファー「………」
パリス「………」
ビオレ「………」
ロココ「………」
バレヌ「………」
あれ、反応が。
フロスティ「どうしたのじゃ?」
バレヌ「どうしたもこうしたもないだろう!?」
ロココ「ひどすぎない!?」
パリス「辛すぎますよ……」
あ、やっぱりそういう…。
セピア「すこーし重すぎましたかしら?」
プリムローズ「私達はもう振り切れたから平気だよ」
サルファー「いえ…少しというレベルでは…」
ソレイユ「何で、壊れないの?」
サラテリ「壊れたよ? だから、この時代の人達を殺そうとしてしまった」
フェズ「俺達も荒れてたしなー」
エピナール「事実、貴方方にもひどい事をしてしまいましたしね」
グラファイト「一万年前の事だし、もう気にしなくていいから」
いや…うん…みんながいいんならいいんだけども。
エルブ「僕達は今、幸せなんです」
ゼファ「そうそう。だから、気にしないでくれ」
ゼニス「……話を聞いていて、細かい所まで思い出した。
僕は、ゼファでありながら…みんなの事を否定して…」
それに対してゼファが首を横に振った。
ゼファ「それは違う。我がしようとした事は、間違っていた。
君が止めてくれたおかげで、世界を巻き込む大惨事を招かずに済んだんだ」
フロスティ「我は兄を止めてくれる人が欲しかった。
ゼニスが兄と違う思考を持ってくれて、嬉しかったのじゃ。
ゼルシェード様も、兄の考えには否定的じゃったしの」
…だから。
ゼファ「ありがとう。みんな。君達のおかげで、我らは正しく未来を生きる事ができている」
…………
ゼニス「どういたしまして…なのかな?」
ソレイユ「うん、そうだね」
ゼファ「さてと、じゃあ我はセリディアス大陸に行ってこようかな。
……ゼニスも来るかい?」
フロスティ「ソレイユも来ると良いのじゃ。我も行くからの」
ソレイユ「いいの?」
二人とも頷いてくれた。
ゼニス「じゃあ…お言葉に甘えて行こうかな」
フェズ「やーっぱ、時々似てるよなー」
サラテリ「うんうん、口調とかね!!」
そりゃ…同一人物だし;;;
グラファイト「僕達は依頼でも探してこようか」
プリムローズ「そうだね、マスターのところ行こ」
エピナール「私は図書室にでも行きますかね…
他にいる絶望種の討伐を頼まれていましたので、情報収集に」
セピア「あら、討伐行く時は誘ってくださいな」
エルブ「……二人が手を組むと怖いんですが;;;」
……もはや絶望種が可愛そうなぐらいだ。
パリス「私は明日、学校なので今日は帰りますね」
サルファー「ああ、でしたら送りますよ」
サルファーは送ったら、また戻ってくるらしい。
ビオレ「私も暇だし、依頼でも聞いてこようかな」
と、まあ、色々思い思いの事をする事になったので、
ゼニス、ソレイユ、ゼファ、フロスティはそのままセリディアス大陸へ。
向かった先はフィレイド城跡地の近くにある場所。
ゼファが言うには、元々サクラが咲いていた所らしい。
ゼファ「いつ頃咲くかな…サクラ」
今、サクラは育てている最中だ。元のように咲き誇るのも時間の問題だろう。
ちなみに、クレセディア再建も順調だ。
土属性の人の協力もあって、建物を建てるのは簡単らしい。
ゼニス「ここに何の用?」
ソレイユ「サクラの様子を見に来たってわけじゃないでしょ?」
フロスティ「あれじゃよ」
フロスティが指さした先にあったのは、何かの置物…?
いや、お墓…?
ゼニス「………もしかして」
ゼファ「……そう、オペラの墓だ」
!!!
ソレイユ「これが……」
ゼファ「彼女が死んでしまったのは…我がこの作戦を考え付く前だったし、
何より、肉体が残らなかったからね…思い付いていても無理だった」
フロスティ「よくよく考えれば、オペラがこんな事望むはずがないのじゃ。」
ゼファ「ご、ごめん;;」
………
ゼニス「大事にしなよ、オペラが守ってくれたその命」
ソレイユ「長生きさせてやるから、覚悟しておいてよね!!」
ゼファ「ああ、わかってるさ」
フロスティ「……兄、何か降って来たぞ」
上から?? 空しか無いけれど…確かに何か降ってきた。
ゼファ「これは……」
……白いリボン??
フロスティ「オペラの服についていたリボンではないか??」
ゼファ「…そうだ、確かに…でも、なんで…」
ゼニス「……消えても」
ソレイユ「見守ってくれてるんじゃないかな。「生きて」って」
………
ゼファ「そうかも、しれないね。これは大事にとっておこう。
彼女のためにも、クレセディアは必ず復興させよう。真っ当なやり方で」
その場にいた全員が頷く。
ゼファ「さ、そろそろ帰ろうか。みんなもやる事があるだろう」
ソレイユ「そーだ、アイス買ってって頼まれてたんだった!!」
ゼニス「僕も付き合うよ」
フロスティ「我には三本頼む!!」
先にあるくゼニス達を少し見てから、再度墓を振り返る。
ゼファ「……オペラ。「僕」は今、幸せだよ。
……どうか、見守っていてくれ」
…………傍にいてくれて、ありがとう。
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