Real Nightmare

赤木 水月

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第16夜

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「………」

自分を探している白羽の姿を、男は木の上から眺めていた

想像以上の反応を示した邂逅に、ほくそ笑む……

だからこそ観察しがいがあるというモノだ

「けれどオマエは、そんなに呑気にしてられなくなるだろう……」

男には白羽の他にもう一人、興味を引く観察対象がいる

呑気にしてられなくなる原因ともなる存在。

「今日も色濃く匂う……」

スンと鼻を鳴らせば、血生臭さが混じった死臭。
数日前にあった刺殺事件現場の方向へと顔を向けた

「随分とアッチは、お盛んのようだな」

男は心底楽しそうに、口許を歪める。

そしてトンッと一歩足を踏み出すと姿を消した……
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