Real Nightmare

赤木 水月

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第19夜

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毎夜、夢に出て来た男と現で接触して以来……

悪夢はみなくなった

それは喜ばしい事だが、今一つ気分は晴れない……

結局、男の正体は誰なのか仕事中で感じた視線は、何処から向けられたものなのか。

分からず仕舞いで結局、頭を悩ませている

正直、気味が悪い
















「なんだ、何か悩み事でもあるのか?」
「な…っ!?」

マンションでの一人暮し。
親友の陽斗も入り浸たるが、今日は一人だ。

なのに不意に間近から他人の声が聞こえて、驚きを隠せない

「そんなに驚く事ねぇだろ」
「お前は…っ」

悪夢にうなされた存在
そして先日、街中で会った不審な男だった

玄関も窓も施錠してあるというのに、何処から進入したのだろう

不審な男から身を守る為の武器がないか、部屋の中に視線を巡らせる

けれど生憎と、武器になる物が見当たらない

強盗目的か。女関連の報復か。それとも、考えたくはないがストーカー目的か。
だが、このまま震えて縮こまっている場合じゃない

「不法進入で警察に通報するぞ……」

相手をキツく睨みつけると出来る限り強がってみせる
万が一の場合は、取り柄の腕っぷしで対抗するしかない

恐怖を気取られる訳にはいかなかった

「落ち着けよ。別にお前に危害を加えるつもりはねぇから」
「お前は…っ…何者だ」

普通の人間とは、到底思えない
人間と呼ぶにはオーラが異質である。

「俺は傍観者だ」
「傍観者だと!?真面目に答えろ!」

正体も分からない、得体の知れない者と命懸けで対峙してるのだ。

納得いかない言葉に白羽は、苛立ちを隠せない

危害を加えるつもりはないと言っているが、信用など出来ない

ストーカー紛いの男に、簡単に殺されてやるつもりなんか毛頭なかった
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