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第52夜
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ドサリと倒れ落ちる体
鮮やかな赤……
白羽と共に死ぬ覚悟で来た筈なのに、目の前で起きた現状に膝から崩れ落ちた
絶望。絶望。絶望。絶望。
ただならぬ絶望感が陽斗を襲う……
「う…ぐっ……ごほっごほっ!」
「し、白羽!?」
激しく咳き込む声に、項垂れた顔を上げる
彼は、まだ生きている
這うようにして、白羽へと近寄った
傍に倒れている影は既に、事切れている……
「白羽!だいじょ…っ!」
生きていた事に安堵して抱き起こすが、想像よりも酷い出血量に言葉を失う
もう助からない……と一目で分かった
「なぁ、おれがしんだら……おまえの……つみは、ゆるされるの…か?」
死ぬ筈だった自分を助けた事で咎を受けたのならば、死ぬ事で許されるならいいと思った
あまりにも都合の良い考えかもしれないが。
「それは…っ!」
「俺が説明してやるよ」
「リュウト!」
どこかで傍観していたであろう、リュウトが姿を現す
「陽斗…クロウが助けたお前の命を奪い、魂を喰らう事で悪魔の力を取り戻せる」
「な……っ!リュウト!」
言い澱む陽斗の代わりに、クロウが淡々と真実を告げた
その言葉を聞いて、白羽は安心する
「そう、か……だったら陽斗、頼む。おれを…ころしてくれ……」
「嫌だっ!俺がお前を殺せるワケがないだろっ!」
死に近付いている白羽に、トドメを刺す事なんて出来るワケがない
死なせたくない。
助けたい。
生きていて欲しいのに。
なのに、この手で殺せというのか……
なんて残酷なんだ
「なく…なよ、あきと。お前に…ざん、こく…な事を言ってるのは分かってる」
「だったら、そんな事を言うなっ!俺はお前を手に掛けてまで悪魔の力を取り戻したいなんて思わない!」
白羽が生きていてくれるなら。
傍にいてくれるなら。
永遠に悪魔の力が戻らなくても構わない。
激しい飢餓さえ、今後も耐えてみせる。
だから、どうか……
鮮やかな赤……
白羽と共に死ぬ覚悟で来た筈なのに、目の前で起きた現状に膝から崩れ落ちた
絶望。絶望。絶望。絶望。
ただならぬ絶望感が陽斗を襲う……
「う…ぐっ……ごほっごほっ!」
「し、白羽!?」
激しく咳き込む声に、項垂れた顔を上げる
彼は、まだ生きている
這うようにして、白羽へと近寄った
傍に倒れている影は既に、事切れている……
「白羽!だいじょ…っ!」
生きていた事に安堵して抱き起こすが、想像よりも酷い出血量に言葉を失う
もう助からない……と一目で分かった
「なぁ、おれがしんだら……おまえの……つみは、ゆるされるの…か?」
死ぬ筈だった自分を助けた事で咎を受けたのならば、死ぬ事で許されるならいいと思った
あまりにも都合の良い考えかもしれないが。
「それは…っ!」
「俺が説明してやるよ」
「リュウト!」
どこかで傍観していたであろう、リュウトが姿を現す
「陽斗…クロウが助けたお前の命を奪い、魂を喰らう事で悪魔の力を取り戻せる」
「な……っ!リュウト!」
言い澱む陽斗の代わりに、クロウが淡々と真実を告げた
その言葉を聞いて、白羽は安心する
「そう、か……だったら陽斗、頼む。おれを…ころしてくれ……」
「嫌だっ!俺がお前を殺せるワケがないだろっ!」
死に近付いている白羽に、トドメを刺す事なんて出来るワケがない
死なせたくない。
助けたい。
生きていて欲しいのに。
なのに、この手で殺せというのか……
なんて残酷なんだ
「なく…なよ、あきと。お前に…ざん、こく…な事を言ってるのは分かってる」
「だったら、そんな事を言うなっ!俺はお前を手に掛けてまで悪魔の力を取り戻したいなんて思わない!」
白羽が生きていてくれるなら。
傍にいてくれるなら。
永遠に悪魔の力が戻らなくても構わない。
激しい飢餓さえ、今後も耐えてみせる。
だから、どうか……
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