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序章 ー出会い編ー
風の精霊王
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あの日、我が精霊界に帰ったあと、直ぐに風の精霊王を呼び出し契約したらしい。あいつは、考えるよりは行動で示すんだなと今更ながらに痛感させられた。
あれから、音沙汰はない。我にしてみては本当に嬉しい。溜まっていた仕事がようやく片付きそうだ。
・・・・・・・・・・・・トントントン
・・・・・・・・・トントン
・・・ドンドンドン
「おい、返事くらいしろよ!水。」
入ってきたのは、風の精霊王だ。何のようなのかは知らんが・・・
「別にいいだろう。その気になれば、執務室に入るくらいどうってことないだろう。下位、中位精霊ならいざ知らず、お前のような精霊王ならば入ることは容易い。ドアを使わずに入れば良いではないか。」
風 「はぁー!?人がせっかくノックしたのに・・・
なんだよ、その態度。別に力を使わずに素直に扉から入れるんだ。無駄な力は使いたくないだろ?
ところで、何で恭子と契約しない?いい子じゃないか。」
水 「それは・・お前には関係ない話だろ。それに俺は、人間は好かん。誰と契約をしようがしなかろうが勝手だろう!」
風 「それはそうだが・・・。でもな、俺は恭子と契約したんだ。気になるのはいけないことなのか?契約した者の事を気にするのが俺たちの仕事だ。守るのも入る・・・と思う。なあ、もう一度人間達を信用したらどうだ?」
あれから、音沙汰はない。我にしてみては本当に嬉しい。溜まっていた仕事がようやく片付きそうだ。
・・・・・・・・・・・・トントントン
・・・・・・・・・トントン
・・・ドンドンドン
「おい、返事くらいしろよ!水。」
入ってきたのは、風の精霊王だ。何のようなのかは知らんが・・・
「別にいいだろう。その気になれば、執務室に入るくらいどうってことないだろう。下位、中位精霊ならいざ知らず、お前のような精霊王ならば入ることは容易い。ドアを使わずに入れば良いではないか。」
風 「はぁー!?人がせっかくノックしたのに・・・
なんだよ、その態度。別に力を使わずに素直に扉から入れるんだ。無駄な力は使いたくないだろ?
ところで、何で恭子と契約しない?いい子じゃないか。」
水 「それは・・お前には関係ない話だろ。それに俺は、人間は好かん。誰と契約をしようがしなかろうが勝手だろう!」
風 「それはそうだが・・・。でもな、俺は恭子と契約したんだ。気になるのはいけないことなのか?契約した者の事を気にするのが俺たちの仕事だ。守るのも入る・・・と思う。なあ、もう一度人間達を信用したらどうだ?」
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