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メルフィーアは得意気に応えた。
「わたしを誰だと思っているんだ」
まるで歴戦の戦士みたいな言葉だなとジェネシスは漏らしかけた。
「待った」
メルフィーアは即座に異変に気づいた。
さっき2つに切った怪獣の肉塊がゴソゴソ動き出した。
しかも不気味なことに何かが生えている。
ーーーーザザザザザッ!!!!
メルフィーアは急いでクリムゾンドラゴンを操った。その肉塊と距離を取るためだ。
ーーーーグチャグチャッ
ーーーーヌチャヌチャッ
肉塊は蠢き、一つの塊になった。
ーーーーメチャメチャッ
クチャクチャッ
ヌチャヌチャッ
肉塊は不気味な音を立てながら形を変えていく。
クリムゾンドラゴンを動かしていたメルフィーアは
変に近づかない方がいいと判断した。
もしものときがあったら大変だからだ。
そして肉塊は色変えながらなにか別のものになった。
それはずんぐりむっくりとした肉食恐竜のようだった。
「キシャァァァァ!!!!」
鼻の上に鋭い角が生えた怪獣は吼えた。
「クリムゾンインパクト!!!!」
細かく振動する剣で斬りつけようとした。
ボヨォォォン!!!!
クリムゾンドラゴンはその大剣と一緒に吹き飛んだ。
ジュリジュリジュリィィィィィィ!!!!
地面が擦れる音が大音量で響く。
「ジェネシス。戦い方を変えるぞ!!」
メルフィーアは両手を覆っていた手袋の片方を外した。そして、ポケットにしまっていたであろう安全ピンで指を刺した。
「くっ」
小さな痛みに苦痛を覚え、メルフィーアは顔を歪ませた。
『メルフィーア、ナニヲスルツモリダ?』
「ジェネシス!わたしは言ったただろ!
戦い方を変えるって!」
メルフィーアは叫んだ。
そして、指の血を滲ませたまま手袋を嵌め直さず、
彼女はレバーを握った。
「・・・・クッ」
貧血を起こすほど出血はなかったが
彼女は疲弊した。
「クリムゾン!ヴァルカン!ブレイク!!!!」
クリムゾンブレイドの刀身が赤く光った。
ーーーージュワァァァァ!!!!
ゴゴゴゴゴゴ!!
赤く光る刃が怪獣を切り刻んだ。
複数の肉塊になった。
そして・・・・・
それらは
変色し、そのまま固まった。
「倒した・・・・・」
メルフィーアはその光景を見てそのまま倒れ込んだ。
♪♪♪
カミトのポケットから機械音が響いた。
カミトはポケットに入っていた通信機を取り出すと
通信機の表示を見た感じ。
unknowと表示されている。
最悪はおそらくないだろうと思い、
そのまま通信をつなげた。
『メルフィーアノ友達カ?』
機械が男の声を紡いでいる。
そんな感じの声がした。
「誰かは知りませんが友達と言うよりライバルと呼んでくれた方が彼女らしいですよ」
動かなくなったクリムゾンドラゴンを映像で見ながらカミトは応えた。
「わたしを誰だと思っているんだ」
まるで歴戦の戦士みたいな言葉だなとジェネシスは漏らしかけた。
「待った」
メルフィーアは即座に異変に気づいた。
さっき2つに切った怪獣の肉塊がゴソゴソ動き出した。
しかも不気味なことに何かが生えている。
ーーーーザザザザザッ!!!!
メルフィーアは急いでクリムゾンドラゴンを操った。その肉塊と距離を取るためだ。
ーーーーグチャグチャッ
ーーーーヌチャヌチャッ
肉塊は蠢き、一つの塊になった。
ーーーーメチャメチャッ
クチャクチャッ
ヌチャヌチャッ
肉塊は不気味な音を立てながら形を変えていく。
クリムゾンドラゴンを動かしていたメルフィーアは
変に近づかない方がいいと判断した。
もしものときがあったら大変だからだ。
そして肉塊は色変えながらなにか別のものになった。
それはずんぐりむっくりとした肉食恐竜のようだった。
「キシャァァァァ!!!!」
鼻の上に鋭い角が生えた怪獣は吼えた。
「クリムゾンインパクト!!!!」
細かく振動する剣で斬りつけようとした。
ボヨォォォン!!!!
クリムゾンドラゴンはその大剣と一緒に吹き飛んだ。
ジュリジュリジュリィィィィィィ!!!!
地面が擦れる音が大音量で響く。
「ジェネシス。戦い方を変えるぞ!!」
メルフィーアは両手を覆っていた手袋の片方を外した。そして、ポケットにしまっていたであろう安全ピンで指を刺した。
「くっ」
小さな痛みに苦痛を覚え、メルフィーアは顔を歪ませた。
『メルフィーア、ナニヲスルツモリダ?』
「ジェネシス!わたしは言ったただろ!
戦い方を変えるって!」
メルフィーアは叫んだ。
そして、指の血を滲ませたまま手袋を嵌め直さず、
彼女はレバーを握った。
「・・・・クッ」
貧血を起こすほど出血はなかったが
彼女は疲弊した。
「クリムゾン!ヴァルカン!ブレイク!!!!」
クリムゾンブレイドの刀身が赤く光った。
ーーーージュワァァァァ!!!!
ゴゴゴゴゴゴ!!
赤く光る刃が怪獣を切り刻んだ。
複数の肉塊になった。
そして・・・・・
それらは
変色し、そのまま固まった。
「倒した・・・・・」
メルフィーアはその光景を見てそのまま倒れ込んだ。
♪♪♪
カミトのポケットから機械音が響いた。
カミトはポケットに入っていた通信機を取り出すと
通信機の表示を見た感じ。
unknowと表示されている。
最悪はおそらくないだろうと思い、
そのまま通信をつなげた。
『メルフィーアノ友達カ?』
機械が男の声を紡いでいる。
そんな感じの声がした。
「誰かは知りませんが友達と言うよりライバルと呼んでくれた方が彼女らしいですよ」
動かなくなったクリムゾンドラゴンを映像で見ながらカミトは応えた。
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