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『フフッ』
「何を笑っているんですか?」
いろいろ言いたい気持ちを抑えながらカミトは返した。
『スマナイガ、頼ミガアル。
クリムゾンドラゴンノ首ノ後ニ緊急脱出孔ガアル。
ソコカラクリムゾンドラゴンノ中ニ
入ッテクレナイカ?』
「いいですけど、オレがそこで悪さしない保証はないですよ?」
牽制の意も兼ねてカミトは言葉を返した。
『俺ハオマエガソンナコトヲスルヨウナ男デナイクライワカル』
「へ?」
『気絶シタメルフィーアヲ外ニ出シテヤリタイノダ
・・・・生憎、俺ハ今ソノ為ノ身体ガナイ』
「はぁ?」
カミトはどういうことだと思った。
クリムゾンドラゴンが自分と話しているのか
と思えばなんか違うようだ。
『・・・・スマナイガ、頼厶。カミト』
「・・・・いいですが、あなたは何者ですか?」
『俺ハジェネシス。メルフィーアヲ補助スル存在ダ』
カミトは了承の返事を返し、通信機を切った。
そして、近くにいた弟アラトの肩を叩いた。
「アラト、オレをクリムゾンドラゴンの近くまで跳ばせるか?」
「いいけど、怪我とかしない?」
「中のパイロットは気絶しているそうだ」
「兄さん、お人好しなんだから」
アラトの言葉にカミトは無言で睨んだ。
「さて、こっちの準備はできている。頼むぞ」
アラトはちょっとヒヤッとしたが
「了解!第九楽章!空前絶後!!」
いつも通りアラトは手早く印を結び、自身の刀を抜き、空を斬り裂いた。
「第十一楽章!電光石火!」
カミトは印を結び、集中すると全身が光り、
アラトが斬り裂いた空間の裂け目に消えた。
カミトが空間の裂け目を通って出た先は
クリムゾンドラゴンの近くに立っていたビルの屋上だった。
カミトは言われた通り、首の後ろの当たるところから中に入った。
少し広い空間、コクピットの中に出たカミトは倒れ込んだ人物を見つけた。
自分とほぼ同じ身長の人物であるメルフィーアだ。
肩に腕を引っ掛けて連れていくしかないだろう。
『・・・・キタカ。メルフィーアノコト、頼厶』
突如、機械音が響いた。
「・・・・」
戸惑いと驚きを隠せないカミトはメルフィーアに近づいた。
そして、肩にメルフィーアの腕を引っ掛け彼女を持ち上げようとした。
「誰だー?」
突如と耳に入るメルフィーアの声。
「・・・・起きていたんですか?」
カミトは冷静に返した。
「違う。今起きた」
不機嫌そうにメルフィーアは言葉を返した。
「肩、貸しますよ。少し動けますか?」
「・・・・いやだけど身体が言うこと聞かない」
「別にこれは頼んだのはあなたではないですから」
「なんのこと?」
メルフィーアはカミトの言葉に食い付いた。
「なんでもないですよ、行きましょう」
二人は肩を組んだ状態でクリムゾンドラゴンを出た。
「何を笑っているんですか?」
いろいろ言いたい気持ちを抑えながらカミトは返した。
『スマナイガ、頼ミガアル。
クリムゾンドラゴンノ首ノ後ニ緊急脱出孔ガアル。
ソコカラクリムゾンドラゴンノ中ニ
入ッテクレナイカ?』
「いいですけど、オレがそこで悪さしない保証はないですよ?」
牽制の意も兼ねてカミトは言葉を返した。
『俺ハオマエガソンナコトヲスルヨウナ男デナイクライワカル』
「へ?」
『気絶シタメルフィーアヲ外ニ出シテヤリタイノダ
・・・・生憎、俺ハ今ソノ為ノ身体ガナイ』
「はぁ?」
カミトはどういうことだと思った。
クリムゾンドラゴンが自分と話しているのか
と思えばなんか違うようだ。
『・・・・スマナイガ、頼厶。カミト』
「・・・・いいですが、あなたは何者ですか?」
『俺ハジェネシス。メルフィーアヲ補助スル存在ダ』
カミトは了承の返事を返し、通信機を切った。
そして、近くにいた弟アラトの肩を叩いた。
「アラト、オレをクリムゾンドラゴンの近くまで跳ばせるか?」
「いいけど、怪我とかしない?」
「中のパイロットは気絶しているそうだ」
「兄さん、お人好しなんだから」
アラトの言葉にカミトは無言で睨んだ。
「さて、こっちの準備はできている。頼むぞ」
アラトはちょっとヒヤッとしたが
「了解!第九楽章!空前絶後!!」
いつも通りアラトは手早く印を結び、自身の刀を抜き、空を斬り裂いた。
「第十一楽章!電光石火!」
カミトは印を結び、集中すると全身が光り、
アラトが斬り裂いた空間の裂け目に消えた。
カミトが空間の裂け目を通って出た先は
クリムゾンドラゴンの近くに立っていたビルの屋上だった。
カミトは言われた通り、首の後ろの当たるところから中に入った。
少し広い空間、コクピットの中に出たカミトは倒れ込んだ人物を見つけた。
自分とほぼ同じ身長の人物であるメルフィーアだ。
肩に腕を引っ掛けて連れていくしかないだろう。
『・・・・キタカ。メルフィーアノコト、頼厶』
突如、機械音が響いた。
「・・・・」
戸惑いと驚きを隠せないカミトはメルフィーアに近づいた。
そして、肩にメルフィーアの腕を引っ掛け彼女を持ち上げようとした。
「誰だー?」
突如と耳に入るメルフィーアの声。
「・・・・起きていたんですか?」
カミトは冷静に返した。
「違う。今起きた」
不機嫌そうにメルフィーアは言葉を返した。
「肩、貸しますよ。少し動けますか?」
「・・・・いやだけど身体が言うこと聞かない」
「別にこれは頼んだのはあなたではないですから」
「なんのこと?」
メルフィーアはカミトの言葉に食い付いた。
「なんでもないですよ、行きましょう」
二人は肩を組んだ状態でクリムゾンドラゴンを出た。
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