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ハルカ:愛し子トリップ
しおりを挟む領主×中学生/愛し子/トリップ/言葉通じない/ほのぼの/甘々
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※『』は異世界の言葉
「****!」
後ろから聞こえてきた怒鳴り声に、内心うんざりしながらも、あたしは頭を下げて振り返った。
視界に映るクツは、へんにとんがった趣味の悪い紫色。
あたしはいつものようにそのクツを睨みながら、さらに頭を下げた。
「***! ****!」
動物園のサルのようにキーキーと、理解不能な言語を喚くこの人物は、一応あたしの上司だったりする。
なぜ一応かというと、お互い言葉が通じないから。
なにかとあたしに指示を出してきたりと、偉そうな態度だから従っているけど、本当に上司なのかはわからない。
まぁ違かったらそれはそれでいいネタだよね。
そもそもあたしがこんな訳のわからない場所で働いてること事態、ネタみたいなものだけどね。
だってあたし中学生だよ?
法律的にアウトでしょ、これ。
だけどたぶんきっと、そんな法律、ここでは通用しないんだろうなぁ。
だって、ここ、日本じゃないっぽいし。
「***********!」
「いっっ!!」
ムチみたいな物で叩かれて、体が強張る。
サル上司は満足したのか、キーキー喚いてから立ち去っていった。
まったく。
なにもかも、訳がわからないよ。
こんなことになったのは、たぶん1週間くらい前。
学校帰りに階段から落ちて、気づけば大きな家……や、お屋敷?の前にいた。
で、現状を理解する前に、門の前にいた門番ゴリラみたいな人達にお屋敷の中に連れてかれて、ブタみたいなおっさんに謎の言語でなにか言われて、灰色のダっサいワンピースを着せられて。
気づけば毎日朝から晩まで、このお屋敷の掃除をやらされているわけだ。
まず、なんであたしが掃除しなくちゃいけないのか、意味がわからないし。
誰ひとり言葉が通じないから、どうしようもならないし。
それにご飯マズい上に1日1食とか嫌がらせでしょ。
サル上司はウザいし煩いしキモいし。
しかもあいつ、事あるごとにムチみたいな物で叩いてくるから、あたしの体可哀想なことになってるし。
あーあ、もうほんと、夢なら早く覚めてくれないかなぁ。
あ、でも覚める前にあのサル上司だけは1発殴らせてほしい。
なんて考えながら、痛む体を動かして掃除を再開する。
今日の掃除場所は玄関ホールだ。
バカみたいに広いそこを、どこかの主人公みたいに床に這いつくばって雑巾で拭く。
それはもうせっせと。
またあいつが来てムチみたいな物で叩かれるのは嫌だからね。
ゴシゴシ、ゴシゴシ。
サル上司への恨みを込めて拭いていると、なんだか外が騒がしいのに気がついた。
揉めているようなそれは、だんだんと近づいてくる。
もしかして、いや確実にこっちに来るよね?
このお屋敷の玄関は外に向かって開くドアだから、このまま開いたドアに激突、なんて事にはならないけど。
……退いた方がいいかな?
や、でも勝手に掃除を中断したら、あのサルになにされるか……。
「うん、このまま掃除しよう」
悩んだ結果、退くのは止めて掃除を続ける。
その後すぐに、バン!と音がしてドアが開いた。
よかった、ギリギリセーフ。
ほっとひと安心しながらも、せっせと床を拭き続ける。
「***!」
「******」
「***! *****!」
「……***」
たとえ近くでケンカが起きてても、あたしはせっせと掃除する。
まぁ耳障りっちゃ耳障りだけど、なに言ってるのかわからないから、あまり気にならない。
それに誰なのかは知らないけど、声からしてサル上司じゃないっぽいからぜんぜんオーケー。
なぁんて考えてたら、遠くからあのキーキー声が。
「****! ****っ……!」
喚きながら来たかと思えば、驚いたようになにかを言うサル上司。
今回はあたしじゃないらしい。
よかった。
叩かれないためにも、手を休めずしっかり働かないと。
サル上司に働いてますアピールをしていると、突然腕を引っ張られた。
「ぅわ!」
強引に立たされ、足がふらつく。
誰だいったい、と腕を強く握りしめている相手を見上げたら、なんとびっくり、サル上司だった。
サル上司は忌々しそうな表情であたしを見下ろすと、なぜかあたしの腕を掴んだまま、あたしの前に背を向けて立った。
……いったい何事?
訳がわからないし、掴まれてる腕は痛いし。
このサルめ!なんて背中を睨み付けていたら、だんだん視界が暗くなってきた。
あ、ヤバイ。
これは立ち眩みだ。
ずっと床に這いつくばっていたのを、無理矢理立たされたから。
どんどん黒く塗り潰されていく視界に、顔がひきつる。
倒れたからって、たくさん叩かれたりしたら、どうしよう……。
あたしの意識は、ぷつんと切れた。
▼ ▼ ▼
誰かがあたしの頭を撫でている。
優しいその手が温かくて、なんだかとっても安心する。
頭を撫でられるなんて、久しぶりだ。
嬉しくて、もっと撫でてほしくて、あたしはその手にすり寄った。
もっと撫でて。
もっともっと……。
すると、クスクスと誰かが笑う声がした。
だけどその手はあたしの頭を撫でてくれる。
その手に安心して、再び眠りにつこうとして。
「……っ!」
あたしはハッと目を覚ました。
目の前には優しく微笑むイケメン。
そしてあたしの頭を撫でる手。
「え、あれ……?」
サルは?なんて固まるあたしに、イケメンがにっこり笑った。
『おはよう、愛し子』
イケメンは声もイケメンで、だけどなんて言っているのかさっぱりだ。
「あ、の…………」
『具合はどうかな? 気持ち悪かったり、痛いところはあるかい?』
「……あのサル怒ってましたか?」
『っ! ……言葉が、違うんだね。私の言っている言葉はわかるかい?』
とりあえず気になっていることを聞いたら、イケメンは痛ましそうな顔をした。
これはあれか。
可哀想だけど、叩かれることは確定だよ、的な。
なんとか逃れられないですかね、と思いを込めて眉を下げながら無言で見上げれば、イケメンは悲しそうに首を横に振った。
『わからない、んだね……』
「いや、こっちこそごめんなさい」
『私も協力するから、少しずつ、覚えていこう? 大丈夫。きみは愛し子なんだから』
「そんな、代わりに叩かれるだなんて……。大丈夫です。あたし、慣れてるんで」
にへらと笑えば、イケメンは感極まったようにプルプルと震えた。
何度も、何度も頷いて、あたしの頭を撫でる。
『なんて、なんて健気なんだ……! あんな酷い目にあったばかりだというのに……。不安でいっぱいなはずなのに、泣くこともせずに、必死に耐えて……笑って……っ』
何を言っているのかはわからないけど、目を潤ませて感激してるっぽいイケメン。
察するに、骨は拾ってやるから逝ってこい!ってとこかな。
ムチみたいな物で叩かれまくるのは決定みたいだ。
辛い現実から目を逸らしたくて、とりあえずそっとイケメンから目を逸らした。
そういえば、ここはどこだろう。
あたしに与えられた部屋じゃないのは確かだ。
だって広いし、電気あるし。
そもそもベッドがある時点で、あたしの部屋じゃない。
あたしの部屋は、たぶんお屋敷の中で1番小さい部屋だ。
てか絶対あそこは収納スペースだよ。
だって小柄なあたしが丸まって寝るくらいの広さしかないんだもん。
もちろんベッドなんて入らないから、毛布にくるまって寝てる。
電気もないし窓もないから、居心地はサイアク。
だけどまぁ、寝るときしか使わないから、とりあえず我慢してる。
で、ほんとにここはどこだ?
なんかものすごく豪華な部屋なんだけど。
ベッドはふっかふかだし、なんかお姫様のベッドみたいにカーテン?が付いてるし。
シャンデリアみたいなのがぶら下がってるし。
なんか全体的にキラキラしてるし。
こんな部屋あったんだ……。
びっくり。
だけど、この部屋にあたしが寝かされていることがもっとびっくり。
今までの扱いと違いすぎて、すっごく怖いんだけど。
なにこれあたし死ぬの?
上げて落とす作戦なの?
さらにどん底に落とされるの?あたし。
こわい。
怖すぎる。
ここにサル上司がいなくて、見知らぬイケメンがいるってことも、なにか理由があるんじゃないかと思うと、怖くて仕方がない。
もしかしたら、叩かれるだけじゃすまないかも。
恐怖で体がカタカタと震え出す。
なにかを言っているイケメンも恐怖でしかなくて、あたしはベッドに潜るようにして、膝を抱えて小さく丸くなった。
ああ、叩かれて傷だらけの体が痛い。
だけど、お屋敷に連れてこられてから毎日この格好で寝てたから、少しだけ落ち着く。
どうせ後で叩かれるのは決定なんだからと開き直って、イケメンを無視して自分の世界に入っていると、いつの間にか声が増えた。
イケメンの他に、誰か来たみたい。
誰だろう。
サル上司じゃないのは確かだ。
『愛し子様、大丈夫ですか?』
『愛し子、医者を呼んできたんだ。どうかベッドから出てきてくれないか?』
「…………」
何を言っているのかわからない。
声色からして、あたしに優しく話しかけているのはわかるんだけど……。
『ユリシス様、愛し子様は言葉がお分かりでないのですよね?』
『ああ、そうなんだよ。……いや、もしかしたら多少はわかるのかもしれない。私の言葉になにか返事をしていたから』
『そうなんですね……』
なにかヒソヒソと話し、沈黙する2人。
あたしは恐る恐る、掛布とんから目を覗かせてみた。
「……!」
『愛し子!』
途端、イケメンとパチリと目が合う。
イケメンはパッと顔を輝かせ、あたしに近寄って来ようとしたが、隣にいた美人さんに止められた。
ありがとう美人さん。
少し拗ねた様子のイケメンを放置して、美人さんがふわりと笑みを浮かべて、ベッドの横にあるイスに座った。
あたしは目から下を隠したまま、じっと美人さんを見つめる。
『はじめまして、愛し子様。わたくしは、医者をしております、イーアと、申します』
ゆっくりと話す美人さんに、あたしは首を傾げた。
なんとなくだけど、自己紹介をされた気がする。
『わたくしの、名前、イーア、です』
「……なぁみゃ、え?」
『イーア、です。イーア』
「いーあ……?」
『はい!』
「いーあ……イーア……」
ゆっくり言ってくれた謎の言葉から、それっぽいのを言ってみたら、美人さん改めイーアさんは、名前だけわかりやすく教えてくれた。
日本語とは違う発音に眉を下げながらも言ってみたら、イーアさんはパッと顔を綻ばせて喜んでくれた。
よかった、合ってたみたい。
イーアさんみたいな美人さんが喜んでる姿は、見てるこっちまで嬉しくなるくらいで、覚えるためにも何度か口の中で呟いた。
その度に頷いてくれるイーアさんが可愛すぎて……。
イーアさんの可愛さに癒されていると、ムスっとした顔のイケメンが、イーアさんの横に立った。
『おい、イーア。私より先に名を呼ばれるなんて、狡いじゃないか』
『ふふふ、でしたらユリシス様も名乗られたらよろしいではないですか』
『イーアに言われなくてもわかってるさ』
プンスカしてるイケメンを、笑顔で流すイーアさん。
やっぱり美人さんは違うなぁ、なんて考えていたら、やや緊張した顔でイケメンがあたしを見下ろした。
な、なにごと?
『愛し子、私はユリシス・ドゥク・ストラジオルドだ。どうか、ユリシスと呼んでほしい』
「……へ、へぇ~。そうなんだ~。すごいねぇ~」
だ、ダメだ。
なにを言っているのかさっぱりわからない。
イケメンの表情から、あたしに答えを求めているのはわかるんだけど……。
チラリと視線でイーアさんに助けを求めれば、彼女は小さく笑った。
『ふふっ……。ユリシス様、ゆっくりとお名前だけ、名乗ってくださいませ。ゆっくり、ですよ』
『あ、あぁ……』
なぜかさっきよりも強ばった表情のイケメンに、あたしまで緊張してくる。
あたしは掛布とんから顔を出して、じっとイケメンを見つめ返した。
『……ユリシス、だ。ユリシス』
「…………?」
『ユ、リ、シ、ス』
「……ゆー、ししゅ?」
『…………』
真剣な顔で何度も繰り返されるそれに、もしかして名前かな?と思って首を傾げながら言ってみたら、なぜかイケメンが固まった。
あれ?
もしかして違った?
ユリシスって、イーアさんより言いにくいから……。
不安になってイーアさんを見上げると、きれいな顔でにっこり。
『もう一度、呼んであげてください。ユリシス、と』
「……ゆーししゅ?」
『……っく』
訳がわからないまま、イーアさんに続いて言ってみたら、なぜか鼻を押さえて仰け反るユリシスさん。
こわい、こわすぎる。
だけどイーアさんは、横のユリシスさんがまるで見えていないかのように、ニコニコしながら話しかけてきた。
『愛し子様の、お名前を、教えてくださいませんか?』
「…………?」
『愛し子様の、お名前です。……イーア、ユリシス、……?』
首を傾げるあたしに、イーアと言いながら自分を指差し、ユリシスと言いながらユリシスさんを指差したイーアさん。
そして最後にあたしを見て、首を傾げる。
その動作を見て、あたしはピンときた。
あ、名前を聞かれてるんだ。
いつの間にかユリシスさんがこっちを見てて、ぎょっとする。
しかもよく見れば鼻から赤いの出てるし……。
心配だけどなんか怖いから、あたしはユリシスさんから目を逸らして、ゆっくりと自分の名前を言った。
「春香って言います。は、る、か」
『ハール、カ……?』
「は、る、か」
『ハールキャ……ハ、ルカ』
『ハルカ……ハルカ……』
言い辛そうになんとかあたしの名前を発音しようとしているイーアさんの横で、スラスラと何度もあたしの名前を呟くユリシスさん。
やっぱりちょっと怖いよこの人。
イケメンなのにいろいろ怖い。
【未完】
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