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2019.10.18
しおりを挟む兼業主夫1日目が始まった。UberEatsは食べ物を運ぶ仕事なので、当然みんなが食事を取る昼や夕方の時間には自分の食事を取らない。なので、けっこう昼間はお腹がすくか、自覚がなくてもちょっと力が出にくいような感覚がする。なので、朝から奥さんには生姜焼きを食べてもらった。きれいなバックを背負った奥さんを見送って、私と3人の子供の1日が始まる。
開始2時間でびびった。赤ちゃんから手が離せない。
うちの第3児は、明らかに他の2人に比べて背中センサーが敏感だった。思い返せば長男も長女もソファに寝かせても全くぐずらなかったのに、この子はだっこしててもポジションが気にくわないと泣く。バランスよく3人と接するプランは即放棄して、上の2人にはAmazonPrimeの動画を見せて半分放置。
家のレイアウト替えや、たまってた洗濯物にとりかかるべく抱っこ紐を使うも、肌以外は背中センサーにひっかかるらしく、終始機嫌の悪いうちの赤ちゃん。あまり赤ちゃんを泣かせるのをよしとできない性分も相まって、なかなかはかどらなかった。
事前に奥さんの母乳をストックしていたのだが、1日ではそんなに用意できず、あっというまに資源が枯渇。最後の手段のミルクに手を出すが、消化に母乳の何倍も時間がかかるので、3時間のインターバルが必須。しかし赤ちゃんは口をパクパクし続ける謎の現象。普段1回飲んだら即寝てなかったっけ!?
きっとバレてるのだろう、体温や肉付きで母親でないことが。普段話を聞くに1日の半分は寝てるはずが、結局5時に奥さんが帰ってくるまでに、2時間しか寝なかった。
上の2人は本当に手がかからなくて、終始動画を見るか2人で仲良く遊んでくれたが、下が増えるほど上をかまうことを大切にするべきという教えに全くそえなかった。奥さんは毎日これをして、美味しいごはんを作って待ってくれて、何の愚痴もこぼさないのかと思うと、感謝と尊敬の念がわいてきた。母親は偉大です、ほんと。1人目も2人目も本陣痛から分娩まで立ち会ってきて、母親の偉大さは分かってきたつもりだったが、甘かった。ぬるかった。
今まで一緒に家事を協力できてきてるほうかなと思ってた昨日の自分をしばきたい。週1の晩御飯?夜のお片付け?軽いわ。そして1日子供と過ごせる特権が以前より羨ましくなった。私ももっと子供と関わりたい。1人だと確かに手が離せないけど(特に赤ちゃんがいると)、2人なら余裕だ。私が経済的に余裕をもって時間の自由を作りたいのは、使える時間を奥さんと子供との時間にもっと割きたかったからなのだ。今日はそのことを再確認できた。
子供が大きくなればなるほど親との時間は減る。ゆっくり時間をかけて収入を増やしても意味がない。毎日の使える時間をもっと大切にしよう。
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