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第一章.流され愛(撫)されときめいて
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しおりを挟む「性別なんて関係ないよ、俺がしたいだけ。」
俺は何故か赤くなってしまった顔を見られないように背けるので必死だった。
だって俺、可笑しいんだ。元々ゲイだったわけでもないのに、男である隆明さんに優しく触れられて、見つめられて、嬉しく思っているなんて。この早い鼓動も、勝手に赤くなる頬も、可笑しいんだ。そんなはずは、ないのに。
「さ、買いたい物は沢山あるんだ。そんなとこでもじもじしてないで行くよ。」
「っもう!からかわないで下さい!」
「ははっ、顔を真っ赤にして照れてるのも良いけど、強気なのも良い。もう少しデレ要素も欲しいところだけどね。」
「だからっ!そう言うのをやめてくださいって言ってるんですー!聞いてます!?」
抗議する俺を楽しそうに交わす。恥ずかしいけど、本音をいえばこんな些細な事で笑ってくれるのが嬉しい。
「それで、何を買いに来たんですか?」
「そうだな~、予備のナイトウェアにルームウェア、食器一式と枕、後は必要な生活用品くらいかな。」
「…んん?」
隆明さんの言わんとすることはよくわからなかった。それって、わざわざ俺の腰の痛みが治まるのを待ってまで俺と行くことだったろうか?鍵を置いてくれれば、治まった頃に出て行くのに。
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