特殊部隊兵はJK生活を満喫できない

NeverLetMeGo

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第5話

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私とオリバーは制服を調達するべく、学生服専門店に赴いた。

「どうだ、似合うか」

ブレザーを身に纏ったオリバーが話しかけてくる。

「今のあんただったら何着ても似合うわよ。私はどう?」

「あんたも今の顔にはよく似合ってるな」

「今の顔に“は”ってなによ?!」

「怒ると美人が台無しだよ」

と、オリバーが笑う。

 調子の良いこと言いやがって
と、私は心の中で呟き、オリバーを睨みつける。

ブレザーとスカートは着てて違和感を感じた。
ユビケーンでいつも着てたカーボン繊維の制服より重くて動きにくいのだ。
でも不思議と、私はこのブレザーの制服の方が心地よい感じがした。

生まれてから27年間、オシャレなんて一回もしたことがなかった。化粧はしたことがない。もしかすると、スカートを着るのは今日が初めてかもしれない。
小さい頃から私にはオシャレなんかよりも夢中だったものがあったのだ。

私の父は日本の民間軍事会社に勤めていた。
父は憧れだった。
誰よりも強くて、誰よりもカッコよくて、そして誰よりも優しかった。

そんな父みたいになりたくて、いろんな格闘技の稽古をした。小さい頃から私の格闘技の才能は秀でていた。同年代の男よりも断然強かったから、色々と嫌味を言われたこともある。

七歳のとき、父は母と別れた。
私は父の方についていった。
父は母と別れて間もなくアメリカに転勤になった。父は日本に残れと言ったが、私は嫌がって一緒にアメリカへ飛んだ。

アメリカに行って初めて銃に触れた。
カリフォルニアの射撃場に父と訪れた時だった。
ベレッタ92。それが私が初めて触れた銃だ。そして私が死ぬ間際に使った銃でもある。
インストラクターがやり方をごちゃごちゃ説明してきたが、それを無視して我流で撃った。
一発、二発、三発。全て10メートル先のまとの真ん中に当たった。

ただの偶然だと思った。フィーリングで撃っただけなのだから。

次は20メートル先の的を使った。プロでも当てることすら難しい。

しかし、私は全弾、真ん中に命中させた。
インストラクターも父も唖然としていた。
才能が開花するとはまさにこのことだ、と父は頻《しき》りに私を褒めた。すごく誇らしく思った。

私はただ父に褒められたいがため、銃を撃った。ショットガンも、小銃もスナイパーライフルも、全部私にとっては父に褒められるための手段でしかなかった。

そして十七歳のとき、二〇Twenty -四〇 Fortyが起こった。
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