1 / 1
プロローグ
しおりを挟む
ガヤガヤ
色んな制服が一箇所に集まり
貼られた数字をひたすら探す人盛り
『あ、あった!合格したぁ!!』
まさに探していた番号が見つかり、嬉しさのあまり叫んでしまう
今日は高校の合格発表
受験勉強を乗り越え、たった今春から高校生になる事が決まった
この喜びを早く伝えたくて校門へと走る
3年間着ていたセーラー服は今日でおしまい
だから、転けて汚くなっても気にしない
それよりも早く伝えたくて夢中に走り出す
校門が見え伝えたい相手が待っていた…
壁に寄りかかり腕組みをしながら待っている
私が走ってくるのに気が付くとふにゃと笑う
『宏樹!合格したよ!番号あった!』
「そりゃ、俺が勉強教えてたんだしな!合格するだろ!」
『そんな事言って、本当は1番心配だったくせに(笑)』
「うるせぇーな(笑)」
組んでいた腕をほどき、頭に手を乗せる
「合格おめでとう、頑張ったな」
そっと優しく撫でてくれる
この心地良さが大好きで、やってもらいたくて頑張ったとも言える
『ありがとう///// 』
『こ、これでまた一緒の学校に通えるね!』
「そうだな、また朝起こしてもらおっかなぁ(笑)」
『何それ、いい加減自分で起きてよ!』
恥ずかしくなって話題を逸らしてしまう
そうすると私の頭から手が離れまた腕を組み直す宏樹
ほんのり残る温もりが、、、
ちょっと寂しかったり(笑)
?「あのさ、俺もう行くね?」
声のする方へ目を向ける
そこには宏樹よりも少し背の低い男の子が気まずそうに立っていた
あれ、もしかしてずっといた?
全然気付かなかった…
「あぁ、そうだった!ごめん、ごめん(笑) お前も合格おめでとう!またスタジオで!」
その男の子は手を軽くあげ、去っていった
『ごめん、あの子と話してたの?』
「そうそう、お前待ってる間にな」
『全然気付かなかったぁ、、、』
「ふっ、俺の事好きすぎだろ(笑)」
『うっさい!!』
宏樹はただの幼馴染 ずっと傍にいた幼馴染
そうずっと私は思っていたのに、いつから変わったのだろうか
「あいつさ、今度お前と同級生になる八乙女光っていうんだ。県外から来たから仲良くしてやって?」
そうだ、この出会いによって変わってしまったんだ、、、
色んな制服が一箇所に集まり
貼られた数字をひたすら探す人盛り
『あ、あった!合格したぁ!!』
まさに探していた番号が見つかり、嬉しさのあまり叫んでしまう
今日は高校の合格発表
受験勉強を乗り越え、たった今春から高校生になる事が決まった
この喜びを早く伝えたくて校門へと走る
3年間着ていたセーラー服は今日でおしまい
だから、転けて汚くなっても気にしない
それよりも早く伝えたくて夢中に走り出す
校門が見え伝えたい相手が待っていた…
壁に寄りかかり腕組みをしながら待っている
私が走ってくるのに気が付くとふにゃと笑う
『宏樹!合格したよ!番号あった!』
「そりゃ、俺が勉強教えてたんだしな!合格するだろ!」
『そんな事言って、本当は1番心配だったくせに(笑)』
「うるせぇーな(笑)」
組んでいた腕をほどき、頭に手を乗せる
「合格おめでとう、頑張ったな」
そっと優しく撫でてくれる
この心地良さが大好きで、やってもらいたくて頑張ったとも言える
『ありがとう///// 』
『こ、これでまた一緒の学校に通えるね!』
「そうだな、また朝起こしてもらおっかなぁ(笑)」
『何それ、いい加減自分で起きてよ!』
恥ずかしくなって話題を逸らしてしまう
そうすると私の頭から手が離れまた腕を組み直す宏樹
ほんのり残る温もりが、、、
ちょっと寂しかったり(笑)
?「あのさ、俺もう行くね?」
声のする方へ目を向ける
そこには宏樹よりも少し背の低い男の子が気まずそうに立っていた
あれ、もしかしてずっといた?
全然気付かなかった…
「あぁ、そうだった!ごめん、ごめん(笑) お前も合格おめでとう!またスタジオで!」
その男の子は手を軽くあげ、去っていった
『ごめん、あの子と話してたの?』
「そうそう、お前待ってる間にな」
『全然気付かなかったぁ、、、』
「ふっ、俺の事好きすぎだろ(笑)」
『うっさい!!』
宏樹はただの幼馴染 ずっと傍にいた幼馴染
そうずっと私は思っていたのに、いつから変わったのだろうか
「あいつさ、今度お前と同級生になる八乙女光っていうんだ。県外から来たから仲良くしてやって?」
そうだ、この出会いによって変わってしまったんだ、、、
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
あんなにわかりやすく魅了にかかってる人初めて見た
しがついつか
恋愛
ミクシー・ラヴィ―が学園に入学してからたった一か月で、彼女の周囲には常に男子生徒が侍るようになっていた。
学年問わず、多くの男子生徒が彼女の虜となっていた。
彼女の周りを男子生徒が侍ることも、女子生徒達が冷ややかな目で遠巻きに見ていることも、最近では日常の風景となっていた。
そんな中、ナンシーの恋人であるレオナルドが、2か月の短期留学を終えて帰ってきた。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる