悪役令嬢になんてさせません。

タツミ

文字の大きさ
6 / 17
新生児

力の検証をしましょう

しおりを挟む
「シルビィア様」
私の叫び声にノーマは起きてしまった。当たり前だよ。
「どうなさったのですか?・・・・何故こんな」
私がベットの端にいることが不思議なのだろう、ノーマは私を抱き上げると私に異常がないか調べ始めた。
「・・・濡れてない。お食事は先ほどされたし、殆んど泣かれないお嬢様が泣かれるなんて・・・」
ごめんなさい。びっくりしただけです・・・・とりあえず笑っておこう
「笑っておられる・・・・一度先生のご指示を仰ごうかしら」
私に異常がないことに安心したのか、ノーマは私をベットに戻してくれた。誤魔化せたかなって思っていたけど、いつもと違う様子はぬぐえないらしく、ノーマはふくふくとしたほほを撫でて外に出て行ってしまった
暫くするとノーマは一人の男性を連れて帰ってきた。
黒髪の長髪と黒い瞳。日本人を連想させる色だが、全体的に彫りが深い。左目のモノクルを少し上げて私を覗き込んでくるのは、ヒストグラム・アリューシャン。この家の主治医だ。
私はとっさに寝たふりをすることにした
彼は私の体を撫でながらみていたが、何も異常がないことがわかると、ノーマに安心するように笑いかける
「心配しすぎだよ、ノーマ」
「ですが・・・」
「スキル所見も正常。怪我もないから問題はない」
おろおろしていたノーマもようやく落ち着いたのか溜息を吐いた。そんなノーマにヒストグラムはモノクルをあげると、今までになく真剣な瞳をノーマにむける。
「病気なのはむしろノーマのほうだね」
「わ・私は健康ですが」
「自覚症状がまだ出ていないからね。貧血気味だよ。二人の子の乳をやっているのだから、気をつけて」
「そんな」
「医療鑑定に嘘はない。軽症のうちに治さないと、お嬢様はお休み中だ、今のうち処置しよう」
「はい」
しょんぼりとしたノーマを励ますと彼は彼女を促して出ていった。扉を閉める瞬間にヒストグラムが意味ありげな視線を投げかけたところを見ると、寝たふりは見破られたみたい
[医療鑑定か・・・危ないとこだった]
寝たふりをしていたとき、体の中を撫でる様な感覚がしたのは、ヒストグラムが私を鑑定していたのだろう。
幸い医療鑑定は医療に特化した鑑定だから、私の異常なステータスに気づいてはないようだが、鑑定をされたとき思わず妨害行為をおこしてしまったので、私が鑑定系スキルを持っていることはばれたみたい。だけど、あの目線はどういう意味なのか気になるところだが、屋敷の主治医だから大丈夫だろう・・・・たぶん
さて落ち着いたところで、もう一度スキルの確認をしよう
驚いたが今いる世界は竜王と精霊王を攻略したことになっていた。つまり、生前のゲームが反映している状態なわけだが、レベルはリセットされてしまっていた。しかし称号は残っていてこの異常スキルにしたと・・・責任者出てこい!こんちくしょう!!!

竜王の寵児    全ステータス上昇。状態異常無効 必要経験値の軽減
精霊王の愛し児  魔法スキル上昇 全属性解放

[会ってもないのに何で称号が・・・]
特に二つが重なっている魔法関係はやばいことになっている
[この歳で人外確定って・・・・レベルが上がらないパターンとか・・・なわけないよね、うん分かってる]
そうまだレベル1なのだ。私が生前に上げたレベルは46。最低でもこの位になるわけでこのレベル時のステータスは考えるだけで恐ろしい。
因みに今のステータスに近いのはSSSランクの冒険者で、魔法スキルに至っては魔王レベルになる
将来、ラスボスをデコピン一発で倒すヒロイン。
有り得ない・・・マジであり得ないから・・・
[とりあえず落ち着け私。称号があるのは、この際受け止めよう。問題は影響力よ〕
生前になかったステータス、数値化した能力がどれほどなのか知らなければらない。
・・・・・孫○空みたいに軽くあてただけで相手を吹っ飛ばすなんてシャレにならん
[よし]
適当な場所がないのでベットの冊を握ってみる。50%くらいで様子を見よう
バキッ!!
[あ~~~]
握った瞬間粉砕しました。
折れたのでなく、粉砕です。粉々になられました
では10%では
[ぎりぎりセーフ]
メキメキと軋む音はしても折れはしないので、対生物には5~10%の力が妥当なところか。と、なると
バキッ!!
[え~]
10%で蹴ると折れてしまった。しかも痛みはなし。
[手も足も5%か・・・・調整難しいな]
無自覚犯罪者にならないために調整しているとは言え、人外ステータスのままでは怖くて動けやしない
なんかこうステータスの数字を動かす・・・
【申請が承諾されました。ステータス改竄が可能です。改竄を行いますか?]
yes!神様ありがとうございます。

HP10 MP10 ATK 5 DEE  100 INP 5 AGL 100

結果こうなりました、
DEEとAGLが高いって?
突然の事故を未然に防ぐのは当然です




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

俺の妻になれと言われたので秒でお断りしてみた

ましろ
恋愛
「俺の妻になれ」 「嫌ですけど」 何かしら、今の台詞は。 思わず脊髄反射的にお断りしてしまいました。 ちなみに『俺』とは皇太子殿下で私は伯爵令嬢。立派に不敬罪なのかもしれません。 ✻ゆるふわ設定です。 気を付けていますが、誤字脱字などがある為、あとからこっそり修正することがあります。 ✻R-15は保険です。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...