5つ子王子様と溺愛生活〜約束と甘いキス〜

優木王

文字の大きさ
9 / 13
第一章𓂃 𓈒𓏸◌

家事とわたしとお兄ちゃんたち

しおりを挟む
私は、朝食に取り掛かろうとして、リビングの台所にいた。私は、朝食をどんなものを作ろうか悩みに悩んでいた。頭の中を必死にめぐらしてみる。

うーん、何作ろう。お兄ちゃんたちは何が好きかな?

すると、ガシッと私は抱き締められた。勢いがよく、私はぎゅっと目を瞑ってしまった。


──────────チュッ

と一瞬に口を覆われ、キスをされた。んんっ。パッと口から離れ、目を開けた。


「きゅーちゃん、美味しい。今日はきゅーちゃんが作ってくれるの?純、うっれしいな!」

「純お兄ちゃん!だっ、ダメ!…き、キス.........したの。わ、たし.........」

純お兄ちゃんは、満面の笑顔を私に向けている。私は急のことで、頭が真っ白になっちゃった。私は、純お兄ちゃんにどう反応すればいいのか頭が混んがらがり、涙目に純お兄ちゃんを見つめる。

「…きゅーちゃん、やだった?純の…こと、嫌い?」

純お兄ちゃんは、私よりもドっと涙を溢れさせ、私に問いかけてくる。可愛い顔の純お兄ちゃんに流されてしまいそうになる。怒れなくなる。

「純お兄ちゃんのこと、嫌いじゃない。でも、キスは純お兄ちゃんの本当に好きな人と、して」

「な、なんで、そんなこと。純は、きゅーちゃんのこと好きっ!大好きなんだよ!純のこの気持ちはだ…め、なの?うう、きゅーちゃんまでも純を嫌うの?」

純お兄ちゃんは、どんどん言葉をエスカレートしていく。

「…きゅーちゃん、純だけ見て.........。メガネのないきゅーちゃん見ると、純はきゅーちゃんを怖がれさちゃう。きゅーちゃん…キスしてごめんね…」

純お兄ちゃんは、そう吐き捨てて、私から離れて行った。純お兄ちゃんは、涙を服の袖で目を拭いている。…純、お兄ちゃん.........。

私は純お兄ちゃんの言葉に振り回されないようにしないと…。

純お兄ちゃんもモテてるし、私なんかが純お兄ちゃんとの時間を作っていたら、邪魔しちゃう。

純お兄ちゃんには、私のことを妹として好きなんだよね。本当に心から好きな人がいるって噂を聞いたことあるから…。私は純お兄ちゃんの時間を邪魔したくない。


その日、私は朝、昼とご飯を作った。


♡ ••┈┈┈•• ♡ ••┈┈┈•• ♡


「毬のご飯は、男飯な乙の料理と違って色とりどりの料理で美味しいな。さすが、俺らの妹。好きな人できたら、すぐ言うんだぞ。

まずは、俺が判断してやる!」

と、机に身を乗り出して、律お兄ちゃんがいつもとは違って表情豊かに伝えてくる。

「…コホッコホッ。…そうだな、わりーな。律。俺の料理は男飯でな」

乙お兄ちゃんは、自分の席に腰をかけ、熱心に言う律お兄ちゃんに呆れた顔を向け、言う。

「べ、別に、乙の料理がまずいとは言ってないからな。…その、俺は料理しないから悪いと思ってる。毬も家事したくなかったら、俺にも声をかけていいんだぞ」

「そうだよ。それに乙もまた料理を始めたら、考えて作った方がいいね。男飯だから、風邪引くんだよ」

「あ゙あ゙あ゙、そうか、充もそう言うのか。考えた方がいい。あぁ、考えるよ」

乙お兄ちゃんは、充お兄ちゃんの言葉に流されるように少しばかり不服に応えた。

「それにしても、今日の純は静かだ。純、今日どこ行ってきたんだよ。女子たちとまた遊ぶようになったのか?

毬が悲しむよ。そう言えば、純に言い寄ってた女と付き合ったのかよ。見る目ねー」

と文お兄ちゃんは、純お兄ちゃんを煽るように隣りの純お兄ちゃんの顔を除くように言う。

純お兄ちゃんは、何も言わずに黙々と食べて、自分の部屋へと向かってしまった。

「純も調子悪いのか。俺は風邪だし、純は昨日から心が安定してない。俺が後で様子を見てくるよ。風邪も毬のおかげでだいぶ良くなったからな。ありがとな!毬」

「ううん、乙お兄ちゃんこそ、一人で家のこと抱え込まなくていいからね」

と私は乙お兄ちゃんに微笑みかける。


そして、今日を終える。


-------❁ ☾ ❁-------


「充、俺甘えていい?お前見てると、俺のお母さん思い出すんだよ。お前が、俺のお母さんに似てる…から」

「律、僕でいいなら、甘えてきていいよ。律は昔から言うね。僕のこと律のお母さんに似てるって」

充の部屋に入って来た、律はベッドの壁にもたれかかって座る、充の横に上がってきた。

「僕らは、本当の兄弟じゃ、ないんだよね。律.........。多分…ね」

「充.........」

「一番、邪魔なのは、僕だよ。兄弟の中でも一番、僕は律たちに似てない。純よりも泣きたいのは、僕だ」

涙をポロポロと頬につたらしながら、充は律を構う。


そして、律と充は二人でベッドに入り込み、眠りに落ちた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

暴君幼なじみは逃がしてくれない~囚われ愛は深く濃く

なかな悠桃
恋愛
暴君な溺愛幼なじみに振り回される女の子のお話。 ※誤字脱字はご了承くださいm(__)m

日常的に罠にかかるうさぎが、とうとう逃げられない罠に絡め取られるお話

下菊みこと
恋愛
ヤンデレっていうほど病んでないけど、機を見て主人公を捕獲する彼。 そんな彼に見事に捕まる主人公。 そんなお話です。 ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。

家政婦の代理派遣をしたら花嫁になっちゃいました

ゆきりん(安室 雪)
恋愛
このご時世、いつ仕事がクビになるか分からない。社内の派遣社員が一斉にクビを告げられた。天音もそんな1人だった。同じ派遣社員として働くマリナが土日だけの派遣を掛け持ちしていたが、次の派遣先が土日出勤の為、代わりに働いてくれる子を探していると言う。次の仕事が決まっていなかったから天音はその派遣を引き受ける事にした。あの、家政婦って聞いたんですけど?それって、家政婦のお仕事ですか!? 強面の雇い主(京極 樹)に溺愛されていくお話しです。

社員旅行は、秘密の恋が始まる

狭山雪菜
恋愛
沖田瑠璃は、生まれて初めて2泊3日の社員旅行へと出かけた。 バスの座席を決めるクジで引いたのは、男性社員の憧れの40代の芝田部長の横で、話した事なかった部長との時間は楽しいものになっていって……… 全編甘々を目指してます。 こちらの作品は「小説家になろう・カクヨム」にも掲載されてます。

若社長な旦那様は欲望に正直~新妻が可愛すぎて仕事が手につかない~

雪宮凛
恋愛
「来週からしばらく、在宅ワークをすることになった」 夕食時、突如告げられた夫の言葉に驚く静香。だけど、大好きな旦那様のために、少しでも良い仕事環境を整えようと奮闘する。 そんな健気な妻の姿を目の当たりにした夫の至は、仕事中にも関わらずムラムラしてしまい――。 全3話 ※タグにご注意ください/ムーンライトノベルズより転載

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

偶然同じ集合住宅の同じ階に住んでいるだけなのに、有名な美形魔法使いに付き纏いする熱烈なファンだと完全に勘違いされていた私のあやまり。

待鳥園子
恋愛
同じ集合住宅で同じ階に住んでいた美形魔法使い。たまに帰り道が一緒になるだけなんだけど、絶対あの人私を熱烈な迷惑ファンだと勘違いしてる! 誤解を解きたくても、嫌がられて避けられている気もするし……と思っていたら、彼の部屋に連れ込まれて良くわからない事態になった話。

処理中です...