5つ子王子様と溺愛生活〜約束と甘いキス〜

優木王

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第二章

愛情と絆はずっと一途に辿る

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「純、お母さんね。若くに純に会っちゃったから、離れ離れになっちゃうんだ」

「どうしたの?お母さん、すみの前で泣かないで」

「おい、もう行くぞ。純に伝えるのはそれだけでいいいんだろ」


『お母さん、お父さんどこ行くの?すみは……』


俺はお母さんとお父さんの姿が霧の中に消えていくと優しげな男性が小さな俺の手を引いて、部屋の中へと連れて行く。


.˚⊹⁺‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧⁺ ⊹˚.


「なんだよっ!僕には兄弟なんて存在しない!僕を弟扱いしやがって」

「充は俺よりも二番目にこの家に来ただろ。俺がお兄ちゃんに決まってる!」


わちゃわちゃとすみと同い年くらいの男の子たちが言い争っていた。

「ここ、なに?」

「5人目だね。きみ」

「ご、にん、め?」

すみに声掛けて来たのは机の横に座り込んでいた男の子だった。

「お前、名前はなんだ?」

と、大人のようにキザに声掛けた男の子もすみの近くに来た。

「俺のなまえは、すみ!純粋の純の漢字なんだ!」

「なに、お前、感じわかるのかよ。つわものか……」

とキザな男の子は、顎に手をやり、純を見てくる。

すると、

「律のこと、気にしなくていいよ。こいつ、来年、小学校に入るのが楽しみなだけなやつだから!

あと、俺は文。名前似てるな!よろしく!」

「ふ……み。ほんとだ。名前、似てる!」


✧••┈┈┈┈┈┈••✧


「お!新入りか。俺は乙。俺が一番の兄だから、俺について来いよ!」

「ついて来いなんて、傲慢だな。僕は充だよ。よろしくね」


──────────純は子どもの国にやって来たような不思議な気持ちを抱いた。

お母さんとお父さんは、純に夢の世界に連れて行ってくれたのかな。どの子も満面の笑顔で、純と同い年くらいだ。


この出会いは、僕らをずっと永遠の年を与えてくれなかった。僕らは、どんどん成長していく。
僕らは僕らしか見えていなかった。全員で顔を合わせた頃からずっと本当の兄弟なように共に暮らしていた。これが、僕らの家族なんだと、噛み締めながら…。

ただ、唯一僕らは、お母さんとお父さんの背中が頭に焼き付いていて、離れてはいなかった。
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