【完結】異世界転移した私、なぜか全員に溺愛されています!?

きゅちゃん

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第16話 愛の決断と永遠の誓い

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虚無との戦いから三日後、美月たちは小高い丘の上で休息を取っていた。眼下には美しい花畑が広がり、温かい陽光が六人を包み込んでいる。

しかし、美月の表情には、どこか思い詰めたような影があった。

「美月、何か悩み事ですか?」

レオンが心配そうに声をかける。この三日間、美月はずっと考え込んでいるようだった。

「あの……皆さんにお話ししたいことがあります」

美月が立ち上がると、五人も緊張した表情で彼女を見つめた。

「実は、私……決めたことがあるんです」

美月が深呼吸をする。

「私、元の世界に帰らないことにしました」

その言葉に、五人の表情がぱっと明るくなった。

「本当ですか!?」

エリアが嬉しそうに立ち上がる。

「美月、それは……」

アルトも感動に震えている。

しかし、美月は続けた。

「でも、聖女としての使命も続けたいんです」

「それはつまり……」

セラフィールが首をかしげる。

「私たちと一緒に、世界中を旅して愛を届けたいんです」

美月が五人を見回す。

「ずっと、ずっと一緒に」

その瞬間、五人の顔に最高の笑顔が浮かんだ。

「美月……」

レオンが感動に声を震わせる。

「俺たち、本当に幸せ者だな」

カイルが涙ぐんでいる。

「美月、ありがとう」

アルトが深々と頭を下げた。

「私、美月と一緒なら世界の果てまでも」

エリアも涙を流している。

「美月、君は私たちの永遠の愛だ」

セラフィールが感謝を込めて美月を見つめる。

「でも、一つだけ条件があります」

美月が少し照れながら言った。

「条件?」

「今度こそ、本当の家族になりませんか?」

美月の提案に、五人が驚いた。

「家族……」

「はい。恋人でも夫婦でもない、もっと特別な絆で結ばれた家族に」

美月が手を差し出す。

「私たちの愛は、形にとらわれない。だから、新しい愛の形として、魂の家族になりましょう」

五人が順番に美月の手に自分の手を重ねていく。

「喜んで」(レオン)
「もちろんです」(アルト)  
「俺たち、最高の家族になろうぜ」(カイル)
「美月、私たちは永遠の家族です」(エリア)
「素晴らしい提案だ」(セラフィール)

六人の手が重なり合った瞬間、再び光が溢れ出した。しかし今度は、これまでとは全く違う神聖で温かい光だった。

空から光の粒子が舞い降り、六人を祝福するように包み込む。それはまるで、世界そのものが六人の愛を認めているかのようだった。

光の中で、六人の魂が完全に融合した。もはや六人は、一つの愛で結ばれた不可分の存在となったのだ。

「これで、私たちは本当の家族ですね」

美月が幸せそうに微笑む。

「ああ。もう何があっても、離れることはない」

レオンが美月の頭を優しく撫でる。

そのとき、突然空に巨大な魔法陣が現れた。しかし、今度は敵ではない。

魔法陣から現れたのは、かつて美月を導いたセレスティアだった。

「美月……」

セレスティアが微笑みながら降りてくる。

「セレスティア!でも、あなたは……」

「私の魂の一部は、あなたの中で生き続けています」

セレスティアが美月に近づく。

「そして今日、あなたが最も美しい選択をしたのを見届けるために現れました」

「最も美しい選択?」

「はい。愛に形を与えないこと。それこそが、最も純粋な愛の形なのです」

セレスティアが六人を見回す。

「あなたたちは、愛の新しい可能性を示してくれました」

セレスティアが手を上げると、六人の周りに美しい光の輪が現れた。

「これは、永遠の愛の証。あなたたちの愛は、時を超え、世界を超えて続いていくでしょう」

光の輪が六人の指に、美しい指輪となって現れた。それは世界で最も美しい愛の証だった。

「ありがとう、セレスティア」

美月が深くお辞儀をする。

「いえ、ありがとうは私の方です」

セレスティアが最後の微笑みを浮かべる。

「あなたたちのおかげで、愛の真の意味を知ることができました」

セレスティアの姿がゆっくりと消えていく。

「お元気で、愛の家族よ」

---

その夜、六人は満天の星空の下で語り合っていた。

「不思議ですね」

美月が星を見上げながら呟く。

「最初は一人を選ばなければいけないと思っていたのに」

「でも、美月は全く違う答えを見つけた」

アルトが感慨深げに言う。

「お嬢さんの愛は、俺たちの想像を遥かに超えてた」

カイルも満足そうだ。

「これからも、ずっと一緒ですね」

エリアが嬉しそうに美月の手を握る。

「ああ、永遠に」

セラフィールが空を見上げる。

「美月、明日はどこに向かいましょうか?」

レオンが美月に尋ねると、美月の瞳が輝いた。

「東の森で、困っている妖精たちがいるって聞いたことがあります」

「それでは、そこに向かいましょう」

五人が同時に頷いた。

「私たちの愛を、世界中に届けに」

美月が立ち上がると、五人も続いて立ち上がる。

六人は手を繋いで円を作り、星空に誓いを立てた。

「私たちは永遠の愛の家族」

六人の声が夜空に響く。

「どんな困難があっても、一緒に乗り越えていく」

「そして、世界中に愛と希望を届けていく」

「これが、私たちの永遠の誓い」

誓いの言葉と共に、六人の指輪が美しく輝いた。

翌朝、六人は新たな旅路に向けて出発した。

美月を中心として、五人が彼女を囲むように歩いている。その姿は、まさに愛に満ちた完璧な調和を表していた。

「みなさん」

美月が歩きながら振り返る。

「私、本当に幸せです」

「俺たちもだ」

カイルが代表して答える。

「美月がいてくれるから、毎日が最高に幸せだ」

「これからも、ずっとずっと幸せでいましょうね」

美月の言葉に、五人が頷く。

道の先には、まだ見ぬ出会いと冒険が待っている。

でも、どんなことがあっても、六人の愛の絆は決して揺らぐことはない。

なぜなら、彼らは世界で最も美しい愛の家族だから。

美月の愛の物語は、これからも永遠に続いていく。
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