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第3話「図書館の秘密」
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午後の授業を終えたエイデンは、一人で学園の図書館に向かった。
王立アステリア魔法学園の図書館は、まさに知識の宝庫だった。五階建ての巨大な建物で、各階がテーマ別に分かれている。一階は基礎魔法理論、二階は応用魔法学、三階は魔法史と古代文献、四階は上級理論と研究資料、そして五階は教授陣と優秀な学生のみがアクセスできる特別書庫となっていた。
エイデンが向かったのは四階だった。普通なら上級生しか立ち入らない領域だが、図書館の利用に学年制限はない。ただし、四階の資料は専門性が高く、下級生には理解困難とされていた。
「やはり、ここにあったか」
エイデンは棚の奥から一冊の古い書物を取り出した。『魔力干渉理論と応用実験記録』──著者はこの学園の初代学園長、アルカディウス・ヴァレンタイン博士だった。
この本には、現在の魔法教育では教えられていない理論が記されているはずだった。エイデンは昨夜からこの本を探していたのだ。
静かな読書エリアに座り、ページをめくり始める。古い羊皮紙の匂いが鼻をくすぐった。
『第七章 複数魔法の同時発動理論』
エイデンの目がその章題で止まった。これこそ、彼が求めていた情報だった。
通常、魔法使いは一度に一つの魔法しか使えない。これは魔力制御の技術的限界とされていた。しかし、ヴァレンタイン博士の理論では、魔力回路を分岐させることで、複数の魔法を同時に発動できる可能性が示唆されていた。
「興味深い理論ですね」
突然の声に、エイデンは顔を上げた。そこに立っていたのは、見覚えのない上級生だった。銀髪に青い瞳、整った顔立ちの青年で、制服の袖には三年生を示す紋章がついている。
「失礼、驚かせてしまいましたね。私はルシウス・アッシュフォード、三年のAクラスです」
「エイデン・グレイです。一年のFクラス」
「ああ、噂の」
ルシウスは興味深そうにエイデンを見つめた。
「今朝の基礎魔法実習の件、聞いています。ハートウェル先生が職員室で話題にしていました。魔力12でありながら、完璧な魔力制御を見せたとか」
「先生が話を?」
「ええ。先生は魔法理論の研究者でもあるので、あなたのような特異なケースには関心が高いのです」
ルシウスはエイデンの隣の席に座った。
「それで、ヴァレンタイン博士の著作を読んでいるのですね。彼の理論は現在の魔法学では異端とされていますが」
「異端?」
「複数魔法同時発動理論は、百年前に一度実験が行われました。しかし、被験者の多くが魔力暴走を起こし、重傷を負った。それ以来、危険すぎるとして封印されているのです」
エイデンは本を見つめた。確かに、理論的には可能に思えるが、実践には大きなリスクが伴うということか。
「でも」
ルシウスが続けた。
「あなたのような精密な魔力制御ができる人になら、もしかすると可能かもしれません。魔力暴走の原因は制御の甘さにあったとする説もありますから」
「なぜ、そんなことを僕に教えてくれるんですか?」
ルシウスは微笑んだ。
「好奇心です。それに、既存の常識を覆す可能性を秘めた人を見つけると、つい応援したくなってしまう性分でして」
その時、図書館の静寂を破る声が響いた。
「おい、そこの下級生!」
振り返ると、ガレス・ハーディングが数名の仲間と共に四階に上がってきていた。朝の一件で恥をかかされた彼が、再び難癖をつけに来たのだろう。
「Fクラスの分際で四階に来るなんて、身の程知らずもいいところだな」
ガレスはエイデンの前に立ちはだかった。
「それに、その本……『魔力干渉理論』だと?お前みたいな落ちこぼれが読んで理解できるわけないだろう」
「図書館の利用に学年制限はありません」
エイデンは冷静に答えた。
「それとも、あなたは図書館の規則も知らないのですか?」
ガレスの顔が赤くなった。また論破されそうになっている。
「生意気な口を……!」
「やめなさい、ガレス」
ルシウスが立ち上がった。三年生の威圧感は絶大で、ガレスは明らかに怯んだ。
「先輩……」
「図書館は学習の場です。個人的な諍いを持ち込むべきではありません」
「でも、こいつは……」
「エイデン君は正当な利用をしているだけです。問題があるというなら、司書の方に相談してください」
ガレスは悔しそうな表情を浮かべたが、三年生には逆らえなかった。
「チッ……覚えてろよ」
ガレスたちが去った後、ルシウスが苦笑した。
「すみません、面倒をかけて。ガレスは実力の割に自尊心が高くて困ります」
「助かりました。ありがとうございます」
「いえいえ。それより、先ほどの話の続きですが」
ルシウスは声を潜めた。
「もしあなたが本気でヴァレンタイン博士の理論を実践してみたいなら、お手伝いできることがあります」
「お手伝い?」
「私は生徒会長をしています。そのため、五階の特別書庫にアクセスできるのです。そこには、ヴァレンタイン博士の未公開の実験記録があります」
エイデンの目が輝いた。
「本当ですか?」
「ただし、条件があります」
ルシウスの表情が真剣になった。
「来週末に行われる『新入生実技評価試験』で、あなたが上位30位以内に入ることです」
「上位30位……」
エイデンは考え込んだ。魔力12で上位30位は、確かに困難だった。新入生は約300名。その上位1割に入るということは、魔力だけでは到底不可能な数字だった。
「なぜ、そんな条件を?」
「五階の資料は危険なものも多い。それにアクセスする人物には、相応の実力が必要だからです。あなたの理論的知識は申し分ありませんが、実践力も証明していただきたい」
エイデンは深く考えた。上位30位入りは困難だが、不可能ではないかもしれない。彼には既に計画があった。
「分かりました。やってみます」
「素晴らしい。では、試験の結果を楽しみにしています」
ルシウスが立ち去った後、エイデンは再び本に向かった。しかし、今度は読む内容が変わっていた。
『第九章 魔法効率最大化の実験例』
この章には、少ない魔力で最大の効果を得るための具体的な手法が記されていた。エイデンは一語一句を丁寧に読み進めた。
「魔力圧縮理論……これは使える」
魔力を高密度に圧縮することで、少量でも強力な効果を生み出す技術。これまでの魔力循環理論と組み合わせれば、さらなる効率化が可能になるかもしれない。
その時、図書館の時計が夕方5時を告げた。夕食の時間が近づいている。
エイデンは本を閉じ、立ち上がった。借りることのできない貴重書だったが、重要な部分は全て記憶に刻み込んだ。
図書館を出る際、一階の受付で司書の女性に声をかけられた。
「エイデン・グレイさんですね?」
「はい」
「四階の利用記録を見ましたが、最近よく上級資料を閲覧されているようですね。何か研究をされているのですか?」
「個人的な興味です。魔法理論について深く学びたくて」
司書の女性は優しく微笑んだ。
「素晴らしいことです。学年を問わず学習意欲の高い学生は歓迎します。もし探している資料があれば、いつでも相談してください」
「ありがとうございます」
図書館を出たエイデンは、夕日に染まる学園の中庭を歩いた。来週末の実技評価試験まで、あと5日。上位30位以内という目標は決して簡単ではないが、彼には勝算があった。
「エイデンさん!」
振り返ると、ミアが小走りで近づいてきた。
「図書館にいたんですね。今日の授業の後、姿が見えなくて心配してました」
「ごめん、調べ物をしていて」
「調べ物?」
「来週の実技評価試験に向けて、少し準備をね」
ミアは心配そうな表情を浮かべた。
「大丈夫ですか?みんな、魔力の高い人ばかりですし……」
「心配いらない」
エイデンは自信に満ちた笑顔を見せた。
「僕には、彼らにはない武器がある。知識と、それを活かす戦略がね」
食堂に向かう道すがら、エイデンは心の中で計画を整理していた。
魔力圧縮理論と循環制御の組み合わせ。そして、ヴァレンタイン博士の複数魔法同時発動理論の応用。これらを統合すれば、魔力12でも戦える戦術が構築できるはずだった。
(見ていろ、セレスティア。そして、この学園のすべての人たちよ。魔力だけが強さじゃないということを、証明してやる)
夕日が学園の塔を照らす中、エイデンの挑戦に向けた準備が、静かに進んでいた。
王立アステリア魔法学園の図書館は、まさに知識の宝庫だった。五階建ての巨大な建物で、各階がテーマ別に分かれている。一階は基礎魔法理論、二階は応用魔法学、三階は魔法史と古代文献、四階は上級理論と研究資料、そして五階は教授陣と優秀な学生のみがアクセスできる特別書庫となっていた。
エイデンが向かったのは四階だった。普通なら上級生しか立ち入らない領域だが、図書館の利用に学年制限はない。ただし、四階の資料は専門性が高く、下級生には理解困難とされていた。
「やはり、ここにあったか」
エイデンは棚の奥から一冊の古い書物を取り出した。『魔力干渉理論と応用実験記録』──著者はこの学園の初代学園長、アルカディウス・ヴァレンタイン博士だった。
この本には、現在の魔法教育では教えられていない理論が記されているはずだった。エイデンは昨夜からこの本を探していたのだ。
静かな読書エリアに座り、ページをめくり始める。古い羊皮紙の匂いが鼻をくすぐった。
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エイデンの目がその章題で止まった。これこそ、彼が求めていた情報だった。
通常、魔法使いは一度に一つの魔法しか使えない。これは魔力制御の技術的限界とされていた。しかし、ヴァレンタイン博士の理論では、魔力回路を分岐させることで、複数の魔法を同時に発動できる可能性が示唆されていた。
「興味深い理論ですね」
突然の声に、エイデンは顔を上げた。そこに立っていたのは、見覚えのない上級生だった。銀髪に青い瞳、整った顔立ちの青年で、制服の袖には三年生を示す紋章がついている。
「失礼、驚かせてしまいましたね。私はルシウス・アッシュフォード、三年のAクラスです」
「エイデン・グレイです。一年のFクラス」
「ああ、噂の」
ルシウスは興味深そうにエイデンを見つめた。
「今朝の基礎魔法実習の件、聞いています。ハートウェル先生が職員室で話題にしていました。魔力12でありながら、完璧な魔力制御を見せたとか」
「先生が話を?」
「ええ。先生は魔法理論の研究者でもあるので、あなたのような特異なケースには関心が高いのです」
ルシウスはエイデンの隣の席に座った。
「それで、ヴァレンタイン博士の著作を読んでいるのですね。彼の理論は現在の魔法学では異端とされていますが」
「異端?」
「複数魔法同時発動理論は、百年前に一度実験が行われました。しかし、被験者の多くが魔力暴走を起こし、重傷を負った。それ以来、危険すぎるとして封印されているのです」
エイデンは本を見つめた。確かに、理論的には可能に思えるが、実践には大きなリスクが伴うということか。
「でも」
ルシウスが続けた。
「あなたのような精密な魔力制御ができる人になら、もしかすると可能かもしれません。魔力暴走の原因は制御の甘さにあったとする説もありますから」
「なぜ、そんなことを僕に教えてくれるんですか?」
ルシウスは微笑んだ。
「好奇心です。それに、既存の常識を覆す可能性を秘めた人を見つけると、つい応援したくなってしまう性分でして」
その時、図書館の静寂を破る声が響いた。
「おい、そこの下級生!」
振り返ると、ガレス・ハーディングが数名の仲間と共に四階に上がってきていた。朝の一件で恥をかかされた彼が、再び難癖をつけに来たのだろう。
「Fクラスの分際で四階に来るなんて、身の程知らずもいいところだな」
ガレスはエイデンの前に立ちはだかった。
「それに、その本……『魔力干渉理論』だと?お前みたいな落ちこぼれが読んで理解できるわけないだろう」
「図書館の利用に学年制限はありません」
エイデンは冷静に答えた。
「それとも、あなたは図書館の規則も知らないのですか?」
ガレスの顔が赤くなった。また論破されそうになっている。
「生意気な口を……!」
「やめなさい、ガレス」
ルシウスが立ち上がった。三年生の威圧感は絶大で、ガレスは明らかに怯んだ。
「先輩……」
「図書館は学習の場です。個人的な諍いを持ち込むべきではありません」
「でも、こいつは……」
「エイデン君は正当な利用をしているだけです。問題があるというなら、司書の方に相談してください」
ガレスは悔しそうな表情を浮かべたが、三年生には逆らえなかった。
「チッ……覚えてろよ」
ガレスたちが去った後、ルシウスが苦笑した。
「すみません、面倒をかけて。ガレスは実力の割に自尊心が高くて困ります」
「助かりました。ありがとうございます」
「いえいえ。それより、先ほどの話の続きですが」
ルシウスは声を潜めた。
「もしあなたが本気でヴァレンタイン博士の理論を実践してみたいなら、お手伝いできることがあります」
「お手伝い?」
「私は生徒会長をしています。そのため、五階の特別書庫にアクセスできるのです。そこには、ヴァレンタイン博士の未公開の実験記録があります」
エイデンの目が輝いた。
「本当ですか?」
「ただし、条件があります」
ルシウスの表情が真剣になった。
「来週末に行われる『新入生実技評価試験』で、あなたが上位30位以内に入ることです」
「上位30位……」
エイデンは考え込んだ。魔力12で上位30位は、確かに困難だった。新入生は約300名。その上位1割に入るということは、魔力だけでは到底不可能な数字だった。
「なぜ、そんな条件を?」
「五階の資料は危険なものも多い。それにアクセスする人物には、相応の実力が必要だからです。あなたの理論的知識は申し分ありませんが、実践力も証明していただきたい」
エイデンは深く考えた。上位30位入りは困難だが、不可能ではないかもしれない。彼には既に計画があった。
「分かりました。やってみます」
「素晴らしい。では、試験の結果を楽しみにしています」
ルシウスが立ち去った後、エイデンは再び本に向かった。しかし、今度は読む内容が変わっていた。
『第九章 魔法効率最大化の実験例』
この章には、少ない魔力で最大の効果を得るための具体的な手法が記されていた。エイデンは一語一句を丁寧に読み進めた。
「魔力圧縮理論……これは使える」
魔力を高密度に圧縮することで、少量でも強力な効果を生み出す技術。これまでの魔力循環理論と組み合わせれば、さらなる効率化が可能になるかもしれない。
その時、図書館の時計が夕方5時を告げた。夕食の時間が近づいている。
エイデンは本を閉じ、立ち上がった。借りることのできない貴重書だったが、重要な部分は全て記憶に刻み込んだ。
図書館を出る際、一階の受付で司書の女性に声をかけられた。
「エイデン・グレイさんですね?」
「はい」
「四階の利用記録を見ましたが、最近よく上級資料を閲覧されているようですね。何か研究をされているのですか?」
「個人的な興味です。魔法理論について深く学びたくて」
司書の女性は優しく微笑んだ。
「素晴らしいことです。学年を問わず学習意欲の高い学生は歓迎します。もし探している資料があれば、いつでも相談してください」
「ありがとうございます」
図書館を出たエイデンは、夕日に染まる学園の中庭を歩いた。来週末の実技評価試験まで、あと5日。上位30位以内という目標は決して簡単ではないが、彼には勝算があった。
「エイデンさん!」
振り返ると、ミアが小走りで近づいてきた。
「図書館にいたんですね。今日の授業の後、姿が見えなくて心配してました」
「ごめん、調べ物をしていて」
「調べ物?」
「来週の実技評価試験に向けて、少し準備をね」
ミアは心配そうな表情を浮かべた。
「大丈夫ですか?みんな、魔力の高い人ばかりですし……」
「心配いらない」
エイデンは自信に満ちた笑顔を見せた。
「僕には、彼らにはない武器がある。知識と、それを活かす戦略がね」
食堂に向かう道すがら、エイデンは心の中で計画を整理していた。
魔力圧縮理論と循環制御の組み合わせ。そして、ヴァレンタイン博士の複数魔法同時発動理論の応用。これらを統合すれば、魔力12でも戦える戦術が構築できるはずだった。
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