4 / 19
第4話「プロポーズを断るのも面倒ではある」
しばらく沈黙が続いた。
薔薇の間に響くのは、庭園から聞こえる噴水の音だけ。リオンは私の返事を待っているようで、その深い青色の瞳が私を真っ直ぐに見つめている。
「……少年」
「はい」
「君は、私に何か勘違いをしているんじゃないかい?」
私はゆっくりとソファに腰を下ろした。リオンも向かいの椅子に座る。
「勘違い、ですか?」
「そうだ。まず第一に、君と私では身分が違う。君は皇子で、私はただの公爵家の長女だ」
「身分なんて関係ありません」
リオンはきっぱりと言い切った。
「関係あるだろう。第二に、私は君より七歳も年上だ。普通、皇子は年下の女性と結婚するものじゃないかい?」
「年齢も関係ありません」
「そして第三に」
私は少し間を置いた。
「私は君のことを、まだ『少年』としか見ていないよ」
リオンの表情が少し曇った。
「それは…僕がまだ子どもに見えるということですか?」
「そうじゃない。君は確かに立派な大人になったが、私にとって君は、七年前に森で出会った『あの少年』なんだ。恋愛感情の対象としては見られないね」
私の言葉に、リオンは少しショックを受けたようだった。
「では、僕に可能性はないということですか?」
「可能性?」
「僕が、お姉さんの心を動かすことは不可能でしょうか」
なるほど、諦めの悪い少年だ。
「まあ、絶対に不可能とは言わないが…」
私は立ち上がって、窓の外を見た。庭園では、色とりどりの花が美しく咲いている。
「それより、君はなぜ私と結婚したいと思うんだい?七年ぶりの再会で、いきなりプロポーズなんて普通じゃないだろう」
「それは…」
リオンは少し迷うような表情を見せた。
「僕は、あの頃からずっとお姉さんのことを想っていたんです」
私は振り返った。
「想っていた?」
「はい。お姉さんが教えてくれたこと、一緒に過ごした時間、すべてが僕の宝物でした」
リオンは立ち上がって、私の方に歩いてきた。
「お姉さんは、僕に『君はきっと立派な大人になる』と言ってくれました。その言葉を胸に、僕はここまで来ることができたんです」
「それは…良かったじゃないか」
「でも、立派になったのは、お姉さんと再び一緒にいるためだったんです」
おや、これは想定外の展開だね。
「少年、君は私を理想化しすぎているんじゃないかい?七年前の私は、ただの退屈しのぎに君たちと遊んでいただけだよ」
「そうかもしれません。でも、僕にとって、お姉さんとの時間は特別だったんです」
リオンは私の前に立った。その真剣な表情を見ていると、確かに彼はもう子どもではないのだと実感する。
「それに、僕には他に選択肢がないんです」
「選択肢がない?」
「実は、僕が皇子になったのは、つい最近のことなんです」
ほう、それは興味深い話だ。
「詳しく聞かせてもらおうか」
リオンは少し躊躇したが、やがて口を開いた。
「僕は、確かに皇帝陛下の血を引いていますが、正室の子ではありません。母は下級貴族の娘で…要するに、僕は庶子だったんです」
やはりそうか。あの時の特別な雰囲気は、そういう事情があったからだろう。
「それが、どうして皇子になったんだい?」
「三ヶ月前、正統な皇太子殿下が急病で亡くなられました。そして、他の皇子たちも次々と…」
リオンの声が暗くなった。
「不可解な病気でした。宮廷の医師たちも原因が分からず、結果的に皇位継承権を持つ男子は僕だけになってしまったんです」
「それは…複雑な状況だったろうね」
「はい。僕は急遽宮廷に呼び戻され、皇子として教育を受けることになりました。でも、宮廷には僕を快く思わない人たちがたくさんいます」
「当然だろうね。庶子が突然皇位継承者になったわけだから」
「だからこそ、僕には強力な後ろ盾が必要なんです」
リオンは私を見つめた。
「ヴァルハイム公爵家は、この国でも有数の名門です。お姉さんと結婚すれば、僕の立場は格段に安定します」
なるほど、政略結婚の提案か。
「つまり、君の結婚申し込みは、恋愛感情だけではなく、政治的な意味もあるということだね」
「その通りです。でも、それだけではありません」
リオンは一歩近づいた。
「僕は本当に、お姉さんのことが好きなんです。子どもの頃からずっと、お姉さんのような人と一緒にいたいと思っていました」
「君のような人?」
「聡明で、優しくて、でも強くて、自分の考えをしっかり持っている人です」
リオンの言葉は真剣だった。でも、同時に少し危険な感じもする。
「少年、君は私のことをよく知らないだろう」
「それは違います。僕はお姉さんのことを誰よりもよく知っています」
「どういう意味だい?」
「この七年間、僕はお姉さんのことを調べていました」
私は眉を上げた。
「調べていた?」
「はい。お姉さんの日常、興味のあること、性格、すべてです」
それは…少し気味が悪いね。
「具体的には?」
「お姉さんは毎朝、屋敷の庭で植物の観察をしています。特に薬草の研究に興味があり、独自の観察記録をつけています」
確かにその通りだ。
「また、お姉さんは家族から冷遇されていますが、それを気にする様子もなく、むしろ自由な時間を楽しんでいます」
「ほう」
「そして、お姉さんには前世の記憶があり、化学の知識を持っているはずです」
私は固まった。
「……何だって?」
「お姉さんが子どもたちに教えてくれた知識は、この世界の常識をはるかに超えていました。それに、時々現代的な単語を使うことがありました」
まずいな。そんなにバレバレだったのか。
「つまり、君は私が転生者だということを知っているのかい?」
「はい」
リオンはあっさりと認めた。
「でも、ご安心ください。僕以外には誰も気づいていませんし、僕が他人に話すこともありません」
「なぜだ?」
「僕にとって、お姉さんがどんな人であっても関係ないからです。転生者であろうと、前世がどんな人であろうと、僕が愛しているのは今のお姉さんです」
これは…予想以上に厄介な状況だね。
「少年、君は私を脅迫しているのかい?」
「まさか!」
リオンは慌てて首を振った。
「僕はただ、お姉さんに僕の真剣さを理解してもらいたかっただけです」
「真剣さねえ…」
私はため息をついた。
「分かった。君の事情も理解したし、気持ちも分かった」
「それでは…」
「だが、答えは『ノー』だ」
リオンの顔が青ざめた。
「どうしてですか?」
「理由は簡単だ。面倒くさいからね」
「面倒くさい?」
「皇子妃になったら、色々な制約があるだろう?宮廷での生活、公式行事への参加、社交界でのしきたり…考えただけでうんざりだよ」
「でも、それは…」
「それに、君が私の秘密を知っているということは、私が君の弱みを握る必要があるということだ。お互いに相手の秘密を知っている関係なんて、健全じゃないだろう」
リオンは言葉を失った。
「というわけで、君のプロポーズはお断りさせてもらうよ、少年」
私は立ち上がった。
「では、今日はこれで失礼する」
「待ってください!」
リオンが私の腕を掴んだ。
「僕は諦めません」
「諦めたまえ。君にはもっと相応しい女性がいるはずだ」
「いません。僕が欲しいのは、お姉さんだけです」
その瞬間、扉が開いた。
「殿下、お茶の時間ですが…あ」
侍従が入ってきて、私たちの様子を見て固まった。
リオンが私の腕を掴んでいる状況は、確かに誤解を招きやすい。
「あの…失礼いたします」
侍従は慌てて退出しようとした。
「いや、待ちたまえ」
私は侍従を呼び止めた。
「ちょうど良いタイミングだ。私は帰らせてもらうよ」
「お姉さん…」
「少年、今日はありがとう。久しぶりに会えて楽しかった」
私はリオンの手を振り払った。
「でも、次からは私的な招待は控えてもらいたい。私は平穏な生活を送りたいんでね」
そう言って、私は薔薇の間を後にした。
廊下を歩きながら、私は考えていた。
リオンは本気のようだ。そして、私の秘密を知っている以上、今後も何らかのアプローチをしてくるだろう。
「やれやれ、面倒くさいことになったね」
でも、まさか七年前の少年があんな風に成長するとは思わなかった。
少し興味深くもあるが、やはり面倒くさい方が勝る。
私は王宮を後にして、平穏な日常に戻ることにした。
だが、この時の私は知らなかった。
リオンの「諦めない」という言葉が、どれほど真剣なものだったのかを。
そして、彼がその言葉通り、次々と新しい手を打ってくることを。
転生者の平穏な生活は、思ったよりもずっと難しいものらしい。
薔薇の間に響くのは、庭園から聞こえる噴水の音だけ。リオンは私の返事を待っているようで、その深い青色の瞳が私を真っ直ぐに見つめている。
「……少年」
「はい」
「君は、私に何か勘違いをしているんじゃないかい?」
私はゆっくりとソファに腰を下ろした。リオンも向かいの椅子に座る。
「勘違い、ですか?」
「そうだ。まず第一に、君と私では身分が違う。君は皇子で、私はただの公爵家の長女だ」
「身分なんて関係ありません」
リオンはきっぱりと言い切った。
「関係あるだろう。第二に、私は君より七歳も年上だ。普通、皇子は年下の女性と結婚するものじゃないかい?」
「年齢も関係ありません」
「そして第三に」
私は少し間を置いた。
「私は君のことを、まだ『少年』としか見ていないよ」
リオンの表情が少し曇った。
「それは…僕がまだ子どもに見えるということですか?」
「そうじゃない。君は確かに立派な大人になったが、私にとって君は、七年前に森で出会った『あの少年』なんだ。恋愛感情の対象としては見られないね」
私の言葉に、リオンは少しショックを受けたようだった。
「では、僕に可能性はないということですか?」
「可能性?」
「僕が、お姉さんの心を動かすことは不可能でしょうか」
なるほど、諦めの悪い少年だ。
「まあ、絶対に不可能とは言わないが…」
私は立ち上がって、窓の外を見た。庭園では、色とりどりの花が美しく咲いている。
「それより、君はなぜ私と結婚したいと思うんだい?七年ぶりの再会で、いきなりプロポーズなんて普通じゃないだろう」
「それは…」
リオンは少し迷うような表情を見せた。
「僕は、あの頃からずっとお姉さんのことを想っていたんです」
私は振り返った。
「想っていた?」
「はい。お姉さんが教えてくれたこと、一緒に過ごした時間、すべてが僕の宝物でした」
リオンは立ち上がって、私の方に歩いてきた。
「お姉さんは、僕に『君はきっと立派な大人になる』と言ってくれました。その言葉を胸に、僕はここまで来ることができたんです」
「それは…良かったじゃないか」
「でも、立派になったのは、お姉さんと再び一緒にいるためだったんです」
おや、これは想定外の展開だね。
「少年、君は私を理想化しすぎているんじゃないかい?七年前の私は、ただの退屈しのぎに君たちと遊んでいただけだよ」
「そうかもしれません。でも、僕にとって、お姉さんとの時間は特別だったんです」
リオンは私の前に立った。その真剣な表情を見ていると、確かに彼はもう子どもではないのだと実感する。
「それに、僕には他に選択肢がないんです」
「選択肢がない?」
「実は、僕が皇子になったのは、つい最近のことなんです」
ほう、それは興味深い話だ。
「詳しく聞かせてもらおうか」
リオンは少し躊躇したが、やがて口を開いた。
「僕は、確かに皇帝陛下の血を引いていますが、正室の子ではありません。母は下級貴族の娘で…要するに、僕は庶子だったんです」
やはりそうか。あの時の特別な雰囲気は、そういう事情があったからだろう。
「それが、どうして皇子になったんだい?」
「三ヶ月前、正統な皇太子殿下が急病で亡くなられました。そして、他の皇子たちも次々と…」
リオンの声が暗くなった。
「不可解な病気でした。宮廷の医師たちも原因が分からず、結果的に皇位継承権を持つ男子は僕だけになってしまったんです」
「それは…複雑な状況だったろうね」
「はい。僕は急遽宮廷に呼び戻され、皇子として教育を受けることになりました。でも、宮廷には僕を快く思わない人たちがたくさんいます」
「当然だろうね。庶子が突然皇位継承者になったわけだから」
「だからこそ、僕には強力な後ろ盾が必要なんです」
リオンは私を見つめた。
「ヴァルハイム公爵家は、この国でも有数の名門です。お姉さんと結婚すれば、僕の立場は格段に安定します」
なるほど、政略結婚の提案か。
「つまり、君の結婚申し込みは、恋愛感情だけではなく、政治的な意味もあるということだね」
「その通りです。でも、それだけではありません」
リオンは一歩近づいた。
「僕は本当に、お姉さんのことが好きなんです。子どもの頃からずっと、お姉さんのような人と一緒にいたいと思っていました」
「君のような人?」
「聡明で、優しくて、でも強くて、自分の考えをしっかり持っている人です」
リオンの言葉は真剣だった。でも、同時に少し危険な感じもする。
「少年、君は私のことをよく知らないだろう」
「それは違います。僕はお姉さんのことを誰よりもよく知っています」
「どういう意味だい?」
「この七年間、僕はお姉さんのことを調べていました」
私は眉を上げた。
「調べていた?」
「はい。お姉さんの日常、興味のあること、性格、すべてです」
それは…少し気味が悪いね。
「具体的には?」
「お姉さんは毎朝、屋敷の庭で植物の観察をしています。特に薬草の研究に興味があり、独自の観察記録をつけています」
確かにその通りだ。
「また、お姉さんは家族から冷遇されていますが、それを気にする様子もなく、むしろ自由な時間を楽しんでいます」
「ほう」
「そして、お姉さんには前世の記憶があり、化学の知識を持っているはずです」
私は固まった。
「……何だって?」
「お姉さんが子どもたちに教えてくれた知識は、この世界の常識をはるかに超えていました。それに、時々現代的な単語を使うことがありました」
まずいな。そんなにバレバレだったのか。
「つまり、君は私が転生者だということを知っているのかい?」
「はい」
リオンはあっさりと認めた。
「でも、ご安心ください。僕以外には誰も気づいていませんし、僕が他人に話すこともありません」
「なぜだ?」
「僕にとって、お姉さんがどんな人であっても関係ないからです。転生者であろうと、前世がどんな人であろうと、僕が愛しているのは今のお姉さんです」
これは…予想以上に厄介な状況だね。
「少年、君は私を脅迫しているのかい?」
「まさか!」
リオンは慌てて首を振った。
「僕はただ、お姉さんに僕の真剣さを理解してもらいたかっただけです」
「真剣さねえ…」
私はため息をついた。
「分かった。君の事情も理解したし、気持ちも分かった」
「それでは…」
「だが、答えは『ノー』だ」
リオンの顔が青ざめた。
「どうしてですか?」
「理由は簡単だ。面倒くさいからね」
「面倒くさい?」
「皇子妃になったら、色々な制約があるだろう?宮廷での生活、公式行事への参加、社交界でのしきたり…考えただけでうんざりだよ」
「でも、それは…」
「それに、君が私の秘密を知っているということは、私が君の弱みを握る必要があるということだ。お互いに相手の秘密を知っている関係なんて、健全じゃないだろう」
リオンは言葉を失った。
「というわけで、君のプロポーズはお断りさせてもらうよ、少年」
私は立ち上がった。
「では、今日はこれで失礼する」
「待ってください!」
リオンが私の腕を掴んだ。
「僕は諦めません」
「諦めたまえ。君にはもっと相応しい女性がいるはずだ」
「いません。僕が欲しいのは、お姉さんだけです」
その瞬間、扉が開いた。
「殿下、お茶の時間ですが…あ」
侍従が入ってきて、私たちの様子を見て固まった。
リオンが私の腕を掴んでいる状況は、確かに誤解を招きやすい。
「あの…失礼いたします」
侍従は慌てて退出しようとした。
「いや、待ちたまえ」
私は侍従を呼び止めた。
「ちょうど良いタイミングだ。私は帰らせてもらうよ」
「お姉さん…」
「少年、今日はありがとう。久しぶりに会えて楽しかった」
私はリオンの手を振り払った。
「でも、次からは私的な招待は控えてもらいたい。私は平穏な生活を送りたいんでね」
そう言って、私は薔薇の間を後にした。
廊下を歩きながら、私は考えていた。
リオンは本気のようだ。そして、私の秘密を知っている以上、今後も何らかのアプローチをしてくるだろう。
「やれやれ、面倒くさいことになったね」
でも、まさか七年前の少年があんな風に成長するとは思わなかった。
少し興味深くもあるが、やはり面倒くさい方が勝る。
私は王宮を後にして、平穏な日常に戻ることにした。
だが、この時の私は知らなかった。
リオンの「諦めない」という言葉が、どれほど真剣なものだったのかを。
そして、彼がその言葉通り、次々と新しい手を打ってくることを。
転生者の平穏な生活は、思ったよりもずっと難しいものらしい。
あなたにおすすめの小説
【完結】モブ令嬢としてひっそり生きたいのに、腹黒公爵に気に入られました
22時完結
恋愛
貴族の家に生まれたものの、特別な才能もなく、家の中でも空気のような存在だったセシリア。
華やかな社交界には興味もないし、政略結婚の道具にされるのも嫌。だからこそ、目立たず、慎ましく生きるのが一番——。
そう思っていたのに、なぜか冷酷無比と名高いディートハルト公爵に目をつけられてしまった!?
「……なぜ私なんですか?」
「君は実に興味深い。そんなふうにおとなしくしていると、余計に手を伸ばしたくなる」
ーーそんなこと言われても困ります!
目立たずモブとして生きたいのに、公爵様はなぜか私を執拗に追いかけてくる。
しかも、いつの間にか甘やかされ、独占欲丸出しで迫られる日々……!?
「君は俺のものだ。他の誰にも渡すつもりはない」
逃げても逃げても追いかけてくる腹黒公爵様から、私は無事にモブ人生を送れるのでしょうか……!?
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。
なーさ
恋愛
アイドルオタクの地味女子 水上羽月はある日推しが轢かれそうになるのを助けて死んでしまう。そのことを不憫に思った女神が「あなた、可哀想だから転生!」「え?」なんの因果か異世界に転生してしまう!転生したのは地味な公爵令嬢レフカ・エミリーだった。目が覚めると私の周りを大人が囲っていた。婚約者の第一王子も男好きヒロインも無視します!今世はうーん小説にでも生きようかな〜と思ったらあれ?あの人は前世の推しでは!?地味令嬢のエミリーが知らず知らずのうちに戦ったり溺愛されたりするお話。
本当に駄文です。そんなものでも読んでお気に入り登録していただけたら嬉しいです!
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい
千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。
「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」
「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」
でも、お願いされたら断れない性分の私…。
異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。
※この話は、小説家になろう様へも掲載しています
身代わりで怪物と呼ばれる大公に嫁いだら、継子達が離してくれなくなりました。
千紫万紅
恋愛
旅芸人一座の看板歌姫を母に持つヴィオラはある日突然、貴族である父のもとへと捨てられた。
引き取られた先は名門ローゼンヴァイス公爵家。しかしそこに彼女の居場所はどこにもなく、庶子であり平民の血を引く存在として冷遇され、やがて『いないもの』として扱われるようになっていった。
そんなある日。
『怪物』と噂されるシューネベルク大公との縁談が、公爵家にもたらされる。
だが正妻の娘である姉アンネマリーはそれを激しく拒絶し、その役目はヴィオラへと押し付けられる。
王命のもと、姉の身代わりとして怪物大公のもとへ嫁ぐことになったヴィオラ。
冷酷で恐ろしい怪物を想像しながら辿り着いた大公城で彼女を待っていたのは、血に濡れた外套を纏う――美しくも危険な男だった。
完結·婚約破棄された氷の令嬢は、嫁がされた枯れおじのもとで花開く
禅
恋愛
ティリアは辺境にある伯爵の娘であり、第三王子ガフタの婚約者であった。
だが、この婚約が気に入らないガフタは学園生活でティリアを冷遇し、卒業パーティーで婚約破棄をする。
しかも、このまま実家に帰ろうとするティリアにガフタは一回り以上年上の冴えないおっさん男爵のところへ嫁ぐように命令する。
こうしてティリアは男爵の屋敷へと向かうのだが、そこにいたのは……
※完結まで毎日投稿します
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿中
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。