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第14話「婚約式の裏で動く影は予想外だったね」
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婚約式の準備が本格化してから二週間後、私は王宮の奥にある衣装室で、人生で最も豪華なドレスと対峙していた。
「エリーゼ様、いかがでしょうか?」
王室専属の仕立て師、マダム・クレールが緊張した面持ちで尋ねてくる。五十代の小柄な女性だが、その腕前は王国一と評される職人だ。
鏡に映る自分を見て、私は思わず息を呑んだ。
深い青色の絹地に、銀糸で精緻な刺繍が施されたドレス。胸元と袖口には真珠があしらわれ、スカート部分には小さなダイヤモンドが散りばめられている。まるで夜空に星が散らばったような美しさだった。
「素晴らしい出来だね」
「ありがとうございます」
マダム・クレールは安堵の表情を見せた。
「このドレスは、三百年前の初代皇后様の婚約式衣装を復元したものです」
「三百年前?」
「はい。伝統的な様式を保ちながら、現代の技法で仕立て直しました」
なるほど、それで格式高い雰囲気があるのか。
「重さはどのくらいだい?」
「約十キロほどです」
十キロ。前世で着ていた白衣の五十倍の重さだ。
「これを着て、一日中式典に参加するのか…」
「大変でしょうが、エリーゼ様なら美しく着こなしてくださるはずです」
その時、衣装室の扉がノックされた。
「失礼いたします」
入ってきたのは、セレナ嬢だった。
「セレナ嬢、どうしたんだい?」
「実は、お話があります」
彼女の表情は、いつになく深刻だった。
「マダム・クレール、少し席を外していただけませんか?」
「承知いたします」
仕立て師が出て行くと、セレナ嬢は素早く扉を閉めた。
「一体何事だい?」
「婚約式に関して、不穏な情報を入手しました」
私は眉をひそめた。
「不穏な情報?」
「はい。どうやら、式典を狙った襲撃計画があるようです」
「襲撃?」
これは予想外の展開だった。
「詳しく聞かせてもらおうか」
「アレクサンダー殿下の残党が、まだ諦めていないようです」
セレナ嬢は周りを警戒しながら続けた。
「殿下は追放されましたが、彼を支持していた貴族たちの一部が、密かに反乱を企てています」
「反乱?」
「はい。婚約式の最中に、エリーゼ様とリオン殿下を襲撃し、皇室に混乱を引き起こすつもりのようです」
私は少し考えた。確かに、婚約式は絶好の機会だろう。多数の貴族が集まり、警備も複雑になる。
「具体的な計画は分かっているのかい?」
「詳細はまだですが、式典の途中で何らかの行動を起こす予定のようです」
「それで、君たちはどう対応するつもりなんだ?」
「まず、警備を大幅に強化します」
セレナ嬢は小さな巻物を取り出した。
「これは新しい警備計画です。通常の三倍の人員を配置します」
「なるほど」
「それと、エリーゼ様にお願いがあります」
「何だい?」
「もし何か異変を感じたら、すぐに私に合図してください」
セレナ嬢は小さな鈴を差し出した。
「これを鳴らせば、私たちがすぐに駆けつけます」
「分かった」
私は鈴を受け取った。軽くて美しい装飾が施されているが、確実に音が響きそうだ。
「ところで、セレナ嬢」
「はい?」
「君は婚約式にも参加するのかい?」
「はい。表向きは招待客の一人として」
「表向きは?」
「実際は、護衛として参加します」
セレナ嬢は微笑んだ。
「エリーゼ様の安全を守るのが、私の最優先任務ですから」
その後、私は王宮の別の部屋でリオンと会った。
「お疲れ様、お姉さん」
「お疲れ様、少年。君も準備で忙しそうだね」
リオンは確かに疲れた様子だった。皇太子としての公務に加えて、婚約式の準備も重なっているのだろう。
「はい。でも、お姉さんとの式典のためなら、どんな準備も楽しいです」
「君らしい答えだね」
私は彼の隣に座った。
「ところで、少年」
「はい?」
「君は婚約式で、何か不安に思うことはないかい?」
「不安?」
リオンは少し考えた。
「強いて言うなら…お姉さんが途中で嫌になって、逃げ出したりしないかということでしょうか」
私は苦笑いを浮かべた。
「確かに、その可能性はゼロではないね」
「え?本当ですか?」
「冗談だよ」
リオンは安堵の表情を見せた。
「でも、実際のところ、あの重いドレスを着て一日中立っているのは、かなりの試練になりそうだ」
「申し訳ありません。伝統的な衣装なので…」
「気にしないでいい。一度くらいは、そういう経験をしてみるのも面白いだろう」
「それに、お姉さんが着るドレス姿を、僕は楽しみにしています」
リオンは少し照れたような顔をした。
「きっと、とても美しいでしょうね」
「期待しすぎない方がいいよ」
その時、扉がノックされた。
「失礼いたします」
入ってきたのは、皇帝陛下だった。
「父上!」
リオンが慌てて立ち上がる。私も急いで最敬礼をした。
「陛下、お忙しい中をありがとうございます」
「構わん。少し話がある」
皇帝陛下は椅子に座った。
「婚約式について、いくつか確認したいことがあるのだ」
「何でしょうか?」
「まず、式典の流れについて」
陛下は書類を取り出した。
「午前中は宗教的な儀式、午後は国家的な宣誓、夕方は祝宴という構成になっている」
「はい」
「この中で、最も重要なのは午後の宣誓だ」
皇帝陛下は私を見た。
「エリーゼ嬢、お前はこの宣誓で、皇室の一員となることを正式に誓うことになる」
「承知しております」
「それは、単なる形式ではない」
陛下の声に、重みがあった。
「皇室の一員となるということは、この国と国民に対する責任を負うということだ」
「はい」
「お前は覚悟ができているか?」
私は皇帝陛下の目を見つめた。その瞳には、一国の君主としての威厳と、同時に父親としての心配が混じっているように見えた。
「陛下、正直に申し上げます」
「申してみよ」
「完全な覚悟ができているとは言えません」
リオンが心配そうな顔をしたが、私は続けた。
「でも、この国のため、そしてリオンのために、最善を尽くす覚悟はあります」
「ほう」
「私は転生者として、この世界で第二の人生を歩んでいます」
皇帝陛下の目が少し驚いたように見えた。
「その人生を、より良いものにするために、そして周りの人たちの幸せのために使いたいと思っています」
「なるほど」
皇帝陛下は頷いた。
「それで十分だ」
「陛下?」
「完璧な覚悟など、最初から持っている者はいない」
陛下は微笑んだ。
「大切なのは、責任を受け入れ、成長していく意志があることだ」
「ありがとうございます」
「それより、もう一つ話がある」
皇帝陛下の表情が少し深刻になった。
「実は、婚約式について、気になる情報が入っている」
私とリオンは顔を見合わせた。
「どのような情報でしょうか?」
「反対勢力の動きだ」
陛下は声を低めた。
「アレクサンダーの残党が、まだ諦めていないようだ」
セレナ嬢から聞いた話と同じだった。
「対策は考えているのですか?」
「もちろんだ。警備は大幅に強化する」
「それで十分でしょうか?」
「分からん」
皇帝陛下は正直に答えた。
「相手がどの程度の規模で、どのような手段を使ってくるか、まだ把握しきれていない」
「では…」
「だからこそ、お前たちには十分注意してもらいたい」
陛下は私たちを見た。
「特に、エリーゼ嬢。お前は彼らの標的になりやすい」
「承知しています」
「もし、少しでも危険を感じたら、迷わず逃げろ」
「逃げる?」
「そうだ。式典の成功よりも、お前たちの安全の方が重要だ」
皇帝陛下の言葉に、父親としての愛情が込められていた。
「ありがとうございます、陛下」
その夜、私は自分の部屋で明日の婚約式について考えていた。
美しいドレス、格式高い儀式、そして隠れた危険。
すべてが混在した、複雑な一日になりそうだった。
「まあ、何が起きても対処するしかないね」
私は窓の外を見た。明日は晴れる予報だった。
転生者の人生で、最も重要な日の一つが、ついに始まろうとしている。
どんな展開が待っているにせよ、私は準備ができていた。
前世の経験と、この世界で培った知識を活かして、すべてを乗り越えてみせよう。
「さあ、明日はどんな一日になるかな」
私は小さく呟いて、ベッドに向かった。
運命の日が、もうすぐやってくる。
「エリーゼ様、いかがでしょうか?」
王室専属の仕立て師、マダム・クレールが緊張した面持ちで尋ねてくる。五十代の小柄な女性だが、その腕前は王国一と評される職人だ。
鏡に映る自分を見て、私は思わず息を呑んだ。
深い青色の絹地に、銀糸で精緻な刺繍が施されたドレス。胸元と袖口には真珠があしらわれ、スカート部分には小さなダイヤモンドが散りばめられている。まるで夜空に星が散らばったような美しさだった。
「素晴らしい出来だね」
「ありがとうございます」
マダム・クレールは安堵の表情を見せた。
「このドレスは、三百年前の初代皇后様の婚約式衣装を復元したものです」
「三百年前?」
「はい。伝統的な様式を保ちながら、現代の技法で仕立て直しました」
なるほど、それで格式高い雰囲気があるのか。
「重さはどのくらいだい?」
「約十キロほどです」
十キロ。前世で着ていた白衣の五十倍の重さだ。
「これを着て、一日中式典に参加するのか…」
「大変でしょうが、エリーゼ様なら美しく着こなしてくださるはずです」
その時、衣装室の扉がノックされた。
「失礼いたします」
入ってきたのは、セレナ嬢だった。
「セレナ嬢、どうしたんだい?」
「実は、お話があります」
彼女の表情は、いつになく深刻だった。
「マダム・クレール、少し席を外していただけませんか?」
「承知いたします」
仕立て師が出て行くと、セレナ嬢は素早く扉を閉めた。
「一体何事だい?」
「婚約式に関して、不穏な情報を入手しました」
私は眉をひそめた。
「不穏な情報?」
「はい。どうやら、式典を狙った襲撃計画があるようです」
「襲撃?」
これは予想外の展開だった。
「詳しく聞かせてもらおうか」
「アレクサンダー殿下の残党が、まだ諦めていないようです」
セレナ嬢は周りを警戒しながら続けた。
「殿下は追放されましたが、彼を支持していた貴族たちの一部が、密かに反乱を企てています」
「反乱?」
「はい。婚約式の最中に、エリーゼ様とリオン殿下を襲撃し、皇室に混乱を引き起こすつもりのようです」
私は少し考えた。確かに、婚約式は絶好の機会だろう。多数の貴族が集まり、警備も複雑になる。
「具体的な計画は分かっているのかい?」
「詳細はまだですが、式典の途中で何らかの行動を起こす予定のようです」
「それで、君たちはどう対応するつもりなんだ?」
「まず、警備を大幅に強化します」
セレナ嬢は小さな巻物を取り出した。
「これは新しい警備計画です。通常の三倍の人員を配置します」
「なるほど」
「それと、エリーゼ様にお願いがあります」
「何だい?」
「もし何か異変を感じたら、すぐに私に合図してください」
セレナ嬢は小さな鈴を差し出した。
「これを鳴らせば、私たちがすぐに駆けつけます」
「分かった」
私は鈴を受け取った。軽くて美しい装飾が施されているが、確実に音が響きそうだ。
「ところで、セレナ嬢」
「はい?」
「君は婚約式にも参加するのかい?」
「はい。表向きは招待客の一人として」
「表向きは?」
「実際は、護衛として参加します」
セレナ嬢は微笑んだ。
「エリーゼ様の安全を守るのが、私の最優先任務ですから」
その後、私は王宮の別の部屋でリオンと会った。
「お疲れ様、お姉さん」
「お疲れ様、少年。君も準備で忙しそうだね」
リオンは確かに疲れた様子だった。皇太子としての公務に加えて、婚約式の準備も重なっているのだろう。
「はい。でも、お姉さんとの式典のためなら、どんな準備も楽しいです」
「君らしい答えだね」
私は彼の隣に座った。
「ところで、少年」
「はい?」
「君は婚約式で、何か不安に思うことはないかい?」
「不安?」
リオンは少し考えた。
「強いて言うなら…お姉さんが途中で嫌になって、逃げ出したりしないかということでしょうか」
私は苦笑いを浮かべた。
「確かに、その可能性はゼロではないね」
「え?本当ですか?」
「冗談だよ」
リオンは安堵の表情を見せた。
「でも、実際のところ、あの重いドレスを着て一日中立っているのは、かなりの試練になりそうだ」
「申し訳ありません。伝統的な衣装なので…」
「気にしないでいい。一度くらいは、そういう経験をしてみるのも面白いだろう」
「それに、お姉さんが着るドレス姿を、僕は楽しみにしています」
リオンは少し照れたような顔をした。
「きっと、とても美しいでしょうね」
「期待しすぎない方がいいよ」
その時、扉がノックされた。
「失礼いたします」
入ってきたのは、皇帝陛下だった。
「父上!」
リオンが慌てて立ち上がる。私も急いで最敬礼をした。
「陛下、お忙しい中をありがとうございます」
「構わん。少し話がある」
皇帝陛下は椅子に座った。
「婚約式について、いくつか確認したいことがあるのだ」
「何でしょうか?」
「まず、式典の流れについて」
陛下は書類を取り出した。
「午前中は宗教的な儀式、午後は国家的な宣誓、夕方は祝宴という構成になっている」
「はい」
「この中で、最も重要なのは午後の宣誓だ」
皇帝陛下は私を見た。
「エリーゼ嬢、お前はこの宣誓で、皇室の一員となることを正式に誓うことになる」
「承知しております」
「それは、単なる形式ではない」
陛下の声に、重みがあった。
「皇室の一員となるということは、この国と国民に対する責任を負うということだ」
「はい」
「お前は覚悟ができているか?」
私は皇帝陛下の目を見つめた。その瞳には、一国の君主としての威厳と、同時に父親としての心配が混じっているように見えた。
「陛下、正直に申し上げます」
「申してみよ」
「完全な覚悟ができているとは言えません」
リオンが心配そうな顔をしたが、私は続けた。
「でも、この国のため、そしてリオンのために、最善を尽くす覚悟はあります」
「ほう」
「私は転生者として、この世界で第二の人生を歩んでいます」
皇帝陛下の目が少し驚いたように見えた。
「その人生を、より良いものにするために、そして周りの人たちの幸せのために使いたいと思っています」
「なるほど」
皇帝陛下は頷いた。
「それで十分だ」
「陛下?」
「完璧な覚悟など、最初から持っている者はいない」
陛下は微笑んだ。
「大切なのは、責任を受け入れ、成長していく意志があることだ」
「ありがとうございます」
「それより、もう一つ話がある」
皇帝陛下の表情が少し深刻になった。
「実は、婚約式について、気になる情報が入っている」
私とリオンは顔を見合わせた。
「どのような情報でしょうか?」
「反対勢力の動きだ」
陛下は声を低めた。
「アレクサンダーの残党が、まだ諦めていないようだ」
セレナ嬢から聞いた話と同じだった。
「対策は考えているのですか?」
「もちろんだ。警備は大幅に強化する」
「それで十分でしょうか?」
「分からん」
皇帝陛下は正直に答えた。
「相手がどの程度の規模で、どのような手段を使ってくるか、まだ把握しきれていない」
「では…」
「だからこそ、お前たちには十分注意してもらいたい」
陛下は私たちを見た。
「特に、エリーゼ嬢。お前は彼らの標的になりやすい」
「承知しています」
「もし、少しでも危険を感じたら、迷わず逃げろ」
「逃げる?」
「そうだ。式典の成功よりも、お前たちの安全の方が重要だ」
皇帝陛下の言葉に、父親としての愛情が込められていた。
「ありがとうございます、陛下」
その夜、私は自分の部屋で明日の婚約式について考えていた。
美しいドレス、格式高い儀式、そして隠れた危険。
すべてが混在した、複雑な一日になりそうだった。
「まあ、何が起きても対処するしかないね」
私は窓の外を見た。明日は晴れる予報だった。
転生者の人生で、最も重要な日の一つが、ついに始まろうとしている。
どんな展開が待っているにせよ、私は準備ができていた。
前世の経験と、この世界で培った知識を活かして、すべてを乗り越えてみせよう。
「さあ、明日はどんな一日になるかな」
私は小さく呟いて、ベッドに向かった。
運命の日が、もうすぐやってくる。
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