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第24話 召喚
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「疾風騎士…エリスよ。わたしを呼んだのは…あなた?」
眼前に降臨したのは、女神ともいうべきか。
まばゆい金髪に透き通った碧眼の彼女こそは。
俺がかつて切望したSSR…疾風騎士エリスだった。
「え、ええーっ!?」
裏返って変な声が出た。
まさか2回目のガチャでエリスを引き当てるとは…
我ながら信じがたい。
まったく予想もしていなかったぞ。
「よかったな!」
「いやはや、見事だ」
「お、おめでとうございます!」
みんなに祝福される。
ニアはといえば…少しだけ寂しそうな笑顔だった。
「これからも俺のメインパートナーはニアだから…少し、挨拶だけいいか?」
ニアを安心させようと、自分の気持ちをきちんと伝える。
「はい、もちろん」
そう言ってニアの姿が消え、代わりに待機状態になっていたエリスが顕現する。
ルンデスは、今のところパートナーを3人まで連れ歩けるが、一度に出現できるのは1人までという仕様だ。
ゆくゆくは最大3人まで出現できるようになると噂されているが…
「俺はリョウキ…これからよろしく」
人間離れした美貌のエリスに、正直少しびびりながら話しかける。
チラ、と俺を一瞥すると、エリスは小馬鹿にしたように鼻を鳴らした。
「よろしくするかどうかは私がこれから決めるわ」
そう言ってつーんとそっぽを向いたまま知らん顔をされた。
ええーっ!
なんだこのキャラは…
「…な、なんか想像していたのと違う…」
ぼそりと呟くと、エリスがきっと睨みつけてくる。
「それ、どういう意味?こんなに美しくて強い私を引けるなんて、あなたとんでもない幸運なのよ」
「…ツンツンですな」
「うむ、かなりのツンツンだ」
小野寺さんとアストライア団長がうなずきあっていた。
「ところで、さっきのぱっとしないレアの娘はなに?」
「え、ニアのこと?」
「なに呼び捨てしてんのキモっ」
「え…」
「まぁいいわ、とにかくSSRのあたしを引いたんだから、あたしをメインにしなさいよね」
なんか、一人称まで変わってるし。
もしかしてこっちが地なんだろうか。
「いや、それはその」
「なによ、あんな地味でさえない芋娘があたしよりいいっての」
…なんかちょっとムカついてきたぞ。
「ニアは大事なパートナーだし、レアリティは関係ない。侮辱するな」
そう言ってエリスの端正な顔を、正面から睨み返した。
しばらく無言でにらみ合っていたが、エリスが折れたように視線を外す。
「…ま、まぁあんたがマスターだし、好きにすれば。…でも絶対あたしの方が使えるんだから」
「君は前衛だしニアはサポートタイプだ。適材適所でうまくやっていこうよ」
「…わかったわ」
「ニアにも挨拶してくれ」
そう言ってサブウィンドウを開き、待機中のニアを呼び出す。
「…というわけで、仲良くやっていこうな」
「はい!エリスさん、宜しくお願いします!」
瞳をキラキラさせてニアが挨拶した。
どうやらSSRに憧れにも似た気持ちを抱いているようだ。
エリスは仏頂面だったが、ニアのキラキラにほだされたのか、一応挨拶を返した。
「よ、宜しく…せいぜいあたしの足を引っ張んじゃないわよ」
「はい…エリスさんが仲間になってくれて、わたし嬉しいです!」
「…そ、そう?」
「はい、すっごい綺麗ですし強いですしSSRですし!憧れちゃいます!」
「…な、なかなか話のわかる娘のようね。いいでしょう、あたしのオマケとして認めてあげる」
「はい!」
「あんたもレアにしてはまぁまぁかわいいじゃない?あたしとは比べるまでもないけど」
「ほんとですか?!嬉しいです!」
「あ、あくまでまぁまぁだからね!まぁまぁ!」
「かわいい…ほめられた…うふ…ニアかわいい…」
「ちょっと話聞いてんの?!」
な、なんかよくわからんが仲良くなったっぽいから、いいのかな…?
小野寺さんがニヤニヤしながら俺の肩を叩いた。
「リョウキよ、甲斐性が問われるぞ」
「ギルドでは痴話喧嘩の仲裁は請け負わんからな」
そう言ってアストライア団長までからかってくる。
「いや、そういうんじゃ…」
これは今後もいじられそうだな、と覚悟を決める。
何はともあれ、SSRを引けたのは嬉しい。
アイシャを失った小野寺さんになんだか申し訳ないような気もするけど。
俺を祝福してくれる小野寺の目は暖かかった。
だから、素直に今は幸運を喜んでもいいのだろう。
--別れがあれば、新たな出逢いもある。
現実と同じだ。
こうして、俺たちは新しい仲間を迎えたのだった。
眼前に降臨したのは、女神ともいうべきか。
まばゆい金髪に透き通った碧眼の彼女こそは。
俺がかつて切望したSSR…疾風騎士エリスだった。
「え、ええーっ!?」
裏返って変な声が出た。
まさか2回目のガチャでエリスを引き当てるとは…
我ながら信じがたい。
まったく予想もしていなかったぞ。
「よかったな!」
「いやはや、見事だ」
「お、おめでとうございます!」
みんなに祝福される。
ニアはといえば…少しだけ寂しそうな笑顔だった。
「これからも俺のメインパートナーはニアだから…少し、挨拶だけいいか?」
ニアを安心させようと、自分の気持ちをきちんと伝える。
「はい、もちろん」
そう言ってニアの姿が消え、代わりに待機状態になっていたエリスが顕現する。
ルンデスは、今のところパートナーを3人まで連れ歩けるが、一度に出現できるのは1人までという仕様だ。
ゆくゆくは最大3人まで出現できるようになると噂されているが…
「俺はリョウキ…これからよろしく」
人間離れした美貌のエリスに、正直少しびびりながら話しかける。
チラ、と俺を一瞥すると、エリスは小馬鹿にしたように鼻を鳴らした。
「よろしくするかどうかは私がこれから決めるわ」
そう言ってつーんとそっぽを向いたまま知らん顔をされた。
ええーっ!
なんだこのキャラは…
「…な、なんか想像していたのと違う…」
ぼそりと呟くと、エリスがきっと睨みつけてくる。
「それ、どういう意味?こんなに美しくて強い私を引けるなんて、あなたとんでもない幸運なのよ」
「…ツンツンですな」
「うむ、かなりのツンツンだ」
小野寺さんとアストライア団長がうなずきあっていた。
「ところで、さっきのぱっとしないレアの娘はなに?」
「え、ニアのこと?」
「なに呼び捨てしてんのキモっ」
「え…」
「まぁいいわ、とにかくSSRのあたしを引いたんだから、あたしをメインにしなさいよね」
なんか、一人称まで変わってるし。
もしかしてこっちが地なんだろうか。
「いや、それはその」
「なによ、あんな地味でさえない芋娘があたしよりいいっての」
…なんかちょっとムカついてきたぞ。
「ニアは大事なパートナーだし、レアリティは関係ない。侮辱するな」
そう言ってエリスの端正な顔を、正面から睨み返した。
しばらく無言でにらみ合っていたが、エリスが折れたように視線を外す。
「…ま、まぁあんたがマスターだし、好きにすれば。…でも絶対あたしの方が使えるんだから」
「君は前衛だしニアはサポートタイプだ。適材適所でうまくやっていこうよ」
「…わかったわ」
「ニアにも挨拶してくれ」
そう言ってサブウィンドウを開き、待機中のニアを呼び出す。
「…というわけで、仲良くやっていこうな」
「はい!エリスさん、宜しくお願いします!」
瞳をキラキラさせてニアが挨拶した。
どうやらSSRに憧れにも似た気持ちを抱いているようだ。
エリスは仏頂面だったが、ニアのキラキラにほだされたのか、一応挨拶を返した。
「よ、宜しく…せいぜいあたしの足を引っ張んじゃないわよ」
「はい…エリスさんが仲間になってくれて、わたし嬉しいです!」
「…そ、そう?」
「はい、すっごい綺麗ですし強いですしSSRですし!憧れちゃいます!」
「…な、なかなか話のわかる娘のようね。いいでしょう、あたしのオマケとして認めてあげる」
「はい!」
「あんたもレアにしてはまぁまぁかわいいじゃない?あたしとは比べるまでもないけど」
「ほんとですか?!嬉しいです!」
「あ、あくまでまぁまぁだからね!まぁまぁ!」
「かわいい…ほめられた…うふ…ニアかわいい…」
「ちょっと話聞いてんの?!」
な、なんかよくわからんが仲良くなったっぽいから、いいのかな…?
小野寺さんがニヤニヤしながら俺の肩を叩いた。
「リョウキよ、甲斐性が問われるぞ」
「ギルドでは痴話喧嘩の仲裁は請け負わんからな」
そう言ってアストライア団長までからかってくる。
「いや、そういうんじゃ…」
これは今後もいじられそうだな、と覚悟を決める。
何はともあれ、SSRを引けたのは嬉しい。
アイシャを失った小野寺さんになんだか申し訳ないような気もするけど。
俺を祝福してくれる小野寺の目は暖かかった。
だから、素直に今は幸運を喜んでもいいのだろう。
--別れがあれば、新たな出逢いもある。
現実と同じだ。
こうして、俺たちは新しい仲間を迎えたのだった。
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