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剣士の決意と熱い歓迎
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丘陵の集落での朝は、鳥のさえずりと共に始まった。
宿の窓からやさしい朝陽が差し込み、俺は目を覚ます。
隣ではリリアが俺の腕に絡まり、すーすーと寝息を立てている。
彼女のドレスが乱れ、白い胸元が覗いて、柔らかな感触が腕に伝わる。
サフィーラは反対側で毛布を巻き、豊満な体を隠しながら寝返りを打つ。
昨夜のミレアとの出会いを思い出しつつ、俺は二人を起こさないようそっと起き上がった。
集落の広場に出ると、ミレアが剣を手に素振りをしていた。
赤髪が朝風に揺れ、革鎧が軽く鳴る。彼女が俺に気付き、剣を下ろす。
「悠斗、早いな。昨夜の戦い、お前たちの力には驚いたよ」
「ミレアの剣さばきもすごかったよ。仲間にならないかって話、どうだ?」
彼女が少し目を伏せ、口を開く。
「……その前に、私のことを知ってほしい。私はこの集落で生まれ育った。父は剣士で、村を守るために魔物と戦ってた。私が12歳の時、父は大規模な魔物襲撃で死んだんだ。それ以来、父の剣を受け継いで、村を守るのが私の生きる意味だった」
ミレアの声が低く、いつもは真っ直ぐな緑の瞳に影が差す。
俺は黙ってミレアの話を聞いた。
「でも、最近の魔物は強すぎる。私一人じゃ限界があって……父の死を繰り返したくない。でも、村を出るのは父を裏切る気がしてたんだ」
「ミレア、それは重いな。でも、俺たちと一緒なら、もっと大きな力で守れるかもしれないぜ?」
彼女が俺を見上げ、唇を噛む。その時、遠くから叫び声が響いた。
集落の外縁へ急ぐと、畑が炎に包まれていた。
角を生やした魔物が数体、住民を襲っている。ミレアが剣を抜き、俺に叫ぶ。
「悠斗、助けてくれ! 村が……!」
「分かった、リリア、サフィーラ、行くぞ!」
宿から駆けつけた二人が頷く。
俺はブレスレットを光らせ、水の壁で魔物を足止めする。
リリアが「角を狙って!」と指示を出し、サフィーラが身軽に動き回り敵を攪乱する。
ミレアが一匹に剣を突き立て、鮮やかな一閃で倒す。
しかし、魔物の数は予想以上で、村の家々に火が広がる。
「くそ、このままじゃ……!」
俺が焦る中、ミレアが叫んだ。
「悠斗、私に力を貸してくれ! 父が守った村を、私だけで守りきれないなら、お前たちと一緒に戦いたい!」
その覚悟に俺は頷き、ブレスレットを彼女に近づける。
ブレスレットが放つ光がミレアを包み、彼女の剣が煌々と青く輝いた。
「これ、なんだ!?」
「俺の力だ。いや、ブレスレット?まぁいいや、とにかく一緒にやろうぜ!」
ミレアが剣を振り上げ、輝く刃が魔物を一掃。残りを俺たちで仕留め、火を消し止めた。
戦いの後、集落の広場で住民が俺たちに感謝を述べる。
ミレアが息を整え、俺に近づいてきた。
「悠斗、お前たちがいなかったら村は全滅だった。私、決めたよ。村を守るためにも、お前たちの仲間になる。父の剣は、私が新しい道で使うべきなんだ」
彼女が剣を掲げ、緑の瞳に決意が宿る。
リリアが笑顔で手を叩く。
「ミレアさん、わたしたちの仲間だね! 嬉しいよ!」
サフィーラがニヤリと笑い、ミレアの肩を抱く。
「ふふ、真面目ちゃんが仲間か。歓迎しないとね、ねえ、悠斗?」
俺が頷くと、ミレアが少し緊張した顔で笑う。
どこか期待したような顔だった。
「歓迎って……何か企んでるのか?」
「それはお楽しみにってやつさ」
その夜、宿の部屋で俺たちはミレアの加入を祝った。
暖炉の火が部屋を暖め、リリアがミレアの手を引いてくる。
「ミレアさん、私たちのパーティへようこそ! 仲間になったら、こうやって仲良くするんだよ」
リリアがミレアの頬にキスし、彼女が驚いて固まる。
「な、何!? リリア、これは……!」
「ふふ、ミレアちゃん、顔赤いよ。私たちがいつも悠斗にしてること、見ててね」
サフィーラが俺に近づき、唇を重ねてくる。
熱い舌が絡み、彼女の胸が俺に押し付けられる。
ミレアが目を丸くして、しかし視線をそらすことなく見つめる中、リリアがサフィーラの腰に手を回し、布をずらす。
「サフィーラさん、私と一緒にミレアさんを歓迎してね」
「いいね、リリアちゃん。ミレア、真面目な剣士さんも楽しむつもりできたんでしょう?」
サフィーラがミレアの鎧の紐を解き、革の手甲を外す。
白い肌が露わになり、ミレアが慌てて身体を隠そうとする。
「や、やめなさい! 私は剣士で……その、こんなの初めてで……!」
「初めてでも大丈夫だよ。悠斗、私たちでミレアさんを気持ちよくしてあげよ?」
リリアがミレアの首筋に唇を這わせ、軽く吸う。
ミレアが「んっ」と小さく喘ぎ、体を震わせる。
俺はミレアの手を取り、耳元で囁く。
「ミレア、仲間になったんだから、俺たちに慣れてくれよ。まぁ、嫌ならやめるけど?」
「……い、嫌じゃない。ただ……恥ずかしいだけだ。興味はある……って、いや今のは忘れろ!?」
ミレアが顔を真っ赤にしつつ、可愛らしく目を潤ませる。
サフィーラが彼女の胸に手を滑らせ、そっと柔らかな膨らみを撫でる。
「ふふ、剣士の体って引き締まってて気持ちいいね。悠斗、触ってみなよ」
俺がミレアの腰に手を回すと、彼女が俺にしがみついてくる。
鎧の下に隠されてきた肌は熱く、汗で湿っている。
リリアがミレアの太ももに手を這わせ、剣士らしからぬ甘い声を漏らさせた。
「ミレアさん、可愛いね。私、もっと聞きたいな」
「リリア、やめ……んっ、悠斗、そこは……!」
俺がミレアの唇にキスすると、彼女がぎこちなく応えてくる。
好奇心と恥じらいが混ざった瞳が俺を見つめ、三人の手が彼女を愛撫する。
愛の技術を日々磨く俺達に三人がかりで責め立てられては、うぶなミレアなどひとたまりもない。
サフィーラが俺の背中に抱きつき、リリアがミレアと俺の間に体を滑り込ませ、四人で絡み合った。
暖炉の火が揺れ、甘い吐息と熱い肌が部屋を満たす。ミレアの加入は、こんな形で祝われたのだった。
――続く
宿の窓からやさしい朝陽が差し込み、俺は目を覚ます。
隣ではリリアが俺の腕に絡まり、すーすーと寝息を立てている。
彼女のドレスが乱れ、白い胸元が覗いて、柔らかな感触が腕に伝わる。
サフィーラは反対側で毛布を巻き、豊満な体を隠しながら寝返りを打つ。
昨夜のミレアとの出会いを思い出しつつ、俺は二人を起こさないようそっと起き上がった。
集落の広場に出ると、ミレアが剣を手に素振りをしていた。
赤髪が朝風に揺れ、革鎧が軽く鳴る。彼女が俺に気付き、剣を下ろす。
「悠斗、早いな。昨夜の戦い、お前たちの力には驚いたよ」
「ミレアの剣さばきもすごかったよ。仲間にならないかって話、どうだ?」
彼女が少し目を伏せ、口を開く。
「……その前に、私のことを知ってほしい。私はこの集落で生まれ育った。父は剣士で、村を守るために魔物と戦ってた。私が12歳の時、父は大規模な魔物襲撃で死んだんだ。それ以来、父の剣を受け継いで、村を守るのが私の生きる意味だった」
ミレアの声が低く、いつもは真っ直ぐな緑の瞳に影が差す。
俺は黙ってミレアの話を聞いた。
「でも、最近の魔物は強すぎる。私一人じゃ限界があって……父の死を繰り返したくない。でも、村を出るのは父を裏切る気がしてたんだ」
「ミレア、それは重いな。でも、俺たちと一緒なら、もっと大きな力で守れるかもしれないぜ?」
彼女が俺を見上げ、唇を噛む。その時、遠くから叫び声が響いた。
集落の外縁へ急ぐと、畑が炎に包まれていた。
角を生やした魔物が数体、住民を襲っている。ミレアが剣を抜き、俺に叫ぶ。
「悠斗、助けてくれ! 村が……!」
「分かった、リリア、サフィーラ、行くぞ!」
宿から駆けつけた二人が頷く。
俺はブレスレットを光らせ、水の壁で魔物を足止めする。
リリアが「角を狙って!」と指示を出し、サフィーラが身軽に動き回り敵を攪乱する。
ミレアが一匹に剣を突き立て、鮮やかな一閃で倒す。
しかし、魔物の数は予想以上で、村の家々に火が広がる。
「くそ、このままじゃ……!」
俺が焦る中、ミレアが叫んだ。
「悠斗、私に力を貸してくれ! 父が守った村を、私だけで守りきれないなら、お前たちと一緒に戦いたい!」
その覚悟に俺は頷き、ブレスレットを彼女に近づける。
ブレスレットが放つ光がミレアを包み、彼女の剣が煌々と青く輝いた。
「これ、なんだ!?」
「俺の力だ。いや、ブレスレット?まぁいいや、とにかく一緒にやろうぜ!」
ミレアが剣を振り上げ、輝く刃が魔物を一掃。残りを俺たちで仕留め、火を消し止めた。
戦いの後、集落の広場で住民が俺たちに感謝を述べる。
ミレアが息を整え、俺に近づいてきた。
「悠斗、お前たちがいなかったら村は全滅だった。私、決めたよ。村を守るためにも、お前たちの仲間になる。父の剣は、私が新しい道で使うべきなんだ」
彼女が剣を掲げ、緑の瞳に決意が宿る。
リリアが笑顔で手を叩く。
「ミレアさん、わたしたちの仲間だね! 嬉しいよ!」
サフィーラがニヤリと笑い、ミレアの肩を抱く。
「ふふ、真面目ちゃんが仲間か。歓迎しないとね、ねえ、悠斗?」
俺が頷くと、ミレアが少し緊張した顔で笑う。
どこか期待したような顔だった。
「歓迎って……何か企んでるのか?」
「それはお楽しみにってやつさ」
その夜、宿の部屋で俺たちはミレアの加入を祝った。
暖炉の火が部屋を暖め、リリアがミレアの手を引いてくる。
「ミレアさん、私たちのパーティへようこそ! 仲間になったら、こうやって仲良くするんだよ」
リリアがミレアの頬にキスし、彼女が驚いて固まる。
「な、何!? リリア、これは……!」
「ふふ、ミレアちゃん、顔赤いよ。私たちがいつも悠斗にしてること、見ててね」
サフィーラが俺に近づき、唇を重ねてくる。
熱い舌が絡み、彼女の胸が俺に押し付けられる。
ミレアが目を丸くして、しかし視線をそらすことなく見つめる中、リリアがサフィーラの腰に手を回し、布をずらす。
「サフィーラさん、私と一緒にミレアさんを歓迎してね」
「いいね、リリアちゃん。ミレア、真面目な剣士さんも楽しむつもりできたんでしょう?」
サフィーラがミレアの鎧の紐を解き、革の手甲を外す。
白い肌が露わになり、ミレアが慌てて身体を隠そうとする。
「や、やめなさい! 私は剣士で……その、こんなの初めてで……!」
「初めてでも大丈夫だよ。悠斗、私たちでミレアさんを気持ちよくしてあげよ?」
リリアがミレアの首筋に唇を這わせ、軽く吸う。
ミレアが「んっ」と小さく喘ぎ、体を震わせる。
俺はミレアの手を取り、耳元で囁く。
「ミレア、仲間になったんだから、俺たちに慣れてくれよ。まぁ、嫌ならやめるけど?」
「……い、嫌じゃない。ただ……恥ずかしいだけだ。興味はある……って、いや今のは忘れろ!?」
ミレアが顔を真っ赤にしつつ、可愛らしく目を潤ませる。
サフィーラが彼女の胸に手を滑らせ、そっと柔らかな膨らみを撫でる。
「ふふ、剣士の体って引き締まってて気持ちいいね。悠斗、触ってみなよ」
俺がミレアの腰に手を回すと、彼女が俺にしがみついてくる。
鎧の下に隠されてきた肌は熱く、汗で湿っている。
リリアがミレアの太ももに手を這わせ、剣士らしからぬ甘い声を漏らさせた。
「ミレアさん、可愛いね。私、もっと聞きたいな」
「リリア、やめ……んっ、悠斗、そこは……!」
俺がミレアの唇にキスすると、彼女がぎこちなく応えてくる。
好奇心と恥じらいが混ざった瞳が俺を見つめ、三人の手が彼女を愛撫する。
愛の技術を日々磨く俺達に三人がかりで責め立てられては、うぶなミレアなどひとたまりもない。
サフィーラが俺の背中に抱きつき、リリアがミレアと俺の間に体を滑り込ませ、四人で絡み合った。
暖炉の火が揺れ、甘い吐息と熱い肌が部屋を満たす。ミレアの加入は、こんな形で祝われたのだった。
――続く
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