12 / 21
第12話 新たなる脅威の影
しおりを挟む
相思相愛になってから一ヶ月が過ぎた。
私の日々は、これまでにないほど充実していた。愛の聖女として目覚めた力で人々を癒し、エリスと協力して国の平和を守り、そして何より——アルベルトと過ごす時間が何よりも幸せだった。
「ルーナ様、今日も輝いていらっしゃいますね」
メリッサが嬉しそうに言った。
「恋をする女性は美しくなると言いますが、まさにその通りです」
「メリッサったら」
私は頬を赤らめた。でも、確かに最近は鏡を見るのが楽しい。
その時、扉がノックされた。
「ルーナ様、急ぎの使者が参りました」
王宮の伝令官が慌てた様子で入ってきた。
「隣国のヴェルデニア王国から、緊急の親書が届いております」
ヴェルデニア王国……聞いたことのない国名だった。
「すぐに王様のもとへ向かいます」
謁見の間では、すでに王様、大司教、エリス、そしてアルベルトが集まっていた。皆、深刻な表情を浮かべている。
「ルーナ、来てくれましたね」
王様が親書を手に持っていた。
「これを読んでください」
震える手で親書を受け取る。そこには、丁寧な文字でこう書かれていた。
『親愛なる隣国の皆様へ
突然のお便り、失礼いたします。
私はヴェルデニア王国の第二王女、イザベラ・ヴェルデニアと申します。
この度、我が国に大変な災いが降りかかっており、
貴国の聖女様方のお力をお借りしたく、使者を送らせていただきました。
我が国では、一ヶ月ほど前から奇怪な病が蔓延しております。
患者は高熱を発し、意識を失い、やがて石のように固まってしまうのです。
我が国の聖職者たちが総出で治療にあたりましたが、
誰一人として治すことができませんでした。
このままでは、国民全てが石になってしまいます。
どうか、お力をお貸しください。
心よりお待ちしております。
イザベラ・ヴェルデニア』
私は愕然とした。石になる病気なんて、聞いたことがない。
「これは……一体何の病気なのでしょう?」
「わからないのです」
大司教が困った表情を見せた。
「古い文献を調べても、似たような症例が見つかりません」
「魔法的な病気の可能性もあります」
エリスが口を開いた。
「自然発生したものではなく、人為的に作られた呪いかもしれません」
「呪い……」
「ですが」
王様が重々しく言った。
「我々としても見過ごすわけにはいきません。隣国の危機は、やがて我が国の危機にもなりかねませんから」
「つまり、救援に向かうということですか?」
「ええ。ルーナとエリス、二人の聖女に行ってもらいたいのです」
私は迷った。確かに困っている人々を見捨てるわけにはいかない。でも、正体不明の呪いとなると危険すぎる。
「私は行きます」
エリスがきっぱりと言った。
「聖女の使命です」
「私も行きます」
思わず口から出ていた言葉に、自分でも驚いた。
「ルーナ……」
アルベルトが心配そうに見つめている。
「大丈夫です。エリス様と一緒なら」
「では、護衛をつけさせていただきます」
王様が決断した。
「アルベルト、あなたも同行してください」
「謹んでお受けします」
出発は三日後と決まった。
その夜、私はアルベルトと庭園を歩いていた。
「本当に大丈夫ですか?」
彼が心配そうに尋ねる。
「正直、不安です」
私は素直に答えた。
「でも、困っている人を見捨てることはできません」
「それが、あなたらしいところですね」
アルベルトが優しく微笑んだ。
「でも、無理は禁物ですよ」
「わかっています」
彼の手が、そっと私の手を包んだ。
「何があっても、私が守ります」
その言葉に、心が温かくなった。
三日後、私たちはヴェルデニア王国に向けて出発した。
馬車での二日間の旅路。エリスと一緒だったが、なぜか彼女は浮かない表情をしていた。
「エリス様、どうかしましたか?」
「いえ……何となく、嫌な予感がするのです」
「嫌な予感?」
「この依頼、少し都合が良すぎませんか?」
エリスが眉をひそめた。
「深淵の教団を倒した直後に、隣国から救援要請が来る」
言われてみれば確かに不自然だ。
「まさか……」
「可能性はあります」
エリスが小声で続けた。
「私たちを国外におびき出すための罠かもしれません」
背筋が寒くなった。
「でも、今更引き返すわけにはいきません」
「そうですね。ただ、十分に警戒しましょう」
ヴェルデニア王国の首都に着いたのは、夕方だった。
街は異様な静けさに包まれている。人影がほとんど見当たらない。
「静かすぎますね」
アルベルトが呟いた。
王宮に案内されると、美しい女性が出迎えてくれた。金髪に青い瞳、上品なドレスを着た、まさに王女らしい女性だ。
「ようこそ、ヴェルデニア王国へ」
女性が優雅にお辞儀をした。
「私がイザベラです」
「はじめまして。ルーナです」
「エリスです」
「お忙しい中、来ていただいて本当にありがとうございます」
イザベラの瞳に涙が浮かんでいた。
「もう、希望はあなた方だけなのです」
その涙は本物のように見えた。でも、エリスの警告を思い出すと、完全に信用するわけにはいかない。
「患者の様子を見せていただけますか?」
「もちろんです。こちらへ」
案内された病室では、確かに信じられない光景が広がっていた。
ベッドに横たわる人々が、まるで石像のように固まっている。
「これは……」
エリスが患者の一人に手をかざした。治癒魔法を試そうとしているのだろう。
でも、何の変化もない。
「やはり、普通の病気ではありませんね」
私も試してみたが、愛の聖女の力も効果がなかった。
「どのような経緯で発症したのでしょう?」
「最初は一人の商人からでした」
イザベラが説明した。
「外国から帰ってきた商人が、突然高熱を出して……」
「外国というのは?」
「確か……遠い東の国だったと思います」
その時、アルベルトが気づいた。
「イザベラ様、この商人の持ち物は残っていますか?」
「ええ、倉庫に保管してあります」
「見せていただけますか?」
倉庫で発見したのは、見慣れた物だった。
「これは……」
黒い水晶。深淵の教団が使っていたものと同じだ。
「やはり……」
エリスが呟いた。
その瞬間、倉庫の扉が閉まった。
「しまった!」
私たちは罠にかかってしまった。
そして、扉の向こうから聞こえてきたのは——
「ご苦労様でした、聖女様方」
イザベラの声だった。でも、さっきまでの優しい声とは全く違う、冷たい響きがあった。
私の日々は、これまでにないほど充実していた。愛の聖女として目覚めた力で人々を癒し、エリスと協力して国の平和を守り、そして何より——アルベルトと過ごす時間が何よりも幸せだった。
「ルーナ様、今日も輝いていらっしゃいますね」
メリッサが嬉しそうに言った。
「恋をする女性は美しくなると言いますが、まさにその通りです」
「メリッサったら」
私は頬を赤らめた。でも、確かに最近は鏡を見るのが楽しい。
その時、扉がノックされた。
「ルーナ様、急ぎの使者が参りました」
王宮の伝令官が慌てた様子で入ってきた。
「隣国のヴェルデニア王国から、緊急の親書が届いております」
ヴェルデニア王国……聞いたことのない国名だった。
「すぐに王様のもとへ向かいます」
謁見の間では、すでに王様、大司教、エリス、そしてアルベルトが集まっていた。皆、深刻な表情を浮かべている。
「ルーナ、来てくれましたね」
王様が親書を手に持っていた。
「これを読んでください」
震える手で親書を受け取る。そこには、丁寧な文字でこう書かれていた。
『親愛なる隣国の皆様へ
突然のお便り、失礼いたします。
私はヴェルデニア王国の第二王女、イザベラ・ヴェルデニアと申します。
この度、我が国に大変な災いが降りかかっており、
貴国の聖女様方のお力をお借りしたく、使者を送らせていただきました。
我が国では、一ヶ月ほど前から奇怪な病が蔓延しております。
患者は高熱を発し、意識を失い、やがて石のように固まってしまうのです。
我が国の聖職者たちが総出で治療にあたりましたが、
誰一人として治すことができませんでした。
このままでは、国民全てが石になってしまいます。
どうか、お力をお貸しください。
心よりお待ちしております。
イザベラ・ヴェルデニア』
私は愕然とした。石になる病気なんて、聞いたことがない。
「これは……一体何の病気なのでしょう?」
「わからないのです」
大司教が困った表情を見せた。
「古い文献を調べても、似たような症例が見つかりません」
「魔法的な病気の可能性もあります」
エリスが口を開いた。
「自然発生したものではなく、人為的に作られた呪いかもしれません」
「呪い……」
「ですが」
王様が重々しく言った。
「我々としても見過ごすわけにはいきません。隣国の危機は、やがて我が国の危機にもなりかねませんから」
「つまり、救援に向かうということですか?」
「ええ。ルーナとエリス、二人の聖女に行ってもらいたいのです」
私は迷った。確かに困っている人々を見捨てるわけにはいかない。でも、正体不明の呪いとなると危険すぎる。
「私は行きます」
エリスがきっぱりと言った。
「聖女の使命です」
「私も行きます」
思わず口から出ていた言葉に、自分でも驚いた。
「ルーナ……」
アルベルトが心配そうに見つめている。
「大丈夫です。エリス様と一緒なら」
「では、護衛をつけさせていただきます」
王様が決断した。
「アルベルト、あなたも同行してください」
「謹んでお受けします」
出発は三日後と決まった。
その夜、私はアルベルトと庭園を歩いていた。
「本当に大丈夫ですか?」
彼が心配そうに尋ねる。
「正直、不安です」
私は素直に答えた。
「でも、困っている人を見捨てることはできません」
「それが、あなたらしいところですね」
アルベルトが優しく微笑んだ。
「でも、無理は禁物ですよ」
「わかっています」
彼の手が、そっと私の手を包んだ。
「何があっても、私が守ります」
その言葉に、心が温かくなった。
三日後、私たちはヴェルデニア王国に向けて出発した。
馬車での二日間の旅路。エリスと一緒だったが、なぜか彼女は浮かない表情をしていた。
「エリス様、どうかしましたか?」
「いえ……何となく、嫌な予感がするのです」
「嫌な予感?」
「この依頼、少し都合が良すぎませんか?」
エリスが眉をひそめた。
「深淵の教団を倒した直後に、隣国から救援要請が来る」
言われてみれば確かに不自然だ。
「まさか……」
「可能性はあります」
エリスが小声で続けた。
「私たちを国外におびき出すための罠かもしれません」
背筋が寒くなった。
「でも、今更引き返すわけにはいきません」
「そうですね。ただ、十分に警戒しましょう」
ヴェルデニア王国の首都に着いたのは、夕方だった。
街は異様な静けさに包まれている。人影がほとんど見当たらない。
「静かすぎますね」
アルベルトが呟いた。
王宮に案内されると、美しい女性が出迎えてくれた。金髪に青い瞳、上品なドレスを着た、まさに王女らしい女性だ。
「ようこそ、ヴェルデニア王国へ」
女性が優雅にお辞儀をした。
「私がイザベラです」
「はじめまして。ルーナです」
「エリスです」
「お忙しい中、来ていただいて本当にありがとうございます」
イザベラの瞳に涙が浮かんでいた。
「もう、希望はあなた方だけなのです」
その涙は本物のように見えた。でも、エリスの警告を思い出すと、完全に信用するわけにはいかない。
「患者の様子を見せていただけますか?」
「もちろんです。こちらへ」
案内された病室では、確かに信じられない光景が広がっていた。
ベッドに横たわる人々が、まるで石像のように固まっている。
「これは……」
エリスが患者の一人に手をかざした。治癒魔法を試そうとしているのだろう。
でも、何の変化もない。
「やはり、普通の病気ではありませんね」
私も試してみたが、愛の聖女の力も効果がなかった。
「どのような経緯で発症したのでしょう?」
「最初は一人の商人からでした」
イザベラが説明した。
「外国から帰ってきた商人が、突然高熱を出して……」
「外国というのは?」
「確か……遠い東の国だったと思います」
その時、アルベルトが気づいた。
「イザベラ様、この商人の持ち物は残っていますか?」
「ええ、倉庫に保管してあります」
「見せていただけますか?」
倉庫で発見したのは、見慣れた物だった。
「これは……」
黒い水晶。深淵の教団が使っていたものと同じだ。
「やはり……」
エリスが呟いた。
その瞬間、倉庫の扉が閉まった。
「しまった!」
私たちは罠にかかってしまった。
そして、扉の向こうから聞こえてきたのは——
「ご苦労様でした、聖女様方」
イザベラの声だった。でも、さっきまでの優しい声とは全く違う、冷たい響きがあった。
1
あなたにおすすめの小説
転生バレ回避のはずが、領主の息子に見つかって恋をした。
黒蜜きな粉
恋愛
前世で遊び尽くしたRPGの世界に転生した少女ルーシ。
この世界で転生者は特別な存在として保護され、自由を奪われる。
英雄になんてなりたくない。
ルーシの望みはただひとつ──静かに暮らすこと。
しかし、瀕死の重傷を負った領主の息子アッシュを救ったことで、平穏な日常は崩れ始める。
才能への評価、王都への誘い、そして彼から向けられる想い。
特別になりたくない転生治癒師と、
彼女を見つけてしまった領主の息子の物語。
※第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
悪魔が泣いて逃げ出すほど不幸な私ですが、孤独な公爵様の花嫁になりました
ぜんだ 夕里
恋愛
「伴侶の記憶を食べる悪魔」に取り憑かれた公爵の元に嫁いできた男爵令嬢ビータ。婚約者は皆、記憶を奪われ逃げ出すという噂だが、彼女は平然としていた。なぜなら悪魔が彼女の記憶を食べようとした途端「まずい!ドブの味がする!」と逃げ出したから。
壮絶な過去を持つ令嬢と孤独な公爵の、少し変わった結婚生活が始まる。
【旦那様は魔王様 外伝】魔界でいちばん大嫌い~絶対に好きになんて、ならないんだから!~
狭山ひびき
恋愛
「あんたなんか、大嫌いよ!」ミリアムは大きく息を吸い込んで、宣言した。はじめてアスヴィルと出会ったとき、彼は意地悪だった。二度と会いたくないと思うほど嫌っていたのに、ある日を境に、アスヴィルのミリアムに対する態度が激変する。突然アスヴィルは、ミリアムを愛していると言い出したのだ。しかしミリアムは昔のまま、彼のことが大嫌い。そんなミリアムを振り向かせようと、手紙やお菓子、果ては大声で愛を叫んで、気持ちを伝えようとするアスヴィル。果たして、アスヴィルの気持ちはミリアムに届くのか――
※本作品は、【旦那様は魔王様!】の外伝ですが、本編からは独立したお話です。
白い結婚のはずでしたが、冷血辺境伯の溺愛は想定外です
鍛高譚
恋愛
――私の結婚は、愛も干渉もない『白い結婚』のはずでした。
侯爵令嬢クレスタは王太子アレクシオンから一方的に婚約破棄を告げられ、冷徹と名高い辺境伯ジークフリートと政略結婚をすることに。 しかしその結婚には、『互いに干渉しない』『身体の関係を持たない』という特別な契約があった。
形だけの夫婦を続けながらも、ジークフリートの優しさや温もりに触れるうち、クレスタの傷ついた心は少しずつ癒されていく。 一方で、クレスタを捨てた王太子と平民の少女ミーナは『真実の愛』を声高に叫ぶが、次第にその実態が暴かれ、彼らの運命は思わぬ方向へと転落していく。
やがて訪れるざまぁな展開の先にあるのは、真実の愛によって結ばれる二人の未来――。
気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
私が憑依した身体の持ちは不幸のどん底に置かれた悪役令嬢でした
ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして・・今私、この少女を引っ叩いたの?!そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存することになってしまう。憑依した身体の持ち主はいじめられっ娘の上に悪役令嬢のポジションに置かれている。見るに見かねた私は彼女を幸せにする為、そして自分の快適な生活を手に入れる為に自ら身体を張って奮闘する事にした―。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
【完結】王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく
たまこ
恋愛
10年の間、王子妃教育を受けてきた公爵令嬢シャーロットは、政治的な背景から王子妃候補をクビになってしまう。
多額の慰謝料を貰ったものの、婚約者を見つけることは絶望的な状況であり、シャーロットは結婚は諦めて公爵家の仕事に打ち込む。
もう会えないであろう初恋の相手のことだけを想って、生涯を終えるのだと覚悟していたのだが…。
[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
『皇族を名乗った伯爵家は、帝国に処理されました』 ―天然メイドは、今日も失敗する―
ふわふわ
恋愛
婚約破棄を経て、静かに屋敷を去った令嬢。
その後に残された伯爵家は、焦燥と虚勢を抱えたまま立て直しを図ろうとする。
だが、思惑はことごとく空回りする。
社交界での小さな失態。
資金繰りの綻び。
信用の揺らぎ。
そして、屋敷の中で起こる“ちょっとした”騒動の数々。
決して大事件ではない。
けれど積み重なれば、笑えない。
一方、帝国では新たな時代が静かに始まろうとしている。
血筋とは何か。
名乗るとは何か。
国家が守るものとは何か。
これは、派手な復讐劇ではない。
怒号も陰謀もない。
ただ――
立場を取り違えた家が、ゆっくりと現実に追いつかれていく物語。
そして今日も、屋敷では誰かが小さな失敗をする。
世界は静かに、しかし確実に動いている。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる