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第6話
自立
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自立とは親元から離れ自分でしっかりと立って歩くこと。
私はスーツケースに身の回りの物を詰め込むと、家具類は引越し業者に頼んで
20年間住んでいた家を出た。私がマンションに着く頃にはきっと引越し業者は
来ているだろうと思い、私は自宅を出たすぐに管理人さんに一本電話を入れて、
引越し業者が来たら部屋を開けてもらえるように頼んだ。
『そうですか。わかりました』
管理人さんは心よく引き受けてくれた。
私は青々とした空を仰ぎ、ふと母の手紙を思い出す。
昔、母がどんな女の子だったのか少しだけ想像できた気がした。
きっと母は一途で好きな男の子を遠くから見ているようなおっとりとした
可愛い女の子だったのだろう。父もまた、そんな母を朗らかに大きな心で
見守っていたのだろう……。
でも…最後の文…
【それと、もう一つ、康介さんが再婚しても許してあげてくください】
【その人のことをお母さんだと思ってたくさん甘えてあげてね】
あの文は明らかに父が再婚することやその相手を知っていて、母も認めている
ような内容の文だった。もしかして、母は千恵子さんの事を昔から知っていたの
だろうか…。
だとすると、母と父、千恵子さんは三角関係だった!?
でも、母には好きな人がいて……
ああ、もう頭ぐちゃぐちゃに混乱してきた……
いつの間にか駅に辿り着いた私は改札口へと入り階段を上って行った。
ちょうどそこへタイミングよく電車が停車した。
「あ、グッドタイミング」
そして、私は足早に電車に乗り込んだ。
私は自宅から3駅離れた所にワンルームマンションを借りた。
家賃5万5000円。この値段は結構掘り出し物だ。
2日前、不動産屋を訪れた時に『自宅から近くて家賃が一番安い物件を
お願いします』って言ったら、すぐにその物件を見せてくれた。
日当たりもいいしワンルームっていっても一人で住むには十分な広さもある。
セキュリティもしっかりしていて、暗証番号を押すと部屋のドアが開いて中に入ると
オートロックで鍵が閉まる点がいい。しかも家賃が安い。
思い立ったら吉日。私は即入居することを決めた。
今までの私はのんびりしていて、行動もどちらかというと遅い。
でも、明日からは違う。家事も何もかも一人でしなければならない。
自立した女になって女子力アップすれば彼氏だって夢じゃない。
でも、まあ、とりあえず、仕事が先だよな…。
正社員の仕事……見つかるだろうか…。
私に何ができるだろうか……。
気持ちよく電車に揺られること20分、私は3駅目で電車を降りた。
駅から10分の距離にある所もそのマンションを選んだ決め手となった一つでもある。やっぱり住む家はなるべく駅に近い方がいい。
朝に弱い私は1分でも多く寝ていたい。めんどくさい私にとってはまさにちょうどいい物件だった。
〈買い出しは明日行くとして、今日はコンビニ弁当ですませるか〉
私はマンションの近くのコンビニに立ち寄り、弁当とお茶、お菓子を少々、仕事探しスタイルワークブック(無料)をカゴに入れ、レジを済ませると
コンビニを出てマンションへと向かった。
クリーム色の外壁コンクリートで建てられたオシャレな8階建てマンション【メゾンドハイツ・フジ】。
見た目は家賃5万5000円とは思えないほど豪華な建物だ。
「今日からここが私のお城かあ…」
自動ドアが開き、私はゆっくりとマンションの中へと入っていった。
自動ドアを入ると、もう一つ扉があり私は暗証番号を押す。
〈…8888。覚えやすい番号にしていてよかった〉
自動ドアが開いた―――。
〈うわああ、、やっぱり内装も豪華だ…〉
私は足が向くままエントランスの先へと足を進めて行く―――ーーー。
私はスーツケースに身の回りの物を詰め込むと、家具類は引越し業者に頼んで
20年間住んでいた家を出た。私がマンションに着く頃にはきっと引越し業者は
来ているだろうと思い、私は自宅を出たすぐに管理人さんに一本電話を入れて、
引越し業者が来たら部屋を開けてもらえるように頼んだ。
『そうですか。わかりました』
管理人さんは心よく引き受けてくれた。
私は青々とした空を仰ぎ、ふと母の手紙を思い出す。
昔、母がどんな女の子だったのか少しだけ想像できた気がした。
きっと母は一途で好きな男の子を遠くから見ているようなおっとりとした
可愛い女の子だったのだろう。父もまた、そんな母を朗らかに大きな心で
見守っていたのだろう……。
でも…最後の文…
【それと、もう一つ、康介さんが再婚しても許してあげてくください】
【その人のことをお母さんだと思ってたくさん甘えてあげてね】
あの文は明らかに父が再婚することやその相手を知っていて、母も認めている
ような内容の文だった。もしかして、母は千恵子さんの事を昔から知っていたの
だろうか…。
だとすると、母と父、千恵子さんは三角関係だった!?
でも、母には好きな人がいて……
ああ、もう頭ぐちゃぐちゃに混乱してきた……
いつの間にか駅に辿り着いた私は改札口へと入り階段を上って行った。
ちょうどそこへタイミングよく電車が停車した。
「あ、グッドタイミング」
そして、私は足早に電車に乗り込んだ。
私は自宅から3駅離れた所にワンルームマンションを借りた。
家賃5万5000円。この値段は結構掘り出し物だ。
2日前、不動産屋を訪れた時に『自宅から近くて家賃が一番安い物件を
お願いします』って言ったら、すぐにその物件を見せてくれた。
日当たりもいいしワンルームっていっても一人で住むには十分な広さもある。
セキュリティもしっかりしていて、暗証番号を押すと部屋のドアが開いて中に入ると
オートロックで鍵が閉まる点がいい。しかも家賃が安い。
思い立ったら吉日。私は即入居することを決めた。
今までの私はのんびりしていて、行動もどちらかというと遅い。
でも、明日からは違う。家事も何もかも一人でしなければならない。
自立した女になって女子力アップすれば彼氏だって夢じゃない。
でも、まあ、とりあえず、仕事が先だよな…。
正社員の仕事……見つかるだろうか…。
私に何ができるだろうか……。
気持ちよく電車に揺られること20分、私は3駅目で電車を降りた。
駅から10分の距離にある所もそのマンションを選んだ決め手となった一つでもある。やっぱり住む家はなるべく駅に近い方がいい。
朝に弱い私は1分でも多く寝ていたい。めんどくさい私にとってはまさにちょうどいい物件だった。
〈買い出しは明日行くとして、今日はコンビニ弁当ですませるか〉
私はマンションの近くのコンビニに立ち寄り、弁当とお茶、お菓子を少々、仕事探しスタイルワークブック(無料)をカゴに入れ、レジを済ませると
コンビニを出てマンションへと向かった。
クリーム色の外壁コンクリートで建てられたオシャレな8階建てマンション【メゾンドハイツ・フジ】。
見た目は家賃5万5000円とは思えないほど豪華な建物だ。
「今日からここが私のお城かあ…」
自動ドアが開き、私はゆっくりとマンションの中へと入っていった。
自動ドアを入ると、もう一つ扉があり私は暗証番号を押す。
〈…8888。覚えやすい番号にしていてよかった〉
自動ドアが開いた―――。
〈うわああ、、やっぱり内装も豪華だ…〉
私は足が向くままエントランスの先へと足を進めて行く―――ーーー。
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