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【序章】悲劇(第一王女編)
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気がつくと私は真っ暗な空間に居ました。ここはどこでしょうか?辺りを見回しても真っ暗闇が広がっているだけで何も見えません。怖くなった私はその場から逃げ出そうとしましたが、何故か体が動きません。それどころか声も出せず、呼吸すらできない状態です。次第に意識が遠のいていく中、最後に見えたものは巨大な影でした。それはまるで悪魔のような姿をしていました。恐怖のあまり悲鳴を上げようとするも叶わず、やがて意識を失ってしまいました。次に目が覚めた時、そこはベッドの上だったので先程の光景は全て夢だったのだと思いました。しかし何かがおかしい事に気付きます。手足が全く動かないのです。何とか動こうと試みますがやはり駄目でした。しかも口を動かすことすら出来ないため喋る事も出来ません。唯一動く眼球を使って周りを見渡すと、そこに映った光景に愕然としてしまいました。何と手足を拘束されていたのです。しかも全裸の状態です。どうしてこんな事になったのでしょう……?全く心当たりがありません。混乱していると誰かが部屋に入ってきました。なんて邪悪なオーラなんでしょう。
「貴方は……もしかして魔王?」
私がそう尋ねるとニヤリと笑いました。間違いないようです。
それにしても何故こんな事をするのでしょうか?私が何かしたのでしょうか?分かりません。とにかく今はこの状況を打開する方法を考えなくてはなりません。
「アズナ王女、今日からオマエは俺の者になれ」
「きゃあ!」
頭が……記憶がぐちゃぐちゃにしされて、何もかも……
あれ?私は誰なのかしら?
【序章】悲劇end
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「貴方は……もしかして魔王?」
私がそう尋ねるとニヤリと笑いました。間違いないようです。
それにしても何故こんな事をするのでしょうか?私が何かしたのでしょうか?分かりません。とにかく今はこの状況を打開する方法を考えなくてはなりません。
「アズナ王女、今日からオマエは俺の者になれ」
「きゃあ!」
頭が……記憶がぐちゃぐちゃにしされて、何もかも……
あれ?私は誰なのかしら?
【序章】悲劇end
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