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第一章 異世界のアルコータス
ハーレムの朝
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目が覚めた。
朝五時だ。
俺は身体を起こして伸びをする。
何時間寝たのだろう。
昨日寝た時間はわからないが、そんなに多くないはずだった。
それでも気分爽快、新たなエネルギーに満ちている。
顔を洗い、トイレを済ませて服を着る。
すぐ戦闘に入れるような服装をしておくことが、暗黙のルールのようだった。
それには従うべきだろう。
最初に着ていたような、白くて丈夫な麻のシャツに袖を通す。
ついで黒革のズボンを身につけ、ブーツを履く。
ワンタッチ留め具の胸当てもつけた。
そして、買ったばかりのガリアンズ・クローク。
グレーがかった緑色のマントを肩に巻き、銀の留め具で留める。
そこまで身だしなみを整えてから、この部屋には鏡がないことに思い当たった。
姿見やヘアブラシも買ってこなきゃならないな……。
イリアンからの通信がないので、まだ朝食には早い。
とはいえ、部屋にこもっていてもしかたないので、下へ降りていく。
うまそうな食事の匂いが漂ってくる。
階下の食堂には、すでに団長が席についていた。
白いシャツに茶色のスラックス姿。
団長は人に会う機会も多そうだから、そういう服装になるのだろう。
団長は手にタブレット端末のようなものを持って、コーヒー片手に読みふけっていた。
どこまでもと居た世界のタブレット端末に近いものかわからないが、使い方からして、それほど違うものでもないようだ。
俺は階段を下りながら挨拶する。
「おはようございます」
団長が顔を上げる。
「ああ、おはよう」
それから、薄く顔をほころばせた。
「たった一日で、ずいぶんサマになったな、タネツケ」
「あ、ありがとうございます……」
俺は少々気恥ずかしい思いをしながら、自分の席に着いた。
おもむろに団長が話しかけてくる。
「女は好きか?」
「えっ?! あっ、はい……」
「女はいい。何人とつきあおうとも、みな大切にしろ」
「……」
やっぱりバレてる!
でも、容認派だ!
なんと答えようか迷っていると、藍色ショートボブのネコミミメイド、イリアンがやってきた。
朝から元気いっぱいな様子だ。
「おはようございます、タネツケさん!」
「おはよう、イリアン。イリアンとロシューは早くて大変だな」
「それが仕事ですから!」
イリアンはあどけない顔で微笑んだ。
ちっこくてかわいいけど、俺より年上なんだよな……。
イリアンは言った。
「飲み物をお持ちします。なにがいいですか?」
「じゃあ、コーヒーを」
「これからいつもそれでいいですか?」
「ああ、よろしく頼むよ」
イリアンがコーヒーを取りに行くと、階段にはヒサメが現れた。
長い黒髪を黒いリボンでポニーテールにし、白い胴着に紺色の袴、茶色のブーツ。
いつもと変わらない、といった様子の冷ややかな表情だ。
ヒサメは団長には挨拶したものの、俺のことは無視して席に着く。
俺はその整った横顔に見入ってしまう。
この冷徹そうな美人が、あんな変態だったとは……。
ヒサメは目だけを動かして、俺を見た。
「なんだ? 言葉が欲しいのか?」
「い、いや別に……」
「気持ちでも言葉でも、なににしろ溜め込むのはよくないぞ、フフフ……」
溜め込むどころか、昨日は絞りとったくせにッ!
コイツは日常からして、俺をなぶるつもりだろうか。
イリアンが戻ってきたので、コーヒーを受け取り、礼を言う。
イリアンは俺のそばに立ったまま、「全員へ」と、トークタグを起動した。
俺のトークタグもピッと音を立てる。
「イリアンからみなさんへ。そろそろ朝食の準備が整います。集まってください」
それだけ言うと、慌ただしくキッチンへ向かっていく。
束の間を置いて、マトイとナムリッドが現れた。
先を降りてくるのは、さらさらショートの黒髪に青い瞳のマトイ。
服装はいつもと同じ。
白いブラウスに青いベストとミニスカート、白と青のストライプが入ったニーソックス。
同じものを何着も持っているのだろう。
後ろに続くのはナムリッド。
尖った長い耳と、豊かで鮮やかなストレートの金髪、特徴的な赤い瞳の持ち主だ。
白いブラウスの上に緑のコルセットをつけ、下も緑色をした厚手のロングスカートだ。
二人で談笑しながら、こっちへ来る。
やっぱりこの二人、仲がいいのかな。
俺を含めてそろっているメンバーと挨拶を交わす。
その後、マトイは俺の向かい、ナムリッドは俺の右に腰を下ろす。
マトイは少し頬を赤らめて、上目づかいで俺を見た。
「……、昨日のタネツケ……」
その言葉をさえぎるようにして、横から頬杖をついたナムリッドが言った。
「すごかったわねぇ~」
瞬間、マトイとナムリッドの視線が攻撃的に絡みあう。
マトイがムキになって言った。
「アタシは戦いのことを言ってるのよ! ナムリッドの言い方ってなんかヤラシイ! なに考えてるのッ?!」
ナムリッドも退くことなく返した。
「わたしも戦闘のことを言ってるんですけど? マトイさんこそ、どんなこと考えてたんですかぁー?」
そこへなんと、ヒサメまで加わってきた。
「フフフ、確かにタネツケは逸材だな。わたしには初めてだった。あのような……」
微妙なところで切りやがったッ!
マトイとナムリッドが固まる。
団長が「ぐふふ」と、らしくないくぐもった笑いを漏らした。
そこへガシャガシャと鎧の音が響いてくる。
アデーレとクラウパーだ。
どちらも重厚なフルプレートだが、ヘルメットの浮き彫りと、わずかな身長差で区別がつく。
アデーレの浮き彫りは波頭で、クラウパーのは炎だ。
身長はクラウパーのほうがわずかに高い。
ロシューとイリアンが食卓の準備を進めるなか、アデーレが席について言う。
「さわやかな朝だな」
それから続ける。
「だがタネツケ、おまえの臭気のせいで鎧が錆びる。すみっこに行って食え」
「ぐっ……」
俺はなんとか言葉を飲み込んだ。
思わず、「昨日はあんなにかわいかったのに!」と、言いそうになっていた。
特に秘密にしようってわけじゃないが、続けざまに明かされていくというのも、ちょっと戸惑う。
だが、それも無駄なことだった。
クラウパーが座りながら、くつくつと笑って言った。
「タネツケ、おまえ、姉貴になんかヒドイことしたろ?」
この場の雰囲気では、その一言で十分だった。
俺以外は、長い時間をともに過ごしてきている人々なのだ。
全員が、「察した」という気配を放つ。
奇妙な沈黙の中……。
俺は無言で、大人しくコーヒーをすすった。
団長が楽しんでるような声音で言った。
「まさか全員とは!」
それから、咳払いして言い直す。
「いや、全員そろったか。食事を始めよう」
緊張が解け、女性陣はお互いに鷹揚な態度で食事を始めた。
考えてみたら……。
ここにいる女、みんな俺のナニの大きさ、形、色を知ってるんだよな……。
そう思うと、こっちのほうが恥ずかしくなってきた。
顔が熱くなる。
それを目ざといマトイに見つかった。
「ちょっとタネツケ、なに赤くなってんの?」
「な、なに? 気のせいじゃないのか?」
俺はごまかしたが、隣でナムリッドも声を上げる。
「あ、ホントだ! タケツネ真っ赤じゃない、どうしたの……?」
一呼吸おいて勘づかれた。
「ああ、みんなが集まっちゃったから、急に恥ずかしくなったんでしょう? だってここにいるみんなが知ってるんだもんね、タケツネの秘密とかぁー」
遠回しな言い方だが、まったくその通りだった。
俺はさらに灼熱感を感じた。
ナムリッドの向こうで、ヒサメがフルーツサラダをひとさじすくう。
それを顔の前まで上げて、わざとらしく言った。
「ああ、素晴らしい味、形、匂いだぞォ……、みんなも知ってるようだなァ、この味」
く、くそッ!
それはホントにフルーツサラダのことか、ヒサメ?
マトイまで顔を赤くしながらも笑い始めた。
団長とクラウパーは、笑いをこらえるのに必死になってるし!
突如、鎧を鳴らしてアデーレが立ち上がった。
しかし、なにを言うでもなく、またノロノロと腰を下ろす。
自分もなにか言える立場にあると示しつつも、洒落たことが言えなかった、というところかもしれない。
ナムリッドがぷっと吹き出す。
「なぁにいまの、アデーレ?」
「う、うるさい! なんでもない!」
食卓の上に、さらなる笑いが広がった。
俺は内心、溜息をついた。
まあ、俺が恥をかくだけで、和やかな雰囲気で過ごせるなら、それでいいけどね。
朝五時だ。
俺は身体を起こして伸びをする。
何時間寝たのだろう。
昨日寝た時間はわからないが、そんなに多くないはずだった。
それでも気分爽快、新たなエネルギーに満ちている。
顔を洗い、トイレを済ませて服を着る。
すぐ戦闘に入れるような服装をしておくことが、暗黙のルールのようだった。
それには従うべきだろう。
最初に着ていたような、白くて丈夫な麻のシャツに袖を通す。
ついで黒革のズボンを身につけ、ブーツを履く。
ワンタッチ留め具の胸当てもつけた。
そして、買ったばかりのガリアンズ・クローク。
グレーがかった緑色のマントを肩に巻き、銀の留め具で留める。
そこまで身だしなみを整えてから、この部屋には鏡がないことに思い当たった。
姿見やヘアブラシも買ってこなきゃならないな……。
イリアンからの通信がないので、まだ朝食には早い。
とはいえ、部屋にこもっていてもしかたないので、下へ降りていく。
うまそうな食事の匂いが漂ってくる。
階下の食堂には、すでに団長が席についていた。
白いシャツに茶色のスラックス姿。
団長は人に会う機会も多そうだから、そういう服装になるのだろう。
団長は手にタブレット端末のようなものを持って、コーヒー片手に読みふけっていた。
どこまでもと居た世界のタブレット端末に近いものかわからないが、使い方からして、それほど違うものでもないようだ。
俺は階段を下りながら挨拶する。
「おはようございます」
団長が顔を上げる。
「ああ、おはよう」
それから、薄く顔をほころばせた。
「たった一日で、ずいぶんサマになったな、タネツケ」
「あ、ありがとうございます……」
俺は少々気恥ずかしい思いをしながら、自分の席に着いた。
おもむろに団長が話しかけてくる。
「女は好きか?」
「えっ?! あっ、はい……」
「女はいい。何人とつきあおうとも、みな大切にしろ」
「……」
やっぱりバレてる!
でも、容認派だ!
なんと答えようか迷っていると、藍色ショートボブのネコミミメイド、イリアンがやってきた。
朝から元気いっぱいな様子だ。
「おはようございます、タネツケさん!」
「おはよう、イリアン。イリアンとロシューは早くて大変だな」
「それが仕事ですから!」
イリアンはあどけない顔で微笑んだ。
ちっこくてかわいいけど、俺より年上なんだよな……。
イリアンは言った。
「飲み物をお持ちします。なにがいいですか?」
「じゃあ、コーヒーを」
「これからいつもそれでいいですか?」
「ああ、よろしく頼むよ」
イリアンがコーヒーを取りに行くと、階段にはヒサメが現れた。
長い黒髪を黒いリボンでポニーテールにし、白い胴着に紺色の袴、茶色のブーツ。
いつもと変わらない、といった様子の冷ややかな表情だ。
ヒサメは団長には挨拶したものの、俺のことは無視して席に着く。
俺はその整った横顔に見入ってしまう。
この冷徹そうな美人が、あんな変態だったとは……。
ヒサメは目だけを動かして、俺を見た。
「なんだ? 言葉が欲しいのか?」
「い、いや別に……」
「気持ちでも言葉でも、なににしろ溜め込むのはよくないぞ、フフフ……」
溜め込むどころか、昨日は絞りとったくせにッ!
コイツは日常からして、俺をなぶるつもりだろうか。
イリアンが戻ってきたので、コーヒーを受け取り、礼を言う。
イリアンは俺のそばに立ったまま、「全員へ」と、トークタグを起動した。
俺のトークタグもピッと音を立てる。
「イリアンからみなさんへ。そろそろ朝食の準備が整います。集まってください」
それだけ言うと、慌ただしくキッチンへ向かっていく。
束の間を置いて、マトイとナムリッドが現れた。
先を降りてくるのは、さらさらショートの黒髪に青い瞳のマトイ。
服装はいつもと同じ。
白いブラウスに青いベストとミニスカート、白と青のストライプが入ったニーソックス。
同じものを何着も持っているのだろう。
後ろに続くのはナムリッド。
尖った長い耳と、豊かで鮮やかなストレートの金髪、特徴的な赤い瞳の持ち主だ。
白いブラウスの上に緑のコルセットをつけ、下も緑色をした厚手のロングスカートだ。
二人で談笑しながら、こっちへ来る。
やっぱりこの二人、仲がいいのかな。
俺を含めてそろっているメンバーと挨拶を交わす。
その後、マトイは俺の向かい、ナムリッドは俺の右に腰を下ろす。
マトイは少し頬を赤らめて、上目づかいで俺を見た。
「……、昨日のタネツケ……」
その言葉をさえぎるようにして、横から頬杖をついたナムリッドが言った。
「すごかったわねぇ~」
瞬間、マトイとナムリッドの視線が攻撃的に絡みあう。
マトイがムキになって言った。
「アタシは戦いのことを言ってるのよ! ナムリッドの言い方ってなんかヤラシイ! なに考えてるのッ?!」
ナムリッドも退くことなく返した。
「わたしも戦闘のことを言ってるんですけど? マトイさんこそ、どんなこと考えてたんですかぁー?」
そこへなんと、ヒサメまで加わってきた。
「フフフ、確かにタネツケは逸材だな。わたしには初めてだった。あのような……」
微妙なところで切りやがったッ!
マトイとナムリッドが固まる。
団長が「ぐふふ」と、らしくないくぐもった笑いを漏らした。
そこへガシャガシャと鎧の音が響いてくる。
アデーレとクラウパーだ。
どちらも重厚なフルプレートだが、ヘルメットの浮き彫りと、わずかな身長差で区別がつく。
アデーレの浮き彫りは波頭で、クラウパーのは炎だ。
身長はクラウパーのほうがわずかに高い。
ロシューとイリアンが食卓の準備を進めるなか、アデーレが席について言う。
「さわやかな朝だな」
それから続ける。
「だがタネツケ、おまえの臭気のせいで鎧が錆びる。すみっこに行って食え」
「ぐっ……」
俺はなんとか言葉を飲み込んだ。
思わず、「昨日はあんなにかわいかったのに!」と、言いそうになっていた。
特に秘密にしようってわけじゃないが、続けざまに明かされていくというのも、ちょっと戸惑う。
だが、それも無駄なことだった。
クラウパーが座りながら、くつくつと笑って言った。
「タネツケ、おまえ、姉貴になんかヒドイことしたろ?」
この場の雰囲気では、その一言で十分だった。
俺以外は、長い時間をともに過ごしてきている人々なのだ。
全員が、「察した」という気配を放つ。
奇妙な沈黙の中……。
俺は無言で、大人しくコーヒーをすすった。
団長が楽しんでるような声音で言った。
「まさか全員とは!」
それから、咳払いして言い直す。
「いや、全員そろったか。食事を始めよう」
緊張が解け、女性陣はお互いに鷹揚な態度で食事を始めた。
考えてみたら……。
ここにいる女、みんな俺のナニの大きさ、形、色を知ってるんだよな……。
そう思うと、こっちのほうが恥ずかしくなってきた。
顔が熱くなる。
それを目ざといマトイに見つかった。
「ちょっとタネツケ、なに赤くなってんの?」
「な、なに? 気のせいじゃないのか?」
俺はごまかしたが、隣でナムリッドも声を上げる。
「あ、ホントだ! タケツネ真っ赤じゃない、どうしたの……?」
一呼吸おいて勘づかれた。
「ああ、みんなが集まっちゃったから、急に恥ずかしくなったんでしょう? だってここにいるみんなが知ってるんだもんね、タケツネの秘密とかぁー」
遠回しな言い方だが、まったくその通りだった。
俺はさらに灼熱感を感じた。
ナムリッドの向こうで、ヒサメがフルーツサラダをひとさじすくう。
それを顔の前まで上げて、わざとらしく言った。
「ああ、素晴らしい味、形、匂いだぞォ……、みんなも知ってるようだなァ、この味」
く、くそッ!
それはホントにフルーツサラダのことか、ヒサメ?
マトイまで顔を赤くしながらも笑い始めた。
団長とクラウパーは、笑いをこらえるのに必死になってるし!
突如、鎧を鳴らしてアデーレが立ち上がった。
しかし、なにを言うでもなく、またノロノロと腰を下ろす。
自分もなにか言える立場にあると示しつつも、洒落たことが言えなかった、というところかもしれない。
ナムリッドがぷっと吹き出す。
「なぁにいまの、アデーレ?」
「う、うるさい! なんでもない!」
食卓の上に、さらなる笑いが広がった。
俺は内心、溜息をついた。
まあ、俺が恥をかくだけで、和やかな雰囲気で過ごせるなら、それでいいけどね。
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