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第二章 女神の揺籃 イシュタルテア
波動スピンの使者、三度
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バラの咲き並ぶ庭園のなか。
目の前に真珠色の髪をした少女がいる。
彼女はこのイシュタルテアの学園長だといい、ワカバと名乗った。
容姿が幼いので少し迷うが、ここは敬語を使うべきだろう。
俺は話しかけた。
「あなたが本当に学園長なら知っているはずです。この世界の目的はなんなんですか……?」
ワカバは答えた。
「オリエンテーションでも説明されたはずですが、お答えしましょう。世界が必ず目的を持って存在するとは限りません。しかし、このイシュタルテアには明確な使命があります。宇宙の均衡を保つために必要な人員を育成することです」
「なぜそんな存在を作るのか、宇宙の均衡を保つ人員ていうのはどんな存在なのか、ということを聞きたかったんですが……」
「述べた通りのことでしかありません」
どうも調子がおかしくなる。
俺は気を取り直して、質問を変えてみた。
「どうして女ばかりなんですか?」
「雌雄の存在することが標準的と思っているのかもしれませんが、実際には女ばかりで構成されている世界のほうが多いのです。過去に男が存在したとしても。それに生命の基本は女です。そのあたりが理由となりましょうか」
俺は続けて質問した。
「もしかしたら、あなたがこの世界を作った張本人なんですか?」
学園長は束の間、逡巡を見せた。
「あまりに遠い過去のことなので、わたし自身記憶が曖昧です。わたしが作ったのかもしれないし、単純に長いこと任されているだけかもしれません……」
俺はこのやりとりに既視感を覚えた。
もったいぶった言い回しで、靄のなかに置き去りにされるような会話の受け答え。
誰と似たような会話をした気がする。
記憶を探って、思い当たった。
そうだ、ミスズと同じだ!
ニートだった俺を異世界へ送り込んだ女と、こんな会話をしたような覚えがある。
人生の基盤がマルチバースとなると、みんなこんなふうなものの言い方になってしまううのだろうか。
少しイラッとするがしかたない。
俺は一番知りたいことを聞いてみた。
「この世界を出て、もとの世界に戻る方法を教えて下さい。あるはずです。購買棟にはいろんな品物が並んでいる。聞けば他の世界から輸入してるそうじゃないですか。それにこの前には、俺たちのところへマナ・ファクツで動くバイクが届いた。アルコータスにあったような。次元間を移動する輸送手段があるはずだ! それを俺たちに使わせてください!」
「次元間を輸送する手段は、もちろん存在します。ですが、それはこの学園の卒業生が産み出し、運営しているものです。生徒に直接利用させるわけにはいきません。この世界から離れたければ、自力でそのすべを身につけてもうらうしかありません」
学園長は身体の向きを変え、一輪のバラを撫でながら続けた。
「それが不変であるバラの規律なのです」
くそ、アテが外れた。
いや、ある意味予想通りの展開か……。
最初からそんなに大きな期待は持っていなかった。
とはいえ、学園長から直々に言われてしまうとちょっとショックだ。
次になにを聞こうか考えていると、夜明けの空に校内放送が響き渡った。
「入界波動検知!」
学園長の白い顔と手首に、赤い紋章のようなものが浮き出て輝いた。
学園長は空へ目を向ける。
俺も視線を追った。
暗い空に一筋の流れ星が尾を引く。
かと思うと、その光の点がこちらへ向かってきた。
学園長は落ちついた声で言った。
「古なじみのようです。危険はありません」
その肌から紋章が消えた。
光の点は二枚の翼だった。
急速に近づいてくる。
翼の生えた人間だった。
その姿に見覚えがある。
肩にかかる長さの栗色の髪。
白いブラウス、チェック柄のベストにスカート。
栗色の髪の上にも、同じ柄のベレー帽を被っている。
俺は思わず声をあげた。
「ミスズ!」
ミスズは俺たちから数メートルの空中で停止すると、巨大な翼をたたんだ。
翼はたたまれると同時に消え、ミスズはふわりと着地した。
ミスズはまず、学園長に向かって頷く。
「お久しぶりです、学園長」
「お久しぶりです、ミスズさん。わたしは戻ります。あとで部屋によってください」
「わかりました」
学園長が歩き出すと、ミスズは俺に言った。「探しましたよ、タネツケさん。まさかイシュタルテアにいるとは思いませんでした。とても大きな力を使いましたよ」
俺は期待を込めて聞いた。
「ミスズ! 俺たちをアルコータスの地球へ連れ戻ってくれるのか?」
ミスズは頷いた。
「そうです。ですが、わたしが関与できるのはあなただけのことです、タネツケさん」
「なにっ!? それはもしかすると、マトイたちをこの世界に置いていけってことか!?」
「はい。出会いあれば別れあり、とは真理の一つです」
「そんなことができるかよ!」
ミスズは一呼吸おいて語り始めた。
「ザッカラントが大きな活動を再開しました。魔導書『扉をくぐるもの』を用いて、エッジワンのあった土地に『曙竜の帝国』を召喚したのです。『曙竜の帝国』とは次元の狭間に隔離されていた嗜虐的な竜人の国です。竜人たちは強力な魔法とデーモンを使役して、炎のように世界を蝕んでいます」
「それがどうしたッ!? 俺の力が必要なら彼女たちも連れていけ! そうすれば戦ってやる、彼女たちの故郷だからな! いまなら彼女たちも戦力になるし!」
「そうはいかないのです。わたしが連れていけるのはタネツケさんだけなのです」
「なにをバカ言ってるんだ、オマエはッ! 俺が戦う理由があるとして、それはマトイやアデーレやヒサメやイリアン、それにシャルロッテの故郷を守るためだ! 彼女たちがいなけりゃ意味がないだろぅッ!」
「他の多くの人々を救えるかもしれません」
俺は間髪入れずに返した。
「一人では帰れない」
「お気持ちは変わりませんか?」
「ああ」
ミスズはため息をついて言った。
「わかりました。タネツケさんの意思を最優先とします。しかし、これは覚えておいてください。多くの人々が神に祈るような気持ちであなたの帰還を願っているのです、いま現在……」
「くっ……」
「お気持ちが変わったときには、わたしの姿を強く思い描いてください。もう居場所はわかっていますので」
「わかった。ないだろうけど」
「では、いずれまた」
ミスズは再び輝く翼を開いて、魔法棟の先端へ飛び去った。
その姿を見送りながらつぶやく。
「どこまで本当だかわかったもんじゃない……」
自分の気持ちに整理をつけるためだった。
ザッカラントが障害となるなら戦う。
だからといって、ザッカラントと戦うことが俺の目的じゃない。
俺の隣でペルチオーネが退屈そうな声を出した。
「あたちにはつまらない話ばっかり……」
なにかをもしゃもしゃと食べている。
赤いバラの花だった。
俺は呆れた。
「食うなよ……バラとか……」
☆☆☆
朝食の席上で、ミスズに聞いたことをシャルロッテに話した。
シャルロッテは食事の手を止めて言った。
「それで、アルコータスはどうなっているのですか……?」
「うっ!」
俺は胸を槍で突かれたような気分になった。
もごもごと答える。
「聞き……忘れた……」
「どうして一番大事なことを聞いておかなかったのですか」
シャルロッテには珍しく、その声には怒気が含まれていた。
凄みがある。
答える言葉がどもってしまう。
「み、みんなを残していけって言われて動揺しちゃってさ……た、たぶん……」
シャルロッテは冷たく言った。
「しかたないですね。では、このことはみなさんには黙っておきましょう」
「なに? みんなの故郷のことだぞ……?」
「しかし、いまのわたくしたちには手の出しようがありません。それに事実かどうかも確かではないのでしょう?」
「あ、ああ、それもそうだな……」
シャルロッテの考えが正しいような気がしてきた。
俺たちには対処のしようがない。
みんなに無駄な心配事を与えるだけだった。
俺はシャルロッテの意見を受け入れた。
「しかたない、みんなには黙っておこう。最初に話したのがシャルロッテでよかった。怒られちゃったけど」
「い、いえ、わたくしなど……」
シャルロッテの表情は変わらなかったが、手に持ったフォークは食べ物をいじり回すばかりになっていた。
照れているようだ。
確かに、まずシャルロッテに話してみて正解だった。
目の前に真珠色の髪をした少女がいる。
彼女はこのイシュタルテアの学園長だといい、ワカバと名乗った。
容姿が幼いので少し迷うが、ここは敬語を使うべきだろう。
俺は話しかけた。
「あなたが本当に学園長なら知っているはずです。この世界の目的はなんなんですか……?」
ワカバは答えた。
「オリエンテーションでも説明されたはずですが、お答えしましょう。世界が必ず目的を持って存在するとは限りません。しかし、このイシュタルテアには明確な使命があります。宇宙の均衡を保つために必要な人員を育成することです」
「なぜそんな存在を作るのか、宇宙の均衡を保つ人員ていうのはどんな存在なのか、ということを聞きたかったんですが……」
「述べた通りのことでしかありません」
どうも調子がおかしくなる。
俺は気を取り直して、質問を変えてみた。
「どうして女ばかりなんですか?」
「雌雄の存在することが標準的と思っているのかもしれませんが、実際には女ばかりで構成されている世界のほうが多いのです。過去に男が存在したとしても。それに生命の基本は女です。そのあたりが理由となりましょうか」
俺は続けて質問した。
「もしかしたら、あなたがこの世界を作った張本人なんですか?」
学園長は束の間、逡巡を見せた。
「あまりに遠い過去のことなので、わたし自身記憶が曖昧です。わたしが作ったのかもしれないし、単純に長いこと任されているだけかもしれません……」
俺はこのやりとりに既視感を覚えた。
もったいぶった言い回しで、靄のなかに置き去りにされるような会話の受け答え。
誰と似たような会話をした気がする。
記憶を探って、思い当たった。
そうだ、ミスズと同じだ!
ニートだった俺を異世界へ送り込んだ女と、こんな会話をしたような覚えがある。
人生の基盤がマルチバースとなると、みんなこんなふうなものの言い方になってしまううのだろうか。
少しイラッとするがしかたない。
俺は一番知りたいことを聞いてみた。
「この世界を出て、もとの世界に戻る方法を教えて下さい。あるはずです。購買棟にはいろんな品物が並んでいる。聞けば他の世界から輸入してるそうじゃないですか。それにこの前には、俺たちのところへマナ・ファクツで動くバイクが届いた。アルコータスにあったような。次元間を移動する輸送手段があるはずだ! それを俺たちに使わせてください!」
「次元間を輸送する手段は、もちろん存在します。ですが、それはこの学園の卒業生が産み出し、運営しているものです。生徒に直接利用させるわけにはいきません。この世界から離れたければ、自力でそのすべを身につけてもうらうしかありません」
学園長は身体の向きを変え、一輪のバラを撫でながら続けた。
「それが不変であるバラの規律なのです」
くそ、アテが外れた。
いや、ある意味予想通りの展開か……。
最初からそんなに大きな期待は持っていなかった。
とはいえ、学園長から直々に言われてしまうとちょっとショックだ。
次になにを聞こうか考えていると、夜明けの空に校内放送が響き渡った。
「入界波動検知!」
学園長の白い顔と手首に、赤い紋章のようなものが浮き出て輝いた。
学園長は空へ目を向ける。
俺も視線を追った。
暗い空に一筋の流れ星が尾を引く。
かと思うと、その光の点がこちらへ向かってきた。
学園長は落ちついた声で言った。
「古なじみのようです。危険はありません」
その肌から紋章が消えた。
光の点は二枚の翼だった。
急速に近づいてくる。
翼の生えた人間だった。
その姿に見覚えがある。
肩にかかる長さの栗色の髪。
白いブラウス、チェック柄のベストにスカート。
栗色の髪の上にも、同じ柄のベレー帽を被っている。
俺は思わず声をあげた。
「ミスズ!」
ミスズは俺たちから数メートルの空中で停止すると、巨大な翼をたたんだ。
翼はたたまれると同時に消え、ミスズはふわりと着地した。
ミスズはまず、学園長に向かって頷く。
「お久しぶりです、学園長」
「お久しぶりです、ミスズさん。わたしは戻ります。あとで部屋によってください」
「わかりました」
学園長が歩き出すと、ミスズは俺に言った。「探しましたよ、タネツケさん。まさかイシュタルテアにいるとは思いませんでした。とても大きな力を使いましたよ」
俺は期待を込めて聞いた。
「ミスズ! 俺たちをアルコータスの地球へ連れ戻ってくれるのか?」
ミスズは頷いた。
「そうです。ですが、わたしが関与できるのはあなただけのことです、タネツケさん」
「なにっ!? それはもしかすると、マトイたちをこの世界に置いていけってことか!?」
「はい。出会いあれば別れあり、とは真理の一つです」
「そんなことができるかよ!」
ミスズは一呼吸おいて語り始めた。
「ザッカラントが大きな活動を再開しました。魔導書『扉をくぐるもの』を用いて、エッジワンのあった土地に『曙竜の帝国』を召喚したのです。『曙竜の帝国』とは次元の狭間に隔離されていた嗜虐的な竜人の国です。竜人たちは強力な魔法とデーモンを使役して、炎のように世界を蝕んでいます」
「それがどうしたッ!? 俺の力が必要なら彼女たちも連れていけ! そうすれば戦ってやる、彼女たちの故郷だからな! いまなら彼女たちも戦力になるし!」
「そうはいかないのです。わたしが連れていけるのはタネツケさんだけなのです」
「なにをバカ言ってるんだ、オマエはッ! 俺が戦う理由があるとして、それはマトイやアデーレやヒサメやイリアン、それにシャルロッテの故郷を守るためだ! 彼女たちがいなけりゃ意味がないだろぅッ!」
「他の多くの人々を救えるかもしれません」
俺は間髪入れずに返した。
「一人では帰れない」
「お気持ちは変わりませんか?」
「ああ」
ミスズはため息をついて言った。
「わかりました。タネツケさんの意思を最優先とします。しかし、これは覚えておいてください。多くの人々が神に祈るような気持ちであなたの帰還を願っているのです、いま現在……」
「くっ……」
「お気持ちが変わったときには、わたしの姿を強く思い描いてください。もう居場所はわかっていますので」
「わかった。ないだろうけど」
「では、いずれまた」
ミスズは再び輝く翼を開いて、魔法棟の先端へ飛び去った。
その姿を見送りながらつぶやく。
「どこまで本当だかわかったもんじゃない……」
自分の気持ちに整理をつけるためだった。
ザッカラントが障害となるなら戦う。
だからといって、ザッカラントと戦うことが俺の目的じゃない。
俺の隣でペルチオーネが退屈そうな声を出した。
「あたちにはつまらない話ばっかり……」
なにかをもしゃもしゃと食べている。
赤いバラの花だった。
俺は呆れた。
「食うなよ……バラとか……」
☆☆☆
朝食の席上で、ミスズに聞いたことをシャルロッテに話した。
シャルロッテは食事の手を止めて言った。
「それで、アルコータスはどうなっているのですか……?」
「うっ!」
俺は胸を槍で突かれたような気分になった。
もごもごと答える。
「聞き……忘れた……」
「どうして一番大事なことを聞いておかなかったのですか」
シャルロッテには珍しく、その声には怒気が含まれていた。
凄みがある。
答える言葉がどもってしまう。
「み、みんなを残していけって言われて動揺しちゃってさ……た、たぶん……」
シャルロッテは冷たく言った。
「しかたないですね。では、このことはみなさんには黙っておきましょう」
「なに? みんなの故郷のことだぞ……?」
「しかし、いまのわたくしたちには手の出しようがありません。それに事実かどうかも確かではないのでしょう?」
「あ、ああ、それもそうだな……」
シャルロッテの考えが正しいような気がしてきた。
俺たちには対処のしようがない。
みんなに無駄な心配事を与えるだけだった。
俺はシャルロッテの意見を受け入れた。
「しかたない、みんなには黙っておこう。最初に話したのがシャルロッテでよかった。怒られちゃったけど」
「い、いえ、わたくしなど……」
シャルロッテの表情は変わらなかったが、手に持ったフォークは食べ物をいじり回すばかりになっていた。
照れているようだ。
確かに、まずシャルロッテに話してみて正解だった。
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