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第二章 女神の揺籃 イシュタルテア
ツインの夜
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エッジワンが敵の拠点だとしたら、アルコータスも無事なわけがない。
だが、この話はみんなには秘密だ。
シャルロッテの意見に従うことにした。
知らせたところで、俺たちに為す術はない。
余計な心配を増やすよりは、この世界で学ぶことが重要だった。
マイアズマ・リアクターの構造と、次元間移動の方法を。
アルバ部の備品としてバイクとリヤカーを買ったものの、遠征する用事なんて別になかった。
討伐依頼もいまのところ来ない。
俺たちは開いた時間の多くを、勉強に使おうとした。
魔法棟の蔵書室へも、もう通い慣れたものだった。
今日も本選びに来ている。
剣は鞘に収まっているが、ペルチオーネは退屈を嫌って出てきていない。
静かに本を探して歩く。
俺は本棚のあいだを歩いていると落ち着くタイプだ。
基本的に本を読むのが好きだった。
地球でのニート時代も、図書館には足繁く通った。
よさそうな本を見つけた。
『マイアズマ制御への道・その流れ』
俺は背の幅が5センチもあるその本を手にとって、ぺらぺらめくってみた。
かな漢字混じりの日本語に見えるので、読むことはできる。
だけど、理解するにはナムリッドの解説が必要かもしれない。
この本を借りよう。
というか、もらおう、というか。
この本を脇に抱えて受付カウンターへ持っていった。
いつもいるような気がする黒髪おさげの図書委員に本を手渡す。
「今日はこの本を頼むよ」
そう言って、教科書パッドも差し出した。
おさげの女の子は慣れた手つきで、白い機械に本と教科書パッドをセットする。
彼女がスイッチを押すと、機械はかすかなうなりをたてた。
これで本の内容がまるまるすべて、教科書パッドのなかにコピーされる。
蔵書室の本はすべて、一切の持ち出し禁止だった。
本の内容をじっくり検討する場合には、こういうふうにコピーしてもらうことになる。
制限はない。
この世界では、知識に著作権はなかった。
機械がうなるなか、珍しく図書委員の子が声をかけてきた。
「こ、ここ、このごろ、よよよ、よくいらっしゃいますね……」
俺から目をそらし、緊張のためか額に汗を浮かべている。
いったいなにかと思ったが、彼女の声を聞いて記憶が甦った。
彼女とは特別な関わりがあったことを。
この子はッ!
モーサッドが俺に罠をかけたとき、手紙を持ってきた女の子だッ!
ま、彼女に罪があるわけでもない。
俺は気軽に返した。
「あのときはひどい目にあったよ。もう少しでモーサッドに顔を潰されるところだった」
「ご、ごめんなさい! わたし、しかたなく、いえ、あの、その……」
「もういいんだ。俺は気にしてないから、キミも気にしないでくれ」
「あ、ありがとうございます! で、で、でもそれだけじゃなくて……」
コピーが終わり、機械がチンと鳴った。
図書委員の子は慌てて立ちあがると、機械から本を外した。
「まず本です」と、差し出してくる。
俺は受け取って脇に抱える。
「それからパッド」
それも受け取る。
「あと……、これ……」
女の子は最後に、白い封筒を両手で差し出してきた。
俺は躊躇する。
「お、おい、またモーサッドからか……?」
「い、いえ、これはわたしの……、わたしからの……」
「なんだ……?」
俺はパッドと本を下ろして、封筒を開けようとした。
女の子が真っ赤になって両手をバタバタさせる。
「い、いやっ! 離れたところで読んでください! あ、あとで! おねがい!」
俺は察した。
「ま、そういうことなら。それじゃまた」
本を戻し、彼女の熱視線を背中に受けながら退室する。
あとで確認したところ、やっぱりラブレターだった。
今度は正真正銘か?
彼女の故郷の文字は発音がわからないけど、意味を読み取ることはできた。
まず名前があって、『返事をくれなかたっとしても、あなたを想っています』というようなことが修飾マシマシで書かれてある。
実のところ、俺は同じような手紙をすでに数人から受け取っていた。
上級生を誘うさいの文にひな形があるらしく、だいたいどれも内容的には同じだった。
俺はこの学園、いや、この世界に一人だけの男だ。
周囲が俺という存在に慣れてくれば、これくらいモテても不思議じゃない。
この状況に心惹かれないわけでもなかったけど、俺はもちろん返事を書かなかった。
いまのところ、この学園の女の子たちに手を出すつもりはない。
面倒が増えるばかりになるだろうから。
☆☆☆
アルバ部は夕食後にも活動した。
部室へ集まり、ナムリッドを中心に据えて勉強会を行っていた。
この学園には消灯時間も就寝時間もない。
起床時間に起きていればよかった。
お開きは、一番早寝のイリアンに合わせている。
今夜もイリアンが音を上げたので、シャルロッテ、ペルチオーネとともに寮へ戻ってきた。
ペルチオーネも夜の部活は気に入っている様子だった。
なんといっても『お菓子食べ係』だ。
文句もないだろう。
部屋の前でシャルロッテと別れ、俺は自室のドアを開けた。
自動で部屋の明かりがつく。
ペルチオーネが隣でぽつりとつぶやいた。
「今夜はサプライズがあるかも」
部屋を見回しても変わったところはない。
もしかしたら、マトイやヒサメが内緒話をしていたのを聞いたのかもしれない。
それならありそうだった。
俺はペルチオーネに返した。
「俺も、もう並大抵のことじゃ驚かないぞ? だいぶ鍛えられたからな……」
サプライズなど気に留めず、ベッドに腰かけてブーツを脱ごうと紐をほどく。
そのときッ!!!
ベッドの下から、にゅうっと白い手が現れたッ!
灰色のパジャマに包まれた青白い腕がッ!!!
俺は叫んだ。
「うわぁあああーーーッ!!!!」
直後、背中に柔らかく温かいものが押しつけられ、腕の動きが制限を受ける。
羽交い締めにされたような感触だった。
実際に羽交い締めにされていた。
俺の動きを奪った人物は、もう姿を現している。
褐色の太ももがからみつき、足の自由も奪おうとしていた。
そいつが背後から、俺の耳元にささやく。
「ステルス成功。タネツケくん、意外とだらしない」
俺は目を向ける。
いたずらっぽい笑みを浮かべているのは、シフォラナだった。
褐色肌に赤髪サイドポニーの同級生。
シフォラナは白いTシャツに赤いショートパンツという格好のようだ。
そしてもちろん、もう一人。
ベッドの下からごそごそと、線の細い灰色のパジャマ姿が這い出してくる。
黒髪ロングのストレートに、青白いしっとり肌。
大人しそうな外見とは裏腹に、怪物を食って倒す少女、サレニアだった。
サレニアは頬を膨らませて文句を言った。
「もぉー、タネツケくん遅いですー。わたし本気寝しちゃうとこでしたよー、ベッドの下でー」
シフォラナもサレニアも、同じ3―Cのクラスメイトだが、こいつらの目的がわからない。
俺はどもりながら聞いた。
「な、なにやってんの、キミら? お、俺の部屋で……」
背後から、シフォラナがほっぺたをくっつけてくる。
「なにってゆぅかぁー……?」
サレニアが俺のほうへ身を屈めてきて言った。
「アレに決まってるじゃないですかー、やだー」
顔が近い。
二人とも。
にこにこしながらサレニアが続ける。
「やっぱり男の人って興味あるじゃないですかー、女と生まれたからにはー。すごい勇気いったんですよー、ここまで決断するのにー」
シフォラナがあとを引きついで、俺の耳に熱い息をかけながら言った。
「だからさ、仲良し二人組、いっしょに、って思いついちゃってさー」
つまりこれはアレか……?
やはり性的ななんのかんのということか……?
そうだとすると……。
これはッ!
世界史に残る珍事と伝わるッ!!
『ツイン逆レイプ』やないかァァァッ!!!
いや、そんなの聞いたことない。
俺は冷静になろうと務めた。
「ちょっと考える時間をくれ」
シフォラナが言う。
「いや、夜って短いじゃん……?」
サレニアも赤いくちびるでニッと笑った。
「恋する乙女はせっかちなんですー」
前と後ろから、二人同時におじぎしながら声を合わせてきた。
「「おねがいしまーすっ!」」
うーむ、ここまで言われて邪険にすると、あとが怖い。
シフォラナもサレニアも、もちろんかなりの美少女だ。
ここは……、手打ちとするべきかッ……?
この部屋は防音が効いている。
さっきの俺の叫び声が、隣の部屋のシャルロッテには聞こえていないはずだ。
それが良いやら悪いやら……。
だが、この話はみんなには秘密だ。
シャルロッテの意見に従うことにした。
知らせたところで、俺たちに為す術はない。
余計な心配を増やすよりは、この世界で学ぶことが重要だった。
マイアズマ・リアクターの構造と、次元間移動の方法を。
アルバ部の備品としてバイクとリヤカーを買ったものの、遠征する用事なんて別になかった。
討伐依頼もいまのところ来ない。
俺たちは開いた時間の多くを、勉強に使おうとした。
魔法棟の蔵書室へも、もう通い慣れたものだった。
今日も本選びに来ている。
剣は鞘に収まっているが、ペルチオーネは退屈を嫌って出てきていない。
静かに本を探して歩く。
俺は本棚のあいだを歩いていると落ち着くタイプだ。
基本的に本を読むのが好きだった。
地球でのニート時代も、図書館には足繁く通った。
よさそうな本を見つけた。
『マイアズマ制御への道・その流れ』
俺は背の幅が5センチもあるその本を手にとって、ぺらぺらめくってみた。
かな漢字混じりの日本語に見えるので、読むことはできる。
だけど、理解するにはナムリッドの解説が必要かもしれない。
この本を借りよう。
というか、もらおう、というか。
この本を脇に抱えて受付カウンターへ持っていった。
いつもいるような気がする黒髪おさげの図書委員に本を手渡す。
「今日はこの本を頼むよ」
そう言って、教科書パッドも差し出した。
おさげの女の子は慣れた手つきで、白い機械に本と教科書パッドをセットする。
彼女がスイッチを押すと、機械はかすかなうなりをたてた。
これで本の内容がまるまるすべて、教科書パッドのなかにコピーされる。
蔵書室の本はすべて、一切の持ち出し禁止だった。
本の内容をじっくり検討する場合には、こういうふうにコピーしてもらうことになる。
制限はない。
この世界では、知識に著作権はなかった。
機械がうなるなか、珍しく図書委員の子が声をかけてきた。
「こ、ここ、このごろ、よよよ、よくいらっしゃいますね……」
俺から目をそらし、緊張のためか額に汗を浮かべている。
いったいなにかと思ったが、彼女の声を聞いて記憶が甦った。
彼女とは特別な関わりがあったことを。
この子はッ!
モーサッドが俺に罠をかけたとき、手紙を持ってきた女の子だッ!
ま、彼女に罪があるわけでもない。
俺は気軽に返した。
「あのときはひどい目にあったよ。もう少しでモーサッドに顔を潰されるところだった」
「ご、ごめんなさい! わたし、しかたなく、いえ、あの、その……」
「もういいんだ。俺は気にしてないから、キミも気にしないでくれ」
「あ、ありがとうございます! で、で、でもそれだけじゃなくて……」
コピーが終わり、機械がチンと鳴った。
図書委員の子は慌てて立ちあがると、機械から本を外した。
「まず本です」と、差し出してくる。
俺は受け取って脇に抱える。
「それからパッド」
それも受け取る。
「あと……、これ……」
女の子は最後に、白い封筒を両手で差し出してきた。
俺は躊躇する。
「お、おい、またモーサッドからか……?」
「い、いえ、これはわたしの……、わたしからの……」
「なんだ……?」
俺はパッドと本を下ろして、封筒を開けようとした。
女の子が真っ赤になって両手をバタバタさせる。
「い、いやっ! 離れたところで読んでください! あ、あとで! おねがい!」
俺は察した。
「ま、そういうことなら。それじゃまた」
本を戻し、彼女の熱視線を背中に受けながら退室する。
あとで確認したところ、やっぱりラブレターだった。
今度は正真正銘か?
彼女の故郷の文字は発音がわからないけど、意味を読み取ることはできた。
まず名前があって、『返事をくれなかたっとしても、あなたを想っています』というようなことが修飾マシマシで書かれてある。
実のところ、俺は同じような手紙をすでに数人から受け取っていた。
上級生を誘うさいの文にひな形があるらしく、だいたいどれも内容的には同じだった。
俺はこの学園、いや、この世界に一人だけの男だ。
周囲が俺という存在に慣れてくれば、これくらいモテても不思議じゃない。
この状況に心惹かれないわけでもなかったけど、俺はもちろん返事を書かなかった。
いまのところ、この学園の女の子たちに手を出すつもりはない。
面倒が増えるばかりになるだろうから。
☆☆☆
アルバ部は夕食後にも活動した。
部室へ集まり、ナムリッドを中心に据えて勉強会を行っていた。
この学園には消灯時間も就寝時間もない。
起床時間に起きていればよかった。
お開きは、一番早寝のイリアンに合わせている。
今夜もイリアンが音を上げたので、シャルロッテ、ペルチオーネとともに寮へ戻ってきた。
ペルチオーネも夜の部活は気に入っている様子だった。
なんといっても『お菓子食べ係』だ。
文句もないだろう。
部屋の前でシャルロッテと別れ、俺は自室のドアを開けた。
自動で部屋の明かりがつく。
ペルチオーネが隣でぽつりとつぶやいた。
「今夜はサプライズがあるかも」
部屋を見回しても変わったところはない。
もしかしたら、マトイやヒサメが内緒話をしていたのを聞いたのかもしれない。
それならありそうだった。
俺はペルチオーネに返した。
「俺も、もう並大抵のことじゃ驚かないぞ? だいぶ鍛えられたからな……」
サプライズなど気に留めず、ベッドに腰かけてブーツを脱ごうと紐をほどく。
そのときッ!!!
ベッドの下から、にゅうっと白い手が現れたッ!
灰色のパジャマに包まれた青白い腕がッ!!!
俺は叫んだ。
「うわぁあああーーーッ!!!!」
直後、背中に柔らかく温かいものが押しつけられ、腕の動きが制限を受ける。
羽交い締めにされたような感触だった。
実際に羽交い締めにされていた。
俺の動きを奪った人物は、もう姿を現している。
褐色の太ももがからみつき、足の自由も奪おうとしていた。
そいつが背後から、俺の耳元にささやく。
「ステルス成功。タネツケくん、意外とだらしない」
俺は目を向ける。
いたずらっぽい笑みを浮かべているのは、シフォラナだった。
褐色肌に赤髪サイドポニーの同級生。
シフォラナは白いTシャツに赤いショートパンツという格好のようだ。
そしてもちろん、もう一人。
ベッドの下からごそごそと、線の細い灰色のパジャマ姿が這い出してくる。
黒髪ロングのストレートに、青白いしっとり肌。
大人しそうな外見とは裏腹に、怪物を食って倒す少女、サレニアだった。
サレニアは頬を膨らませて文句を言った。
「もぉー、タネツケくん遅いですー。わたし本気寝しちゃうとこでしたよー、ベッドの下でー」
シフォラナもサレニアも、同じ3―Cのクラスメイトだが、こいつらの目的がわからない。
俺はどもりながら聞いた。
「な、なにやってんの、キミら? お、俺の部屋で……」
背後から、シフォラナがほっぺたをくっつけてくる。
「なにってゆぅかぁー……?」
サレニアが俺のほうへ身を屈めてきて言った。
「アレに決まってるじゃないですかー、やだー」
顔が近い。
二人とも。
にこにこしながらサレニアが続ける。
「やっぱり男の人って興味あるじゃないですかー、女と生まれたからにはー。すごい勇気いったんですよー、ここまで決断するのにー」
シフォラナがあとを引きついで、俺の耳に熱い息をかけながら言った。
「だからさ、仲良し二人組、いっしょに、って思いついちゃってさー」
つまりこれはアレか……?
やはり性的ななんのかんのということか……?
そうだとすると……。
これはッ!
世界史に残る珍事と伝わるッ!!
『ツイン逆レイプ』やないかァァァッ!!!
いや、そんなの聞いたことない。
俺は冷静になろうと務めた。
「ちょっと考える時間をくれ」
シフォラナが言う。
「いや、夜って短いじゃん……?」
サレニアも赤いくちびるでニッと笑った。
「恋する乙女はせっかちなんですー」
前と後ろから、二人同時におじぎしながら声を合わせてきた。
「「おねがいしまーすっ!」」
うーむ、ここまで言われて邪険にすると、あとが怖い。
シフォラナもサレニアも、もちろんかなりの美少女だ。
ここは……、手打ちとするべきかッ……?
この部屋は防音が効いている。
さっきの俺の叫び声が、隣の部屋のシャルロッテには聞こえていないはずだ。
それが良いやら悪いやら……。
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