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後日談
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「え?俺って正妻になるの?」
率直な感想を言えば、美しい男の眉がしかめられる。
連れ戻されたときですら、もう少し穏やかな顔をしていた。
「それ以外に何になると?」
「…愛人かと…」
あ、と思うと眉間の皺が深くなった。
「ヴィルヘルム」
「いや、だってアーシェ姫との婚約を破棄されたのも、平民なんかを愛人にするなんてみたいになったのかと…」
「はぁ。君は私が責任を取らないとでも?」
「あ、愛人は、公的な責任を取ってないだけで…ほら。貴族同士でしか結婚しないし…」
「では、公的な責任は取らない男だと思っていたのだな」
いえ、そんなことは。と言ったところでルーファスの皺は伸びないだろう。
黙っているが一番、と返事しないことにした。
「そもそも君は平民だが、貴族の血は入っている。なんら問題もない」
「は!?そんなの知らない…」
「君のお婆様は、アルセルト国の姫君だ」
「アルセルトってあの滅んだ?」
確かに一夜にして滅んだとか滅んでないとか。西の砂漠の方にあった国だ。この国からは遠いが、行けない距離ではない。
「そういえば、どこで出会ったか聞いたら西の方とか言ってたような…?」
「滅んではいるが由緒ある血統だ。零から作るより簡単だ」
「……左様ですか」
法令遵守ではない気配を感じる。深く知ると深淵を見てしまいそうで、寒くもないのに身体を擦ってしまう。
そっと目線を外すと、ソファーに座っていた身体が突然猫のように持ち上げられた。
アイスブルーの瞳が変わらない温度で俺を見る。
「な、なんだよ」
「君には、私がどんな想いか知って貰う必要がある」
「……運命ならなんでもいいって言ってた癖に」
「今は君でないといけない」
すっと抱き上げられる。
持ち上がった身体が、軽々と寝台へと押し倒された。
「ルーファス…!」
寝台に乗り上げてきたルーファスが、天蓋の幕を引く。
部屋の明かりが遠くなって、薄明かりが寝台を照らす。アイスブルーの瞳が一層煌めいて見える。
「君の肌は、薄暗い方がよく映える」
白い指が釦を一つずつ外していく。
止めたいわけではないが、その様を見つづけられない。どうすればいいか分からなくて、指が宙をさ迷った。
「ルー…ファス…」
「ふっ。それに浅黒い肌が赤く染まるのは、見ていて気持ちがいい」
腹を指が這い、臍の窪みに引っ掛けられる。くすぐったいような感覚に、どこか腰に抜けるような甘い刺激が走る。
「んっ…、…ばか」
「それに随分と触り心地もよくなっている」
「…毎日、クリームやら塗りたくられてるから」
平民として暮らしていて肌に気を遣ったことなんてほとんど無かったが、ここに来て一変した。
「そういえば化粧品の申請が、よく来ると言っていたな」
「ひぇ…」
俺だって、商売人の端くれ。塗られているものの価値が分からないわけがない。あんなものを俺に塗っても、たいして違いなんてないのに。
「好きなだけ買うように伝えておこう」
「もっと有意義なことに使えよ」
くそ真面目な顔して何を言うかと思えば。じとりと見つめると、鼻先を軽く噛まれる。
「君に使うことよりも、有意義なことなんて思い付かないな」
「……絶対ほかにあるだ…ンッ」
これ以上は聞かないと言わんばかりに口を塞がれる。
ぬるりと、舌が入り込み口内を占領していく。
「…っ、…ふぁ」
さ迷っていた指が縋るように、ルーファスの腕を掴む。長い口付けに頭がぼぅとしてきた。
「な、が…んんっ、…ひぁ」
舌を柔く噛まれ、唇が離れていく。それだけでびくりと身体が震えた。
「濃い翠の瞳が溶けていくのは美しい」
「…なんで、いちいち感想を言うんだよ」
指が伸び、首筋を触れたかと思うと項に伸びる。
刻まれた痕を軽く指が滑る。
「んぁ」
「君を味わって抱くのは初めてだからだ」
「…っ、あ…だめ、そこっ…」
「ここを噛んだときは性急で…何より本能に支配されていた」
「…ん、ぁ…は、……ルー、ファス…」
傷痕のようなそこは触れられるだけで力が抜けてしまう。
ルーファスの瞳が鋭く光り、瞬間。
「…いっ!」
首筋に痛みが走った。皮膚を破るような感覚。
わけも分からずルーファスを見つめる。
「なに…?」
項を触れていた指が、こぼれ落ちそうな涙を掬う。
指を伝う雫をルーファスが舐めた。
「君のすべてを欲しい。ヴィルヘルム」
「……っ、趣味が悪い…!」
力を振り絞って側にあった枕を投げつける。
ひょいと軽やかに避けられてしまった。
「あっ、…ん、……やぁ、んぁ」
腰を上げ、後ろから穿たれる。とっくに力は抜けて揺さぶられるばかりだ。
ぐちゅぐちゅと水音が響いて耳を刺激する。
「…っ、あ、…ひぐっ」
「君の、っ小さな声は可愛らしいな」
「ああっ…」
執拗に項を噛まれる。びりびりとした感覚に涙が溢れた。本当に獣のようだと頭の片隅で思う。
「んあっ!」
「何を考えている?」
「…ルーファスっ、こ…とぁ」
「ふっ、君は嘘が下手くそだな」
「……っ、……」
天蓋に囲まれた寝台には匂いが満ちている。
呼吸のたびに存在を感じるのに、指が掴むのは白い寝具だけだ。
「ルー…ファスっ、…顔みた、い…」
身体をひっくり返えされ、顔が近付く。
瞳に写る自分を見たくないのに、アイスブルーの熱を見たくて目が離せない。
「可愛いことを言う」
「…っん、…あ、ぁっ……もっとぉ…」
首に腕を回す。身体ごと引き寄せられて、座ったルーファスの上へと乗せられる。
本能が求めているのか。俺が求めているのか。
境界がぼやけて溶けていく。それが嫌で仕方なかったのに、今は心地よさを感じてしまう。
「あ、あっ、ひぁ」
「ヴィルヘルム」
「んんっ」
声を閉じ込めるように口付けされる。奥まで拓かれ、突かれる度になにも考えられなくなっていく。
「……っ、……んぐ…ぁ、…ふぁ」
「ヴィルヘルム…」
繰り返し名を呼ばれる。
甘ったるく愛おしいものを呼ぶように俺の名に触れられる。
「…ルーファス…、すき」
耳元囁く。曖昧でない言葉が伝わるといい。
「ヴィルヘルム、私も愛している」
鼓動が跳ねる。言葉が返せなくて、ぎゅっと腕に力は入れる。
視界が滲んで、頭が真っ白になって意識までとけていった。
擽られているような感覚に目蓋を開ける。
「んっ…」
目を開けると、視界に広がるのは白い肌だ。ぱちっと瞬きしている間に声がかかる。
「起きたか?」
「ルーファス」
上を向く。氷の侯爵はどこへやらと言いたくなるような表情だ。こちらまで恥ずかしくなってくる。
「…朝?」
「いや、まだそんなに経っていない」
好き勝手されている間に意識を飛ばして、朝かと思ったがそうでもないらしい。
「…っ、ん…ルーファス…!」
会話している最中も項を擽る指が止まない。噛み痕があり急所でもあるそこは、なにかが掠めるだけで大げさなほど身体が震えてしまう。
「君はここが弱すぎる。可愛らしいがさすがに心配になる」
「お前が…っ、触るからだろ」
「私はいい」
「…あっ、…ゃあ、ん」
痕の一つ一つを確かめるように撫でられる。
「やはり首輪を作って正解だな」
「…そんなの作ってたのか?」
「ああ。銀を編み込んだ紐で結べるものだ」
「それはまあ…そうですか」
銀の持つ意味が分からないほど鈍くはない。ノルトハイム侯爵家の色でもありルーファスの髪色。
それを付ける意味。
「それに魔力を籠めれば、私しかほどけなくなる」
「……天下のノルトハイム侯爵様が余裕無さすぎでは?」
「そういった台詞は素面で言えるようでないと」
額に唇を落とされる。
「真っ赤な顔では、愛らしさしか残らない」
「おま、お、…っ!本当に趣味が悪い!」
逃げるようとすると抱き込まれる。
触れる肌はまだ熱く、何をしていたか思い起こされる。
「離せ…!」
「君が暴れても子猫の戯れでしかない」
「んぁ!」
何度も噛まれているのに、その刺激に慣れない。
睨み付けてやっても素知らぬ顔だ。
全てルーファスの手の内だと言うようで腹が立ってくる。
「…人のこと、がぶがぶ好きなだけ噛みやがって」
項に触れると、じくじくとした熱が解放されずにいる。
「言っとくが、俺がつけなきゃほどけないんだからな」
ルーファスの反応も待たずに、高い鼻先へと噛みつく。さっきのお返しだ。
そして顔を見ると、いつぞやに頭突きしたときのような間抜け面。
「ふっ、ざまあみろ」
その顔を見れるのは、多分俺ぐらいしかいないのだと思うと胸がすく気分だった。
率直な感想を言えば、美しい男の眉がしかめられる。
連れ戻されたときですら、もう少し穏やかな顔をしていた。
「それ以外に何になると?」
「…愛人かと…」
あ、と思うと眉間の皺が深くなった。
「ヴィルヘルム」
「いや、だってアーシェ姫との婚約を破棄されたのも、平民なんかを愛人にするなんてみたいになったのかと…」
「はぁ。君は私が責任を取らないとでも?」
「あ、愛人は、公的な責任を取ってないだけで…ほら。貴族同士でしか結婚しないし…」
「では、公的な責任は取らない男だと思っていたのだな」
いえ、そんなことは。と言ったところでルーファスの皺は伸びないだろう。
黙っているが一番、と返事しないことにした。
「そもそも君は平民だが、貴族の血は入っている。なんら問題もない」
「は!?そんなの知らない…」
「君のお婆様は、アルセルト国の姫君だ」
「アルセルトってあの滅んだ?」
確かに一夜にして滅んだとか滅んでないとか。西の砂漠の方にあった国だ。この国からは遠いが、行けない距離ではない。
「そういえば、どこで出会ったか聞いたら西の方とか言ってたような…?」
「滅んではいるが由緒ある血統だ。零から作るより簡単だ」
「……左様ですか」
法令遵守ではない気配を感じる。深く知ると深淵を見てしまいそうで、寒くもないのに身体を擦ってしまう。
そっと目線を外すと、ソファーに座っていた身体が突然猫のように持ち上げられた。
アイスブルーの瞳が変わらない温度で俺を見る。
「な、なんだよ」
「君には、私がどんな想いか知って貰う必要がある」
「……運命ならなんでもいいって言ってた癖に」
「今は君でないといけない」
すっと抱き上げられる。
持ち上がった身体が、軽々と寝台へと押し倒された。
「ルーファス…!」
寝台に乗り上げてきたルーファスが、天蓋の幕を引く。
部屋の明かりが遠くなって、薄明かりが寝台を照らす。アイスブルーの瞳が一層煌めいて見える。
「君の肌は、薄暗い方がよく映える」
白い指が釦を一つずつ外していく。
止めたいわけではないが、その様を見つづけられない。どうすればいいか分からなくて、指が宙をさ迷った。
「ルー…ファス…」
「ふっ。それに浅黒い肌が赤く染まるのは、見ていて気持ちがいい」
腹を指が這い、臍の窪みに引っ掛けられる。くすぐったいような感覚に、どこか腰に抜けるような甘い刺激が走る。
「んっ…、…ばか」
「それに随分と触り心地もよくなっている」
「…毎日、クリームやら塗りたくられてるから」
平民として暮らしていて肌に気を遣ったことなんてほとんど無かったが、ここに来て一変した。
「そういえば化粧品の申請が、よく来ると言っていたな」
「ひぇ…」
俺だって、商売人の端くれ。塗られているものの価値が分からないわけがない。あんなものを俺に塗っても、たいして違いなんてないのに。
「好きなだけ買うように伝えておこう」
「もっと有意義なことに使えよ」
くそ真面目な顔して何を言うかと思えば。じとりと見つめると、鼻先を軽く噛まれる。
「君に使うことよりも、有意義なことなんて思い付かないな」
「……絶対ほかにあるだ…ンッ」
これ以上は聞かないと言わんばかりに口を塞がれる。
ぬるりと、舌が入り込み口内を占領していく。
「…っ、…ふぁ」
さ迷っていた指が縋るように、ルーファスの腕を掴む。長い口付けに頭がぼぅとしてきた。
「な、が…んんっ、…ひぁ」
舌を柔く噛まれ、唇が離れていく。それだけでびくりと身体が震えた。
「濃い翠の瞳が溶けていくのは美しい」
「…なんで、いちいち感想を言うんだよ」
指が伸び、首筋を触れたかと思うと項に伸びる。
刻まれた痕を軽く指が滑る。
「んぁ」
「君を味わって抱くのは初めてだからだ」
「…っ、あ…だめ、そこっ…」
「ここを噛んだときは性急で…何より本能に支配されていた」
「…ん、ぁ…は、……ルー、ファス…」
傷痕のようなそこは触れられるだけで力が抜けてしまう。
ルーファスの瞳が鋭く光り、瞬間。
「…いっ!」
首筋に痛みが走った。皮膚を破るような感覚。
わけも分からずルーファスを見つめる。
「なに…?」
項を触れていた指が、こぼれ落ちそうな涙を掬う。
指を伝う雫をルーファスが舐めた。
「君のすべてを欲しい。ヴィルヘルム」
「……っ、趣味が悪い…!」
力を振り絞って側にあった枕を投げつける。
ひょいと軽やかに避けられてしまった。
「あっ、…ん、……やぁ、んぁ」
腰を上げ、後ろから穿たれる。とっくに力は抜けて揺さぶられるばかりだ。
ぐちゅぐちゅと水音が響いて耳を刺激する。
「…っ、あ、…ひぐっ」
「君の、っ小さな声は可愛らしいな」
「ああっ…」
執拗に項を噛まれる。びりびりとした感覚に涙が溢れた。本当に獣のようだと頭の片隅で思う。
「んあっ!」
「何を考えている?」
「…ルーファスっ、こ…とぁ」
「ふっ、君は嘘が下手くそだな」
「……っ、……」
天蓋に囲まれた寝台には匂いが満ちている。
呼吸のたびに存在を感じるのに、指が掴むのは白い寝具だけだ。
「ルー…ファスっ、…顔みた、い…」
身体をひっくり返えされ、顔が近付く。
瞳に写る自分を見たくないのに、アイスブルーの熱を見たくて目が離せない。
「可愛いことを言う」
「…っん、…あ、ぁっ……もっとぉ…」
首に腕を回す。身体ごと引き寄せられて、座ったルーファスの上へと乗せられる。
本能が求めているのか。俺が求めているのか。
境界がぼやけて溶けていく。それが嫌で仕方なかったのに、今は心地よさを感じてしまう。
「あ、あっ、ひぁ」
「ヴィルヘルム」
「んんっ」
声を閉じ込めるように口付けされる。奥まで拓かれ、突かれる度になにも考えられなくなっていく。
「……っ、……んぐ…ぁ、…ふぁ」
「ヴィルヘルム…」
繰り返し名を呼ばれる。
甘ったるく愛おしいものを呼ぶように俺の名に触れられる。
「…ルーファス…、すき」
耳元囁く。曖昧でない言葉が伝わるといい。
「ヴィルヘルム、私も愛している」
鼓動が跳ねる。言葉が返せなくて、ぎゅっと腕に力は入れる。
視界が滲んで、頭が真っ白になって意識までとけていった。
擽られているような感覚に目蓋を開ける。
「んっ…」
目を開けると、視界に広がるのは白い肌だ。ぱちっと瞬きしている間に声がかかる。
「起きたか?」
「ルーファス」
上を向く。氷の侯爵はどこへやらと言いたくなるような表情だ。こちらまで恥ずかしくなってくる。
「…朝?」
「いや、まだそんなに経っていない」
好き勝手されている間に意識を飛ばして、朝かと思ったがそうでもないらしい。
「…っ、ん…ルーファス…!」
会話している最中も項を擽る指が止まない。噛み痕があり急所でもあるそこは、なにかが掠めるだけで大げさなほど身体が震えてしまう。
「君はここが弱すぎる。可愛らしいがさすがに心配になる」
「お前が…っ、触るからだろ」
「私はいい」
「…あっ、…ゃあ、ん」
痕の一つ一つを確かめるように撫でられる。
「やはり首輪を作って正解だな」
「…そんなの作ってたのか?」
「ああ。銀を編み込んだ紐で結べるものだ」
「それはまあ…そうですか」
銀の持つ意味が分からないほど鈍くはない。ノルトハイム侯爵家の色でもありルーファスの髪色。
それを付ける意味。
「それに魔力を籠めれば、私しかほどけなくなる」
「……天下のノルトハイム侯爵様が余裕無さすぎでは?」
「そういった台詞は素面で言えるようでないと」
額に唇を落とされる。
「真っ赤な顔では、愛らしさしか残らない」
「おま、お、…っ!本当に趣味が悪い!」
逃げるようとすると抱き込まれる。
触れる肌はまだ熱く、何をしていたか思い起こされる。
「離せ…!」
「君が暴れても子猫の戯れでしかない」
「んぁ!」
何度も噛まれているのに、その刺激に慣れない。
睨み付けてやっても素知らぬ顔だ。
全てルーファスの手の内だと言うようで腹が立ってくる。
「…人のこと、がぶがぶ好きなだけ噛みやがって」
項に触れると、じくじくとした熱が解放されずにいる。
「言っとくが、俺がつけなきゃほどけないんだからな」
ルーファスの反応も待たずに、高い鼻先へと噛みつく。さっきのお返しだ。
そして顔を見ると、いつぞやに頭突きしたときのような間抜け面。
「ふっ、ざまあみろ」
その顔を見れるのは、多分俺ぐらいしかいないのだと思うと胸がすく気分だった。
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