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王都のど真ん中に建つ大きな家族で住む家、つまり王城の一室でウィルは楽しそうに第三王子侍従のニコライとかくれんぼをしている。王城の外には、建国記念日を祝うイベントで人が沢山集まって、窓を閉めても騒々しい。今日は新しいロイヤルファミリーのお披露目が広場である。平民出身の妃に市民は大盛り上がりらしい。
二人は大きな声で繰り返す。
「もうい~~かい」
「まぁららよぉ」
「もうい~~~かい」
「まぁぁららよぉ」
「もうい~~~~かい」
「まぁぁぁぁららよぉ」
「一生やってそうだな。ニコライ、ウィルの衣装が汚れないか」
「大丈夫ですよ、家具も全て新品なんですから」
「そうよ、レオ。多少汚れたって、観衆の皆さんからは見えません。見て、まだお尻が見えてる…ふふ。隠れる場所も遊び相手も多すぎて、一生かけてかくれんぼが出来そうですね」
山中の一軒家は古くて小さくて、かくれんぼなど二か所くらいでしか出来なかった。
「そうだな。何せ母親は四年間隠れ切ったカクレンボチャンピオンだ!」
「うふふ。でも、どうしてあの婚活バーで見つかったの?」
「全ての役所に君の名前が挙がった時点で連絡するように触れを出していたからな。戸籍の住所はずっと局預かりの寮のままだったけど、気づいたらウィルの名前が入ってて、これは俺の子じゃないかって慌てて勅命を出して国内全域で延々と見張ってたんだ」
「なるほど。確かに本名で登録したのはあの時一回きりでしたね」
「そう、ウィルの託児チケットも、初めて。最初は待ち伏せしようと思ったんだが、ライトンがそれは悪手だと言うから、イベント自体を買い上げた。あの自主的に帰った男以外は全員サクラだ。自分語りには丁度いいし、ルールを作って色々と確認しようと。多分僕の姿を見たら逃げるだろうし」
「ルール…」
国内でレベル5は紫色の瞳の人間だけなのだ。だから彼らは王族になった。レベル5の内容は全ては開示されていないけれど、代表的な能力が無効化。つまり、全ての魔法を0にしてしまえる。ほとんどチートのような力だ。だからギリアムだろうとレベル0だろうと、レオに対して嘘発見器は作動しなかった。
「ずるいですよね? 自分は姿かたちから嘘だらけなのに、私には水を浴びせて」
「ははは」
「笑ってごまかす?」
「ごめんなさい」
「もう。でもしゅんとして謝るレオは可愛いですね! 一生これで謝ってもらおうかしら」
「生涯最高に可愛い嘘だった。喜んで謝ろう」
蕩ける様な笑顔で、レオの唇が落ちてくる。
かくれんぼしている二人に隠れて、私たちはコッソリとキスをした。
二人は大きな声で繰り返す。
「もうい~~かい」
「まぁららよぉ」
「もうい~~~かい」
「まぁぁららよぉ」
「もうい~~~~かい」
「まぁぁぁぁららよぉ」
「一生やってそうだな。ニコライ、ウィルの衣装が汚れないか」
「大丈夫ですよ、家具も全て新品なんですから」
「そうよ、レオ。多少汚れたって、観衆の皆さんからは見えません。見て、まだお尻が見えてる…ふふ。隠れる場所も遊び相手も多すぎて、一生かけてかくれんぼが出来そうですね」
山中の一軒家は古くて小さくて、かくれんぼなど二か所くらいでしか出来なかった。
「そうだな。何せ母親は四年間隠れ切ったカクレンボチャンピオンだ!」
「うふふ。でも、どうしてあの婚活バーで見つかったの?」
「全ての役所に君の名前が挙がった時点で連絡するように触れを出していたからな。戸籍の住所はずっと局預かりの寮のままだったけど、気づいたらウィルの名前が入ってて、これは俺の子じゃないかって慌てて勅命を出して国内全域で延々と見張ってたんだ」
「なるほど。確かに本名で登録したのはあの時一回きりでしたね」
「そう、ウィルの託児チケットも、初めて。最初は待ち伏せしようと思ったんだが、ライトンがそれは悪手だと言うから、イベント自体を買い上げた。あの自主的に帰った男以外は全員サクラだ。自分語りには丁度いいし、ルールを作って色々と確認しようと。多分僕の姿を見たら逃げるだろうし」
「ルール…」
国内でレベル5は紫色の瞳の人間だけなのだ。だから彼らは王族になった。レベル5の内容は全ては開示されていないけれど、代表的な能力が無効化。つまり、全ての魔法を0にしてしまえる。ほとんどチートのような力だ。だからギリアムだろうとレベル0だろうと、レオに対して嘘発見器は作動しなかった。
「ずるいですよね? 自分は姿かたちから嘘だらけなのに、私には水を浴びせて」
「ははは」
「笑ってごまかす?」
「ごめんなさい」
「もう。でもしゅんとして謝るレオは可愛いですね! 一生これで謝ってもらおうかしら」
「生涯最高に可愛い嘘だった。喜んで謝ろう」
蕩ける様な笑顔で、レオの唇が落ちてくる。
かくれんぼしている二人に隠れて、私たちはコッソリとキスをした。
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